80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

【不評を鵜吞みにするな!】『機動戦士ガンダムZZ』今こそ、再評価の嵐🌠

どうも、『機動戦士ガンダムZZ』がガンダム作品の中で一番好きだと叫び続けるSATAトミオです

 

一番好きなガンダム作品は?と聞かれて…〔『ガンダムZZ』が一番好きですね〕と答えると高確率で"えー なんで?"と変な奴を見る目で返されます……

 


いや、なんでじゃねぇーんだよ!!

一番好きな作品に何で?もクソもあるかッ!

 

というのは、『ガンダムZZ』好きの人のあるあるみたいな話なのでもう慣れました

しかし近年、若いガンダムファンの間でガンダムZZ』は観なくていいと風潮が何処かあるような気がします


いろいろと言われ続け、不遇の道を辿ってきた『ガンダムZZ』…

このままではいけません!

 


ガンダムZZ』を愛して十数年、ここまで感じてきた不遇と意味の分からない偏見を打破し、より多くの若い人にガンダムZZ』良さを伝える記事を書いていきます

(多少荒っぽい言葉遣いが目立つ記事になっております、ご了承ください)

 

トミオ、『ガンダムZZ』愛を語る!

まずは私が『ガンダムZZ』を愛するようになった経緯と愛してからの道のりを書いていきます

 


今は80年代アニメを広める活動をしていますが、10年ぐらい前まではあまりアニメを観たことがありませんでした

 

中学二年生だった私が初めて全話観たガンダム作品が『機動戦士ガンダムZZ』でした

 

思春期真っ盛りだった私は、大人の言うことが無責任で嘘ばかり言っているように聞こえ、大人が嫌いになっていた時期がありました(思春期にありがちなヤツです)

観ていた当時の年齢と同い年(14歳)のジュドーは、理不尽な社会や大人に立ち向かっていき、その姿勢に感情移入したのです

不思議と自分の言っていることを代弁してくれているかのように感じ、『ZZ』の世界にどんどん引き込まれていきました

14歳といえばまだまだ子どもだけど、背伸びしてでも何かできることがあるでは?と感じたものです

正しく【子どもはみんな、ニュータイプ!見せてやろうじゃないの、大人たちにさぁ】です

私が80年代アニメを観るようになったのは、間違いなく『機動戦士ガンダムZZ』の存在があったから…まさしく、恩人ような存在です


今見直した時は、ブライトさんに感情移入して〔自分は子どもたちを信じてあげられるだろうか…〕と考えながら観ております

ブライトさんが一番カッコ良いのは、『1st』でなければ『Z』でもなく、『ZZ』だと思っています

自分の詳しいアニメ遍歴の話などはこちらから↓

80sanime.hatenablog.com

 

ガンダムZZ』はとにかくイベント行事が少ない

毎年、夏から秋にかけて東京で開催される「サンライズフェスティバル」というアニメ制作会社サンライズ主体のイベントがあります

サンライズフェスティバル」とは、サンライズ作品を映画館で流すイベントであり、映画作品はもちろんTVシリーズ作品もセレクト上映されます

そして2016年の「サンライズフェスティバル」で『ガンダムZZ』30周年を記念したイベント上映があったわけです

 

ついにキターーと舞い上がった私は即東京行きを決意

上映話数は、#2「シャングリラの少年」#36「重力下のプルツー」#46「バイブレーション」#47「戦士、再び……」の4話

これを選んだのが『機動戦士ガンダムUC』の作者・福井晴敏さんというのはどういう人選からか分かりませんが、妥当な選出ではないでしょうか

 

f:id:satatomio:20200209204921j:image
大画面で観る『ガンダムZZ』、何回も観た話ばかりなのに笑ったり・悲しんだりと、スクリーンを通して初めて観た中学生だったあの頃の自分と再会した気分でした

そして最終回のラストシーン、ひろえ純さんが歌う「一千万年銀河」が流れるシーンで目から涙粒がポロリポロリと

感動的なシーンではありますが今まで一度も泣いたことがないのに、今まで溜め込んでいた『ZZ』の思いが爆発して涙が止まりませんでした

顔を赤くして恥ずかしい思いをしましたが、今では良い思い出となりました(来場者抽選プレゼントでポスターもいただきました)

f:id:satatomio:20200209205428j:image
トークショーもない、ただの上映会でこれだけ感動するぐらい『ZZ』のイベントに飢えているのです(また上映お願いします!)

 


2019年のゴールデンウィークNHK-FMで行われた「今日は一日“ガンダム”三昧」

約8時間の生放送で永遠とガンダムソングを流す本企画…当然私も『ZZ』ソングをリクエストしました

「アニメじゃない」をリクエストして、何と!生放送内で私の名前が読み上げられたのです

実はSATAトミオとして活動を始めたばかりだった頃なので、これが私のメジャーデビューとなりました(カッコよく言ってみました♪) 

 

そして名前を取り上げていただいたことを報告したツイートを、「アニメじゃない」を歌われた新井正人さんにリツイート&いいねしていただけたのも嬉しい思い出です

 

ガンダムZZの不評をぶった斬る!

ガンダムZZ』はガンダムシリーズの中でも不人気と言われている作品です

2018年にNHKBSで行われた「発表!全ガンダム大投票」で、作品部門で第22位という微妙な結果であったのが何より証拠です(そして主人公のジュドーは第43位…)

覚悟はしていたものの結果を突きつけられると苦しいものです(無論、私は『ガンダムZZ』に投票しました)


しかし、不人気と言われているのは観ないで判断されている結果にすぎないと思っております!

ここで観てない人が思う偏見を払拭したいと思います

 

・前半のコメディ色が受けつけられない

まず『ガンダムZZ』を観るにあたりぶつかる壁が、この前半コメディ問題だと思います

個人的にはこの前半コメディのノリがあるからこそ後半のシリアスが生きてくると感じています

コメディ部分も『ZZ』の魅力、しかしまずは作品全体を観ていただきたい…

そこで私が提案するのが、あえて前半部分を飛ばすということです!

