80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

80年代当時を知らない、平成世代の特権

最近、仕事が忙しくなってきてマトモにアニメが観れていないSATAトミオです

アニメも観れなければ、資料収集などをしてブログを記事化できない現象

というわけで資料収集も必要とせず、80年代アニメが好きな25歳の私・SATAトミオがアニメ観を語る"通称:若造語り" をお送ります


同世代の仲間がいない…高校時代は辛かった…など、いつもは暗いムードがパターンとなりつつある"若造語り"…

暗いことばかり書いていてはつまらないアニメライフを過ごしていると思われるので、今回は【80年代当時を知らないからこそ手に入れる、平成生まれの特権】について語っていきます

 

生まれる時代を間違えたからといって嘆いているばかりではございません!

この時代に生まれたなりのメリットというのがあるのです(キラッ⭐️)

(今回の記事は若干、リアルタイム世代の方々に喧嘩を売っている内容になっていますが、温かい気持ちでご覧ください。)

 

今、熱量がハンパない

当たり前の話ではありますが、80年代アニメというのは今から30年以上も前の作品になります

私は現在25歳であるため、放送当時を知らないわけです(これも当たり前の話ですね)


しかし、そんな30年前の作品を語る為に80年代アニメブログを開設し書く理由は、熱量がハンパなくあるということであります

ガンダムZZ』に魅了された中学二年生(14歳)の時、それから約10年…取り憑かれたかのように80年代アニメを観てきました

80sanime.hatenablog.com
つまり、私が熱く語る80年代アニメというのは、14歳〜25歳の約10年間に観た作品ということです

ファン歴でいうと短いのがちょっと恥ずかしいところでありますが、現在進行形で愛しているというわけです

たまにリアルタイム世代の方のコメントで〈昔は良かった…〉みたいなのがありますが、我々は今を楽しんでいるのです!

決して、過去を語っているわけではありません!!

懐古厨ではありません!!!!!


〈どんなに昔の作品でも、知らない・観ていなければ最新作である〉…この言葉は受け売りでありますが私のスピリッツに刻まれた言葉であります

私が熱く語る80年代アニメは、現在巷で話題になっている「鬼滅の刃」と全く同じなのです

これは冗談でなく本気で思っています!

ただ製作された時代が違うだけで、自分の中での熱量は最近アニメを愛するファンと同じ以上だと自負しています

こういった視聴感覚はリアルタイム世代の方にはないかと感じます

 

当時の時代背景に惑わされずに作品を観ることができる

平成世代とリアルタイム世代とで決定的に何が違うのかというと…当時のトレンドやブームを知らない(体験していない)ということです

何度も言いますが、1989年以降に生まれた…いわゆる"平成世代"というのは80年代の空気を体験していない世代であります

オレたちひょうきん族」や「夕やけニャンニャン」などの当時のバラエティ番組も知らず、そこから流行ったギャグなども知りません

更に、当時を知らないということは黒電話などの当時のテクノロジーなどにも触れていないことを意味しているのです

そんな平成世代の私たちが、なぜ80年代アニメという30年以上も前の(古い)作品を楽しむことができるのかというと…テクノロジーとトレンドは関係がないということです

以前に『平成生まれの若者は、昔のアニメを「古い」と感じるのか』という記事を書いたのですが、結論だけでいうと「古い」と感じることはありません

(詳しくはこちら↓)

80sanime.hatenablog.com


では80年代アニメの何に感銘を受けて、ここまでドップリはまり込んでいるのかというと…単純に面白いからです


セル画が〇〇とか、声優が〇〇とか、語り口を広げれば幾らでも語り伝えれますが、"面白い"というシンプルな言葉だけで充分だと感じます

観ていて気持ちがいいということです

 


当時の空気を知らないということはプラスな面を多いのであります

 

例えば80年代ジャンプ作品である『聖闘士星矢』という作品で【黄金聖闘士(ゴールドセイント)】という12星座をモチーフにしたキャラクターたちが登場します

しかし、この黄金聖闘士が生まれたことで、非常なカースト制度が学校内であったとされています(あくまで当時を知りませんからね)

作中内で弱い(活躍がない)黄金聖闘士と同じ星座であれば、強い黄金聖闘士と同じ星座のクラスメイトには逆えずに立場関係が決まります(ちなみに私は乙女座でありますので、カースト制度でいえばトップクラスです(笑)

帰宅途中のカバン持ち、掃除当番の押し付けなど…この星座カースト制度により非常な体験をされた方も多いかもしれません


当時を知らない自分としてはちょっと羨ましくも思えますが、カーストが低い当時辛い思いをした星座の方は『聖闘士星矢』という作品に恨みがあると思います

(詳しくは〈星座カースト制度〉で検索ください)


そして現在、当たり前の話ですが『聖闘士星矢』のカースト制度を知っている20代・10代の方は殆どいません

そういった当時の時代背景に囚われることなく素直な気持ちで作品を観れるのは、当時を知らない平成世代の特権であると言えます

 

マイノリティであるがゆえに同年代の同志と出会える喜び

80年代アニメが好きな平成世代というのは中々いないものです

生まれる以前のアニメであるわけですから当然といえば当然ですよね

つまり自分のような存在は"マイノリティ(少数派)"であるわけです


自分もブログやTwitterを始める前までは、何をするにも一人でありました

80年代アニメに関するイベントへも一人で行き、誰とも語ることなく一人で熱くなっていたのです

その為、80年代アニメ好きな若者など自分一人だけだと勝手に思っていました(今に思えば笑い話でありますけど)

そしてブログ開設と共に本格的にTwitterを始め、昔のアニメが好きな同じ若い方がにいることに感動しました

それも一人二人でなく、10数人以上もいる!

同世代の同じ趣味の若い方の存在は貴重であり、存在そのものが励みになります

〔自分の愛するものは間違いでなかった〕と思える…マイノリティで限られた存在だからこそ、好きを共有できるだけで救われるのです


そして交流してみて、同じ悩みや経験を持っているので共感することだらけであります

そういう思いから実際に会って話しがしたいと感じ、今年に入って3人の同世代のフォロワー様とお会いしました

皆さん自分よりも年齢が若い10代の方でありながら、知識が豊富で驚かされました

そして何より…がすごい!

 

先ほども書かせていただいたように、今の若い人たちは現在進行形で作品を愛されています

そういった点でも自分と同じであり嬉しかったです


今後とも、同じ趣味を共有できる若い同志の方とはお会いして話しができればと思っています(よろしくお願いします!)

80sanime.hatenablog.com

 

リアルタイム世代への嫉妬

正直なことを言うと70年代に生まれ、リアルタイム世代の方と同じように80年代アニメを観ながら当時の玩具などに触れて育ちたかったというのが本音です

しかし平成に生まれ、当時の空気を知らないからこそ80年代アニメの素晴らしさを色眼鏡で見ることなく感じとり、今現在も惹かれているのだと思います

たぶん当時に生まれて何気なく80年代のアニメを観て育ていたら、その時代を特別とも感じることなく〔若い世代に伝えよう!〕とする活動もしていなかったでしょう

今こうして、〔80年代アニメを伝えたい!〕とブログなどで発信しているのは、今の若い世代の心もを震わせることができるという確信的な自信があるからです

それができるのはリアルタイム世代ではなく、当時の空気を知らない25歳の若造である自分のような存在だと感じています

 

あえてこう言います…

平成に生まることができてよかった!!

 


 

記事の冒頭で、"リアルタイム世代の方に喧嘩を売っている"と書きましたが、これは嫉妬の裏返しです

今回のブログ記事を読んでいただいたリアルタイム世代の方が〈平成に生まれて80年代アニメを語るのも悪くないな〉〈逆に平成に生まれて同じ思いを共有したかった〉と思ってもらえば、平成世代が語る昔のアニメ観というのにも意味があるように思えます


平成世代とリアルタイム世代で"ベルリンの壁"を形成するような記事に書き上がってしまいましたが…"素晴らしい作品は、いつまで素晴らしい!"この思いだけは全世代共通であります

平成世代が知らない当時のことをリアルタイム世代に教わり、リアルタイム世代が知らない平成世代の感覚をリアルタイム世代に伝える…

そういったWin-Winな関係が、80年代アニメを次世代に伝えていくことに繋がると考えています

 

今後とも、よろしくお願いします!

(リアルタイム世代の方々、この度の失礼な言動の数々をどうかお許しくださいませ…(謝罪)

 

今後も80年代アニメ関する記事を書いていきますので、読者登録お願いします!

