80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

【波瀾万丈🌊】80年代アイドル声優ヒストリー🎤【アニメ主題歌×声優】

どうも、80年代アニメの新たな魅力を探求し続けるSATAトミオです

80年代アニメってまだまだ開拓されていない魅力がたくさんあるのではないかと思うわけです

それを掘り下げるのが当ブログの目的でもあり、ワクワク楽しんで書いている次第であります

 


以前、【平成生まれが解説】80年代アニメ史・前編🟢(1980~1984)という記事で、1984年以降にアニメOPEDなどの主題歌が新人歌手のデビュー曲となるケースが増えたことについて書かせていただきました

80sanime.hatenablog.com


最も有名な例として『機動戦士Zガンダム(1985)』の後期OP「水の星へ愛をこめて」がデビュー曲となった森口博子さんが挙げられます
これは、アニメ主題歌に起用されることがアーティストや曲の宣伝効果に繋がると判断されたことにあります

 

現代のアニメでは、アーティストがアニメソングを歌うことが当たり前とされている時代です

特に80年代というのは"自ら主題歌を歌い、声優も務めデビューした"、アイドル声優が初めて登場した時代でもあります

今回は主題歌と声優を兼任しデビューした80年代のアイドル声優を紹介します

 

元祖・アイドル声優の誕生

まずは、アイドル声優の成り立ちについて書いていきます

アイドル声優の始まり(元祖)は、80年代よりも前の1970年代からであり、そして礎を築いたとされているのがアニソン歌手の堀江美都子さんであります

堀江美都子さんといえば、1969年に『紅三四郎』でアニメ歌手デビューされて以来「キャンディ・キャンディ」や「ボルテスⅤの歌」など多くの代表曲があり、"アニソン四天王"の一人として知られています

80年代でいいますと、同じアニソン四天王の一人でアニキの異名を持つ水木一郎さんとデュエットした「CROSS FIGHT!(破邪大星ダンガイオー 主題歌)」が有名ですね

 

堀江さんの声優デビュー作は1978年放送の『宇宙魔神ダイケンゴー』でした

"主題歌を歌っている人がヒロインとして作品に参加したら、作品の顔(アイドル)になる"という制作会社の意向によりヒロイン・クレオ役でデビューされました

声優素人であった堀江さんは現場で声優としての技術を学び、その後『魔法少女ララベル(1980)』や『愛してナイト(1983)』などで主役を務めるほどに成長します(もちろん2作品とも主題歌を歌われています)

デビュー50周年記念ベストアルバム「One Girl BEST」

デビュー50周年記念ベストアルバム「One Girl BEST」

  • アーティスト:堀江美都子
  • 発売日: 2020/02/12
  • メディア: CD
 

 

飯島真理×太田貴子 二大巨頭の誕生

1980年代に入ると2人のアイドル声優が誕生します

それが『超時空要塞マクロス(1982)』でリンミンメイ役をされた飯島真理さん、『魔法の天使 クリィミーマミ(1983)』でクリィミーマミ&森沢優役をされた太田貴子さんの2人です

飯島真理さんと太田貴子さんの登場はアニメ界に激震が走り、時代が求めたかのように数々のヒットを記録していきます

ここで2人がアイドル声優となった軌跡を書いていきましょう

 

飯島真理

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飯島さんは大学在学時に送ったデモテープをきっかけにビクター音楽と契約します

歌手デビューする前に『超時空要塞マクロス』のオーディションの話が舞い込み、度胸試しに受けた結果、持ち前の歌唱力で見事ヒロインのリン・ミンメイ役を獲得することになります(歌うことが多くある役の為、歌唱力が評価されたわけです)

1982年に『超時空要塞マクロス』に出演された飯島さんは「私の彼はパイロット PartⅠ」や「小白竜」など多くの劇中曲を歌われ『マクロス』も大ヒット、演じられたリン・ミンメイと共に絶大な人気を得るのです

マクロス』放送時点では歌手としてデビューはされておりませんでしたが、ファンクラブが発足されるほどのアイドル人気であったとか

更に1984年に公開された劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主題歌「愛・おぼえていますか」は大ヒットを記録し、80年代の伝説の音楽番組「ザ・ベストテン」にも出演されました

そして、EDでは自らが作詞作曲し歌われた「天使の絵の具」でシンガーソングライターとしての才能を発揮します

 
しかし、リン・ミンメイの存在はあまりにも大きく、飯島さんが歌手デビュー後も"アイドル声優"という肩書きで呼ばれ、ミンメイのイメージから抜け出すことが出来ませんでした

そして、1989年に『マクロス』から離れるようにアメリカへと活動拠点を移すことになります

 

一時は『マクロス』から…ミンメイから距離をおきアメリカでシンガーソングライターとして活動していました

しかし現在では、海外に拠点をおきながらも『マクロス』のイベントなどに出演され「愛・おぼえていますか」などの楽曲を披露されています(最近ですと、NHK BS プレミアムで放送された「発表!全マクロス大投票」で生歌を披露されたことが記憶に新しいですね)

 

太田貴子

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太田さんは1982年に70・80年代の伝説的オーディション番組「スター誕生」に出演し、徳間音楽工業(現・徳間ジャパンコミュニケーションズ)にスカウトされ所属することになります

親会社でもある徳間書店へ挨拶回りに来ていた時に『クリィミーマミ 』の絵コンテを見て、それがきっかけとなり翌年の1983年『魔法の天使 クリィミーマミ』ののOP/ED「デリケートに好きして/パジャマのままで」で歌手デビュー、そして主人公・森沢優&クリィミーマミ役で声優デビューもします

 
声優としてのキャリアのない太田さんは突然のデビューに始めは戸惑いながらも、話数を重ねキャラクターの成長と共に演技力も磨いていきます

そんな太田さんが演じるマミの魅力もあり、『クリィミーマミ』は大人気作品となり、TV放送後も新作ストーリー2作・ミュージック・ビデオ2作の計4つのOVA作品が発売されます

クリィミーマミ』終了後はアイドル歌手としてレコードを出す傍ら、アニメ映画『アリオン』などにも出演して声優業にも精力的に取り組まれていました

そして現在は『クリィミーマミ』のイベントでは楽曲を披露するなど今でも作品を大事にされておられ、1983年に突如現れ"マミがかけた魔法"は現在も解かれることはありません

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アイドル声優ブームの到来

飯島真理さん・太田貴子さん、2人のアイドル声優が登場・成功したことにより"新人アイドルが声優を務め主題歌を歌う"という流れが生まれます

2人の成功をきっかけに、その後も多くのアイドル声優が誕生するのです

ここからは、私が知る限りのアニメでデビューしたアイドル声優を紹介します

 

岡本舞子

『魔法の妖精 ペルシャ(1984)』前期OP「見知らぬ国のトリッパー」/前期ED「ラブリードリーム

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『魔法の天使 クリィミーマミ』の放送終了後にスタートした本作でデビュー(ぴえろ魔法少女シリーズ2作目)

岡本さんは主人公のペルシャを演じたのではなく、ラブリードリームの女王・プリンセスフェアリを演じられました

ちなみにぴえろ魔法少女シリーズでは、主題歌を歌われた方が主人公の声優を務めるのがシリーズの特徴であるのですが、『ペルシャ』(岡本さん)のみゲスト出演のみの声優参加となっております

ペルシャ』で主題歌を歌う前から子役として活動されていたみたいですが、歌手デビューをされたのは本作からです

そして『ペルシャ』の放送の翌年(1985年)より本格的にアイドルデビューされています

 

見知らぬ国のトリッパー

見知らぬ国のトリッパー

  • provided courtesy of iTunes

 その後アニメOVA『臆病なヴィーナス(1986)』でヒロイン&主題歌を務め、ミュージカルや映画でも活躍をしますが1987年に引退することになります

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藤原理恵

超獣機神ダンクーガ(1985)』前期OP「愛よ ファラウェイ」/後期OP「ほんとのキスをお返しに

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藤原さんは戦争により母を亡くした戦災孤児の少女ローラ・サリバンを演じています

ローラはOPにも登場するほどのメインキャラクターであり、藤原さん演じるローラが歌う挿入曲「ハーモニーラヴ」は物語の重要な鍵を握る曲として度々使われます

藤原さんは本作が初声優作品の為ぎこちない演技が見られますが、その表現が逆に少女らしさを出していると感じます

 

愛よ ファラウェイ

愛よ ファラウェイ

  • 藤原 理恵
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 『ダングーガ』終了後はドラマなどにも出演され、1991年には青田典子さんを含む女性セクシーグループ「C.C.ガールズ」を結成してバラエティ番組などでも活躍されます

藤原さんといえば「C.C.ガールズ」をイメージされる方も多いかもしれませんね

現在は振付師や舞台演出助手として活動されております

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小幡洋子

魔法のスター マジカルエミ(1985)』OP「不思議色ハピネス」/ED 「あなただけ Dreaming

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『魔法の妖精 ペルシャ』の放送終了後にスタートした本作でデビュー(ぴえろ魔法少女シリーズ3作目)

小幡さんは本作の主人公である香月舞と変身後のマジカルエミを演じられています


『マジカルエミ』放送の翌年1986年には『天空の城 ラピュタ』のイメージソング「もしも空を飛べたら」も歌われています(本編未使用)

その後作詞活動など経て芸能界を引退、最近ではアクセサリーデザイナーとして活躍されいるそうです

 

宮里久美

メガゾーン23(1985)』主題歌「背中ごしにセンチメンタル」/挿入歌「風のララバイ

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メガゾーン23』はOVA作品であり、宮里さんは作品の重大な鍵を握るアイドル・時祭イヴを演じられ声優デビュー、そして主題歌「背中ごしにセンチメンタル」で歌手デビューされております

 

背中ごしにセンチメンタル

背中ごしにセンチメンタル

  • 宮里久美
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 更に翌年1986年に発売された続編『メガゾーン23 PARTⅡ』にもイヴ役として参加され、主題歌「秘密く・だ・さ・い」もアニメファンには人気な楽曲です

続編にも参加された宮里さんは、前作よりも演技・歌唱力ともにパワーアップされており、今後の活動も期待されておりました

 