ストーリーが多少分からなくなる分もありますが、挫折するぐらいなら面白いと感じる部分から観ていただきたいです

見始めるオススメポイントは、第11話「始動!ダブル・ゼータ」

まだまだコメディ色が残る回ではありますが、主人公メカの登場・長い日常パートが終了し、宇宙に進出してガンダムらしくなっている回であります


そこでもダメなら、第20話「泣き虫セシリア(前)」

『ZZ』がシリアス路線へと変わる変換期の名作回

この後から『ZZ』は地球編へ突入し、ドンドン面白くなっていきます


これはあくまで前半部分に挫折した人に送る提案です

途中から見始めて「ZZ面白いじゃん!」と最終回まで観ていただけた方は、前半に立ち返り、飛ばしたコメディ回を観ていただけたらと思います

最後まで観ていただけた方には、コメディ回が今までには感じなかった味があるものになると思います

 

アムロとシャアが登場しない

これもよく言われます

『1stガンダム』〜『逆襲のシャア』の初期宇宙世紀作品の中でアムロとシャアが出ないのは本作だけです

シャアならOPに登場しますよ(笑)、というネタは置いといて…そう思う方に言いたいのが、アムロとシャアが出ないからなんだ!ということです

二人がでない作品は、毎年のように新作が作られるガンダム作品において珍しくもなく、そんなことを言われるのは初期宇宙世紀作品である『ZZ』に課せられた使命のように感じます

これを逆に考えられないでしょうか?

アムロとシャアが出ないからこそ魅せれるストーリーがあり、そこに縛られない良さが『ZZ』にはあります

縛られないからこそ、ジュドーたち子供を全面的に押しだしたハートフルな物語が描けるのではないでしょうか

『1stガンダム』から続く大河ドラマということを意識せず、ガンダムZZ』という単発作品としての魅力を感じてもらいたいと思います

 

ガンダムZZの魅力、教えます!

不満ばかり垂れていても仕方がないので、作品を好きになってもらえる…『ガンダムZZ』だからできた魅力を語っていきます

 

 Zガンダムだけじゃ終わらない

ガンダムZZ』は前作の『機動戦士Zガンダム』の続編にあたる作品です

その為、前作の主人公であるカミーユたちの戦いは終わったわけではありません!

なのに、なぜ観ない!!

このままではカミーユハマーン様も救われることがありません…

ゲームだけでストーリーを完結されるのではなく、キャラの生の声・表情を肌でかんじとり、作品と向き合っていただければ嬉しいです

 

子供はみんなニュータイプ

ジュドーらの仲間であるシャングリラの子供たちも大きな魅力であります

ゲームだけじゃ分からない、作品を観た人だから語れるキャラの魅力を書いていきます


妹のリィナを山の手の学校に入れてあげるために頑張る妹思いの主人公(しかし、大人の女性には弱い)、ジュドー・アーシタ(cv.矢尾一樹)

f:id:satatomio:20200209202936j:image


ジュドーに対抗意識メラメラで迷惑ばかりかけたクソガキだったけど、作品終盤は常にカッコいい、ビーチャ・オーレグ(cv.広森信吾)

f:id:satatomio:20200209202759j:image


ビーチャの金魚のフン的扱いをうけるが作品終盤のメイン回で好感度爆上げになる、モンド・アガケ(cv.塩屋浩三)

f:id:satatomio:20200209202746j:image


Zザクと女装というイメージ以外にもナイスフォローの名人であることをZZファンは知っているぞ、イーノ・アッバーブ(cv.菊池正美)

f:id:satatomio:20200209202737j:image


服装と金髪という見た目からギャルっぽいと言われるがシャングリラメンバーの中で一番の常識人、エル・ビアンノ(cv.原えりこ)

f:id:satatomio:20200209202809j:image


やんちゃなシャングリラメンバーをまとめるお姉さん、グレミーにジュネと恋の波乱も多いが本命はジュドーなの?、ルー・ルカ(cv.松井菜桜子)

f:id:satatomio:20200209202818j:image


可愛いと言われる人気キャラだが、砂漠編はウザくもあり名シーンが多いのは彼女のおかげ。エラいぞ、エルピー・プル(cv.本多知恵子)

f:id:satatomio:20200209202717j:image


ジュドーよりも何倍も大人な妹。足長くないマザコンお兄さんの教育によりスキル的に一番成長し、ガンダム界・妹代表とも出会って太いパイプを獲得する、リィナ・アーシタ(cv.岡本麻弥)

f:id:satatomio:20200209202728j:image

 

ガンダムZZ』には沢山の女性キャラが登場してハーレムアニメとして描かれることもあり、"ガンダム作品で不謹慎だ!"と言われる方を無視して、女の板ばみになるジュドーの姿を楽しんでいただけたらと思います

 

ガンダムタイプ満載の先駆け作品

前作の主役機である〈Zガンダム〉、〈ガンダムMK-Ⅱ〉に〈百式〉…それに加えて〈ZZガンダム〉、〈メガライダー〉といったメイン級の機体が勢揃いするのも本作を観る楽しいところだと感じます

 

百式に関しては、クワトロ(シャア)の愛機にビーチャというクソガキが乗っているから嫌い…と言われたこともあります

しかし、前半だけでビーチャを評価するのではなく後半も観ていただけたら好きなキャラになりますよと言いたいですね

 

今こそ、『ガンダムZZ』再評価の時代

ガンダムZZ』がなぜ不評のレッテルを貼られるのかは、前作の『 Zガンダム 』の存在があるからだと感じます

しかしそれは放送当時の評価です…

 

最近感じるのがガンダムZZ』を推してくれているのはリアルタイム世代ではなく、自分と同じ世代の若い方であるような気がします

それは『Zガンダム』から『ガンダムZZ』のリレーの空気をリアルタイムで感じていないから、2作品を比較して見ることがないのです

だからこそ、リアルタイムで観ていたの方には、今は当時の感覚だけで『ガンダムZZ』を評価する時代ではないと感じていただきたいのです

動画配信などで多くの人に作品を観ていただける時代、自分と同じようにファーストガンダムが『ガンダムZZ』になる方も多くいらっしゃると思います


ネット上に広がる低評価の嵐を鵜呑みにせず、自分の目で評価していただきたい‼️

 

"シリアスだけがガンダム"という固定概念を捨てて、明るくも大人や社会に立ち向かうジュドーたちを観ていただければと思います

 

一度観た人も、まだ観てない人も…

感動の嵐!!『ガンダムZZ』を観よう!

f:id:satatomio:20200209212949j:image

現在、ガンダムシリーズ公式Youtubeチャンネルガンダムチャンネル』にて『機動戦士ガンダムZZ』が順次公開中!