 
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20代の若造ならではの視点で書いた「若造語り」シリーズ、他にも色々と書いていますので見ていただけると嬉しいです♪↓
 

名作プレイバック第4回『戦闘メカ ザブングル』笑って元気に走れ🏃‍♂️❗️

新型コロナウィルスの影響で最近の休日の過ごし方は、喫茶店に行くか家でアニメばかりを観ているSATAトミオです

 

問題が深刻化してきて怖いですよね…体が丈夫であればウィルスに感染しないのかな?と少し考えてしまう次第です

 

そんなわけで名作プレイバック第4回の今回は、新型コロナウィルスすらも跳ね飛ばしそうな免疫力の強いキャラクターが登場する富野由悠季監督作品戦闘メカ ザブングルを紹介します

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相次ぐイベントの中止・延期で暗いムードが立ちこめる現在でありますが、そんな時こそ『ザブングル』ようなバカみたいに明るく元気になれる作品を振り返り、今を生きる力を教えてもらうべきだと考えました

 



戦闘メカ ザブングルとは、1982年にサンライズ(当時:日本サンライズ)製作で全50話放送された富野由悠季監督のロボットアニメ作品です

本作は、富野監督が「富野 喜幸」から「富野 由悠季」へと改名後の最初の作品であります

 
あらすじーー

惑星ゾラという地球で文明レベルも低く野性的な庶民階級の"シビリアン"、それを支配し密閉型のドームで生活する"イノセント"という支配階級の身分が存在する西部劇的な世界の物語です

シビリアンはイノセントにブルーストーンという鉱石を上納し、物資やWM(ウォーカーマシン)と取引します

その為ブルーストーンは貴重なものであり、鉱石を掘る"ロックマン"、それを買い取り商売をする"運び屋(交易商人)"、横取りしようとする盗賊から守る用心棒"ブレーカー"というシビリアン内で経済が成り立っています


そんな惑星ゾラに窃盗や殺人などの犯罪を犯しても三日間逃げければ全てが許される【3日の掟】があります…要するに三日間のうちに復讐できなかった方が悪いという弱肉強食の掟です

しかし、一匹狼の"ブレーカー"ティンプ・シャローン(cv.田中崇(現・銀河万丈)に両親を殺された主人公・ジロン・アモス(cv.小滝進(現・大滝進矢)は、その掟を破って三日間過ぎても追いかけるのです

ティプンを追うジロンはアイアン・ギアーの仲間と出会い、やがてイノセントを敵に回す事態になります…さて!

 


ザブングル』はコメディを中心として描かれている作品でありますが、シビリアンとイノセントの階級差やジロンの両親の敵討ちなどシリアスなシーンも多く、エンターテインメントに溢れている作品であります


私は80年代アニメの中でも特に『ザブングル』に思い入れが深く、中学二年生の時にCS放送で『ガンダムZZ』を観て、その次に観た80年代アニメが本作でした

その時の記憶はほとんど無いのですが、とにかくゲラゲラ笑いながら観ていて毎日が楽しかったのを憶えています

ザブングル』という作品は80年代ロボットアニメの中でも異色…しかし、どの作品よりも伸び伸びと勢いがあり、アニメーション本来の豊かさを持った作品だと感じています

だって勝手にキャラクター達が走り出すのですから(笑)

未見の方には、是非そんな体験をしていただきたく今回の紹介記事を書いています

80sanime.hatenablog.com

 

主役は二人のヒロイン!?

ザブングル』といえば、男勝りで山賊サンドラットのリーダーであるラグ・ウラロ(cv.島津冴子)と、演劇などの文化的なことに愛するエルチ・カーゴ(cv.横尾まり)の対照的な二人のヒロインが魅力的な作品です

対照的な二人のヒロインは、主人公ジロンよりも主役であると感じさせられます

ここで紹介させていただきます

ラグ

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WM(ウォーカーマシン)や物資を狙う山賊・サンドラットの女リーダー

男勝りな性格で自分が女性という自覚があまりないからなのか、男の前でも裸になることに抵抗が少ない

その為普段から女性として扱われず、ジロンが女性として接すると照れたりします

また惚れた男に尽くすタイプで、ジロンにベッタリとくっついて離れないのが印象的なキャラクターであります

 

エルチ

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運び屋の中でも屈指の力を持つ、キャリング・カーゴの娘

惑星ゾラに文化の花を咲かせようと演劇や読書を好む女性

その為、高貴的な文化を持つイノセントを神様のように崇めています

手を使い食事するシビリアンが多いの中で、ナイフやフォークを使い常に気品高く生きるエルチでありますが、怒ると脚を大きくあげてパンツが見えたりなど誰よりも品がなくなってしまう欠点があります

またナイフの使い手であり、お嬢様とはいえ厳しいシビリアンの世界を生きる為に身につけたものかと想像させられます

二人は常にジロンを巡り熱い小競り合いをします

よくいうハーレムというやつです

ではなぜ、ラグとエルチがジロン以上に主役であるかというと、それぞれにしっかりとした"生き様"が描かれているということです

ラグとエルチはジロンだけを愛するのではなく、他の男にもなびく時がある…これこそが『ザブングル』、富野作品に生きる女性の素晴らしさなのです

自分の考えをしっかりと持ち、時に主人公の元から身を引き敵対もする…運命的な出会いと別れを繰り返して、ヒロインもまた成長していきます

 

ヒロインにも独自の物語があり、女性としての一筋の芯があるからこそ『ザブングル』のキャラクターはアニメを超えた存在になりうるのであります

 

ザブングル』をご覧になる際は、ラグとエルチ(+.チル、ビリン、マリアなど)のヒロインの恋の駆け引きに注目してください!

 

ザブングル』が生んだパターン破りの数々

ザブングル』という作品には、代名詞である【パターン破り】という言葉があります

実はこの【パターン破り】の数々が常識を覆し、その後のロボットアニメに大きく影響を与えていることをご存知でしょうか?

ザブングル』を語る上で外せないパターン破りを紹介していきます

 


パターン破り① ネジ目と土饅頭

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ザブングル』のキャラクターデザインをされたのは、富野作品で『無敵鋼人ダイターン3』の敵側や『伝説巨神イデオン』も担当された湖川友謙さん

湖川さんは70年代タツノコプロの作品に多く参加されていて劇画タッチのキャラクターを得意とする方でありますが、『ザブングル』ではそれらとは違ったアニメ的な優しいラインが魅力の作品です

また瞳のハイライトに一本の斜線が入る"通称:ネジ目"は『ザブングル』の代名詞であり、キャラクターをより豊かな表情に魅せる演出をします

 
主人公とは、美形でありカッコいいものである…という根底を覆したのも『ザブングル』が起こしたパターン破りの一つであります

ジロンは主人公でありながらふっくらとした丸顔で、作品内でも"土饅頭(どまんじゅう)"や"メロン・アモス"と呼ばれバカにされるシーンがあります

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メロン・アモス

ちなみに土饅頭とは、「グリム童話」に収録されている作品の一つであり、土を饅頭のように小高く盛り上げて作った墓のことらしいです

(今回の件で調べて、ちゃんとした意味を知りました…)

 

パターン破り② 主人公メカが二体!?

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主人公メカといえばロボットアニメの花形

プラモデルやおもちゃなどのグッズが発売されて、作品の顔となり番組人気を決める重要な部分であります

本作では第一話に"ザブングル"と呼ばれる青いロボット・WM(ウォーカーマシーン)が登場し、なんと二体登場するのです

全く同じデザイン・同じ色のロボットが二体…これまで(1982年)にそんな作品はなく、『ザブングル』が初めだと言われています

ザブングルには機体後ろに翼がついており、戦闘で翼が折れた機体をジロンが、もう一機をエルチ又はラグが使って作品中盤まで登場します(同型の主人公メカでも翼の違いで差をみせるあたり、よく考えられています)

 

パターン破り③ 主人公メカ交代

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先ほども言ったとおり、主人公メカとは花形です!作品の顔なのです!!

ザブングル』では作品中盤に主人公が新型WM・ウォーカーギャリアへと乗り換えます

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ウォーカーギャリア

今では主人公メカの交代は長期ロボットアニメ作品の楽しみの一つとされていますが、当時としては画期的なこととされています

その後の富野作品でも『聖戦士ダンバイン(ダンバインビルバイン)』『機動戦士Zガンダム(ガンダムMK-Ⅱ→Zガンダム)』など、数多くの作品に取り入れられました

主人公メカが交代することにより、新型メカのプラモデルやおもちゃを発売させることができます

作品に新しい風を入れたい製作側と新商品を製作し新たな利益を得たいメーカー側、両者の利害が一致したWin-Winなパターン破りというわけです

 

パターン破り④ メタなセリフ

ザブングル』という作品はコメディとシリアスを織り交ぜた作品です

その為、作品内で使われるメタ台詞も『ザブングル』の世界を彩る調味料となるのです

メタ台詞とは、キャラクターが作品の枠を超えて視聴している側に語りかけてくることなど

 
例えば…決戦に向かう前、ザブングルを重装備にしたときのジロンのセリフ

「ちょっと重すぎたかな?成せばなる、ザブングルは男の子!」

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あともう一つ有名なのが、死の淵に追い込まれたときのジロンのセリフ

「そう簡単に死ぬるかよ、アニメでさあ!」

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その他にも、敵が攻めてきて持ち場を求めるアイアン・ギアーの仲間・ダイクに対して「サブキャラだからな、ブリッジに行ってよ」というジロンのセリフがある(ひどい)


 

メタ台詞というのは一つ間違えれば作品の世界観を潰しかねない、いわば綱渡りのようなもの…

しかし『ザブングル』という作品にかかれば、どんなシーンもザブングルだからねぇ〕で全て解決するのです!

