どうも、レコードはいいぞ!と改めて感じているSATAトミオです
というのも先日、ポータブルレコードプレーヤー「GP-N3R」を購入したからであります
今回買ったポータブルレコードプレーヤーは、元々「GP-3-R」という名前で1980年代にコロンビアから発売され、乾電池駆動で持ち運びできることから人気が高いレコードプレーヤーでした
そして、2019年12月に復刻されたのが今回購入した「GP-N3R」というワケです
復刻されると知った当初からずっと欲しいなと思っていたプレーヤーだったのですが中々機会がなく買えず…
発売から2年近くたった今、やっぱり欲しくなり、自分への誕生日プレゼントに買ってやろう!と購入に踏み切りました
そして…いざ使ってみると、めちゃくちゃイイ!!
音質もポータブル機にしてはすごく良くて、80年代を感じさせるレトロなデザインがエモくて感動しました
そして、80年代アニメ雑誌がある本棚と一緒に並べてみたら…
ここだけ昭和じゃねぇか!!
見ているだけで癒される光景であります
これでアニメ雑誌を読みなからレコードを聴き…さらに、それをつまみにお酒を飲めるという最高のフォーメーションが確立されました
80年代当時へとタイムスリップできる空間を手に入れて、最高な気分の今…
そんなわけで今回は【「GP-N3R」で聴いて最高なシングルレコード】を気ままに紹介していきます
レコードまったりと楽しむ平成生まれの細やかな幸せと、レコードにまつわる思い出話をご覧ください
まずは「GP-N3R」の基本性能を簡単に紹介します
・レコード再生カートリッジには、評価の高いオーディオテクニカ製のMMカートリッジを採用されており、従来型(GP-3-R)よりも高音質化されています
・回転数は33 1/3回転(12インチレコード) [LP]と45回転(7インチレコード) [EP]の2種類から選び聴けます
(※78回転[SP]には対応していません)
・スピード調整できるツマミが付いており、回転スピード(ピッチ)の調整ができます
・レコードプレーヤーというのは水平に置くのが基本なのですが、「GP-N3R」は水平はもちろん、壁に掛けかけたり、斜めにして置けます
・イヤホン(録音)端子もあるので、パソコンなどに録音することもできます
・家庭用(AC)電源以外にも乾電池での稼動もできるので、外に持ち運びレコードを楽しめます
その他にも復刻した「GP-N3R」ならではの特長もありますので、詳しくは販売元のANABAS公式サイトで確認ください!
風になれ! /堀欣也、こおろぎ'73、ザ・チャープス
『がんばれ元気(1980)』のオープニング曲
本作は先月まで東映アニメーションの公式YouTubeチャンネルにて期間限定で配信されていた作品であり、めちゃくちゃ面白くてハマった80年代アニメです
そしてアニメにハマればレコードの方もハマっるのは当然のことであり、ちょくちょくレコードで聴いています
たとえ40年も前の作品でも、私にとっては最新作と変わりなくハマっているというワケです
(最近はアニメ後のストーリーも気になって原作漫画の方も読み始めました)
『がんばれ元気』という作品は、父親がボクサーだった主人公・堀口元気が、父親が叶えられなかった世界チャンピオンになる夢を目指してボクサーになる姿を描いた作品です
簡単に言えば、昭和版「MAJOR メジャー」のような作品であります
これがすごく面白い作品でありまして、作品のどれを取ってもノスタルジーな昭和な世界観が広がっているのです
その雰囲気はOPEDからも感じることができ、さらに「GP-N3R」の様な80年代風のレコードプレーヤーで聴くことでその気分は更に倍増していきます
言うなれば【昭和ロマン】というか…聴いているだけで忘れてしまった小さい頃の思い出を呼び覚ませてくれる…そんな感じがあるのです
80年代当時に生まれていなかった自分でさえそんな気分にさせてくれるのですから、レコードという媒体は奥が深いと感じさせられました
ちなみに、この『がんばれ元気』のシングルレコードはアニメ本編を視聴する2年前ぐらいに購入していたものだったりします
その当時は〔まぁ観ることもないだろうけど、80年代のアニメ作品だから(安いし)とりあえず買っておくか〕程度のテンションで購入しました
とりあえず…と思って買ったレコードに今ハマっていると思うと、当時の自分に感謝したい気分です
HELLO, VIFAM /TAO
『銀河漂流バイファム(1983)』のオープニング曲
「HELLO, VIFAM 」は、TVアニメ主題歌では初めて歌詞が全て英語のアニソンとしても知られており、当時のアニメファンはかなり驚いたそうです
そして放送されていた1983年当時、アニメ専門雑誌・アニメージュ主催の「アニメグランプリ」でアニメソング部門第1位を取ったこともあります
まぁそれぐらい80年代アニメの中でも凄い曲であり、めちゃくちゃオシャレなアニソンなんですよね
全歌詞英語というのもオシャレポイントなのですが、それ以外にもシンセサイザーを使った電子音や発進シークエンス時の管制制御室とのやり取りを再現したイントロ部分などは、当時としても画期的な演出であったのではないかと思います
そして、本曲のイントロ部分を今回購入したポータブルレコードプレーヤーで聴くと、内臓スピーカーから出る音が本当に無線機から流れているように聴こえるのです
まるで『バイファム』の世界に入ったような没入感がヤバい(あとレコードのプチプチノイズも絶妙にいい!)