最終話まで配信されるか分かりませんが、興味ある方は是非ご覧ください!

www.youtube.com

名作プレイバック第3回『おはよう!スパンク』あなたを幸せにするドジ犬🐶

\✨ボンジュール、皆さん✨/

お元気ですか?

トミオは元気です!


自分の中での年末年始の恒例のイベントとなっている【80年代アニメ・イッキ見期間】

言葉の通り、年末年始にアニメをイッキするだけのことであります(ちなみに昨年は『ハイスクール奇面組!』をイッキ見しました)

 


そして今年度は、少女と犬の生活を描いたアニメ『おはよう!スパンク』を視聴したわけです

f:id:satatomio:20200202113541p:image


観る前までは、ただ犬と女の子が楽しい日常を過ごすだけのアニメだと思っていたら、とんでもございませんでした

 


『おはよう!スパンク』…この作品の素晴らしさをもっと広める必要がある!

ということで今回は『おはよう!スパンク』を徹底紹介していきます

 



『おはよう!スパンク』とは、1981年〜1982年に渡り放送された雪室俊一原作のアニメです(全63話)

1982年3月には劇場版アニメも公開されました

 


あらすじーー

中学2年生の森村愛子は母がフランス・パリでの仕事の都合の為、港町にある叔父(藤波のおじさま(cv.富山敬)の家に居候することになります

そこでドジで太った犬「スパンク」に出会い、やがて一緒に暮らすようになる

 

 

物語は春から始まり、春から夏へ…夏から秋へ…と季節の移り変わりを当時の放送季節とリンクして描かれています

そして季節ごとに新たな出会いや別れがあり、視聴している側も愛ちゃんやスパンクらと一緒に港町で過ごしてような擬似的な感覚を与えてくれます

(特に31話〜40話間がバラエティに溢れて、心豊かにしてくれるエピソードが満載です)

 

中学生の女の子と太ったドジ犬 2人で一人🎶

ここで物語と主軸である2人の主人公・愛ちゃんとスパンクについて書いていきます


森村愛子(cv.岡本茉利)

f:id:satatomio:20200202105839j:image

中学2年生の元気な女の子(あだ名は、愛ちゃん)

父は幼い頃にヨットで行方不明になり、母は仕事でパリへ

近くに両親がいない寂しさを抱えながら、親戚である藤波のおじさまの家でスパンクと共に暮らします


愛ちゃんは恋の話が絶えない女の子で、スパンクの元飼い主の弟・池上玲さん(cv.水島裕)や作品前半で転校してくる塚原誠也(cv.中尾隆聖)など、恋愛関係の話がたくさんあります(劇場版でも島田翔(cv.堤 大二郎)というヴァイオリニストの母を持つ転校生と良い関係に)

恋で悩んでいる愛ちゃんの力になろうと奮闘するのがスパンクであり、失敗するのもスパンクです


お母さんに手紙を出すときの書き始めは「ボンジュール、ママ」であり、本編内の序盤や終盤のナレーションとしてこのフレーズが使用されています

 

塚原誠也からは、トレードマークである愛ちゃんのもじゃ髪から【わかめっ毛】と呼ばれてます

 

スパンク(cv.つかせのりこ)

f:id:satatomio:20200202113528j:image

これ程までにドジな犬キャラがいたのかと思わせるほどのドシ犬

しかしドシながらも一生懸命頑張る姿にすごく好感を持てます

食べること・お酒を飲むことが大好きでその為太っており、周りからは【ブタンク】と呼ばれることもあります

スパンクは褒められるとすぐに調子に乗ってしまい失敗します

そのドシは決して悪戯心からくるものでなく、愛ちゃんや周りの人を喜ばせようとするからというのも実に愛らしい犬です

 
スパンクは作品内で独自の言葉(命名:スパンク語)を話します

(例え:ワンだきます=いただきます、ワンして・ワンして=どうして・どうして)

 

また愛しのキャットのことを「ニャンコちゃん」と呼ぶ(犬なのにメス猫の「キャット」に恋するというのが、スパンクらしい感じがします)

 
スパンクの声優のつかせのりこさんは『光速電神アルベガス』でダン子先生という、とてもグラマーな女教師役をやられています

スパンクもダン子先生も個性的で大好きなキャラクターです

80sanime.hatenablog.com

 

衝撃の第一話を観てくれ!

これを書くとネタバレになってしまうのですが興味を持っていただく為にも、ここは敢えて書かせていただきます

第一話を知っていただければ『スパンク』がいかに深い作品であるかわかっていただけるはずです

といっても第一話のネタバレなので作品を観る上で支障にはならないはずです(それでもネタバレ無理という方は飛ばして読んでください(それか第一話を観てから読んでください!)

#1「ついに上陸!! 珍犬センプウ」

母が仕事でパリへ行く為、港町にあるおじさんの家に引っ越しする愛ちゃんと飼い犬のパピ

そうです、愛ちゃんには元々パピという犬がいました

港町に到着し、散歩で海辺へと来ます

愛ちゃんの父はヨット乗りで、幼い頃に海で行方不明になっています

お父さんのことを思いながら海を見つめる愛ちゃん

そこで太った犬・スパンクに出会う愛ちゃんとパピ

パピとスパンクはすぐにお友達になります

f:id:satatomio:20200202110456j:image

スパンクも飼い主を海の事故で失くしており、帰ってくるのを港町でずっと待っているのです

愛ちゃんとパピは買い物の為に、街へ出かけるのですが、パピはトラックにはねられる交通事故に遭い、病院に運ばれるものの亡くなってしまいます

大親友との突然の別れに悲しむ愛ちゃん

そんな愛ちゃんの姿を見かねたスパンクは、元気づけようと愛ちゃんをつけ回ります

〈パピの代わりにはならない〉と突き放す愛ちゃんですが、スパンクの優しさと大切な人を失くしているという共通点から心を開き、叔父さんの家で一緒に暮らすことになります

飼い犬の死という衝撃な展開により、2人の物語は始まるわけです

オープニングのふわふわしたイメージからは、かけ離れているハードな展開

『おはよう!スパンク』が、ふわふわした日常生活だけを描いている作品でないことを知っていただけたと思います

 

 

トラ吉ら、動物キャラの魅力を伝えたい!