どんなことが起きようとその世界観を受け入れてる…これはオカシなことがちょっとでもあればすぐに批判する最近のアニメの流れに対して、もう少し柔軟にアニメを観ればと思うところです

 

ザブングル』を観るときぐらいは、気を抜いて楽しくアニメを観ましょう

 

銀河万丈ボイス冴え渡る、次回予告

ザブングル』といえば、倒置法が多様された独特な言い回しが癖になる次回予告も忘れてはならない魅力です

次回予告を担当されているのは、本作のナレーションやティンプ役でお馴染みの銀河万丈さん

「富野節」でリズムよく語られる次回予告…そしてタイトルコール後の決めフレーズ「さて…!」

そういった楽しみが散りばめられているが本作の特徴であり、この次回予告を聴くと次のエピソードが早く観たくなる魔法にかかります

 

ラストシーンが違う!

ザブングル』にはTV版(全50話)の他に、作品終了後に公開された劇場版アニメザブングルグラフィティ』という作品があります

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名シーンを編集して繋げたダイジェスト方式が取られ、TV版を観た時とは違った印象を受ける作品となっています

ストーリーは基本的には同じでありますが、ラストシーンが少し違います

少し違うといっても確信的な部分が違うので、どちらのエンディングが好みかは賛否が分かれるところです

しかし、どちらのラストも『ザブングル』らしく、またその後のストーリーが豊かになるであろうと感じる素晴らしいエンディングになっています

TV版を観た方でも劇場版はまだという方は、是非『ザブングルグラフィティ』も観てください!!

 

みんな 走れ!で別れです

ザブングル』という作品は画面いっぱいにキャラクター達が走る・走る…とにかく走り回る作品です

観ているだけで感情がお腹いっぱいになり、観終わった後に〔あぁ〜…〕と大きな息をつきたくなるほど世界観に入り込めて、ある意味疲れる作品であります

しかし、逆に言えばこれ程までに自分の欲に忠実で、思いをぶつけて突き進む作品というのも少ないように思えます…いや、唯一無二です!

色んな柵(しがらみ)に囚われている現代、今・特に新型コロナウィルスの影響で学生の方は臨時休校で不安な思いをされていると思います

 

80sanime.hatenablog.com

80sanime.hatenablog.com


だからこそ『ザブングル』に登場するキャラクター達のように"パターン破り"で、暗い世の中を共にたくましく走り抜けましょう!

 


君は走るか、俺たちゃ走る!

GET IT!!

JUST RUNING!!!

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みんな 走れ!!

 

次回予告 (※銀河万丈ボイスでお楽しみください。)

 新型ウィルスの存在なぞ、ジロン・アモスに関係ございません

ウィルスの脅威を跳ね除けて、憎きティプンに迫ります

今、一世一代の大勝負

ザブングル』を観てれば怖くはない

次回、『戦闘メカ ザブングル

「みーんな『ザブングル』観て♪」

さて…!

 

 
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 前回の【名作プレイバック】↓

80sanime.hatenablog.com

 

次回の【名作プレイバック】↓

80sanime.hatenablog.com

【💥学生必見💥】dアニメストアで観れる80年代アニメ❹選

全国の小中高生の皆様こんばんは、SATAトミオです


新型コロナウィルスの影響による突然の臨時休校…色々と不安なこともあるでしょう

しかし、マイナスばかりに考えていてはせっかくの時間が勿体ないです!

物事は常にプラスに考えましょう♪


前回、臨時休校に伴い『アニマックス』と『キッズステーション』の平日無料放送に踏み切ったことについての記事を書きました

80sanime.hatenablog.com

その中でCS放送で出会う、"偶然の出会い"というものを書かせていただきました

しかし、別に偶然の出会いだけでなくても必然的に出会いに行ってもいいのです!


時間があるであろう今こそ、色んな作品に出会うとき…80年代アニメを観てもらう時です!

こんな時こそ80年代アニメ!

80年代アニメをじっくり観れるチャンスでございます


ということで、今回はオススメの80年代アニメを紹介します!

しかし、いくら臨時休校で時間があるとはいえ学生さんは色々と忙しいものです

そんなことも考えて、月額400円(税抜)と比較的安価で観れる動画配信サービスdアニメストアさんで、なおかつ2クール(約26話)ほどの短めで観やすい作品を選びましたのでご検討ください!どうぞ!!

 

超時空要塞マクロス(1982)

1982年に全36話で放送された『マクロス』シリーズの一作目であり、80年代に3作品放送された『超時空』シリーズの一作目でもあります("初代マクロス"という言い方もされますね)

 

今も続く『マクロス』シリーズの原点が詰まった作品というわけです

つまり、この作品を観ておけば『マクロス』シリーズの疑問点が全て解けます(先に『マクロスF』を見ていた自分は世界観に?でありましたが、『超時空要塞マクロス』を観てからだと結構理解できるようになったという経験があります)

そう言った点でも抑えていてほしい作品です

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あらすじーー謎の宇宙要塞が地球に不時着…それを地球軍は自分たちの戦艦として使用しようと改造します

そして迎えた進宙式、宇宙から現れた謎の生命体【ゼントラーディ軍】に対して突然「マクロス」が動き出し宇宙へと進出しまいます

マクロス」は宇宙に漂流し、そこに巻き込まれ遭難してしまう、一条輝(cv.長谷有洋)とリン・ミンメイ(cv.飯島真理)

奇妙な出会いから始まる恋の物語…そこに加わる早瀬未沙(cv.土井美加)との恋のトライアングル(三角関係)が魅力的な作品です

 

マクロスシリーズ伝統の恋の三角関係

マクロス』シリーズといえばやはり三角関係の恋模様ですよね

マクロスΔ』だとハヤテ・フレイア・ミラージュ、『マクロスF』だとアルト・ランカ・シェリル、『マクロス7』だとバサラ・ガムリン・ギギル…(違うw?)と作品を盛り上げてくれる重要な魅力であります

そして初代『マクロス』でも、飛行機乗りの一条輝、中華店の看板娘からスターへの階段を上るリン・ミンメイ、エリート育ちで恋に不器用な女性士官である早瀬未沙の三角関係が作品の肝でもあります

特に早瀬未沙は声を演じられた土井美加さんと共に私の大好きなキャラクターであり、語らせたらキリがないので今回は自重します

(過去に早瀬未沙の魅力を変態チックに書いた最高に気持ち悪い記事はこちら↓)

80sanime.hatenablog.com

 

バーチャルアイドルの先駆け

マクロス』シリーズのもう一つの魅力といえば、"歌"であります

今までに数多くの素晴らしい楽曲を誕生させてきた『マクロス』シリーズ

初代『マクロス』では、リンミンメイ役の飯島真理さんが歌われており、素晴らしい名曲が沢山あります

マクロスF』のランカちゃんも歌った「私の彼はパイロット」、イントロのリズムが最高な「小白竜」、感動的な場面で流れる「愛は流れる」など、まだまだたくさんありますので、是非本編を観てお気に入りの曲を見つけてください!

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機甲創世記モスピーダ(1983)

1983年に全25話で放送されたタツノコプロが製作したロボットアニメ?…というよりもバイクアニメというのが正しいように思います

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あらすじーー異星人・インビットに制圧された地球を救う為にスティック(cv.島田敏)たち地球軍は地球降下作戦を開始します

しかし、スティックはインビットの攻撃を受けて目的ポイントから離れてた地に不時着するのです

そこで地球生まれの青年・レイ(cv.大山尚雄)と出会い、インビットの本拠地を制圧する為に仲間たちが集まるレフレックス・ポイントへ共に向かう物語


レフレックス・ポイントを目指し各地を訪れるロードムービーでありますが、荒廃した町で様々な人と出会い、悲しくもコミカルに描かれる世界観が特徴の作品であります

 

仲が良いだけがチームじゃない

真面目な軍人のスティックと自由奔放なレイの凸凹コンビの絶妙な掛け合いも魅力的です

さらに、ヤンキー娘感がある女性・フーケ(cv.土井美加)、常に結婚のことばかり考えているキャピキャピ少女・ミント、大柄な体型のわりに気が弱い元軍人・ジム(cv.西村知道)、普段は男性の姿をしているが女装して各地を回る人気シンガー・イエロー(cv.鈴置洋孝/松木美音(女装時)と個性的な仲間たちがいます

そして番組後半からは言葉もまともに話せない謎の女性・アイシャ(cv.高橋美紀)が加わり、作品をより面白いものにしてくれます

 

仲間と書きましたが、それぞれのキャラ同士がそんなに仲が良いわけではありません

喧嘩は日常茶飯事でバラバラになるシーンも珍しくありません

しかし、仲が良くなくても不思議な絆で繋がっているのが素晴らしく本作の魅力であります

 