秘密く・だ・さ・い

秘密く・だ・さ・い

  • 宮里久美
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 しかし、その後レコードを数枚出したりラジオでの活動をしていたのですが、1989年にラジオ番組を最後に芸能界を引退されます

 

秋本理央

剛Q超児イッキマン(1986)』挿入歌「ときめきセブンティー

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元々は本名である橋本清美でドラマなどに出演されていましたが、1985年に芸名を秋本理央へ変え『幻夢戦記レダ』主題歌「風とブーケとセレナーデ」で歌手デビューします

その翌年1986年に、TVアニメ『剛Q超児イッキマン』の桃江星子役で声優デビューされます

桃江星子は主人公・沢村一気の幼なじみであり、星子に想いを寄せる一気の告白を振りアイドルデビューするという役どころであります(そして挿入歌「ときめきセブンティーン」を歌われてます)

『イッキマン』放送後の1987年に当時プロ野球選手であった平野謙さんと結婚、これを機に芸能界を引退されます

現在は花教室「ヴェル デュール」を開き、フラワーアレンジメントをされておられます

 

秋本さんの場合、歌手デビューと声優デビューが同一作品ではなかったり、出されたレコードも『レダ』と『イッキマン』だけではありますが、記憶に残るアイドル声優だったので今回書かせていただきました

 

(秋本さんの結婚秘話や現在の生活について書かれているインタビューを貼っておきます、ちょっと感動モノです↓)

dot.asahi.com

 

志賀真理子

『魔法のアイドル パステルユーミ(1986)』OP「フリージアの少年」/ED「金のリボンでROCKして

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魔法のスター マジカルエミ』放送終了後にスタートした本作でデビュー(ぴえろ魔法少女シリーズ4作目)

志賀さんは主人公である花園ユーミを演じられています

アイドルになる前は子役として活動されており、『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞』の主題歌「夢の中の輪舞(ロンド)」でプレデビューしたのちに『パステルユーミ』で歌手・声優デビューされたとなっております

パステルユーミ』放送後はアイドルとして活動していましたが、1988年に芸能界を引退、翌年1989年にジャズの勉強の為にアメリカへと留学します

しかし1989年11月、アリゾナ州フラッグスタッフ市近くの高速道路上での不慮の事故により19歳の若さで永眠されました


初めてその事を知ったのは『パステルユーミ』に興味を持ち調べていた時で、その時は言葉にならないほど悲しい思いになった事を覚えています

生きておられれば50歳であったでしょう…お悔やみ申し上げます

 

"アイドル声優"と呼ばれる葛藤

現在のアイドル業界というのは熾烈な争いを展開しています

80年代もまたアイドル戦国時代でした

今回取り上げた歌手の方達も、なかなか成果を残せなかったり様々な事情で短い活動期間で終わった人もいます

また80年代アニメといえば世間的には【テレビ漫画】と呼ばれ地位も低く、子ども向けのコンテンツでありました

その為、山口百恵さんや松田聖子さんなどの正統派アイドルを目指してデビューしたはずなのに、アイドル声優と呼ばれることに葛藤していた方も多く存在します

しかしほんの数年…一曲一役の活躍かもしれませんが、その輝きが霞むことはありません

20年後、30年後、40年後も私の中では永遠のアイドルとして輝き続けるのです

 


 

ラブライブ!』や『アイドルマスター』など現代では当たり前となっているアイドル声優…80年代に多く誕生した事を知らない世代に伝えていくのも80年代アニメを愛する自分の使命であると感じています

その他にも現代のアニメでは当たり前となっているモノで80年代が起源であることは結構あります

今後、80年代アニメ起源のコンテンツなんかも紹介できればと思います

 

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🌟-前回の記事-🌟

 

名作プレイバック第11回『キャプテン』過酷な努力に胸を打たれる野球ドラマ⚾️

どうも、また一つ歳を重ねてしまい若さレベルが下がったSATAトミオです

26歳になってしまったことで、そろそろ"若者"という言葉にすがり付くのも限界かな~と思う次第であります…

 

 

2020年9月9日にアニメ制作会社・エイケン公式Youtubeチャンネルが開設されました

そして開設記念として、エイケン制作の80年代アニメ『キャプテン』のTV版が期間限定で順次無料配信されています


【公式】キャプテン 第1話「キャプテン誕生」

 

開設されたばかりのエイケン公式Youtubeチャンネルを応援するべく…そして多くの方に本作を観てもらう為に、今回は『キャプテン』の魅力について書いていきます

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『キャプテン』とは、エイケン制作により1980年にTVスペシャルが放送されその後劇場版にもなり、1983年からはTV版が全26話放送された原作・ちばあきお氏の野球作品です

現在は本作の続編『キャプテン2』がグランドジャンプむっちゃにて連載中であり、作者のコージィ坂倉氏の圧倒的なリスペクトによって描かれています

 


1980年に初めてアニメ化されたということで、2020年の今年は『キャプテン』アニメ化40周年ということになります

また、アニメ化40周年を記念した特設サイトが制作会社のエイケンより公開されています

eiken-anime.jp

 

あらすじーー

地区大会でも一回戦で負けるほどの弱小校・墨谷第二中学校(墨谷二中)が全国屈指の名門校・青葉学院に挑み、強豪校へと成長していく過程を描いた物語です


本作は『キャプテン』というタイトルの通り、墨谷二中野球部のキャプテンにスポットを当てた作品であり、その為キャプテンが交代すれば主人公も変わります

大会が終わり三年生が引退し新キャプテンが決まり新一年生が入部する…この"世代交代"という概念こそが、他の野球マンガにはない『キャプテン』の大きな魅力であります

また墨谷二中の野球部には監督や顧問が存在しないので、キャプテンが苦悩しながら自ら答えを見出す過程も見どころです

 


私が本作と出会ったのは中学生の頃(約10年前)、たまたま観ていたCS放送で本作の劇場版が流れていたことにあります

当時は80年代アニメについてもさほど興味もなく、なんとなく観ているつもりでした

しかし、墨谷二中ナインのひたむきな努力と谷口キャプテンの熱い思いが私の心に火を灯し、釘付けになって観ていたことを思い出します

そして劇場版を観た翌日には、本作のマンガ(文庫本)を求めて本屋に買いに走ることになった思い出深い作品であります

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自分の根っこを作っているのは、中学時代の頃に観ていたCS放送であると改めて感じさせられる次第です

80sanime.hatenablog.com

 

谷口キャプテンが築き上げた墨谷二中

先ほども書いたように『キャプテン』には世代交代という概念がある作品です

そしてアニメ版には谷口キャプテン期丸井キャプテン期イガラシキャプテン期の3部作となっております

今回は物語の第一部にあたる、谷口キャプテン期について書いていきます

 


野球名門校・青葉学院から墨谷二中に二年生で転校してきた谷口タカオは野球部に入部します

谷口が野球部に入部すると"名門校からすごい選手が来た"と大騒ぎする墨谷二中ナイン

しかし谷口は、レギュラーはおろか2軍の補欠選手だったのです

優柔不断で気が小さい谷口はその事実を打ち明けることができませんでした

それでも期待に応えねばと父親の協力を得て猛特訓を重ねるのです

そして青葉学院のレギュラーに負けない実力をつけた谷口は三年生になり、影での猛特訓と嘘を見抜いていた先代のキャプテンから新キャプテンに任命されます

谷口の冴え渡る起点と陰の努力でチームを引っ張り、青葉学院にも負けない強豪校へと成長していきます


まず『キャプテン』という作品で思い浮かべるのが、この谷口キャプテン期ではないでしょうか

TVアニメ版以前に制作されたテレビスペシャルや劇場版も谷口キャプテン期を描いた作品でありましたし、『キャプテン』の魅力である"努力"という土台を作ったのも谷口キャプテン期であります

さらに谷口キャプテン期に登場した丸井やイガラシが、のちにキャプテンとなり【谷口イズム】を受け継いでいるのも熱いと感じる要素です

 


 
『キャプテン』には各キャプテン期ごとに様々なキャラクターが登場しますが、その中でも主人公ポジションにあたる4人を紹介していきます

 

谷口タカオ(cv.和栗正明)

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中学二年生の時に野球の名門・青葉学院から墨谷二中に転校し野球部に入部する

青葉学院に在籍していた頃は2軍の補欠であり守備も打撃も下手であったが、夜中の神社で猛特訓を重ね、青葉学院のレギュラーにも負けない実力をつけキャプテンに任命させる


谷口の魅力は"努力"、この一言に尽きると思います

青葉学院のレギュラーと間違われたことをきっかけに猛特訓の結果、実力をつけキャプテンとなった谷口は、キャプテンになってからも誰よりも練習に励みます

周りの期待に応える為に努力を重ねて、やがてその努力が墨谷二中ナインに伝染するわけです

努力する姿勢を背中で見せて引っ張る…これぞキャプテン・谷口の魅力であります

 

丸井(cv.熊谷誠二)

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谷口キャプテン時代の小柄な二年生のムードメーカー

先輩には礼儀正しく、後輩には大きく威張る…昔ながらの体育会系を象徴するキャラクター

努力家である谷口を誰よりも尊敬しており、谷口引退後に次期キャプテンとなる


始めは墨谷二中ナインの中でも野球が下手な選手で、イガラシがレギュラーになったことで控え選手に降格してしまいます

一年生にレギュラーを奪われたことでショックを受け悩みも抱えますが、そこから努力を重ねてレギュラー・キャプテンへと成長していく過程が魅力であります

 

イガラシ(cv.木村陽司(テレビシリーズ)/ 中田光利(劇場版)

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谷口キャプテン時代に新一年生として入部してくる

一年生ながらどこでも守れるユーティリティーな守備能力と高い野球センスを持っており、谷口の判断でレギュラーとなります

先輩問わず本心をズバズバと話す口調や一年生ながらもレギュラーになったことで、先輩からは疎まれます

それでも実力で先輩を黙らせるのだからカッコいいのです

丸井引退後に次期キャプテンとなる


作品序盤に新一年生として入部し三年生になるとキャプテンになるので、どのキャラよりも登場回数が多くて思い入れも強くなります

また、一年生の頃は生意気な態度が目立つキャラであったはずが、二年生…三年生、そしてキャプテンになったことで色んな事を学び、一番に成長を感じれます


イガラシには2歳下の弟がおり、のちに野球部に入部してくる(あだ名は「ジュニア」※ちなみにお笑い芸人・千原ジュニアの名前の由来でもあります)