『スパンク』には個性豊かなキャラ達から数多く存在しますが、中でも登場人物のペットであるスパンクら動物の存在が作品を鮮やかに彩ってくれています

動物らを中心に描かれたエピソードも多く、話数を重ねていく中で動物を演じる声優さんの演技が少しずつ変化していくのも見どころです

 

ここで、主要動物キャラたちを紹介します!

 

トラ吉(cv.松金よね子)

f:id:satatomio:20200202012631j:image

飼い主;大山(cv.兼本新吾)

赤いネクタイをしたオス猫

キャットをめぐるスパンクの恋のライバルでもある

しかしスパンクが悩んでいたり落ち込んでいたりすると、全力で協力してくれる心強い友達なのです

愛ちゃんらが通う中学校の柔道部のキャプテン・大山が飼い主であり、大山の教育により漢気を鍛えられた江戸っ子気質の猫

かなりの確率で人間の言葉を喋り、『スパンク』に登場する動物キャラの中で一番人間らしい生き物ではないかと感じます


ちなみに、『スパンク』の登場キャラの中で私が一番好きなのがトラ吉であったりします

 

 キャット(cv.鶴ひろみ)

f:id:satatomio:20200202011008j:image

飼い主:美原せりの(cv.松島みのり)

愛ちゃんと同じ中学校に通うお嬢様・せりのちゃんに似て、お姫さま気質のあるメス猫

スパンクとトラ吉の心をうまく揺さぶる小悪魔的な顔も持ち合わせています(たまにスパンクに擦り寄り、男心を弄ぶのが上手いと感じますね)

 

バロン

f:id:satatomio:20200202011734j:image

飼い主:塚原誠也(cv.中尾隆聖)

16話で登場する亡くなったパピに瓜二つのオス犬

スパンクの弟分的存在であり、愛ちゃんのクラスに転校生してくる飼い主の塚原誠也に似て運動神経も良く優秀な犬であるが、ドジなスパンクを慕ってくれるめちゃくちゃ良い子

 


作品後半には、首元のスズが特徴的なメス犬の"ファンファン"や誰かのマネするのが大好きイタズラ猿の"チコ"など、様々な動物キャラクターが登場します

ファンファン

f:id:satatomio:20200202083930j:image

チコ

f:id:satatomio:20200202084139j:image

 

 

スパンクの優しさを知ってほしい!

『スパンク』には心温まるエピソードがたくさん存在します

ここでは私が選ぶベストエピソードを紹介します

 

#35「バァ!コンニチワ 犬ぎらい先生」

愛ちゃんが通う中学校の担任・石橋先生は大のイヌ嫌い

今までにもスパンクと遭遇すると腰を抜かして逃げておりました

〈犬に怯えていてはダメだ!〉と体を鍛えるトレーニングを始める石橋先生

しかし、まるっきり効果がなく、誰とでも仲良くなりたいスパンクは石橋先生のイヌ嫌いなどお構いなしに接近してきます

f:id:satatomio:20200202085313j:image

ある日、無理なトレーニングが体に触り、石橋先生は熱を出してしまい家で寝込みます

それを知ったおせっかい焼きのスパンクは、お見舞いの花を持って石橋先生のアパートまで押しかけて看病しようと考えます

f:id:satatomio:20200202120003j:image

大嫌いなイヌのスパンクの来訪により、石橋先生は気を失い、なぜか大人数の警察官が出動する事態になります(ドジ犬ポイント)

やがて親身に看病するスパンクに心打たれ、徐々にスパンクに気を許し始める石橋先生

f:id:satatomio:20200202110615j:image

 

どんな相手にも怯まず明るく接するスパンクに、生きるヒントを教えてもらえるエピソードです

 
ちなみにこのエピソードには続編がありまして、#37「ボクにまかせて!ツッパリ君」では石橋先生とスパンクの熱い友情物語が描かれています

f:id:satatomio:20200202110549j:image

今まで、頭のカタイ教師として描かれることが多かった石橋先生の熱血教師ぶりが見れる素敵なエピソードになっていますので、合わせて観ていただきたいです

 

#41「やっぱりサンタはやって来た!」

時期はクリスマス間近

クリスマスムードに包まれる街を歩く愛ちゃんとスパンク

店の前でいるサンタコスチュームのおじさんを本物のサンタだと思い込むスパンク

スパンクはいい子にしている子にはサンタからクリスマスにプレゼントを貰えることを知り、大量のドーナツをお願いしようと心躍られます

心優しきスパンクは、その事をバロンやトラ吉に教えてあげます

バロンはホールのケーキ、トラ吉はタイ…3匹は欲しいプレゼントを紙に書き、サンタのコスチュームで働くおじさんに渡します

当然、きょとんとするサンタのおじさん

スパンクはプレゼントを楽しみに待ちますが、愛ちゃんらの会話を盗み聞きしてサンタがいないことを知ります

ショックをうけるスパンクですが、バロンやトラ吉に嘘をついたことになります

2匹を悲しませたくないスパンクは、自らサンタに変装しプレゼントを配ろうと考えました

f:id:satatomio:20200202084842j:image

しかし犬であるスパンクにホールのケーキやタイを用意できるわけがなく、おやつに出されたショートケーキと煮干しをプレゼントしようとします

寝ているバロンにはショートケーキを置いて渡すことができましたが、トラ吉には煮干しだとバレて怒ってトラ吉は、サンタの正体をスパンクと知らず追い回します

 


またまたドジをしてしまったスパンクですが、最後には皆ハッピーになるエンディングが待ってます

 

 

その他にも、藤波のおじさまの悲しい恋を描いた#30「ワォ! おじ様に青い目の恋人?」や愛ちゃんの友達である亮ちゃん(cv.井上和彦)と科ちゃん(cv.吉田理保子)の幼馴染み二人の友情を描いた#33「おめでとう! 科ちゃん入賞」など

心温まるエピソードが満載ですので、是非観てください!