伝説のアニメーター・金田伊功が送る最高のオープニング

モスピーダ』で忘れていけないのは音楽であります

ジブリ音楽で知られる久石譲さんが本作の音楽をされていて、劇伴・挿入歌ともに幅広い音楽が『モスピーダ』の世界を魅力を引き立たせてくれています

その中でもOP「失われた伝説を求めて」は80年代アニメ史の中でも外せないオープニングであります

オープニング映像を、金田パースなどで70・80年代のアニメ業界に多大な影響を与えたアニメーター・金田伊功さんが担当

キャラクターの捉え方や独特のアングルなど、本編とはひと味も二味も違う金田流の映像作りが斬新で癖になります

オープニングを歌われているアンディさんも素晴らしく、熱くハートを燃やす歌い方に誰もが心を滾らすでしょう

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ガラスの仮面(1984)

現在も連載中?の言わずと知れた少女マンガであります

本作は2005年のアニメ版の方が有名な気がしますが、実は1984年にも全23話と短いですがアニメ化されています(エイケン版とも呼ばれています)

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あらすじーー主人公・北島マヤ(cv.勝生真沙子)は演劇が大好きで貧しい家庭に生まれながら舞台に立つのを夢見る少女

かつて「紅天女」という舞台で主役を演じ大女優と呼ばれた月影千草(cv.中西妙子)に才能を見出されたマヤは演劇の道へと進んでいきます

紅天女」の主役の座を巡り、ライバル・姫川亜弓(cv.松島みのり)との戦いを描いた作品です

 

本作はとにかく演劇への思い入れの強いキャラクターばかり登場します

演劇の魅力を様々な角度から教えられる作品であり、本作を観る前と観た後では演劇への考え方や見方がまるで変わってきます

演劇に興味がある方はもちろん、演劇に興味ない方も楽しく観れる作品です

 

意外な配役が面白い!

主人公・北島マヤを演じるのは勝生真沙子さん

勝生真沙子さんといえば『NARUTO』の綱手役、80年代アニメでは『機動戦士Zガンダム』のレコア・ロンド役や『ハイスクール!奇面組』の伊狩増代役でお馴染みであり、姉御気質のあるキャラクターを多くされているイメージがあります

しかしマヤは、演劇が大好きなどこにでもいるような普通の女の子

そんな普通の女の子を勝生さんが演じられているのが、見始めた当初は衝撃的でありました


そしてマヤと紅天女を座を争うライバル・姫川亜弓松島みのりさんが演じます

姫川亜弓は女優の母と映画監督の父の間に生まれた、いわば"サラブレッド"でありお嬢様です

松島さんは『キン肉マン』のミートくんのような小さい子ども役のイメージが強かったので、亜弓のようなお嬢様を演じられていて驚いたのを憶えています

 

また速水真澄を野沢那智さんが演じれています

速水真澄は、「紅天女」の上映権を月影から譲り受けようとあの手この手で迫ってくる少し悪役ポジションでマヤからも嫌われていますが、実は陰ながらマヤの事を気にかけ応援・支援する〈あしながおじさん〉の様なことをサラッとするイケメンなのであります

あとマヤのことを「おチビちゃん」と呼ぶのですが、このセリフには誰もがノックアウトするはずです(男性も確実にノックアウトしてしまいます〈実体験〉)

 

"センスの塊"なオープニング

本作はOPにも素晴らしくてレオタード姿で踊るマヤのインパクトがすごいです

OPを演出されたのは本作の総監督でもある杉井ギサブローさん、さらにOPの作画監督、オープニング原画をされたのは「聖闘士星矢」や「ベルサイユのばら」でお馴染みの荒木伸吾さんと姫野美智さん…センスの塊がえげつないです

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ガラスの仮面』OP映像より

本編とはまた違った魅力がある素晴らしいOPを是非ご覧ください!

(こちらでは別のアプローチから『ガラスの仮面』OPの魅力について書いてあります↓)

80sanime.hatenablog.com


次々に舞台公演などのイベントが中止になっている今、演劇が作品のテーマとなる本作を観て、観劇できないうっぷんを晴らすのも良いかと思います

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巨神ゴーグ(1984)

1984年に『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインで知られる安彦良和さんが原作・監督・キャラクターデザインを務め、全26話放送されたTVアニメ作品(『巨神ゴーグ』と書いて"ジャイアント・ゴーグ"とよみます)

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あらすじーー地図から消えた幻の島"オウストラル島"

主人公の田神悠字(ゆう)(cv.田中真弓)は、島の研究をしていた亡き父の友人ドクター・ウェィブ(cv.キートン山田)とその妹ドリス(cv.雨宮一美)と共に、島の秘密を探るためにオウストラル島へと向かう

島の情報を知った複合巨大企業・GAIL(ガイル)らが悠宇たちを襲うのですが、島の護り神であるゴーグの目覚めにより助けられます


ゴーグとの友情物語でもあり、船長(cv.今西正男)やロッド・バルボア(cv.池田秀一)など様々な大人たちに出会い成長する物語でもあります

 

劇場版クラスの作画が魅力

ある諸事情により放送開始前にほぼ全てのフィルムが出来上がっていたといわれている、今のアニメ業界では珍しい作品

本作は、安彦監督自らが率いる作画スタジオ"九月社"が参加していることもあり、繊細で美しい安彦デザインを崩すことはなくTVアニメーションとは思えないほどのクオリティの高い作画ができた作品となっています

要するに作画がえげつなくやべえぇ作品ということです

作画がヤバイのはOP映像を観てもらえば分かると思いますので是非観てください!

 

安彦監督の理想の少年像・田中真弓

本作の主人公・田神 悠宇を演じるのは田中真弓さん

田中真弓さんと本作の監督・安彦良和さんの組み合わせといえば、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(2015)』で、シャア・アズナブルの幼少期(キャスバル・レム・ダイクン)を田中真弓さんが演じたことで話題になりましたね

キャスバル役に田中真弓さんが起用されたのも『巨神ゴーグ』で悠宇を演じられていたという経緯があるからなのです

安彦監督の中で理想的な少年像を演じれるのは田中真弓さんであり、悠宇のキャラクターと田中真弓さんの声の組み合わせは最高に"ベストマッチ"なわけです

 

迂闊に外に出れない今、幻の島の秘密を探る悠宇たちと共に冒険に出てはいかがでしょうか?

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自分に合った80年代アニメを探す旅へ

ここで紹介したのは「dアニメストア」で配信されている80年代アニメのほんの一部です

他にも2クールものだと『ダーティペア』や『名探偵ホームズ』などがあります

 

臨時休校は突然のことで戸惑いなどもあると思います

しかし、こういったイレギュラーな事態がなければ新しいことへと踏み出す一歩というのは中々出ないものです

時間ができた今こそ、できなかったことへチャレンジできるのではないでしょうか

その一つに【80年代アニメの視聴】ということも選択肢に加えていただければ嬉しいです(小声)

 


80年代アニメは名作がたくさん存在します

その中で自分に合った80年代アニメ作品というのも絶対にあります

 

この機会に是非!自分の目で確かめていただければと思います

 

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🌟-前回の記事-🌟

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【アニマックス】無料放送で昔のアニメを観る意味🟣【キッズステーション】

どうも、『アニマックス』キッズステーションが平日放送を無料にするというニュースに涙するSATAトミオです

 

いや〜本当に素晴らしいです!!

新型ウィルス関連のニュースは暗いものばかりで色々と不安になる一方でありますが、「週刊少年ジャンプ」「コロコロコミック」のバックナンバー無料公開など、子どもたちに温かい手を差し出そうとする行動は胸が熱くなります

 

そして今回の『アニマックス』と『キッズステーション』の期間限定の平日無料放送…

この2つのチャンネルが無料で観れることにより、多くの子どもたちの目に止まる…この意味の大きさがわかりますでしょうか?

 

無料放送にする…それは、最近のアニメばかりを観ている子どもたちに昔(80・90年代)のアニメを観せることができるということです

 

私が80年代アニメを観る間接的なきっかけを与えてくれたのが、この2つのチャンネルをはじめとするCS放送があったからです

『アニマックス』や『キッズステーション』がなければ、80年代アニメを愛する自分はいなかったと確実に言い切ることができるぐらいに恩があります

 


動画配信サービスが主流と成りつつある現代、それでもテレビ放送でアニメを観るという行為に大きな意味があると感じています

 


そこで今回は【緊急記事】として、CS放送で80年代アニメを観る意味というのを自分の過去の体験と共に書いていきます

 

思春期を刺激したCS放送の影響、そして80年代アニメの世界へ

まず私が、『アニマックス』や『キッズステーション』などのCS放送でいかにして80年代アニメの世界へと導かれていったのかを書いていかせていただきます


私が小学生の頃…今から15年ぐらい前でしょうか

まだ動画配信サービスというものも(おそらく)誕生しておらず、アニメを観るなら地上波のリアルタイム放送・DVDやビデオのレンタル、そしてCS放送でありました

そのなかでもCS放送は特別で『アニマックス』や『キッズステーション』などの一日中アニメが放送されているアニメ専門チャンネルの存在は"夢の世界"でありました

自分が低学年の頃はCS放送を契約しておらず、その二つのチャンネルが映る友人の家は神様だと崇めてよく遊びに行った記憶があります


そして私が小学生高学年になり、ついにその二つのチャンネルが自宅のテレビに映る日がきます

親がプロ野球を観るために契約したCS放送…見かけないチューナーが学校から帰ってきた私を迎え入れた日ことを鮮明に憶えています

家にチューナーが設置されて飛び跳ね、そこから学校終わってから親のいない時間にCS放送(アニメ専門チャンネル)を観る日々が始まります

始めはただ何となく『ディズニーチャンネル』関連ばかり観ていて、『アニマックス』や『キッズステーション』はサブポジションとしての扱いをしていました(「キム・ポッシブル」や「ティーモ・シュプリーモ」をよく観ていましたね)