 

近藤茂一(cv.中尾隆聖)

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丸井キャプテン時代に入部してくる大柄な新一年生

大きな体格から投げる球は速く、打撃も強烈な選手(しかし守備は苦手)

野球センスにはすごく自信があり、その為わがままな面が目立つことが多い

その姿にキャプテンである丸井が厳しいく指導するシーンが鉄板ネタとなっています(ザ・体育会系の丸井が激昂するから怖い)

 


その他にもライバルとして登場する青葉学院のエース・佐野や江田川中のエース・井口など、ライバルも同じように成長していると感じさせられる描写があり作品を盛り上げてくれます

 

墨谷二中vs青葉学院 ジャイアントキリング

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本作を語る上で欠かせてはいけないのが【ジャイアントキリング】…番狂わせであります

谷口が入部するまでの墨谷二中というのは、一回戦を勝つのがやっとな程の弱小校でありました

谷口がキャプテン就任後は、谷口の起点などで順次に勝ち上がっていくのでありますが、全国屈指の名門校・青葉学院と対決することになります

弱小校と名門校…試合の勝敗は決まっていると半分諦めている墨谷二中ナインに谷口は、過酷な練習スケジュールを組み、打倒!青葉学院を掲げて挑むのです

特訓に特訓を重ねボロボロになったユニフォームを身に纏う墨谷二中ナイン

そこにはかつての弱小校の面影はなく、名門校である青葉学院にも食ってかかるのです

その姿は正しく"GIANT KILLING(ジャイアントキリング)"

そして試合の展開は誰もが予想だにしなかった方向へと向かいます(初めて観た時にリアルに〔エッーー!〕って言ったのを覚えています)

墨谷二中の運命…そして、谷口キャプテンの運命はいかに!

気になる試合の結果は、本編をご覧ください

 

時代錯誤こそ、昔のアニメの良さ

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『キャプテン』という作品は80年代に放送されたアニメではありますが、原作自体は70年代…80年代よりも少し前の作品になるわけです

その為、町の至る所にある煙突からは煙が立ち込め、谷口の住む家は長屋であったりします

そして、軽い体罰なら平気で行われたりと今の時代に反しているシーンも数多くあります


昔のアニメシーンであれ、時代に反した描写があればSNS上で叩かれることもある現代

 

だからこそ、観ていただいたいのです!

 

過酷なしごきや体罰なんて、今の時代から見れば間違いかもしれません…

しかし、当時としたはそれが当たり前であり、だからこそ生まれるドラマもあったわけです

『キャプテン』で描かれている世界とは、そういった世界であります

そういった時代に反したシーンの中で、当時の人達は輝いていたことを忘れてはいけません

 

過去の行いを叩くのではなく、当時の時代背景をしっかりと理解して考えることも必要です

もちろん過去を美化するのではなく、それらの行いが間違いであったことを再確認する為にも歴史的な資料として観ていただければと思います



あえて難しいような解釈で語りましたが、シンプルに努力する谷口や墨谷二中ナインの活躍を楽しんで観てもらいたい作品です

何より中学生である彼らはとても"輝いている"のあります

 


若い日はみんな 何かを目指せ

秘めた力 自分じゃ分からないよ

夢は大きく持とう

そうだ とびきりデカく!

(『キャプテン』OP「君は何ができる」より)


若いって…青春って、いいね(泣)

 

TV版『キャプテン』、エイケンYoutubeチャンネルにて順次無料公開!【期間限定

www.youtube.com

 

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今後も他の作品の無料配信があると予想されます

この機会にチャンネル登録をしてみてはいかがでしょうか!

www.youtube.com

 

前回の【名作プレイバック】↓

80sanime.hatenablog.com

【LDを極めし者は、80年代OVAを制す】80年代アニメLDコレクション📀VOL.❶

どうも、80年代アニメ沼から出れそうにないSATAトミオです

まぁ、今のところ出る予定もないのですけど金銭面でも消費が激しく〔このままでいいのかな…〕と思うこともあります(この趣味は金持ちの道楽ではないかとか)

 

 

以前、平成生まれが80年代アニメの為に、LDプレーヤーを購入してみた。📀というLD(レーザーディスク)プレーヤーを購入紹介した記事を書きました

 

80年代アニメマスター道を進む者には

【LDを極めし者は、80年代OVAを制す】という格言があります!…たぶん

 

あれからLDソフトもコツコツと買い集め、ちょっとずつ視聴してきました

今回は今までに購入してきたLDソフトを紹介、そしてその作品の魅力について書いていきます

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今回紹介するLDソフトは配信やレンタルDVD化されていない作品を選んでいます(一部を除く)

 

きまぐれオレンジロード あの日にかえりたい

TV版『きまぐれオレンジロード』のその後を描き、1988年に公開されたアニメオリジナル映画作品

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オレンジロード』のTV版やOVAシリーズは配信やレンタルDVDでの視聴ができるのですが、本作にはそのどちらもない為LDを購入した次第です


本作は『オレンジロード』の最大の武器であり魅力のまどか・ひかる・恭介の恋愛三角関係に徹底的にケリをつけた作品であり、昼ドラ並みに激しい恋愛ドラマが描かれています

はっきり言うと、面白いというよりも観ていてツライ作品です

その為、原作ファンや原作者のまつもと泉先生からも酷評されているらしいのですが、自分にとってはアニメ版『きまぐれオレンジロード』の完結編であると感じて観ておりました

三角関係をズルズルと引きずるのではなく、原作ファンから反感を買ってでも一つのストーリーとして完結させたことはすごく評価できます

 


本作の監督された望月智充さんは『クリィミーマミ』や『マジカルエミ』などで演出されており、毎回驚かされる演出とリアルな描写を盛り込まれるすごく好きな監督さんだったのもポイントが高かったです

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そして本作の辛く悲しい情景を的確に描写してくれる和田加奈子さんの楽曲も魅力であります

 

ミッドナイトアニメ レモンエンジェル VOL.1

80年代を代表するアダルトアニメくりいむレモン』から派生し、1987年に5分アニメとして放送されたオムニバス作品です

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また放送時間が深夜帯という事もあり、今のテレビアニメでは考えられないような性描写も含まれており、現在の深夜アニメに多大な影響を与えました


本作の放送と共に同名である3人組みのアイドルグループ「レモンエンジェル」がデビューし声優も務め、アイドルグループとアニメが同時展開されたメディアミックス作品としても知られています(今で言うところの『アイドルマスター』や『ラブライブ!』みたいなものです)


レモンエンジェル」メンバーの一人である櫻井智さんは、その後本格的に声優デビューをされ1994年に『マクロス7』でミレーヌ・ジーナス役を演じられています

 



さらにビデオマーケットやDMMなどの動画配信サービスにて本編が配信中、そして第1話のみ無料配信されています

この第1話で流れる「たそがれロンリー」という櫻井智さんが歌う楽曲がいい味を出しているですよね(ロンリーロンリーロンリーロリー♪ ロンリーロンリーロリーロリー♪)

www.videomarket.jp


本作はDVD BOXも発売されている作品ではありますが、なんといってもこのLDジャケットにやられました(やらしい意味ではなく!)


興味ある方は是非!

www.dmm.com

www.videomarket.jp

 

コール・ミー・トゥナイト

80年代に流行った"テレクラ"が登場する1986年に発売されたちょっとムフフなOVA作品です

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もうね、LDジャケットからしてえっちぃ感じがしますよね

 
テレクラとは、【テレフォンクラブ】の略で電話を介して女性との会話を楽しめる店であります

また女性との交渉次第ではデートもできたり性的な行為も可能とか…

要するに"オトナの世界"というやつです

最近ではゲーム「龍が如く」のミニゲームに登場したことでも知られているかもしれません


ここでストーリー内容も説明しましょう

テレクラ屋のオーナーを務める女子高生・夏見ルミ(cv.玉川紗記子)の元に〔オ○ニーをすると部屋や服がめちゃくちゃになってしまう〕という男性からの電話があったとお店から連絡が入る

その男性に興味を持ったルミは直接会い悩殺を試みると、なんと怪物に変身するのです

性的興奮をすると怪物に変身する性質を持っているらしく、ルミはあの手この手を使って怪物に変身するのを克服させようとする…といったストーリーになっております

ソフトなアダルト描写バイオレス描写が合わさった80年代OVAらしい作品って感じがしますよね

 



テレクラの他にもビニ本のぞき屋などが登場し、80年代でしか感じれない世界観がたまらない作品であります

更にエンディングや挿入歌にはCity pop(シティポップ)色の強い楽曲が起用され、それらの楽曲が収録されたLPレコードはネットオークションでも高値で取引されています(4曲入りで1万越えはヤバいです!)