 

オシャレだけが80年代アニメじゃない!

80年代のアニメというと、ネオンの光がオシャレに映える作品やロボットアニメ黄金期と呼ばれる名作の数々に目がいきがちですが、少女と犬の日常を切り取った作品も素晴らしいということを知ってほしくて今回『おはよう!スパンク』を取り上げました

 


本作については、ネット上でもあまり話題にされていないと感じていたので、大した作品でないと観るのを後回しにしていました

…今ではすごくバカな事をしていたのだなと感じます

 

素晴らしい・面白い作品というのは、大袈裟に感じるぐらいに声を大きくして伝えないとダメです!

だからこそ、『おはよう!スパンク』はめちゃくちゃ面白い作品なので観てください!…観ていただきたいのです!!!

 



現在、『おはよう!スパンク(全63話)』と劇場版『おはよう!スパンク』は動画配信サイト『U-NEXT』にて定額見放題で配信中です

配信期間は2020年8月8日まで

今のところU-NEXTでしか配信されていなく、すごくレアな作品となっています

この機会に是非、ご覧ください!

80sanime.hatenablog.com

 

明るいニュースよりも暗いニュースが目立つ現在、『おはよう!スパンク』を観て、周りの人たちの幸せを願い奮闘するドジ犬を温かく見守っていただきたいです

 

きっとスパンクはあなたの心を笑顔を変える為に、一生懸命おせっかいを焼いてくれるでしょう(ドジもセットで♪)

f:id:satatomio:20200202204131j:image

video.unext.jp

video.unext.jp

 

前回の【名作プレイバック】↓

80sanime.hatenablog.com

 

次回の【名作プレイバック】↓

80sanime.hatenablog.com

【島根旅】#島根をたずねて三千里 戦利品報告会🎁

最近、ようやく島根旅の余韻が抜けてきたSATAトミオです

先日、『富野由悠季の世界』島根会場内覧会に参加するにあたって【大阪→東京→島根→東京→大阪】とおバカ旅をしてきました

(詳しい旅の内容は #島根をたずねて三千里 でツイートしておりますので、検索してみてください)

twitter.com

夜行バスで移動・飛行機で移動・新幹線で移動と弾丸ライナーような旅も終わって久しいですが、この旅で頂いたものや買ったものを紹介する【戦利品報告会】を開催させていただきます

買った土地での小話など挟んで紹介できればと思います

 

島根県益田市 

富野由悠季の世界』島根会場

シャア専用源氏小巻

f:id:satatomio:20200127154633j:image
f:id:satatomio:20200127154629j:image

富野由悠季の世界』島根会場と地元の老舗和菓子店「三松堂」とがコラボした和菓子

赤い箱にジオン軍のマークがついており、和菓子はシャアとその愛機が刻印された『富野由悠季の世界』島根会場であるグラントワでしか購入できません

即日完売の為、1家族2箱までと大変スペシャルな和菓子となっています

自分が島根会場で購入したのは富野監督との記念撮影が終わった11時ぐらい(上限いっぱいの2箱購入)

そしてトークイベントが行われる前の13時あたりには完売しておりました

1箱は自分用、もう1箱は中野ブロードウェイを案内していただいたパワレンismさんへのお土産となりました

 

東京都・渋谷

数々の名所がある東京

しかし、私が最も行きたいと思っていたのが渋谷であり、圧倒的なレンタルCDの品揃えを誇るSHIBUYA TSUTAYAです

何年か前または新宿にあったTSUTAYAが日本最大級の品揃えと言われていましたが、レンタルCDの取り扱いが終了して関東一の品揃えは「SHIBUYA TSUTAYA」ではないかと思われます

行ってみれば80・90年代にリリースされ現在は廃盤になったCDたちがズラっーとあり、滞在時間30分ほどでしたが36組のCDをレンタルさせていただきました(レンタルした袋のボリュームが、完全に大量の札束をバックに詰めた銀行強盗犯ですね)

f:id:satatomio:20200128105158j:image

今回のレンタルは「ヤマト宅配便(¥880)」による返却方法が選択できたので大量に借りることができました

では、私が借りたCDのリストがこちらです!

レンタルリスト

1、ひみつのアッコちゃん全曲集

2、エースをねらえ! 総音楽集 オリジナル・サウンドトラック

3、美樹本晴彦 枯葉の円舞曲

4、姫ちゃんのリボン CDシネマ2 5年たったら…

5、強殖装甲ガイバー オリジナル・サウンドトラック

6、キャプテンフューチャー オリジナル・サウント・トラック-完全盤

7、長編アニメーション エリア88 音楽集

8、「エリア88」ACT3~燃える蜃気楼音楽集

9、エリア88コミックスオリジナルアルバム

10、YAWARA!恋の一本勝負オリジナルサウンドトラック

11、YAWARA!名場面サウンドセレクション!!

12、YAWARA! カヴァーズ!!

13、YAWARA! MEMORIES

14、「超魔神英雄伝ワタル」 音楽篇2

15、「超魔神英雄伝ワタル」 音楽篇3

16、ミンキーモモ フェナリナーサSONGフェスティバル

17、魔法の妖精ペルシャ 音楽篇

18、魔法のスターマジカルエミ

19、「魔法のステージ ファンシーララ」ララのミュージックキャンパス(2)

20、機甲戦記ドラグナーBGM集1

21、機甲戦記ドラグナーBGM集3

22、「きまぐれオレンジ☆ロードサウンド・カラー1

23、きまぐれオレンジ・ステーション

24、きまぐれオレンジ・ロード あの日にかえりたい

25、きまぐれオレンジ☆ロード もぎたてスペシャ

26、きまぐれオレンジ☆ロード ― オリジナル・サウンドトラック ~このときめきは・・・・・・忘れない

27、機動警察パトレイバー  IMAGE SOUND-TRACK ALBUM VOL.2“INTERCEPT”

28、機動警察パトレイバー  Vol.3 SONG COLLECTION“INTERMISSION”

29、機動警察パトレイバー Vol.4 INFINITY∞

30、機動警察パトレイバー  ORIGINAL SOUNDTRACK ALBUM VOL.5“INQUEST”

31、機動警察パトレイバー Vol.6 ベストアルバム INTENTION

32、CITY HUNTER 2 オリジナル・アニメーション・サウンドトラック Vol.1

33、CITY HUNTER 3 オリジナル・アニメーション・サウンドトラック

34、劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> -VOCAL COLLECTION-

35、聖闘士星矢・メモリアルBOX

36、ドラゴンボールZ CD-BOX最強音盤伝説

今回の滞在時間が30分ほどで選び漏れもたくさんあったでしょうから、今度来るときはしっかりリサーチして再挑戦したいです!