それでも『アニマックス』はよく観ていて、(当時の)最新アニメから昔のアニメまで…様々な作品を"つまみ食い"するような感じで観ていました

 


そして私が中学二年生の時に、80年代アニメを本格的に意識する運命的な出会いを果たします

それが、機動戦士ガンダムZZです

これについては過去の記事でも何度も書いているので簡単に書きますが、「PS2 機動戦士Zガンダム エウゥーゴVSティターンズ」というゲームにハマり、元ネタである作品を観たくて当時「アニマックス」で放送していた『機動戦士Zガンダム』の終盤を観始めたのがきっかけです

そして、その後に放送された『機動戦士ガンダムZZ』で覚醒

〔この時代のアニメってなんて面白く、心をうつのだろうか!〕と感動し、そこからのめり込みようにハマっていきます

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ガンダムZZ』の放送後に始まった『戦闘メカ ザブングル』『聖戦士ダンバイン』など、これらの作品を食い入るような目で観ていました

80・90年代アニメの素晴らしさに目覚めた私は中学生の頃に『銀河鉄道999』『ドラゴンボール』シリーズ、『キン肉マン キン肉星王位争奪編』、『キャプテン翼J』などを観ていき、現在に至るというわけです

 

今でもCS放送にはお世話になっていて、『アニマックス』では『シティーハンター』シリーズ、ちょっと前になりますが『キッズステーション』では『魔法の天使 クリィミーマミ』や『サンライズDX(80・90年代のOVAを放送する枠)』を観させていただきました


思春期の頃に『アニマックス』と『キッズステーション』に出会っていなければ、絶対に今の自分はいません

 

動画配信サービスではできない、【偶然の出会い】

現在、昔のアニメを視聴する流れとして主流なのが動画配信サービス

自分も最近ではこちらから80年代アニメを観ることが多くなっていますが、昔のアニメを見始める【導入】としては動画配信サービスというものに欠点があるように感じます

それは…テレビで流れているものではないということです

 

動画配信サービスというのは、自分から観たいタイトルを選び、観たい時間に観るというものであります

しかしそれは自分から探し求める必然的な出会いしかなく、偶然的な出会いはありません

アニメ専門チャンネルでは、最新のアニメと昔(80・90年代)のアニメが併用して流れています

最新のアニメが終わった後は昔のアニメが流れ、昔のアニメが終われば最新のアニメが流れる…このサイクルこそが肝なのです

 


先ほどの体験談で書いた"つまみ食い"は、そのサイクルがあったからだといえます

自分が観たい作品を観終わり次になんとなく始まった昔のアニメ…それをただぼーっと観る

その時には何も感じていなくても、頭の中に確実に残ります

やがてその記憶がトリガーとなったり運命的な再会を演出してくれたりすることもあります

-体験談-

まだ『ドラゴンボール』も観ていない小学高学年の頃、キャラクターも悟空しか知らないような頃に偶然1話だけ観たことがあります

その回は悟空ともう一人の男キャラが体内を捜索するという回でした

そうです!、これは作品終盤の[魔人ブウ編]のワンシーンで、ベジット(悟空・ベジータ)がブウに取り込まれ、体内に吸収されていた悟飯・悟天・トランクスらを救出する回であります

ドラゴンボールZ』を観ていると理解できるシーンなのですが、偶然観た時は〔なんだこれ?〕と思ったことを思い出します

自分の中の『ドラゴンボール』のイメージはカッコよくバトルしているイメージだったので〔『ドラゴンボール』ってこういう作品だったのか…〕と強いインパクトを受けたのです

 

その強いインパクトからのちに視聴してこのシーンと再会するのでありますが、それが為せるのも偶然的な出会いがあったからではないでしょうか


人というのは、興味のないものを自分から観ようとはしません


最新のアニメと昔のアニメを同じステージで放送されている…それは配信サービスではできないことで、偶然の出会いにより興味のない作品を観るキッカケをくれるのがアニメ専門チャンネルで観る意味・テレビ放送でアニメを観る意味であるのです

 

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無料放送から生まれる80年代アニメへの流れ

今回の無料放送は決して喜ばしい状況から生まれたものではありませんが、何か新しい流れが生まれるキッカケになるのではと感じています

今の子どもたちに昔のアニメの素晴らしさを広めるいい機会だと思っていて、普及に繋がれば!とこの記事を書いています

 

もし小学生や幼稚園などのお子さんがいらっしゃる親御さんがこのブログを見ていただいているならば、是非無料放送しているチャンネルを合わせあげてください!

何もする必要はありません!じっと観なくてもただチャンネルを合わせておくだけで子どもは何かを感じてくれます

 

偶然の出会い…これは自分の力で手に入れるものであり、やがてそれが大きな力にもなります

 


臨時休校で家にいる学生の皆さん、この機会に偶然の出会いを求めて『アニマックス』『キッズステーション』にチャンネルを合わせてみてはいかがでしょうか?

きっと、素晴らしい出会いがあるはずです

 

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アニマックス公式ホームページ

キッズステーション公式ホームページ

 

🌟-前回の記事-🌟

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【レコード熱を伝える🔥】80年代アニメレコードコレクション🎧VOL.❷

最近、週一ペースでレコード屋へ漁りに行くSATAトミオです

ここ最近、レコード熱が熱くてお金がミルミルと溶けていきますね

以前、レコードを紹介した記事を書きましたがレコード熱に触発され、早くも第二弾を書いている次第です(今回はネタ切れとかではございませんので…)

80sanime.hatenablog.com

レコード熱が上がってきた理由というのが、EPレコード…いわゆるドーナツ盤というのを集め始めたのがきっかけです

2ヶ月ほど前まではEPレコードは1枚だけしか持っていなかった自分ですが、「ハードオフ」のレコードコーナーにて300円で売られていた『ハイスクール!奇面組』の「バナナの涙/うしろゆびさされ組」のレコード購入して以来、すっかりEPレコードにハマってしまいました

ツイッターの文章には「おニャン子クラブ」と買いていますが、これは誤りです(正しくは「うしろゆびさされ組」)

今更になって自分の間違えに気づき、自分を殴りたい気分です

 

そこから、東京遠征などでEPレコードを購入したり・いただいたりと数を増やしていき、どんどん沼へと進んでいくわけなのであります

(東京遠征のブログ記事はこちら↓)

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集め始めた一カ月前はこんな感じでしたが、大阪・名古屋とレコード屋巡りをして現在は…

 

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めちゃめちゃ増えてる!

 

数えてみたら55枚ありました…買い過ぎですね

これも同世代の昔のアニメ好きな若い方とツイッターで知り合えた結果であります

(同世代の若い方と大阪・名古屋のレコード屋を巡った記事はこちら↓)

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ここまでさんざんEP、EPといっていますが、今回の記事はEPレコードの特集というわけではございません(おい!)

今回も私の所持しているオススメのレコードを紹介していきます

 

機甲創世記モスピーダ』 音楽集VOL.1

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モスピーダ』の音楽を担当されているのは、『天空の城ラピュタ』や『千と千尋の神隠し』などのジブリ音楽で知られる久石譲さん

自分にとって久石さんはジブリ音楽の人でなく、『モスピーダ』の音楽の方だと認識しています

そしてこの音楽集VOL.1には、OP「失われた伝説を求めて」・ED「ブルー・レイン」…挿入歌の「やっつけろ!」・「DREAM EATERS」・「愛の小石」と名曲が詰まった名盤であります

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そして私がアニメ劇伴の中で一番好きな「インビット」も収録されているレコードです

「インビット」は複数の劇伴で構成されたナンバーで、私は特に後半部分が狂おしいほど好きなのです(共感者は未だにいませんが…)

この曲を聴くと、敵・インビット(メカ)の襲来にスティックたちが逃げる様子と敵の脅威が迫る絵が浮かんできます

 

組曲マクロス

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映画「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」の世界観をイメージして構成されているのがこのレコード

本編で使用されている曲は収録されていないレコードなのですが、それぞれの曲に物語があり、『愛・おぼえていますか』の世界観をクラッシックに表現しています

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今度のアルバムは日常生活の中に素材を求め、ヒカル、ミンメイ、ミサという三人の人間を通して青春の心を表現してみました。(「組曲マクロス」ライナーノートより羽根健太郎さんのコメントを引用)


特に自分が惹かれたのが、このジャケット

プロトカルチャーの街にたどり着いた未沙を切り取ったイラストは『マクロス』レコードの中でもお気に入りの一枚であります(未沙好きの自分としてもポイントが高いです!)