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本作はLDに興味を持ち始めてからずっーと観たいと思っていた作品でした

動画配信サービスで観れるかなと待つが、一向に配信される気配がない…ということでLDを購入した次第です

ちなみに本作は30分アニメであり、落札価格3000円でした…(1分あたり100円って…)

 

アーバンスクウェア ~琥珀の追撃~

1986年にエモーションレーベル3周年を記念して制作された作品

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殺人現場を目撃してしまった売れないシナリオライター松本良(cv.井上和彦)は、その時に手にしてしまった手紙をきっかけに殺し屋に狙われることになります

ハードボイルドな世界観と銃撃戦が魅力の作品であります

 


キャラクターデザインを担当されているのは『クリィミーマミ』や『パトレイバー』のキャラクターデザインでも知られる高田明美さん

なんと言ってLDジャケットを見ているだけでも作品の世界観と高田さんのタッチが楽しめるのも良いですよね

 


主人公の良を演じる井上和彦さんとヒロインの由紀を演じる山田栄子さんの掛け合いも良く、声優さんの演技力がハードボイルドな世界観をより一層深くしてくれていると感じます

その他にも渋い刑事役を演じる田中伸夫さんや殺し屋という珍しく悪役を演じられる井上真樹夫さんなど声優陣でも楽しめる作品であります

 



ちなみに本作のLDを購入したのはLDプレーヤーを購入する前でした

それまで〔いつかLDプレーヤーが買えたらいいな~〕と思うぐらいだったのですが、先にLDソフトを買って自分を追い込んだというわけです

結果的には、その二か月後にLDプレーヤーを購入しているわけなので効果はあったと思います

 

NORA

漫画家・御厨さと美さん自らが原作、監督、脚本、絵コンテ、キャラクター&メカデザインを務め、1985年に発売されたOVA草創期を代表する作品の一つです

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自由奔放で天然系の少女ノーラ(cv.山本百合子)と電子工学の権威であるザカライアセン博士(cv.内海賢治)の2人は宇宙都市フロンティア(コロニー)に向かう宇宙便内で仲良くなり、コロニー内で起きるコンピュータートラブルに遭います

始めは噴水の水を大量に出したりエスカレーターを逆走させるのなど、子どものイタズラのようなものでしたが、次第に過激さを増しコロニー全体のコンピュータを支配し人間に襲いかかります

 
今で言うAI(人工知能)が自分の意志を持ってしまったことで人間に敵対するわけです

これには専門的な用語で「シンギュラリティ(技術的特異点)」という言葉があり、人工知能が人間よりも優れた知能を持つようになることを指します

そして人間はやがて人工知能に支配されるのではないか…ということも言われており、本作の世界観はまさにその現象を描いているのであります

 
「シンギュラリティ」が80年代当時から問題視されていたかは分かりませんが、AI(人工知能)が大活躍している2020年の現在から観るとめちゃくちゃリアルな世界観に感じれるのです

制作から40年近く経っていると、この様な発見があるのも昔の作品を観る楽しみでもあります

 



本作の主人公ノーラを演じられているのは山本百合子さんでありますが、私が最近とてもハマっている声優さんの一人であります


そう言った経緯もあり、今回『NORA』を紹介させていただきました(エンディング曲も山本さんが歌われていて、素晴らしい曲なので是非ご覧ください!)


また本作には『トゥインクル NORA ロックミィ!』というOVA第二弾もあります(これがまた高いんですよね…)

 

LDでしか観れない作品だから、価値がある

今回は5作品を紹介しましたけど、ちなみに5作品をまとめた総出費額は1,2000円ぐらいです…

ヤバいです!ヤバいんです!!!

集め始める前から分かっていたことですけど、お金が溶けるようになくなっていきます

当時の方々はこれらのLDをフルプライス(定価)で購入していたわけですから、本当に頭が上がりません

というよりも、今の時代にレンタルLD屋がないのが問題なんですよ!

皆さんでLDの需要を高めていきましょう(笑)

 


 

今回、映画作品からOVA草創期の作品まで色々と80年代のLDアニメを紹介してきました

そこで感じたのが、TVアニメ以上に80年代という輝かしかった時代を捉えているような気がします

今回紹介した『コール・ミー・トゥナイト』がわかりやすい例で"テレクラ"や"のぞき屋"など、80年代TVアニメでも描けないギリギリのラインを責めれるのがOVAの良さだと感じます

(それが原因でDVD化がされないのかもしれませんが…)


動画配信サービスだけで観れる80年代アニメだけが全てではありません

まだまだLDだけでしか観れない作品は山のように存在するのです

80年代LDアニメを根絶やしにできるか…それとも私のATMが先に陥落するかというノーガードの戦いであります

またLDソフトを購入してストックが溜まりましたら第二弾の紹介記事を書きたいと思います


皆さんもLDプレーヤーを購入してLD沼に突入しましょう!!

 

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80sanime.hatenablog.com

 

🌟-前回の記事-🌟

80sanime.hatenablog.com

名作プレイバック第10回『超獣機神ダンクーガ』"スパロボ"知識は間違いだらけ🦅

どうも、夏の終わりを全く感じないSATAトミオです

コロナ関係で外にもあまり出ていなかったので、夏であったことすら忘れそうなので『タッチ』の記事を書いたり、TV版の本編を観たりして小さな夏を感じています

80sanime.hatenablog.com

note.com

 

以前に私のTwitterの方で、新たに視聴する80年代アニメのアンケートをとったことがあります

その結果『超獣機神ダンクーガ』が選ばれ、全38話を完走しました

アンケート結果時の公約で紹介記事を書きます!と言っていたこともありますので…名作プレイバック(記念すべき)10回目の今回は、超獣機神ダンクーガを紹介します!

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『超獣機神ダングーガ』とは、1985年に葦プロダクションにより全38話放送されたロボットアニメです

元々は52話放送される予定でありましたが、商業不振により打ち切り(話数短縮)になりました

しかし、キャラクター人気とファンの熱望によりOVAが発売され完結し、続編となるOVAも発売されるほどの人気作品であります

また2007年には『超獣機神ダンクーガノヴァ』という続編も制作されています


今回は1985年に放送されたTV版について書いていきます

 

あらすじーー

突如、宇宙からの侵略者・ムゲゾルバドス(ムゲ帝国)の襲来により地球は壊滅的なダメージを受けます

ムゲ帝国に立ち向かう為に、藤原忍(cv.矢尾一樹)・結城沙羅(cv.山本百合子)・式部雅人(cv.中原茂)・司馬亮(cv.塩沢兼人)の4人は葉月博士(cv.石丸博也)が開発した獣戦機(メカ)を操る部隊「獣戦機隊」を結成するのです

そして、4人が乗る獣戦機が合体したロボット「ダンクーガ」でムゲ帝国との激戦を繰り広げていきます


獣戦機隊のチームワークがバラバラだったり、士官学校時代の上官シャピロ・キーツ(cv.若本規夫)が裏切り敵対するなど…いがみ合いながらも戦いの中で成長していく主人公の忍たち獣戦機隊の活躍が魅力的な作品であります

 

間違えだらけの"スパロボ知識"

本作はゲーム「スーパーロボット大戦」にも何度も参戦するほどの人気作品ではありますが、本編の内容と反している点が幾つかあると感じます

まずは、スパロボだけで知っている人は驚くであろう、TV版ならではの『ダンクーガ』の魅力を書いています

 

第16話まで登場しないメインメカ

本作の特徴といえば、忍・沙羅・雅人・亮の4人の獣戦機隊のメンバーのメカが合体して登場する人型メカ「ダンクーガ」ですよね

ロボットアニメにおいて、ロボットとは花形…メインメカを楽しみに観る人も多いと思います

しかし、この「ダンクーガ」と呼ばれる人型メカなのですが…作品中盤まで全く出てきません!

かつてメインメカが、1クール(12話)を越えても登場しない作品があったでしょうか…

しかし、これでもか!と溜め、待ちに待って登場するダンクーガはカッコいい以外に言葉が出てこないほど美しく輝くのであります


あとダンクーガは、4人が乗ったメカが合体したロボットでもありますので、チームワークも大事なのです

尖った個性の塊である4人のチームワークが完成してこそ、ダンクーガは最大限の力を発揮するのです

そんな4人のチームワークも含めて合体するまでの過程を段階的に見せてくるストーリー構成になっているので、ダンクーガが登場しなくてもめちゃくちゃ面白い作品になっています


ちなみに、スパロボでも大活躍する必殺技「断空剣」…

こちらはTV本編では登場しませんので悪しからず…(OVA「失われた者たちへの鎮魂歌」より登場)

 

有名な戦闘BGMの衝撃の事実

ダンクーガ』と聞いて始めに思い浮かべるのが、いけたけしさんが歌う「バーニング・ラヴ」ではないでしょうか

ダンクーガ』がスパロボに参戦する時の戦闘BGMも「バーニング・ラヴ」が多いですし、80年代のカッコいいアニソンにも必ず名前が挙がる主題歌であります


SFC第4次スーパーロボット大戦 [バーニング ラヴ]

しかし、この「バーニング・ラヴ」…よくOP(オープニング曲)と間違えられることがありますが、実はED(エンディング曲)なのです!

自分も見始めるまで知らずめちゃくちゃ驚きました


ダンクーガ』の(毎エピソードの)終わり方にはパターンがあり、だいたいが戦いにより荒廃した町で「俺たちの戦いはこれからも続く…」という雰囲気を醸し出した打ち切りENDみたいな終わり方をします

そこから暗転して流れるのが、EDの「バーニング・ラヴ」

暗転してすぐ歌い出される「バーニング・ラヴ」は、イントロがなくAメロからフルスロットで燃えるように歌われるのです

不燃焼感ある終わり方をした本編を焼き焦がすように歌われる、その勢いこそがEDとしての「バーニング・ラヴ」の魅力であります


超獣機神ダンクーガ ED [STEREO]

バーニング・ラヴ

バーニング・ラヴ

  • いけたけし
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 



ED以外にも『ダンクーガ』の主題歌は魅力があり、藤原理恵さんが歌う前期OP「愛よ ファラウェイ」と後期OP「ほんとのキスをお返しに」は80年代後期の時代背景を感じれる主題歌になっております

 1984年以降、新人歌手(アイドル)にアニメの主題歌を務める傾向が増えていき、藤原理恵さんも本作をきっかけに(「愛よ ファラウェイ」で歌手デビューをします)

80sanime.hatenablog.com

更に藤原理恵さんは、本作の重要キャラクターであるローラ・サリバンの声優を担当し、戦争により母を亡くした戦災孤児の少女という難しい役を演じております

そして、本作の挿入歌として度々登場する「ハーモニーラヴ藤原理恵」も素晴らしい曲なので、本編を視聴する際は是非注目していただければと思います

ハーモニー ラヴ

ハーモニー ラヴ

  • 藤原 理恵
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

個性が強すぎるッ!!獣戦機隊メンバー

先ほども書いたように、メインメカである「ダンクーガ」は作品中盤からしか登場しません

それなのに『ダンクーガ』という作品が面白いのは何故かと言うと、キャラクターにあります

個性が強すぎる為にチームワークに問題がある獣戦機隊…

 

今回はメインキャラにあたる、獣戦機隊メンバー4人のキャラクター紹介を書きます

 

藤原忍(cv.矢尾一樹)

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獣戦機隊のリーダーであり、本作の主人公の男(搭乗機: イーグルファイター)