正直ファンなら新品を購入すべきなのですが、「廃盤」や「高騰」で手が出ないのをレンタルという手段で手元に残すことをお許しください

 

小話

「SHIBUYA TSUTAYA」の開店前に到着して、開店までの間、渋谷散策をしているとチャラい芸人として今ブレイク中のEXITの喋り方に似ているお兄さんを発見(見た目はチャラくなかった)

まさか本当ににそんな喋り方をする人が渋谷にいるのかと驚いた

さすが渋谷と感じると同時に、これはEXITの渋谷調査力がすごいのか・見た目チャラくないお兄さんがEXITのマネをしているのかと考えながら見ていました

これが一番東京にいるなと実感する出来事でした -おわり-

 

東京都・秋葉原

アニメ好きならここは行っておかねばと来た秋葉原

しかし、滞在時間はわずか30分たらずでボークスラジオ会館一階のお土産屋しか行っていません

これこそが、弾丸旅の恐ろしさですね

といっても行く場所も決まっていたので、不満は全くないのでありません

 

ボークス 秋葉原ホビー天国

以前、秋葉原で『エルガイム』と『レイズナー』のショップが期間限定であり、そこで販売されていたグッズがボークス秋葉原に期間限定で置かれるという情報を入手して行ってきました

今の時代に『エルガイム』と『レイズナー』の新作グッズが手に入るとは思わなかったので、店頭に陳列されているのを見て舞い上がてしまいました

 

重戦機エルガイムクリアファイルA・B、蒼き流星SPTレイズナークリアファイルA・B 各¥400

f:id:satatomio:20200128215543j:image
f:id:satatomio:20200128215550j:image
f:id:satatomio:20200128215537j:image
f:id:satatomio:20200128215540j:image
f:id:satatomio:20200128215553j:image
f:id:satatomio:20200128215546j:image

クリアファイルとポストカードは、できるだけ全購入するのが私の主義であります

特に昔の作品のものは、なかなか出る機会がないので高くない限り購入しています(安いし、コレクションとしてもコスパがいいので)

4つ買っても1600円、安いよね…(たぶん)

 

重戦機エルガイム アクリルフィギュア 「エルガイム」、「エルガイムMK-Ⅱ」各¥800

f:id:satatomio:20200127122255j:image

重戦機エルガイム アクリルキーホルダー 「LOGO」¥800
蒼き流星SPTレイズナー アクリルキーホルダー 「LOGO」¥800

f:id:satatomio:20200127122240j:image

 

重戦機エルガイムTシャツ 「ブロークン・エルガイム」¥3500

f:id:satatomio:20200126210246j:image

アニメ系Tシャツを選ぶ選考基準は【普段使いできるか】にしている私

アニメ観の強すぎるTシャツは他の服と合わせにくかったり、自分のメンタル的にダメだったりするのでそういうチョイスになります

こちらのTシャツは白が基調の為、他の服とも合わせやすく、デザインもアニメ観が薄いかなぁと気に入り購入しました

 
レイズナー』の最高のヒールキャラであるゴステロ様のTシャツがあり、めちゃくちゃ心奪われたのですが自分の豆腐メンタルでは普段使いできないので泣く泣くスルーしました(家に飾る用に買っても良かったな)

 



計9点を購入し消費税も込みで、約9000円

7000円弱をイメージしていたので、結構高くついたなという印象でした(Tシャツ分が大きいですね)

ここで紹介した商品は、先日より通販販売が開始されましたので興味ある方は、是非購入してください(2月3日までの期間限定販売なのでご注意ください)

 

 

GIFT SHOP The AK i Ba

めぞん一刻 おちょこ付き 180ml ¥600

f:id:satatomio:20200126205920j:image

響子さんのエプロンに描かれている「ヒヨコ(PIYO PIYO)」が最高にかわいいおちょこが付いている純米吟醸のお酒

f:id:satatomio:20200126205956j:image

はっきりいってお酒はオマケです(笑)

こちらのおちょこは私のフォロワー様であり、アニメ『めぞん一刻』に激ハマり中の高校生・火鳥さん〈@hato35101〉へのお土産としてお渡ししました(未成年の方なのでお酒は渡してません)

大変喜んでいただき嬉しかったです

 

 東京都・中野

中野は一度来たことのある地ではあるのですが、ほとんど初めてに近く、全然知らない私…

しかし今回、私のフォロワー様であるパワレンismさん〈@ProjectR_MMPR〉のご厚意で中野のお店を案内していただけることになり、ご厚意に甘えるかたちで同行させていただきました

実はツイッターで知り合った方とお会いするというのが初めての事ですごく緊張したのですが、丁寧に優しく案内してくださり、とても有意義なひと時を過ごさせていただきました

自分一人だと中野ブロードウェイのようなサブカル密集地帯では、溺れ死んでいたと思います

改めてお礼申し上げます、ありがとうございました


中野のでは主にレコード関係のものを購入していきました

 

ガリアンワールド/星の一秒(歌: EUROX)¥500

f:id:satatomio:20200126205847j:image

機甲界ガリアン』オープニング/エンディング

 

恋はくえすちょん/あんみつ大作戦(歌:おニャン子クラブ)¥500

f:id:satatomio:20200126205831j:image

あんみつ姫』オープニング/エンディング

 