 

めぞん一刻』 音楽編

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フォロワー様の火鳥さん〈@hato35101〉と大阪のレコード屋を漁り巡って発見したのがこちらのレコードになります

「決定盤「めぞん一刻」アニメ主題歌&キャラソン大全集(+BGM集)」という完全版に近いCDが発売されている為、このレコードの重要性は低いのですが…やっぱり、『めぞん一刻』のレコードは手元に置いておきたいですよね(ジャケットもめちゃくちゃ良いですからね)

本レコードには、OP「悲しみよ こんにちは」やED「あした晴れるか」・「シ・ネ・マ」、そして音無響子役の島本須美さんが歌う「予感」「夢の入口へ…」が収録されている大変贅沢なレコードなのです

めぞん一刻』の楽曲は、レコードで聴くと更にあの世界に入り込めるような感覚になりますので定期的に聴いてます

 

ガラスの仮面 』オリジナル・サウンドトラック盤

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まずこのレコードを見て思ったのが、独特すぎるカタチ!

ガラスの仮面のサントラ(CD盤は高価なので)レコードが欲しくてネットで検索してこれが出てきた時にはウソだろ!?と思ったものです

特徴的なデザインなレコードの為、結構お気に入りのレコードだったりします

お気に入りなのはデザインだけでなく、OP「ガラスの仮面」とED「パープル・ライト」に、本作品のBGMが聴けるという点でも貴重なレコードだと感じています

そしてやはり、独特すぎるカタチ!

 

重戦機エルガイム』「フルメタルソルジャー」BGM集

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このレコードにはすごく思い入れがあります

まずこちらのレコードは、OVAで発売された『重戦機エルガイムⅢ「フルメタルソルジャー」』のサントラレコードなのですが、CD盤が高価

ならレコードを手に入れようと考えたのですが…なかなか市場に出てこない!

ネットオークションにすら出てこないのです

欲しくて欲しくてたまらなくウズウズする日々が三ヶ月ぐらい続き、ついにヤフオクに出現!

現れてすぐ入札して、なんとか競い合うことなく手に入れることができたのであります

お店で見つけて購入したわけではありませんが、思い入れのある一枚となっています


内容も申し分なく、ひろえ純さんが歌うと主題歌「COOL」・エンディング曲「せいいっぱいの微笑みを」が収録されています

主題歌の「COOL」がずっーと聴きたくて、ウズウズしていたわけなのですよ

 

EPレコード

せっかくなのでEPレコード(ドーナツ盤)も二枚紹介させていただきます

 

COOL/せいいっぱいの微笑みを(歌:ひろえ純)

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重戦機エルガイムⅢ「フルメタルソルジャー」』主題歌/エンディングテーマ

 

先ほど紹介したレコードのEP盤であります

こちらのレコードもなかなか手に入れることが難しい逸品


こちらのレコードは島根旅の時、東京でお会いしたフォロワー様・パワレンismさん〈@ProjectR_MMPR〉にいただきました

本当にありがとうございました!(大事に聴かせてもらっています)

 

WE NEED LOVE/答えて欲しい(歌:ひろえ純)

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『レリック・アーマーレガシアム』エンディングテーマ/挿入歌

 

またまたひろえ純さんの曲です

前回は本作のLPレコードを紹介しましたが、今回はEP盤を紹介させていただきます

前回も紹介した通り「WE NEED LOVE」は全詞英語で歌い上げられているナンバーです

サビ部分の「WE NEED LOVE〜♪  WE NEED LOVE〜♪」と歌われているところは、聴く回数を重ねるたびに自分の中の鼓動を昂らせているように思います(しかし本編は未だに見たことがない…)


そして、ひろえ純さんのアルバム「VOICE」には「WE NEED LOVE」の日本語歌詞版「愛に帰りたい」が収録されています(もちろん『ガンダムZZ』の「サイレント・ヴォイス」、先ほど紹介した「COOL」も収録)


こちらのレコードもいずれは……フフフッ♪

 

再び考える、今の時代にレコードを集める意味

前回も話しましたように、自分の持っているアニメレコードなど全体の比率を考えれば米粒程度…まだまだなわけです

EPレコードに関しては、集めるのが今一番の趣味になっているので今後も増えていくでしょう(そして、溶ける私のお金…)

近々、EPレコードだけを紹介した特集ができればと思っております

 


今のレコードの世界というのは、自分ような若い世代もレコード屋へ行き、自分の知らない名曲をディグる(発掘する)時代です

しかしそれは、今流行の昭和歌謡曲などの話でアニメレコードにはスポットが当たっていないと感じています

アニメレコードのレア盤は高騰化も進んでいますが、まだまだ比較的安い値段で購入することができます

つまり、今のうちに集めておかないとこの先どんどん減っていき、更に高騰する運命であるのは目に見えていること(80年代アニメが若い世代の間で爆発的人気になり、レコードが買い占めらる時代が来るかも…きてください!)

その前に集めようと思ったのが、今狂ったようにレコードを集めている理由でもあります

 

そして、レコードを聴くことが80年代当時の匂いを感じとる最大のツールであると気がついたのも大きいです

CDや月額定額制の【サブスクリプション】で聴くこともありそこでも80年代アニメソングを楽しむことができますが、はっきり言って感じ方が全く違います!

 

〔自分は今、レコードで音楽を聴いている〕

 

馬鹿げているようで、実はとても大切なこと…

当時の匂いは当時のモノからしか感じとれないものであります(アニメ雑誌も然り)

今、まさに集めどきなワケです!

 

というわけで、皆さんも是非アニメレコードを集めてみてはいかがでしょうか?…という記事でした(最後が雑な締め(笑)

 

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前回(VOL.1)のブログ記事↓

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【プロレス黄金期】80年代プロレスアニメ特集🏆

全国の三千万人の80年代アニメファンの皆様

こんばんは、SATAトミオです


今日はここ「80年代アニメを知りたい!伝えたい!」国技館より『80年代プロレスアニメ特集』をお送りしております


古舘伊知郎さん風のそれっぽい感じの実況から始めましたが、今回は2月19日プロレスの日を記念して『80年代プロレスアニメ特集』をやってやるって❗️


プロレスの日とはーー1954年(昭和29年)、2月19日に蔵前国技館で日本初のプロレス試合【力道山木村政彦 組VS シャープ兄弟】が行われたことを記念する日ことであります

 
実はプロレスこともちょっとだけ知っている私

新日本プロレスを観て、たまに会場へ足を運んだりもします(最近は行けてませんが…)


昭和プロレスに関してもAmazonプライム・ビデオで配信されている「有田と週刊プロレスと」などで少しだけ勉強しております

 


80年代といえばプロレス黄金期の時代でもあります

金曜日のゴールデンタイムにはテレビ朝日系列で【新日本プロレス】を、土曜日のゴールデンタイムには日本テレビ系列で【全日本プロレス】がテレビ中継されていました

 


その為、80年代のアニメにも多大な影響を与えたのです


今回の記事は80年代のアニメ作品を軸に、プロレスブームがアニメにどのように影響を与えたのか、プロレスの話も交えて書いていきます(素人レベルなプロレス知識と素人レベルなアニメ知識のタッグマッチをご覧ください)

 

タイガーマスク二世

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1981年4月20日〜1982年1月18日にかけて放送されました(全33話)

本作は「タイガーマスク(1969)」の続編であります

しかし前作「タイガーマスク」は日本テレビ系列での放送でありましたが、本作はテレビ朝日系列での放送となっています

その理由は、アニメ「タイガーマスク二世」が新日本プロレスとのタイアップタッグを組んでいたからであります

そして、そのタイアップで生まれた覆面レスラーが初代タイガーマスクであります

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1981年4月23日、蔵前国技館初代タイガーマスクは対 ダイナマイトキッド戦でデビューしました(『タイガーマスク二世』の初回放送から3日後)

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初代タイガーマスクの軽快でアクロバティックな動きは多くの子どもを虜にして、プロレス人気に更なる火をつけることになりました

初代タイガーマスクは子どもたちのヒーローになるわけです


タイガーマスク二世』には、アントニオ猪木坂口征二など、当時の新日本プロレス所属のレスラーも実名登場します

現在、東映Youtube公式チャンネルにて第1話が無料配信されていますので、是非ご覧ください♪(全話配信してくれ!)


【公式】タイガーマスク二世 第1話「ほえろ! リングの誓い」

 

 

キン肉マン (1983〜1986)

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言わずと知れたプロレス漫画の金字塔

週刊少年ジャンプで連載され、1983年にテレビアニメ化、1991年には王位争奪編のテレビ放送があり、2011年からは王位争奪編の続編漫画が『週プレNEWS』で現在も連載中であります

 

元々はプロレス漫画ではなく、キン肉マンと怪獣の戦いを描いた作品でした

本作がプロレス作品へと路線変更していったのも、当時のプロレス人気が影響しているのではと感じます


【公式】キン肉マン 第1話「キン肉星からの使者の巻/アメリカから来た男の巻」


初代タイガーマスクが突然の引退…子どもたちに絶大な人気があった初代タイガーマスクの引退は新日本プロレスに大きな打撃を与えます

ニュースターを獲得しようと覆面レスラーを新たにデビューされるも初代タイガーマスクほどの人気を得ることはできなかったのです(ザ・コブラというレスラーのことです)


そこで浮上してきた名前がキン肉マンなのであります

知名度も抜群!子ども人気もすごい!

