80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

平成生まれの若者は、昔のアニメを「古い」と感じるのか

最近スマホSNSが当たり前のツールとして使われている昨今

アニメでも「スマホ」というワードがタイトルに入る作品もあります

そういった新しいツールやテクノロジーが出てくると、80年代などの昔のツールなどは懐かしかったり、古くに感じる人も多いと思います

また昔のツールやテクノロジーは今の若い人には伝わないのが自然の摂理でもあります(例:黒電話、駅の伝言板、文通、カセットテープなど)

(自分もダイヤル式の黒電話とか使ったことないですからね)

その為、今の若い人は【80年代当時のツールが多用されている作品が古びていて観れないのでは?】と思われているかもしれません

そこで現在25歳(1994年生まれ)が考える"自分が生まれる以前のテクノロジー使用する作品は古くて観れないのか"というのを書いていきます

(「古い」という言葉はあまり好きではないですけど、記事をわかりやすくする為に強調して使っています…)

 


 
先に結論を言うと…観れます!

 
絵のタッチや言葉のニュアンスなどは今のアニメとは違うなという違和感を感じたり感覚的な古さは当然ありますが、80年代当時のツールやテクノロジーを「古い」と感じることがありません

むしろ5年前や10年前の作品に出てくるテクノロジーの方が「古い」と感じます…

 

ガラケーが古い!?

なぜ5年前や10年前の作品に出てくるテクノロジーの方が「古い」と感じるのかというと、先日こういったことを思ったからです…

テレビでCS放送を観ていたらアニメ「黒子のバスケ」の最終シリーズの最終回が放送されていて〔高校生の頃によく観ていたなぁ〕と思い観ていました

そしたら登場する高校生のキャラクターたちがガラケーを使っていることに衝撃が走りました

登場する高校生のキャラクターは完全にスマホ世代だと思っていたので思わず絶句しました

 

思えば「黒子のバスケ」が週刊少年ジャンプで連載が始まったのが2009年、自分が中学3年生の頃でした

その時代というのはまだガラケーからスマホに変わっていく移行期のちょっと前だったと感じます(当時はガラケーという言葉もありませんでしたね)

当時の学生にとってガラケーは最新のテクノロジーであったわけです

そして原作のラストまでを描いたアニメ最終回を迎えたのが2014年でした

その頃には自分も高校を卒業していて当たり前のようにスマホを使い、ガラケーが最新のテクノロジーではなくなっていたわけです

今の高校生でガラケーを使っている人はおそらくいないかなと感じます

というわけで5年前の作品で高校生のキャラクター達がガラケーを使っていることに衝撃を受けたのですが、それと同時に「古い」とも感じたわけです…

 

…これって、おかしな話ですよね


80年代のテクノロジー(黒電話など)に関しては「古い」と感じないのに、つい最近のテクノロジー(ガラケー)は「古い」と感じる


いろいろと考えた結果、至ってシンプルな答えにたどり着きました

それは…

 


使ったこともないテクノロジー「古い」と感じるわけがない!

 


めちゃくちゃ単純でした

日常的に見たことも使ったこともないツールやテクノロジーを「古い」と感じないのは当然といえば当然です

だって生まれる以前に使われていたものなんて知らないんですから


これは若い人に限った話でもなく、全員に当てはまる事ではないでしょうか

時代劇や大河ドラマを観て〔この作品古いな〜〕と思うことありますか?

作品よっては映像技術や出演されている役者さんを見て「古い」と感じることはあっても、作品の時代背景に「古い」と感じる方はほとんどいないと思います

 

やはりそれは当時を知らないからではないでしょうか

 

先程から「古い」「古い」と言ってきたガラケーも、何十年後にはガラケーを知らない世代が現れ、「古い」感覚もなく抵抗なしに受け入れられるものだと感じます

 

知らないなりの楽しみ方がある

中には共感できなかったり理解できないこともたくさんあります

駅にある伝言板とかも使ったことがないわけですからそういう感覚はもちろんあるわけです

ですがそれは作品内のシステムとして成立していることですから、受け入れて観ることは難しくないことです

むしろ自分の生まれる以前の知らない情景を学べるのは楽しいことなのですよ(車の運転手がシートベルトを着用していないことやバイクのヘルメットをかぶっていないことなど)

そういった昔の時代と現代の差を比較して観るという楽しみ方もできるわけです

 

若者のレコード人気の謎

若者が昔のテクノロジーを古いと感じないというのは、映像作品に限った話ではないと思います


最近若い人がアナログレコードを買い、注目をあつめていることをご存知でしょうか?

レコードブームなどと言われており、海外の方でもレコードの売り上げがCDを上回る見込みがされています

もちろん日本でも年々若い人のアナログレコード人気が上がってきていて、レコード店でも結構見かけます

最近ではアーティスト側がレコード人気に乗っかり、CD盤だけでなくレコード盤も発売するアーティストも少なくありません


自分もアナログレコードを20枚程度所持しています

(自分の場合はアニメ系ばかりでCD化されていないレコードやCD盤の価格が高騰しているレコードを中心に集めてます)

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自分が所持しているアナログレコード

 

レコード人気の背景として【若者のデジタル疲れ】などがあるとされていますが、自分たちが生まれる以前から存在していた音楽メディアですので「古さ」を感じるどころか、むしろその「古さ」を楽しんでいるように思えます

 


そしてレコード人気と関連して80年代の音楽、その中でもCity pop(シティポップ)と呼ばれる音楽ジャンルも海外を始めとする若者に注目されています(山下達郎竹内まりやなど)

そこにはVaporwave(ヴェイパーウェイヴ)やFuture Funk(フューチャーファンク)といった新たな音楽ジャンルの登場が関係しているわけですが、昔のモノだからといって決して若者が「古い」と感じているわけではありません

 

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時代背景を知ってわかる、作品の良さ

これまでに書いてきたことで若者が当時のテクノロジーに抵抗がないことを分かっていただけたと思いますが、だからといって作品を観る上で当時のテクノロジーについて無知であるべきとは思いません

当時の【ツール・テクノロジー・流行・時代背景】など、それぞれの要素が組み込まれて初めて完成するのが作品だと思います

それを知らずに観るのと知った上で観るのでは全然違った印象を受けるはずです

 

今後の当ブログ方針としては80年代を象徴する【ツール・テクノロジー・流行・時代背景】などを当時生まれていない若造の観点から調べた記事というのも書いていけたらと思っています

乞うご期待というわけで…

 

素晴らしいモノに世代差はない

あくまで個人的に色々と書いてきましたが、どんなに年月が経とうと素晴らしいものは素晴らしい…この感覚に世代の差はありません

美術品が世代を越えて語り継がれていてるように、アニメもまた世代を越えて語り継がれていくべきものだと思います

その為に20代である自分のような若造がこれからも昔のアニメ(80年代アニメ)の良さを伝えていきたいです

(「古い」を連呼してすいませんでした)

 

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