・美しき狼たち(歌:おぼたけし)/ローリング・ファイター(インストルメンタル)¥500

f:id:satatomio:20200128123524j:image

劇場版『あしたのジョー』主題歌

 

 

 

中野ブロードウェイ

ご存知の方が多いと思いますが、たくさんのアニメ・特撮グッズが集まる場所です

といっても初めて来た私にはどの店が何階にあり、どんな品揃えかもさっぱり覚えてないです(店名すら覚えてない)

その為、購入したものをまとめて紹介していきます

 

アニメ雑誌

・『ジ・アニメ』1985年3月号

f:id:satatomio:20200127122654j:image

 

EPレコード(シングル)

・ピュアストーン/Push!(歌:結城梨沙)¥500

f:id:satatomio:20200126205813j:image

赤い光弾ジリオン』オープニング/前期エンディング

・Rock Candy/ノーモア・ノーマル(歌:結城梨沙) ¥500

f:id:satatomio:20200126205758j:image

赤い光弾ジリオン』後期エンディング/挿入歌

私の勝手なイメージで、80年代後半の音楽業界はCDの登場によりレコードの出荷枚数が少なく、高価なレア品になっているイメージがありました

その為、『赤い光弾ジリオン(1987)』のレコードも当然高いと思っていたので〔掘り出し物だ!〕と即決したのですが市場とそんなに変わらず

しかし大好きな『ジリオン』のEPレコードOP・EDを揃えることができて満足であります

いや〜EP盤の価格レートは分かりませんわ…

 

 ・サファリアイズ/パ・ド・ドゥ(歌:松原みき)¥1200

f:id:satatomio:20200126205705j:image

劇場版『ダーティペア』主題歌・オープニング/エンディング

私は松原みきさんのアルバムを聴くぐらいのファンで、「サファリアイズ/パ・ド・ドゥ」は自分のコレクションにして聴きたいと思っていました

しかしアルバム収録がされておらず、(たしか)CD化もされていません

見つけた時に〔即買いだ!〕と思ったら値段が1200円に躊躇する私…

裏面を見ると劇場版『ダーティペア』の特別割引券が付いていたので〔レア物だ!買うしかない〕と思い切って購入しました

f:id:satatomio:20200126205731j:image

しかし、よくよく考えると特別割引券は「サファリアイズ/パ・ド・ドゥ」のシングルレコード全てに付いていたわけで、別にレア物じゃないのではと思うように(気づくのが遅い)…まぁ「サファリアイズ」聴きたかったからいいんですけどね

(聴いてみたら、「サファリアイズ」のラストの大サビで音飛びするひねくれたレコードでした)

 

・星影のララバイ/太陽の子ら(歌:山形ユキオ)¥500

f:id:satatomio:20200126205647j:image

銀河旋風ブライガー』挿入歌

 

・君はス・テ・キ/THE ASTRO ENEMY〈ミューラーのテーマ〉(歌:ムーヴ)¥300

f:id:satatomio:20200127110125j:image

銀河漂流バイファム』挿入歌

 

・ムーへ飛べ/信じるかい(歌:水木一郎)¥400

f:id:satatomio:20200126205628j:image

ムーの白鯨』オープニング/エンディング

 

・思い出のブルー・ドリーム/女いのち歌(歌:戸田恵子)¥600

f:id:satatomio:20200126205611j:image

劇場版『宇宙戦士バルディオス』挿入歌

バルディオス』の中でも隠れた名曲だと勝手に思っている曲です

「女いのち歌」は戸田恵子さんのベストアルバムにも収録されていない、未だCD未収録の曲であったと思います(収録されたCDがあれば、教えてください)

そう考えると600円は安いですね

 

・飛翔〈NEVER END〉/BLOODBATH HIGHWAY(歌:西松一博 by ARAGON)¥200

f:id:satatomio:20200126205529j:image

クラッシャージョウ』主題歌/挿入歌

 

・HELLO, VIFAM/NEVER GIVE UP(歌:TAO)¥300

f:id:satatomio:20200127110107j:image

銀河漂流バイファム』オープニング/エンディング

 

LPレコード

・『銀河漂流バイファム』音楽集・番外編

f:id:satatomio:20200128155546j:image

 

・『ガルフォース エターナル・バンド 』素顔のスパイたち 12インチシングルレコード¥800

f:id:satatomio:20200128154615j:image

ガルフォース』はまだ観ていない作品で、このレコードは完全にジャケット買いです

ジャケット買いとはーーどんな内容かも知らずにジャケット目当てに購入すること

レコードのジャケット自体はネットオークション等で見かけたことがあり、いつかは欲しいなと思っていました

そこで今回、本レコードを見つけ、更にシュリンク付きという外側の状態も良かったので購入

買ってから気づいたのですがこれ、12インチのシングルレコードなんですね

 

 


さらに中野ブロードウェイを案内していただいたパワレンismさんからプレゼントとして、EPレコードをたくさんいただきました‼︎

f:id:satatomio:20200127110226j:image

サンライズロボ系が多めで、特にOVA作品である『エルガイム フルメタル・ソルジャー』の主題歌「COOL/せいいっぱいの微笑みを(歌:ひろえ純)」はEP盤も探していたのですごく嬉しかったです
本当にありがとうございます!大事に聴かせていただきます

 

島根旅を終えて……

今回の記事をもって、長々と引っ張ってきた島根旅の記録を終わりたいと思います(長期間に渡り、お付き合いいただきありがとうございました)

 

今回の【大阪→東京→島根→東京→大阪】のおバカ旅で感じたのが、"都会がなんだ!"ということです

 

都会というのは交通も便利だし色んな物が密集していて煌びやかに見えますが、人の優しさや温もりを感じたのは島根です

 

現に旅が終わった今も『富野由悠季の世界』島根会場のスタッフから御礼状が届いたりします

既に終わったイベントについて、ここまで尽くしてくれるスタッフの方に嬉しいという思いを越えて感動しました

 

これだけ東京を満喫しておきながら矛盾していることを言っている気がしますが、それだけ島根という地・人から感じた豊かさに包まれたのです

今度は観光目的で訪ねていきたいと思っております

 