このへんは、CDなどでは体感することが出来ない、レコードならではの魅力だと思います
今回紹介している『バイファム』のレコードなのですが、数が多く出回っている為なのか、比較的安価で購入することができます(高くても300円ぐらい)
レコード店を回れば、必ず出会う一品です
今からレコードを集め始めようと思っている方は、まず始めにこちらのレコードをGETして、是非この感動を体感してください!
想い出がいっぱい /H2O
『みゆき(1983)』の1stエンディング曲
「想い出がいっぱい」は、中学校や高校の音楽の授業や合唱コンクールなどでも歌われ、教科書にも載ってるような有名な曲であります
平成生まれとってはそのイメージが強く、私も中学生の時に授業や合唱コンクールで歌いました
そんな本曲が、実は80年代のアニソンだと知っている人は少ないでしょう
『みゆき』といえば、『タッチ』や『陽あたり良好!』で知られる漫画家・あだち充の作品であり、主人公とヒロインである2人の[みゆき]との三角関係がめちゃくちゃすごい名作として語り継がれています
そんなすごい作品のアニメ主題歌であるはずなのに…なぜかアニメソングとしては全然、まったく、これっぽっちも知名度がない不思議な曲なのです!
当時の歌番組とかにも多く出演し昭和歌謡曲としてはめちゃくちゃ有名なのに…どうしてなんでしょうね…
まぁ、それはともかくとして…
普段はCDなどのデジタル機器で音楽を聴く機会の多いのですが、やはりレコード聴く「想い出がいっぱい」もめちゃくちゃ良いです
レコードプレーヤーみたいなアナログ機器で聴くと、音の広がりというか…曲の鮮明さがより伝わってくる感じがします
そこは、針を落とし音に集中する、手のかかるレコードというメディアだからこその魅力かもしれません
また学生時代に授業などで歌っていたこともあり、この曲を聴くと当時の学校生活なんかも思い出されます
あの[古いアルバムの中に 溢れて想い出がいっぱい]という曲の出だしが反則級に素晴らしいんですよね!
学生時代には気づかなかった曲に込められた意味も今だと理解できたり、歳を重ねれば重ねるだけ深さが増していく気がします
ちなみに、同じくH2Oが歌う『みゆき』のエンディングで「Good-byeシーズン」という曲も本曲に負けず劣らず素晴らしい曲であり、聴いているだけで青春の甘酸っぱさを感じることができます
(こちらも知名度はそんなに高くないのが残念です…)
案外、アニメ『みゆき』を令和の時代にリメイクして原作最後までアニメ化しても面白い感じます
その時のエンディング曲はもちろん、H2Oの「想い出がいっぱい」でお願いしたいです!
風のノーリプライ /鮎川麻弥
「Z・刻を越えて」(機動戦士Zガンダム 前期OP)や「夢色チェイサー」(機甲戦記ドラグナー 前期OP)などで知られる鮎川麻弥さんのデビュー曲です
本曲をきっかけに、"新人アイドル歌手が歌う80年代アニメソング"が増えていったイメージがあります
今回「GP-N3R」を買った理由というのが、この曲をポータブルレコードプレーヤーで聴いてみたかったからです
「GP-N3R」には、速度(スピード)調整機能というのが付いており、レコードの再生速度をツマミで調整することができます
つまりは、ゆっくりスローテンポな曲もピッチ(速度)を早めることで、激しいハイテンポな曲へと変貌することができるワケです
こういった遊びができるのも「GP-N3R」の良さであります
話しを戻しましょう
「風のノーリプライ」という曲は、オープニングで流れる曲(TVサイズ)とアルバムなどに収録されている原曲(フルサイズ)とでは、ピッチが違う曲として知られています
原曲のよりピッチUPしたのがオープニング曲(TVサイズ)であり、アニメ本編を観ている人にとってはTVサイズの方が聴き馴染みがあるワケです
ということで、そのTVサイズを再現できるのが…
ポータブルレコードプレーヤー「GP-N3R」ですよ!!!