短気で自己中心的、上官にはすぐに反発する…80年代によくいた反抗的なキャラの属性を全部備えています

しかし軍人としての使命感は強く、ムゲ帝国の非情な攻撃に怒りを示します

とにかく口癖である「「やってやるぜ!」」インパクトが強いキャラクターです


80年代の矢尾一樹さんといえば、『ガンダムZZ(1986)』のジュドーや『メガゾーン23 PART2(1986)』の矢作省吾のような大人に対して反抗的な態度とるキャラを演じられているイメージがあり、本作の忍も同じ系統のキャラクターと言えます(当時の流行りなんでしょうね)

 

結城沙羅(cv.山本百合子)

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獣戦機隊の紅一点、男勝りな性格(搭乗機: ランドクーガー)

士官学校時代にシャピロと交際しており、シャピロと共に軍を抜けようとした過去があります

そして、自分を捨ててムゲ帝国に寝返ったシャピロを憎み自分の手で撃とうと復讐心に燃えるのです


本作を見始める前は"クールビューティー"という感じのイメージをしていたのですが、ツッコミ役にも回ることもあったり冗談も言うなど万能キャラクターでありました

あと私服のセンスがハイレベル過ぎるのも沙羅の素晴らしい特徴であります

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(この私服のセンスも80年代後半ならではって感じで好きです)


そして私は、沙羅をきっかけに山本百合子さんの声にハマってしまい、山本百合子さんが主演されている『レディジョージィ(1983)』を現在視聴しております

こちらでは沙羅とは全く違った山本さんの演技が観れ、ストーリーも非常に面白い作品であります(後日、紹介記事を書く予定です)

 

式部雅人(cv.中原茂)

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獣戦機隊のお調子者、忍より一学年下の後輩(搭乗機: ランドライガー)

幼い顔立ちから女性からはモテて、子どもからの人気もあります

陽気で遊び人である雅人なのですが、忍が連れてきた謎の少女・ローラ(cv.藤原理恵)に一目惚れするのです(この2人の関係性がまた良い)

世界屈指の財閥である父親に反発して軍に入隊するなど、軍人として生きる強い信念も持ち合わせています

 

司馬亮(cv.塩沢兼人)

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獣戦機隊の司令塔、忍より一学年上の先輩(搭乗機: ビッグモス)

冷静沈黙なキャラクターで忍によく助言するのですが、意見が食い違い衝突する事があります

また、時々山籠りをするなど獣戦機隊随一の武闘家という意外な一面もあるキャラクターです


初登場のシーンで白い薔薇を加えて現れるので〔わぁ~…中々キザなキャラが登場したな~〕と感じたのですけど、本編を視聴すればするほど獣戦機隊一(というか作品一)マトモなキャラであるように思えます

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その他にも、荒くれ者の獣戦機隊を指揮するイゴール将軍(cv.池田勝)、謎の第三勢力として忍を助ける黒騎士(cv.田中秀幸)など魅力的なキャラクターがたくさん登場します

また、敵であるムゲ帝国側にも『マジンガーZ』に登場しそうなスーパーロボット系のキャラクターが登場するので観ていて面白い作品です

 

過去との決別、ためらいにピリオド

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獣戦機隊の紅一点である結城沙羅、地球を裏切りムゲ帝国の指揮官となったシャピロ・キーツ

この2人の物語も『ダンクーガ』には欠かせない魅力の一つです

シャピロはムゲ帝国に寝返る前は、忍ら獣戦機隊メンバーの士官学校時代の上官でありました

そこで沙羅とも出会い、恋人関係であったわけです

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しかし、シャピロは自分の力も認めなかった地球を捨てて行方不明に、そして気づけば敵(ムゲ帝国の指揮官)として現れるわけであります

つまり、"捨てた男"と"捨てられた女"という関係です

シャピロを憎み続ける沙羅…過去も地球も捨てて全人類支配の野望を抱くシャピロ

そんな"悲しい愛のストーリー"に焦点を合わせて観ていただいても面白いと思います



そんな2人の関係性を描いたのが、沙羅役の山本百合子さんが歌う「ためらいにピリオド」という曲です(OVA「白熱の終章」のEDとしても使われています)

その曲の歌詞にはシャピロを思う沙羅の心情が書かれていると同時に、シャピロが見せない顔に怯える沙羅の姿もあり2人の関係性が伺えます


シャピロの秘めた野望を横で見てきた沙羅…しかし、敵として姿を見せたシャピロは恋人であった沙羅すらも殺すことに"ためらい"がありません

沙羅自身もシャピロとの思い出に捨てて、憎悪剥き出しで戦います

まさにそれは、"過去との決別"…「ためらいにピリオド」というわけです


激しいメロディと山本さんの悲しげな歌声が共鳴しあった素晴らしい曲なので、是非聴いていただきです!(自分はOPやED以上に好きな曲で、リピートしまくって聴いています)

ためらいにピリオド

ためらいにピリオド

  • 山本 百合子
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

視聴、「「やってやるぜ!」」

その他にも"父と子の確執"や"シャピロがムゲ帝国内で成り上がる過程"など様々な見どころがあります("色んなキャラに殴られまくる忍"もオススメです)

TV版の『ダンクーガ』といえば、メインメカの「ダンクーガ」が作品中盤まで登場しないにもかかわらず人気も知名度も高い作品です

それはキャラクターやストーリーに魅力がある証拠だと言えます(あと歌もですね)


今回自分は、ほとんどスパロボだけの知識で観たのですが、スパロボをプレイして作品だけは知っているという人こそ観ていただきたいです

スパロボで知っている『ダンクーガ』とは全くの別物の魅力があり、作品中盤まで登場しないダンクーガを体感していただきたく思います(笑)


皆さんも忍のように「「やってやるぜ!」」で、『ダンクーガ』を視聴しましょう!!

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 前回の【名作プレイバック】↓

【コロナに負けるな!】『富野由悠季の世界』静岡会場 徹底攻略ガイド🗻

どうも、『富野由悠季の世界』島根会場の思い出を昨日のことように思い出すSATAトミオです

あれからもう半年近く経ったと思うと、時代の流れの早さと濃密すぎた半年であったと感じます

新型コロナウイルスの感染拡大の為に4月の青森会場、7月の富山会場と我々は2会場連続で『富野由悠季の世界』展を(延期で)失いました…

 

しかし、これは敗北を意味するのか?

否、始まりなのだ!


辛く苦しい日々を過ごしてきましたが、ようやく『富野由悠季の世界』が帰ってきます

 

静岡県静岡県立美術館にて、富野由悠季の世界』静岡会場が開催されます

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開催機間は2020年9月19(土)〜11月8日(日)

そうです!、『富野由悠季の世界』静岡会場開催(9/19)まで残り1ヶ月を切ったんです


というわけ今回は『富野由悠季の世界』静岡会場のイベント情報などのオススメ情報を書いていきます

興味ある方や行かれる予定をされている方は、是非参考にしてください

 

-新型コロナウイルス対策について-

まず静岡会場に来館を予定されている全ての方に、静岡県立美術館のホームページ内にある新型コロナウイルス感染症対策についてのガイドラインを読んでいただきたいです

新型コロナウイルスが再び蔓延してきている今、少しでも感染を広げないことが重要です

 【重要】新型コロナウイルス感染症に関連したご来館の方へのお願いについて(9/19〜)

 

 

来館予定の方は、必ずお読みください!

 

ポスターから見る『富野由悠季の世界』

富野由悠季の世界』ファンとしては、今回の静岡会場のポスターにも注目していただいたと感じます

富野由悠季の世界』展公式Twitterでもツイートされているように、静岡会場のポスターは、今までの3会場(福岡・神戸・島根)のポスターからデザインが一部変更されている箇所があります

 

ここで、前回の開催地・島根会場のポスターと比較してみましょう

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戦闘メカ ザブングル』に登場するジロン・アモスの表情が変わっていたりもしますが、一番の変更点は伝説巨神イデオン』に登場するキッチ・キッチンが追加されていることでしょう

伝説巨神イデオン』といえば、1980年5月にTVアニメの放送がスタートし、今年の5月で放送40周年を迎えた作品であります

青森会場の方では40周年を記念して展示コーナーが拡充される予定でした

青森会場が延期になった今、拡充予定だった『イデオン』コーナーに変化があるかというのも注目点であります

 

イベント情報

会期初日の9月19日(土)に富野監督が来館され、記念トークイベント富野由悠季×藤津亮太 静岡に語る」が開催されます

静岡県は『無敵鋼人ザンボット3』の舞台となった駿河湾、『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場した富士山など富野作品にゆかり深い地であります

そして聴き手として登壇されるアニメ評論家の藤津亮太さんは静岡県出身の方ですので、県出身者ならではの切り口で静岡県と富野作品の関係性が解かれることでしょう

トークイベントの参加定員は120名…今までの開催地、福岡(180名)・神戸(250名)・島根(400名)に比べると定員が少なくなっています

定員が少ない理由としては、おそらく新型コロナウイルス対策として座席を一席ずつ空けている為かと思われます(ソーシャルディスタンスですね)

静岡の地に立った富野監督が何を語るのか、注目のトークイベントとなっております

清水銀行Presents

記念トークイベント「富野由悠季×藤津亮太 静岡に語る」 

 

★事前申込制

【日時】9月19日(土)午後2時~3時30分

【会場】静岡県立美術館 講堂

【出演】富野由悠季監督 【聴き手】藤津亮太氏(アニメ評論家)

【定員】120名 

    聴講無料、当選者のみ参加可能

(※ただし当日は購入いただいた本展観覧券か観覧券半券の提示をお願いいたします。身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名はその限りではございません)

 

【締切】8月31日(月)必着

【問い合わせ】静岡新聞社静岡放送事業部

       TEL 054-281-9010(平日:午前9時~午後5時)

【お申し込み】郵便番号、住所、電話番号、氏名、年齢を明記して

 ●ハガキ/422-8670 静岡新聞社静岡放送事業部「富野展トークイベント」係

 ●Eメール/kikaku@shizuokaonline.com 件名「富野展トークイベント」

 ※聴講券の発送をもって当選発表に代えさせていただきます。

 ※応募者多数の場合は抽選、落選の連絡はいたしません。

 ※応募いただいた個人情報は当イベントのみに使用します。


締め切りは8月31日(月)まで、締め切り間近でございます!!