早速、キン肉マンのプロレスデビューに動き出した新日本プロレス…しかし、ここで重大な問題を見落としていたのです

キン肉マン』が放送されていたのは日本テレビ系列、ライバル団体・全日本プロレスと提携を組んでいるテレビ局であります

当然許可が下りず、キン肉マンのマスクまで準備していた新日本プロレスは撤退を余儀なくされたのです

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デビュー目前でありながらも、お披露目することができなかったキン肉マン

しかし、新しい覆面レスラーの登場を予告していた新日本プロレスキン肉マンをデビューさせるわけにもいかなくなった苦しい状況で生まれた覆面レスラーが【ストロング・マシンであります

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"お前、平田だろ事件"や"しょっぱい試合をして、すいませんでした"など数々の伝説を残してたレスラーですが、2018年で現役を引退しました

 

獣神ライガー

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1989年3月〜1990年1月に放送された永井豪原作のアニメ(全43話)

本作は『ガンダム』シリーズなどで知られるサンライズ製作のテレビアニメで、ロボットアニメを多く手がける会社というだけあってロボットアクションが目立つ作品となっています

一見プロレスとは無縁に思われる作品でありますが、この作品から誰もが知る名レスラーが誕生しているのです

獣神ライガー』はプロレス描写もない無関係に等しい作品ですが、新日本プロレスとタイアップし誕生したレスラーが【獣神ライガー】であり、…のちの獣神サンダー・ライガーであります(決して、山田恵一ではありません)

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プロレス以外にもバラエティ番組などで大活躍の獣神サンダー・ライガー(以後:ライガー)選手

元々は作品と同名のリングネーム"獣神ライガー"として、1989年4月24日の東京ドーム・小林邦昭戦でデビューしました

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デビュー後も『獣神ライガー』の作品展開に合わせて"ファイヤーライガー"→"獣神サンダー・ライガー"へと変化していきます

放送終了後もライガー選手は獣神サンダー・ライガーとして新日本プロレス所属で活躍し、IWGPジュニアヘビー級王座を11回獲得・BEST OF THE SUPER Jr.でも3度の優勝など輝かしい成績を残しました

 

獣神ライガー』のオープニング曲でありライガー選手の入場テーマ曲「怒りの獣神」が、ドームクラスの会場で流れる時はそこがライブ会場のような盛り上がりになります

自分も会場で「怒りの獣神」を聴いてライガー選手の入場を見たときは興奮しっ放しでした

 

しかし…2020年1月5日、場所はデビューと同じ東京ドームでライガー選手は引退をされました


獣神ライガーとなってから31年…

レスラーが30年という長い間、第一線で活躍するのは身体的にも相当大変なことです

本当にお疲れ様でした


【新日本プロレス】31年間の獣神伝説 ー 獣神サンダー・ライガー引退セレモニーVTR

 

 

プロレスが80年代アニメに与えた影響

先ほどまではプロレス団体によるタイアップで巻き起こったムーブメントについて書いてきましたが、プロレスブームの影響により生まれた作品を紹介していきます

 

プラレス3四郎

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1983年6月〜1984年2月にかけて放送されました(全37話)

名前の通り、80年代に人気であった【プロレス】と【プラモデル】を合体させた夢のような作品

ロボットの形をしたプラモデル"プラレスラー"を使ったロボット競技「プラレス」を主人公・3四郎が"プラレスラー"柔王丸で戦うストーリーです

キャラクターデザインは「テイルズ」シリーズで知られている、いのまたむつみさん


現在動画配信サービスなどで配信されておらず、なかなか観れない作品となっています

 

ダーティペア

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1985年7月〜12月にかけて放送されました(全26話(TV24話+OVA2話)

その他にも劇場版、OVA(OAV)シリーズと続くヒット作となった本作でありますが、原作は1979年に高千穂遙さんによって書かれた短編小説から始まるシリーズであります

"ダーティペア "という名前は、70年代に活躍した女子プロレスタッグチーム「ビューティペア」が元ネタとなっています

 

ウォナビーズ

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1986年12月に発売されたOVA(OAV)作品

80年代は女子プロレスも熱い時代でありました

『ウォナビーズ』は女性2人組のアイドルユニットの戦いを描いたプロレスアニメです

実況アナウンサー役に古舘伊知郎さんを起用、本作の挿入歌「アダムの林檎」を歌われている当時・聖飢魔IIのボーカルであったデーモン小暮(現:デーモン閣下)さんもゲスト声優として参加されています

 

80年代アニメのプロレスエピソード

80年代のアニメはプロレスを扱ったエピソードのある作品が数多くありました

簡単にですが紹介させていただきます

 

キャッツアイ(1983)

#18「追いつめられて」

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キャッツアイは逃亡中に女子プロレスラー「タイガーレディス」に変装し、プロレス試合をするシーンが描かれいます

 

光速電神アルベガス(1983)

#31「ほたるは熱烈プロレス狂」

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ほたるに惚れている熊井五郎が、プロレスラーになる為に奮闘する回です

80sanime.hatenablog.com

 

ストップ‼︎ひばりくん!(1983)

#21「女子プロレス!理絵VSひばり」

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ひばりくんらが女子プロレス団体のテストを受ける回です

 

重戦機エルガイムII フェアウェル マイ ラブリー+ペンタゴナ ドールズ(1987)

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重戦機エルガイム(1984)』のOVA(OAV)2作目の最後に挿入されているオマケアニメ

 

 

きまぐれオレンジロード(1987) 

#14「予知夢! まどかと恭介ついに破局!」

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まどかが朝のトレーニングの一環にプロレスをするシーンが描かれています

 

シティーハンター2(1988)

#12 「場外乱闘流血必至!! 恋のコブラツイスト

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獠と香は度重なる嫌がらせを受ける女子人気レスラー・久美のボディガードの為にプロレス合宿所まで同行する話

 

その他にも『ハイスクール!奇面組』に登場する冷越豪が熱狂的なプロレスファンであったり、『Dr.スランプ アラレちゃん』では"プロレスごっこ"と称してアラレちゃんが無邪気に恐ろしい攻撃をする回などもございます(『ドラゴンボール』にゲスト登場した時も、ブルー将軍に対してアラレちゃんはプロレスごっこをしていましたね)

まだまだプロレスをテーマとしたエピソード作品はあると思いますが、いかにプロレスと80年代アニメの間に深い繋がりがあることをわかっていただけたと思います

 

再び、プロレス×アニメの時代へ

獣神サンダー・ライガー選手が引退されたことで、80年代アニメとプロレスの大きな流れは終わりを迎えました


しかし今プロレス業界は、昔のような輝きを取り戻しつつあると言われています

プロレスブームが確実に巻き起こっているのです


プロレスブームがドンドン加速すれば、80年代のプロレス黄金期のようにアニメとタイアップなど、再びアニメとプロレスは強力なタッグチームになるのではないかと期待してます!

(現在連載中の『キン肉マン』の新作アニメも観たいですからね)

 

以上!

 

 

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若い昔のアニメ好きと出会い・生まれる化学反応🧪

最近、レコードなどの80年代アニメグッズを大量買いして財政難に悩んでいるSATAトミオです

 

ホント最近、色々と買いすぎです

EPレコード、セル画、アニメ雑誌にと…

それに加えて『富野由悠季の世界』島根会場までの遠征費など

金遣いの荒い性格がよく出ています


そんな状況になっているのには、ある理由があります

 

私のTwitterのフォロワー様でもあり、同世代の昔のアニメ好きの高校生・火鳥さん(@hato35101)リアル(現実世界)でお会いしたからです!


今回の記事は、80年代に生まれていない二人の交友とTwitterで知り合った同世代の若い方と実際にお会いして感じたことを書いた内容になっています

 

出会ったきっかけと実際に会って感じたこと

火鳥さんは、80年代90年代アニメを中心とした切り絵をTwitterに投稿している高校生の方です

 

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(↑以前ご好意でいただいた、火鳥さん作の切り絵)

めぞん一刻』に登場するヒロイン・音無響子さんの切り絵でありますが、晴れ着の模様(特に帯)の細かさと響子さんの持つ大和撫子な雰囲気がモノクロの切り絵に良くマッチしています

アプローチは違いますが、自分と同じように昔のアニメを愛して創作活動をされてる方です

ちなみに私自身も切り絵に挑戦した時期があるのですが、手先がスーパー不器用な自分には到底できない職人技だと感じ挫折…

故に切り絵をされている人は、ホントにすごい!と尊敬の眼差しでいつも見ております

 

twitter.com

 

ほぼ同世代で同じ昔のアニメ好きということもあり、Twitter上で仲良くさせていただておりました

火鳥さんが大阪(日本橋)に遊びに来るということになり、日本橋によく行く自分が〔大阪、案内しますよ〕という話しの流れから会うことになったのです


初めて会う自分と同じ昔のアニメ好きの若い方…

さらに自分(25歳)よりも約9歳も年下の高校生…

今までそんな存在がこの世にいるとは思ってもみなかったので、最初にお会いした時に確認するように〔本当に高校生ですか?〕と何度も聞いてしまいました


だって高校生ということは生まれてから20年経ってないのですよ!21世紀生まれなわけですよ!!