⬇︎再現した動画がこちら
今回買ったポータブルプレーヤーなんですけど、スピード調整機能があって…
— SATAトミオ@80年代Lover(27歳) (@YTOSzjxpdHOjt9g) 2021年9月28日
『重戦機エルガイム』後期OP「風のノーリプライ」のアレを再現してみました✨
やっぱりこの曲はピッチが速い方が馴染みあるな~🎶 pic.twitter.com/NoSqJimkQx
分かりますか、この違い!?
まず前半部分がフルサイズ(原曲)、そしてツマミで調整している後半部分がTVサイズに近いピッチ(速度)に設定しています
ピッチ(速度)はツマミで自由自在に調整できるので、TVサイズとフルサイズを何度も行ったり来たり…ニヤニヤが止まりません!
もちろんTVサイズを聴きたければ、過去に発売されたアルバムなりYouTubeの動画を漁れば、いくらでも聴くことは可能でしょう
しかし! それを自分で再現して、更にアナログレコードで聴くことに趣きを感じるのです
これぞ、ロマン!…理屈ではありません
そういった意味でも、「GP-N3R」を購入してホントに良かったと感じました
バナナの涙 /うしろゆびさされ組
『ハイスクール!奇面組』の2ndエンディング曲
80年代を代表するアイドルグループ・おニャン子クラブから派生したユニット「うしろゆびさされ組」が歌う2枚目のシングル曲です
特段、なにかすごい曲というわけではないのですが、自分がシングルレコードを集めるきっかけとなったのが、この「バナナの涙」のシングルレコードでした
それまでレコード自体は買い集めていたのですが、真ん中に大きな穴が空いた いわゆる「ドーナツ盤」と呼ばれるシングル(7インチ)レコードは全く持っていなかったのです
そんな中、偶然リサイクルショップで見つけた本レコードがすごく安かったので〔ちょっと一枚ぐらい持っててもいいかな〕と購入しました
初めてのシングルレコードに〔大きな穴があって変だな~〕と思いながらも、いざ聴いてみると…
いつもCD音源で聴いているはずの曲なのに、レコードで聴くとこんなにも違うのか!と感じさせられました
またシングルレコードはアルバムレコード(LP)とは違いA面には一曲しか収録されていないので、あっという間に終わってしまいます
なんというか…それも線香花火の儚さに似ていて、シングルレコードにすごくハマりました
あと、この曲をレコードで聴いていると、80年代に青春を送っていた方達の思い出みたいなのが詰まっているような感じがします
だって「おニャン子」って、80年代当時を過ごした学生にとって青春そのものって感じがあるじゃないですか
レコードで曲を聴き、当時の学生がどういう気分でこの曲を聴いていたのかを考えるだけでも、めちゃくちゃ楽しいです!
レコードというメディアには、そういった当時の思い出も詰まっているような気がします
特に平成生まれの自分にとって80年代という時代は、どうあがいても手の届かない架空のような世界です
時代の空気を吸えず届かない世界(時代)でも、こういったレコードを通して時代の匂いを感じれることが嬉しかったりします
そういった楽しみ方を教えてもらい、シングルレコードの魅力に気付かせてくれた楽曲でした
手軽に遊べるレコードプレーヤー
「GP-N3R」の一番の良いところは手軽さです
難しい設定も要りませんし、電源を繋いでレコードをのせて〔はい!スタート!〕てな感じでいけちゃいます
それにスピード調整も出来たりして遊び心もあるのも素晴らしいです
手軽に聴けることもあり、これまでよりもレコードを聴く回数も増え、ホント買って正解だっだと思わせてくれるポータブルレコードプレーヤーでした
(その為、今まで使っていたプレーヤーの使用頻度が激減しました)
決してお安い買い物ではありませんでしたが、レコードプレーヤーの購入を検討されている方は、この「GP-N3R」を候補のうちに入れていただければと思います
なんてたって、写真を撮った時に【レコード映え】する…これが最高にエモいです!!
皆さんもレコードのある生活を過ごしてみてはいかがでしょうか
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