会期初日に来館される予定の方は、是非応募してみてください

 

 

【追記】

919日に開催予定であったこちらの開幕イベントでありますが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から協議して中止となったそうです

しかし、後日改めて「富野由悠季×藤津亮太 静岡に語る」を収録し、トークイベントの模様を静岡県立美術館のホームページで期間限定配信されるとのことです!!

イベントが開催されないことは残念ではありますが、逆に考えれば用事や遠方で参加できそうになかった方も開幕イベントの内容が聞けてしまうという素晴らしい報告でもあります

公開予定時期は11月上旬となっておりますので、気になる方はチェックしてください!

清水銀行Presents 記念トークイベント「富野由悠季×藤津亮太 静岡に語る」イベント中止とWEB公開への振り替えについて

 


さらに9月27日(日)には、記念トークイベントに聞き手として登壇される予定の藤津亮太さんを講師に迎えSBS学苑パルシェ校にて、アニメ映画を読む 『演出家・富野由悠季の誕生』という講座が開催されます

今回の講座では、TVアニメ・アニメ映画作品の成り立ちや特徴を分析して、深く読解していきます

そして、『富野由悠季の世界』静岡会場の内容などを補完していく講座であり、藤津さんの視点から見た静岡会場の見どころを紹介する内容になっています

 
もしかしたら、会期初日にある記念トークイベントでの富野監督の裏話なんかも聞けるかもしれませんね


SBS学苑パルシェ校は、JR静岡駅ビル パルシェ7階にあるカルチャーセンターで、静岡県立美術館からも近くてアクセスしやすい位置にあります

藤津亮太さんの講座を聞いた後だと、展覧会の中身もまた違って見えてくると思います

 

www.sbsgakuen.com


開催日は9月27日(日)、興味ある方は詳細ページを確認の上、是非受講をオススメします!

 

 

その他にも、アニメーション作品を作るワークショップや学芸員によるフロアレクチャーなどのイベントも開催予定です

イベント情報の確認は静岡県立美術館ホームページにて随時更新であります

 

チケット&通信情報

前売り券が一般:1000円、70歳以上:500円

そして当日券が一般:1200円、70歳以上:600円となっております

ここでビッグニュースなのが、大学生以下は無料ということです…

 

えぇー!!大学生以下:無料だと!!!

 

つまりこれは、大学生も高校生も中学生も…そして小学生なんかも無料で『富野由悠季の世界』を観覧できるということです!(誰でもわかりますけど、強調してみました)

去年の10月に開催された神戸会場でも高校生以下は無料というのはありましたが、大学生が無料の対象になったのは静岡会場が初めてのことです

学生さんにとって"無料"というのはどれだけありがたいことか…そして『富野由悠季の世界』は総展示数が3000点と、1日では回りきれないほどのボリュームの展覧会です

それが無料で見れるワケですから、関係者の方々の尽力に感謝であります

お近くにお住まいの大学生の方は、一回だけに限らず是非毎日観覧しに行きましょう!(だって、無料なんですから♪)

 

また、今回の静岡会場でも前売り券(一般)は特製絵柄のチケットになっており、おそらく当日券にも特製絵柄が描かれたチケットが登場することでしょう

会期前に静岡県立美術館に来館し、是非前売り券をお求めくださいませ!

 

9月13日(日)までは「ムービックス」の通信販売サイトにて、一部オリジナルグッズの通信販売もあります

富野監督応援うちわなど、完売しているグッズもありますが、監督のアクリルスタンドやキーホルダーは現在も注文できます(限定ガンプラは通販対象外)

静岡会場に行けない方は、是非ご利用くださいませ!

www.movic.jp

 

コロナ禍だからこそ、やってみる価値はありますぜ!

今回開催される静岡会場は、元々『富野由悠季の世界』展の最終開催地として予定されていた場所でありました

おそらく記念トークイベント以外にも富野監督が来館され、最終開催地に相応しいイベントが数多く計画されていたことだと思います

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大という誰もが予想だにしなかった出来事により青森会場と富山会場が延期…グランドフィナーレを飾る会場が静岡会場では無くなりました…

それは富野ファンである私も悔しいことですが、それ以上に『富野由悠季の世界』展に関わる全ての関係者の方が悔しい思いをされていることだと思います

だからこそ、静岡会場が開催されることに意味があり無事に成功して欲しいのです!

 


現在『富野由悠季の世界展』Youtubeチャンネルでは、新型コロナウイルスの影響により延期が続いていた『富野由悠季の世界』展に対して、富野監督によるメッセージ動画が公開されています

富野監督の本展覧会に対する思いが見れる動画となっております

是非たくさんの方に見ていただきたい動画であります


【週刊トミノ展】富野監督メッセージ

 



私は今までに開催された福岡・神戸・島根の3会場全てを回り、『富野由悠季の世界』を見てきました

そして、今までに開催された全ての会場にそれぞれの違う顔(魅力)があったことを肌で感じてきたつもりです

それに加えて、今回はコロナ禍での開催…新型コロナウイルス対策をされた静岡会場で見る『富野由悠季の世界』は、今までとは全く違う展覧会になると感じています

今回の静岡会場では、そんなコロナ禍の中でも誰もが楽しめる空間であってほしいと願っております

 

 『富野由悠季の世界』静岡会場の成功を心から願っています!(大学生以下は、無料!)

 

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富野由悠季の世界」静岡会場

会期 9月19日(土)~11月8日(日)

会場 静岡県立美術館
〒422-8002静岡市駿河区谷田53-2

 

www.tomino-exhibition.com

spmoa.shizuoka.shizuoka.jp

80年代のレトロな世界、アニメ『タッチ』を大分析☎️

どうも、2020年甲子園高校野球交流試合が待ち遠しいSATAトミオです


甲子園高校野球交流試合が8月10日より7日間、開催されます

夏といえば高校野球…甲子園というのが、DNAレベルで私の中に組み込まれているのかもしれません

今年はコロナ禍の影響で本来の全国高校野球大会での甲子園開催ではありませんが、県独自の大会など球児の活躍を観れるのは嬉しいことであります

 

 

最近、80年代に活躍した家電やツールが若い世代の間で密かに注目されつつあると感じています

そこには、シティポップなどのレトロなモノが若い世代には逆に新鮮に見える現象が作用されているのです(最近では「ネオ昭和」や「ニューレトロ」というジャンルが流行ってきてますね)

まぁ、80年代=オシャレという図式ですね

 

では、80年代アニメでも「レトロな雰囲気」を感じれることができるのか?というと…ちょっと難しい問題があります

アニメというのは、リアルよりもファンタジーの世界なので、80年代を感じれるツールが登場する作品というのは意外にも少ないと感じています

そこがTVドラマよりも作品としての古さを感じにくいポイントではありますが、80年代の雰囲気を感じとれる作品も当時を知る上で重要であります

 


しかし、80年代を感じれる作品が無いわけではありません

そこで私がイチオシしたい作品は、、、

『タッチ』であります

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『タッチ』とは、1981年に週刊サンデーにて連載された作者・あだち充による野球ラブコメディであります

1985年にグループ・タック制作でTVアニメがスタート(全101話)、翌年1986年からはTVアニメを元にした劇場版三部作が公開され、80年代アニメを代表する作品としても知られています

『タッチ』から約30年後の明青学園の描いた作品『MIX』が、現在ゲッサンにて連載中です


双子の兄弟・上杉達也(cv.三ツ矢雄二)と和也(cv.難波圭一)、その隣に住む幼なじみの浅倉南(cv.日高のり子)の3人の恋愛模様を描きながら、甲子園を目指す物語であります

 



アニメ作品としても高いクオリティを持つ説明不要なぐらいの名作でありますが、80年代の雰囲気を感じれる作品としても優秀な作品であります


アニメ『タッチ』で描かれている世界は、どの80年代アニメ作品にもない魅力があると感じます

今回の記事は作品の紹介ではなく、アニメ『タッチ』で描かれている80年代を感じれるシーンについてを書いていきます

 

・新体操 レオタードの時代

『タッチ』といえば高校野球を描いた作品として有名でありますが、もう一つ同じぐらい有名なのが南ちゃんの新体操シーンであります

OPでも大胆なポーズが印象に残る南ちゃんの新体操ポーズ…新体操というのも80年代を象徴する要素です

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80年代に新体操が大きな注目が集めたのは、70年代後半から80年代前半にかけて活躍したルーマニアの女子体操選手ナディア・コマネチの影響とされています

そのコマネチのレオタード姿のハイレグを弄ったビートたけしのギャグ「コマネチ!」が誕生・流行したのも80年代前半です


そういった出来事が重なり、新体操は80年代のトレンドとなります

そして『夢戦士ウイングマン(1984)』や『光の伝説(1986)』などの80年代アニメでも新体操シーンが描かれてる作品が多くあります



更に80年代は、アメリカから入ってきたエアロビクスが日本全土でブームとなった時代でもあります

そこからレオタードファッションが流行り、80年代アニメにも大きな影響を与えました


レオタード姿というのは、体のフォルムがわかりやすく出ますのでエロいスポーティを両立できる素晴らしいファッションでありますね

だから80年代は素晴らしい!(やらしい意味でなく)

 

・映画館 地元映画館の風情

80年代当時は大型ショッピングモールの中にあるようなシネコン型の映画館は無く、ミニシアター型の映画館が多くある時代でした(そもそも大型ショッピングモール自体、80年代にはなかったはずです)

映画館は『タッチ』本編内でも度々登場しており、休日シーンを描くのに欠かすことができない存在であります


映画館の前には注目作品の手描き看板があったり、ガラス越しの窓口でチケットを購入する光景など、シネコン主流の今では少なくなりつつある80年代当時の雰囲気が描かれています

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また『タッチ』では、映画の上映時間の映画雑誌や新聞などで確認するシーンも描かれており、ネットで上映時間を確認している現在との違いを感じます