小学生の頃に遊んでいた携帯ゲームは?と聞くと「(ニンテンドー)3DS」という答えが返ってきて〈いや、ほぼ現行機種やないか!〉と感じぐらい世代差があります…(ちなみに私は「ゲームボーイアドバンス」世代です…)

こういうことを書くと、おっさん化が進んでいる自分の現状を痛感するので、この辺でやめておきます

 

大阪へ遊びにきた火鳥さんになんば・日本橋を案内したわけですが、日本橋にはアニメ好きの心を掴むお店が数多く存在します

アニメイトとらのあな?…私たち、昔のアニメ好きの心を掴むのはどちらのお店でもありません

レコード屋であります!!


最近レコードを集め始めたという火鳥さん

自分もアニメレコードを集めており、二人で日本橋にあるレコード屋を回り、アニメレコードを漁りに漁ってまいりました

その後も、日本橋近くにある「まんだらけ グランドカオス店」へ行き、アニメ雑誌を爆買い!

二人ともレコードにアニメ雑誌と、大量の荷物を手に持ち、同世代の方と昔のアニメについて語れる喜びを感じながら帰路についたのです

 

同じ趣味で平成生まれの同世代ということもあって話しも弾み、先日も名古屋で開催されているパトレイバー展へ二人で行き、名古屋のレコード屋も回ってきました(ここでも爆買い♪)

 


今思い出しても夢のような空間でした

同世代の方と昔のアニメについて語るのは、高校生の頃から夢見ていたことです

しかし、自分の趣味がおかしいと思っていたあの頃…ネットという広い海を超えた先に同じように昔のアニメを愛する若い人がいることなど全く考えていませんでした


80年代アニメを広める為のブログを開設し、そのブログを宣伝する為だけに始めたTwitter

そのTwitterという海を航海した先で出会った同じように80・90年代のアニメを観て、同じように80・90年代のアニメ誌を集めて、同じように80年代のレコードを買う同世代の若い人…

 

Twitterというツールは使い方によっては素晴らしいツールになることを再認識しつつ、出会えてよかったと心の底から思うわけです

 

今の高校生はヤバイ!

大阪・名古屋と火鳥さんにお会いして話しをしていると、驚かされる瞬間が何度もありました

今の高校生の昔のアニメ知識の深さを垣間見ましたので、ここで紹介させていただきます

 

どこで知った、そんな作品⁉︎

レコード屋を回っていると『さすらいの太陽』のレコードが出てきて、火鳥さんが作品の存在を知っていた時にはゾッとしました

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えっ!、何でこんな若い人が70年代前半に放送されていた『タイガーマスク』の裏番組であった超名作を知っているのかと震えました…

 

…でもこの感覚ってリアルタイム世代の人たちが私(SATAトミオ)に感じている感覚と同じなんだろうなと思うと、人のこと言えないなと再認識しました

 

『さすらいの太陽』は好きな作品で、〈もしもあなたが、生まれた時によその子供と入れ替えられたら〉という始まる方が印象的ですよね

ただ観ている途中で配信が終了してしまい、全話見れていないのですがいつかは全部観たいです

あと、ダ・カーポが主題歌を歌う『地球へ…』のドーナツ盤も買われていたりして〔どこで知ったんだよ、その作品〕というシーンが何度もあり、驚かせられました

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驚異の視聴スピード

無敵鋼人ダイターン3』全40話をわずか3日で観たという話を聞いた時はひっくり返りそうになりましたね

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他にも『シティーハンター 』全TVシリーズ(100話以上)を3週間足らずで見終えたりと驚きのスピードです

 

しかし、よくよく考えてみると自分も学生時代に同じようなことをしていたなと懐かしく思うわけです

自分が高校生の頃は動画配信サービスもまだまだ定着していない時代だったので、レンタルショップでDVDを借りて観ていた生活を思い出しました(だいたいDVD1本(約5話分)を一日で観ていましたね)


また、初めてdアニメストアに加入した時は『巨神ゴーグ』全26話を2日で観たりもしていました

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高校生の頃は忙しいなりにも時間がありましたので、1日に沢山の話数を観ていたなと高校生時代の生活を思い出します(若くて疲れ知らずだったからというのもありますね)

 

自分と重なる学生時代特有の悩み

火鳥さんは現役の高校生であり、話していて感じたのが高校生の時の自分と同じことで悩んでいるということでした

 

それは、学校では自分の趣味を話せないということです


自分の高校生の時(2010年頃)もそうでしたが、今の高校生はアニメに関してわりとオープンです

深夜アニメを普通に観て、その愛を周りに公言することにも抵抗がありません

しかし昔のアニメとなると話は全く違います

 

周りに80年代アニメのことを話そうものなら〔何が面白いのだ、あんな古いの〕と絵のタッチやストーリーの時代観を否定されたり、〔昔のアニメって汚らしいよね〕とセル画の彩色に苦言をつけられ、〔なんかダサい〕…これが一番効きました…

そう言ったことを当時のクラスメイトに言われたのが私の高校生時代でした

もちろん昔のアニメに抵抗感のない友人もいますが、勧めても観るということはありません…

今の一般的な高校生が同じように感じているかはわかりませんが、大きな壁があることには変わりないと感じています

 

人と違うことを言うと変に見られ疎外されるのではないかという不安から、いつの間にか好きである事を言わない(隠す)ようになりました

周りが好きなモノを熱く語って共感を得られているなかで、自分は好きなモノを公言できず思いを殺し続ける…

これはとてつもなく苦しいことです

 

カラオケでもそうです

周りが最新アニメのアニソンを歌ている場で、自分は好きな80年代アニメソングを歌うことができない…

なぜなら、疎外されることを恐れているからです

異常者のような目で見られ、周りの空気を壊しているという感覚は耐えがたいものであります

 

本当の自分を晒せず周りに合わせる…それがいつしか本当の自分のように思えて、自分自身を嫌になったのが高校生の頃の私でした

 

それほどまでに苦しめるものならと、手放そうと80年代アニメ断ちをしていた時期もありましたが、好きなモノをやめられるわけがなかったのです

(「どんなに不愉快でも、どんなに憎くても、自分自身をやめることも、自分自身殺すこともできないのよ」という『機動戦士ガンダムZZ』のプルのセルフを今思い出しました)

80sanime.hatenablog.com

そんな高校生の頃の悩みと、現在進行形で悩んでいる火鳥さんの姿を重ね合わせて見ていた私


そういった若い人が苦しんでいる状況を変えてたくて始めたのが、このブログであったりもします

高校生の頃に苦しんだあの思いを今の若い人たちには味わうことなく、純粋に昔のアニメを楽しんでもらいたい…周りが深夜アニメを語るのと同じように、昔のアニメをオープンに語れる世界であってもらいたい

それが私の望みであり、若い人に80年代アニメを伝えるブログを書く真意でもあります

 

同じ趣味の若い人と話す意味

これまで私は、若い世代に80年代アニメを広めようとブログやツイッターで活動してきました

しかし、同世代の火鳥さんとお会いして、80年代アニメを広めるために書き始めていたブログが、いつからか自分の趣味を誰かに認めてもらいたくて書いている部分もあるのだと気付かされたのです

 

今まで同世代の誰にも理解されなかった80年代アニメ好きという趣味…

イベントや展覧会へも一人で行き、その感動を共有することもありませんでした

火鳥さんとお話しをして、同じような悩みを持ち・同じようなポイントにときめきを感じ・同じように喜ぶ

 

同じ思いを共有する…

 

それは、自分の愛するモノが間違いでなかったことを答え合わせするような空間でありました

誰かに趣味を肯定されるというのが、こんなにも心の奥に響くのだなと嬉しくて泣きそうになりました(書いている今もちょっと泣きそう…)


また相手が高校生ということもあり、忘れていた高校生の頃の感覚や今の高校生の考え方に気付かされたこともたくさんあります

そして何よりも、同世代の方と話したり買い物するのが楽しい!

シンプルですが、これが一番言いたかったことです

 



他にもTwitter上で仲良くさせていただいている同世代の昔のアニメ好きの方が何人かおり、今後機会があれば是非会ってお話しできればと考えています

はっきり言って出会い厨です(笑)

しかし、これは救済とも考えています

昔の自分と同じように、昔のアニメを好きになったことで周りの環境に合わず苦しんでいる人は絶対にいると思うのです

なので、その思いを共に語り合いましょう!

同じ思いをしている仲間がいると知ると心が少しは和らぎますし、また高校時代に苦しんだ経験者としてのアドバンスもできるはずです(たぶん)


出会うことでSNS上のやり取りだけでは感じられないこともあり、それが今後の活動の参考になると感じています


これからも同世代の方とお会いして、若い力で80年代アニメをドンドン盛り上げいきたいと思います

応援よろしくお願いします!

 

twitter.com

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20代の若造ならではの視点で書いた「若造語り」シリーズも見ていただけると嬉しいです♪↓

80sanime.hatenablog.com

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