80年代当時の映画館は、現在のような指定席の入れ替え制は少なく、流し込み制(自分の好きな時間に入退場できる)が採用されておりました

『タッチ』本編でも指定席が2500円という表記があり、満員時には立ち見になることがわかる描き方と指定席の重要性が感じられます

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・喫茶店 失われていく80年代

南ちゃんのお父さんは茶店「南風」を営んでおります

茶店が登場するアニメ自体は珍しくありませんが、店内からは80年代を感じさせるアイテムが登場します

その象徴として、達也が店内にあるテーブルゲームで遊ぶシーンがあります

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テーブルゲーム」とは、70年80年代の喫茶店に置かれていたテーブル型のゲーム筐体

1978年に「スペースインベーダー」の登場から喫茶店で"インベーダーブーム"が全国で巻き起こり、80年代でもテーブルゲームをするだけの為に喫茶店に行った人も多かったとか…


そして、テーブルゲームが登場するシーンでは達也が野球ゲームをプレイしています

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このシーンは、達也の感情の見せ方が上手い!と感じるシーンであり、当時のテクノロジーと調和したシーンとなっております

 


あと南風には、特殊簡易公衆電話…通称「ピンク電話」が置かれております

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ピンク電話は飲食店などに置かれ、携帯電話が普及していなかった時代に大きく活躍したとされています

国民のほとんどが携帯電話(スマホ)を持った今だとピンク電話はおろか、公衆電話も町で見かけなくなりましたね

こうして、昔からあるものが失われていくのは寂しいと感じる次第です

 


そして、南風のモデルとなった東京・練馬にある喫茶「アンデス」がコロナ禍の影響により、残念ながら閉店されたみたいです

news.yahoo.co.jp

アンデス」閉店のニュースは、今回の記事書いている途中で知りました

偶然にも南風を取り扱った記事だったので、すごく驚いた事とこのタイミングで今回の記事を出すことに意味を感じております

もう一度言います…昔からあるものが失われていくのは寂しいと感じる次第です

 

・レコード 音楽媒体から知る80年代

80年代といえばレコードであり、当然ながら『タッチ』でも様々な角度から描かれております


上杉兄弟の部屋にはレコードプレーヤーと80年代感のある大きめのオーディオスピーカーが置かれています

更にオーディオスピーカーの下(置き台)には、コンクリートブロックがある徹底ぶり

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当時からオーディオスピーカーの音質向上には、コンクリートブロックがマストアイテムであったことが分かります


レコードが登場するシーンとして、和也がクラッシック音楽を聴く場面があります

兄である達也は、クラッシックが好きでなく「音量を下げろ」と和也に言うのです

しかし、和也が聞いていたクラッシックレコード…

なんの変哲ないこのレコードが、後に登場して最高のシーンを演出する素材となります

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そのシーンを確かめる為にも是非観ていただきたいですね

 


達也と同じクラスメイトである吉田剛(cv.塩屋翼堀川亮)は、発売されたばかりのLPレコードを持ち学校の廊下で女子生徒と談笑するシーンがあります

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岩崎良美って良いよね」という吉田のセリフには、『タッチ』のOPEDを歌っている岩崎良美を宣伝するというダイレクトマーケティング並みの手腕を感じます

このシーンを見ていると当時はレコードの貸し借りとかもしていたのかなと想像させられます

というか、LPレコードなんてデカい物を学校内に持ち込んでよかったのかな?とも思ったシーンでした(当時の人もレコードを学校に持っていたりしていたのでしょうか…?見つかったら没収されそうなんですけど)

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南ちゃんがライバル校の天才バッター・新田明男(cv.井上和彦)の家に訪れた時に、レコードからジャスミュージックが流れるシーンがあります

新田の部屋で会話する2人…そして会話の決め手となる新田のセリフの後に「ガタッ」とレコードの針が上がり(再生が終了して)静寂となる演出

このレコードの針が「ガタッ」と上がる演出は、たまりませんね

こういったシーンは、レコードだからこそできる演出ではないかと思います


新田の部屋には、甲子園出場の盾や表彰状の他にテレビが置かれています

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80年代当時はテレビがまだまだ高価な家電であった為に、一家に一台という家庭が多かった時代です

そんな中、自分の部屋にマイテレビがある新田は裕福な家庭で育ったことが分かります

 

"オシャレ"だけが80年代と思うな!

なぜアニメ『タッチ』が、これほどまでに80年代の雰囲気を閉じ込めることができた作品であったかというと、『タッチ』本来が持つ素材としての良さもありますが、本作を制作したグループ・タックの力と総監督・杉井ギサブローさんとシリーズ監督・ときたひろこさんの2人の監督の存在が大きいと感じます

その流れは『タッチ』の次番組『陽あたり良好!(1987)』(同じく、あだち充作品)にも続き、ときたひろこ監督作品である『YAWARA!(1989)』へと受け継がれていきます

 

80年代の雰囲気を感じれる作品は他にもあり、高橋留美子作品の『めぞん一刻(1986)』や"究極のアニメドラマ"を謳った『美味しんぼ(1988)』などがあります

しかし、80年代という時代の空気感をもっとも捉えている作品は『タッチ』であると感じています


80年代と聞けば、ネオンの光が輝くバブル期の都会を連想するかもしれません

もちろん、都会的なシーンも80年代を象徴する当時ならではの雰囲気ではありますが、それは80年代のイメージをオシャレに切り取っているにすぎないと感じています

そういった意味でも『タッチ』の様な町並みに溶け込む小物やツールが描かれている作品は貴重であり、80年代の風情を感じられるのではないでしょうか?

 


『タッチ』に登場する80年代要素は野球シーンだけを見てもまだまだありますが、それはまたの機会にしたいと思います

80年代当時を知らない20代の私としては、『タッチ』のようなアニメの存在は大変貴重なのです

TV版『タッチ』は全101話と少し長い作品でありますが、とりあえず第一部とされている27話までだけでも観ていただければ!と熱く思います

 

🌟-前回の記事-🌟

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名作プレイバック第9回『機甲創世記モスピーダ』新展開・始動、さぁ観るときだ🔥

どうも、アニメ雑誌を買い漁り収納場所に悩まされるSATAトミオです

以前、【アニメ誌特集】80年代OVAを知りたければ『アニメV』を見よ📖 で紹介した時は163冊だったのですが、そこから「月刊ニュータイプ」や「マイアニメ」の休刊直前の号をGETして着実に増えていっております

また機会を見つけて報告させていただきます

 

 

先日『機甲創世記モスピーダ』の新プロジェクト「GENESIS BREAKER」が始動したという情報が入りました

www.tatsunoko.co.jp

また、東京・中野にある「墓場の画廊(中野本店)」では、7/31〜8/12までの期間で「機甲創世記モスピーダ展〜墓場のレクイエム〜」が開催されます

 

今まさに再注目されている『モスピーダ』…

本作を今語らないで、いつ語るのだということです!

 

ということで今回は、『機甲創世記モスピーダ』について書いていきます

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本作に関しては80年代アニメの中でもすごく思い入れの深い作品なので、魅力を全力で伝えます!

(※新プロジェクト「GENESIS BREAKER」ついては、リメイクや映像化という情報は8月現時点では出ていませんのでお間違えなく)

 



機甲創世記モスピーダ』とは、1983年にタツノコプロ製作で全25話放送されたロボットアニメ?…というよりもバイクアニメというのが正しいと感じる作品であります

キャラクターデザインに『ファイナルファンタジー』で知られる天野喜孝さんを起用していることでも有名です

またアメリカでは『マクロス』や『サザンクロス』らの作品を再編集した大河作品「ロボテック」シリーズの一角としても知られています

 


あらすじーー

異星生命体・インビットに制圧された地球を救う為にスティック(cv.島田敏)たち地球軍は第二次地球降下作戦を開始します(第一次は失敗)

しかし、スティックはインビットの攻撃を受けて目的ポイントから離れてた地に不時着するのです

そこで地球生まれの青年・レイ(cv.大山尚雄)と出会い、インビットの本拠地であるレフレックス・ポイントを制圧する為に仲間たちが集めて共に向かう物語

 


80年代のバイクブームをきっかけに生まれた作品で、バイクが変形してアーマースーツ状になるのが特徴の作品

モスピーダ』の毎話ごとストーリーの流れは決まっております

基本的には1話完結式で、旅の途中に町を訪ねながらレフレックス・ポイントを目指すロードムービーストーリーです

レフレックス・ポイントへ向かう→バイクの燃料(HBT)がなくなる→補充するために町などに寄る→町のゴタゴタに巻き込まれてインビットの襲撃に遭う→再びレフレックス・ポイントへ向かう

その中で起こる出会いやドラマで魅せるのが『モスピーダ』という作品です

 


私が本作と出会ったのが、今から5年前の2015年…ということは20歳の頃ですね

ある日、関西にあるテレビ局・サンテレビにて『モスピーダ』が深夜帯に放送スタートすることを番組欄で知りました

当時は今以上に80年代アニメについての知識が浅く20歳の若造だった私は、『モスピーダ』を超時空シリーズの一作と間違えたのです

機甲創世記モスピーダ』という響きって『超時空要塞マクロス』とかと似ていると思いませんか?

いざ視聴してみると〔想像していた作品と違うな…〕ということになるわけです(「オーガス」あたりと間違えてみたから当たり前ですけどね)

第1話も観たということもあり、続きを観ていたのですよ…そしたら、めちゃくちゃ面白い!


今までまったく聞いたことが無かった作品でこれ程面白い作品があったのか⁉︎と驚愕したのを憶えています

今に思えば、80年代のアニメ作品をもっと知りたいと感じさせるきっかけをくれた作品だったと思います

そんな思い入れの深い『モスピーダ』を紹介していきましょう!

 

2クール(全25話)で完結する短さ

なんといっても25話で完結する手軽さも本作の魅力であります

80年代アニメといえば、大体の作品が1年間放送された4クール(40話前後)作品であり、そこがネックとなり手が出にくい要素になっていると感じます

モスピーダ』はというと、1クール目にキャラが仲間になる過程と荒んだ世界観を描かれ、2クール目に入ると旅の途中に出会った記憶喪失の女性・アイシャの謎にフォーカスしたストーリーとなっていき、目的などが明確でわかりやすいのも観やすい点です

 

 結婚願望・少女と女装シンガーが登場するアニメ

モスピーダ』といえば個性的なキャラクターも魅力であります

インビットの本拠地レフレックス・ポイントへ向かう主要キャラを紹介しましょう

 

レイ(cv.大山尚雄)

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地球生まれの青年

第二次降下作戦で不時着した宇宙船の中を漁りきたところにインビットの襲撃に遭い、仲間を探していたスティックに助けられます

いつも明るく飄々とした性格で、ムードメーカーの様な存在であります

山の方で育った経験からサバイバルの関する知識も持ち合わせており、単純な馬鹿ではないところも魅力のキャラクターであります

 

スティック・バーナード(cv.島田敏)

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火星生まれ火星育ちの軍人(階級:中尉)

異星生命体・インビットに制圧された地球を救う為に、第二次地球降下作戦に参加

しかし、その降下作戦で恋人を失ってしまい、インビットに対して強い敵意を抱いながらレフレックス・ポイントへ向かいます

軍人ということもあり考え方は真面目そのもので、「コチコチ頭」という風に呼ばれることもあります

いつも飄々としているレイとは真逆の性格の為、意見が分かれて衝突するのがお決まりの流れです

それでも息はピッタリな2人、まさに凸凹コンビという感じであります

 

フーケ・エローズ(cv.土井美加)

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インビットに制圧されている地球を一人で旅をしていた地球生まれの少女

スティックらに出会い、共にレフレックス・ポイントに目指し旅をするメンバーとなります

男勝りな性格から作品内では「ツンツンちゃん」という風にも呼ばれるシーンもありましたね

飄々とした性格のレイとは衝突することもよくありますが、二人でのシーンも多く描かれています


そんなフーケですが、演じられているのが私が大好きな声優さん…土井美加さんであります

土井美加さんといえば80年代を代表する声優でありまして、『マクロス』の早瀬未沙や『ダンバイン』のマーベルなど数多くのヒロインを演じられています

そんなヒロインの中でもフーケというキャラクターは違った魅力があります

土井美加さんが演じる役は女性的な母性があるキャラが多いのですが、フーケのような勝気な女性を演じられるのはすごく珍しいことなのです

その為、観ていてすごく新鮮でもあり、勝気なフーケな性格と土井美加さんの演技がバッチリとハマっているのであります

あまり声優自身を推すことがない私が、土井美加さんを唯一といっていいほど好きな声優となったのが、フーケという存在を知ってからだと思います

 

ミント・ラブル(cv.室井深雪(現・深雪さなえ)

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一人称が「アタイ」であったり擬音たっぷりの特徴的な言葉を巧みに使いこなし、失恋ばかりを繰り返す13歳の少女(ウジウジ)

モスピーダ』を観るなら、まずツッコミを入れたくなるのがミントというキャラクターであります

結婚願望が強すぎる少女で、出会った男性を片っ端から既婚者かどうか確認しては結婚を迫ります

暗い世界観が魅力な『モスピーダ』の中で元気印としての異彩を放つ存在であり、ミントいることでギャグシーンを多く量産することができます

そういう意味でも『モスピーダ』を象徴するキャラクターであります

 

イエロー・ベルモント(cv.鈴置洋孝/松木美音(女装時)

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第一次降下作戦に参加した元軍人

元軍人というだけあり冷静な判断と鍛えれられた肉体をしているが、女装人気シンガーとして訪ねてた町で歌いながら素性を隠し生活をしていました

紫色の髪の毛とスラっとした美青年、これぞ『ファイナルファンタジー』で知られる天野喜孝デザインという感じがするキャラクターであります

あと男性時の声を演じれているのが鈴置洋孝さんというのも、イエローがカッコいい要素であります

 

ジム・ウォーストン(cv.西村知道)

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第一次地球降下作戦に参加した元軍人(他のメンバーよりも年上)

ガッシリとした巨体の男ではありますが、根は優しく戦闘が苦手だったりします

第一次降下作戦の時も敵前逃亡して生き残り、身を潜め生きていたことで「臆病者」と呼ばれていました

スティックらと行動するようになってからは、ミントとのエピソードが多く描かれています

 

アイシャ(cv.高橋美紀)

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作品中盤より登場する謎の女性

インビットに襲われた町の中で全裸になっているのをレイが保護する…まともに言葉を話せないことから襲撃によるショックからの記憶喪失だと判断したスティックらは、アイシャを連れて行動します

インビットに対してすごく敏感で、インビットが接近してくると頭痛が生じることがあります

それこそがアイシャの謎の正体なのですが…本編を観てください

 



モスピーダ』のキャラクターで面白いのは、それぞれにつらい過去や抱えている思いがあることです

スティックでいうと、地球降下作戦で結婚の約束した恋人を失うという悲劇的なスタートを迎えたりと、バックボーンがあるからこそキャラクターが魅力的に生き生き感じることができます

そして、なんといってもキャラクター同士の中がさほど良くないというのも魅力です

馴れないの関係でなく、同じ目的を持った者同士が集まっているだけというのも清々しくて良いです

関係が悪化して仲間割れするシーンがあるのですけど、そこで流れる「ブルーレイン」の味の深さといったら…たまりません!

観られる際は個性的なキャラクターに注目してください

 

 

モスピーダ』といえば音楽!

モスピーダ』は音楽にもすごく力が入っており、超絶映像美のOP、寂しげな雰囲気のED、そして激しい劇伴が魅力的な作品であります


本作の音楽を担当されたのは久石譲さん

皆さまもご存知の『ナウシカ』や『ラピュタ』などのジブリ音楽を数多く担当された有名な方であります

そんなビックな方が『ナウシカ(1984)』以前に手掛けられた作品が『モスピーダ(1983)』ということになります

しかし、どんなことがあっても自分にとって久石譲さんは『モスピーダ』の方…

その好き度は、レコードを所持しているぐらい好きなアニメ作品であります

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(レコードで聴く『モスピーダ』は良いぞ!)

その為、久石譲さんの名前を聞くと〔あぁ、『モスピーダ』の人ね〕と私としては思うわけです


 


OP「失われた伝説を求めて」の作画を担当されたのは、「金田パース」などで70年代80年代のアニメ界に数多くの衝撃を与える作画を生み出した金田伊功さんであります

OPの素晴らしいに関しては"語るよりも感じろ!"です

 

アンディさんの男らしい歌声と、金田さんが描く独特でありながら気持ちよく決まる「金田アクション」に酔い痴れること間違えなしのOPになっております

失われた伝説を求めて

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  • アンディ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 



激しいOPとは対称的な哀愁漂うED「ブルーレイン」もまた素晴らしい曲であります

夜の丘の上で焚き火をしながら囲うキャラクター達…本編のワンシーンを切り取ったかのような映像が、悲しくも切ない荒んだ『モスピーダ』の世界をしっかりと表現されています

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またED曲の「ブルーレイン」もすごく悲しげな曲で、初めて聴いた時の衝撃を今でも憶えています

初めて聴いた時は私自身まだまだ80年代に染まっていなかったこともあり、ジャズテイストの曲をアニメに使用していることにクスッと笑ってしましました(サビラストと「ブルー  ブールーレイン」とちょっと巻き舌になりながら歌うところがツボに入りましたね)

しかし、話数を重ねて何度もEDを聴くうちに私の心はガッツリと掴まれたのです

特にサビのラストに「二人とも生まれる時代を 間違えたのさ」という歌詞があるのですが…これって、今の自分を象徴する歌詞なのではないかと感じました

20代でありながら、生まれる前に制作された80年代のアニメを愛すること…まさに"生まれる時代を間違えた"ということです

それ以来この歌詞は、私の中での座右の銘的な言葉となっています

ブルー・レイン

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  • 松木美音/アンディ
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本編内には、女装シンガーでもあるイエロー(松木美音)が歌う挿入歌がたくさん登場します

「やっつけろ!」「DREAM EATERS」「愛の小石」「荒れ野へ」など、松木美音さんの力強い歌声が素晴らしく最高に響きます

特に「DREAM EATERS」は、誰もいない廃墟の町でスティックがアイシャをエスコートしてデートするシーンがあり、そこで流れるのですけど…コレがめちゃくちゃ良いシーンなんですよ!

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今風にいうと"エモい"というやつです!

普段は堅物のスティックも自然と柔らかい表情になっていたりしてすごく印象的なシーンであります

DREAM EATERS

DREAM EATERS

  • 松木美音
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

このように挿入歌が作品を鮮やかに彩りますので、作品を観られる際は注目して観てください

 

新プロジェクトが新規ファン獲得に繋がる

冒頭でも書いたように『モスピーダ』は今最も注目されている80年代アニメであります

オリジナルスタッフである荒牧伸志さん、柿沼秀樹さんらが参加した新プロジェクト「GENESIS BREAKER」…

そして、新プロジェクトを祝したように始まった「墓場の画廊(中野本店)」での、「機甲創世記モスピーダ展〜墓場のレクイエム〜」

東京での開催ということで、関西民の私はミントのように〔ウジウジ~〕としてましたけど、グッズは墓場の画廊のオンラインショップでも購入できるようです(興味ある方は是非!)

hakabanogarou.jp

さらに更に、新プロジェクト「GENESIS BREAKER」の始動記念としてムック本も8月11日に発売されます

 アニメ本編の情報や最近発売されているフィギュアの情報なんかも載っているらしいので、本誌をきっかけに『モスピーダ』を視聴するも良いかもしれません!

 



モスピーダ』の新プロジェクトが始動したことは、20代の私としてもすごく嬉しいことです

コンテンツというのは、新たな展開がないと中々新規ファンが増えることがありません

私がテレビを通して本作と出会ったように、新プロジェクトをきっかけに次世代の新規ファンを獲得できればコンテンツは何十年として残り続けるでしょう

 
モスピーダ』という作品は、本当に素晴らしい作品です


私のような"生まれる時代を間違えた"若造をも虜にする『モスピーダ』…

再注目されている今こそ!是非ご覧ください

素晴らしい"琥珀色の男の夢"を観てください!

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機甲創世記モスピーダ』はdアニメストアにて絶賛配信中であります(しかもHD画質!)

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🌟-前回の記事-🌟

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