富野由悠季の世界』島根会場が終われば、4月からは青森で『富野由悠季の世界』展が開催されます

当然青森にも赴き、現地レポートをブログに書きますのでまたお騒がせすると思います

 

どうぞ、よろしくお願いします!

f:id:satatomio:20200128213233j:image

 

 

こちらにも今回の旅の記録を書いてあります♪

80sanime.hatenablog.com

80sanime.hatenablog.com

【地元の力を感じろ🗻】『富野由悠季の世界』【島根会場レポート】

2020年1月11日(土)から、ついに『富野由悠季の世界』島根会場が開幕しました

f:id:satatomio:20200122183713j:image


そして私は前日(1/10)に行われた内覧会に引き続き、開幕当日も招待者として参加させていただきました

こちらのブログ記事では、島根会場のレポートとその魅力について書いていきます

(内覧会&富野監督との2ショット記念撮影レポートのブログ記事はこちらから)

80sanime.hatenablog.com

 

グラントワの世界

富野由悠季の世界』島根会場は島根県益田市にあり、島根県といっても山口県に近い位置にあります

最寄駅はJR益田駅で、グラントワ行きのバスも駅から出ていますが、徒歩でも約20分とそんなに遠くありません

f:id:satatomio:20200122183958j:image

グラントワの中に入り、ロビー近くでは『富野由悠季の世界』お馴染みのダイターン3立像がお出迎え

f:id:satatomio:20200122043319j:image

さらにロビー上部には『ガンダム』『イデオン』『ザブングル』『ダンバイン』の壁画のような映像が映し出されています(カッコ良すぎます!)

f:id:satatomio:20200121224434j:image

 

会場を彩るプラモデルの数々

グラントワのでロビーなどに展示されているガンプラの数に圧倒されます

f:id:satatomio:20200121223817j:image

SDサイズのガンプラから1/100スケールの大きいガンプラまで、至ることに散りばめられております

こちらのプラモデルらは、益田市にある株式会社ツクロ様や地元の方々によって作られたそうです

プラモデルで島根会場を盛り上げようとする熱意が見てとれます

また益田市周辺の飲食店・ホテルなどでもガンプラの展示がされており、ガンプラ写真撮影OK、SNS投稿OKとなっております

ガンプラも会場を彩る大事な展示物の一つなので、会場内を見渡してみてください

そしてSNSに投稿して、『富野由悠季の世界』島根会場を皆さんで盛り上げていきましょう!

 

 

種類豊富な特製絵柄チケット(当日券)

島根会場には豊富な特製チケットの種類があります

当日券(一般・大学生・小中高生)にWEB割引から購入できる団体割引券などもあります(これら以外にも特製絵柄チケットがあるそうですが該当外の為購入していません)

f:id:satatomio:20200122210141j:image

また一般当日券が1000円と、他会場よりもお安いお値段になっております

今回、自分が買える種類だけの特製チケットを手配していただいたスタッフの皆様、本当にありがとうございました!(手間をお掛けしてすいませんでした)

 

島根会場、三つの入り口がお出迎え⁉︎ 

では、ここから島根会場・展覧会場内について書いていきます

福岡・神戸と続き、今回も作品配置マップを(勝手に)書かせていただきました

これが島根会場です

f:id:satatomio:20200122213206j:image


なぜだ!?、なぜ違うゥ!!!

私も福岡・神戸と『富野由悠季の世界』を見てきた、いわゆる"富野展上級者"のわけです(カッコつけて言ってみました)

福岡・神戸会場と『富野由悠季の世界』を見てきたグルメな目線で展覧会を回ってやろうと意気揚々と入場したら、いきなり出鼻をくじかれました

まさかの三つの入り口(進行ルート)がお出迎え

今までは一筆書きのように一本道を順路通り回るというのが『富野由悠季の世界』の定石でした

富野由悠季の世界』は章ごとに分かれていて、進行ルートが示されていますがどこから見ても構いません(通った経路を引き返して見ても問題ありません)

三つの進行パターンから見て回れることで、より自由度の増した展覧会になったのではないかと思います

順路通りに回りたい方は、展覧会内の標識を確認していただくか、私の作成した作品配置マップを参考にしてください(入口すぐの順路④の方に先に目がいき、間違えやすいので注意です)

 

入場してすぐに「アニメができるまで」のゾーンがあり、本来は展示物がないであろうエリアにまで溢れる光景は、さすが『富野由悠季の世界』と感心しました

そして本展覧会初の自動扉を挟んで入るという形式(展示物が多い故にそうなったと思います)


展覧会スペースは今までの2会場(福岡・神戸)に比べれば、多少小さいでしょうか

だからこそ、展示物を一部入れ替える前期・後期制を導入しているのだと思います(観覧料も安いのもその理由かと)

しかし、展覧会のスペースが小さいからといって、侮ると痛い目を見るのが『富野由悠季の世界』

ここで島根会場の魅力を紹介したいと思います

 

『海に陽に』エリア、イデと接触する

私が大好きな『海に陽に』が流れるエリア【この世界を風景のーDive】を紹介します


【この世界を風景のーDive】(命名: 『海に陽に』エリア)とは、富野作品の映像を複数のプロジェクターから四方に掃射し、独特の世界観が作り出される空間であります

富野作品の印象的な場面を重なり合わせて振り返ることにより、『∀ガンダム』の作品内に登場する【黒歴史】を見ているみたいな感覚にあります


福岡会場は「アニメができるまで」エリア後…神戸会場では展覧会入り口手前の階段スペースにありました

そして今回の島根会場は『劇場版ガンダム』エリアの後に配置されています(イデオン前とも言えます)

なぜ『劇場版ガンダム』エリアの後に配置されたのかは…わかりません!(おい)

 

しかし『イデオン』エリアからも近く、イデオンの曲である『海に陽に』のカラーに一番合う場所に配置されたのではないかと感じてます

 

映像はより見やすく、より快適に

富野由悠季の世界』は映像で魅せる展覧会でもあり、富野作品の抜粋映像にも他会場との変化が見られました

神戸会場ではプロジェクターを使った大画面スクリーンで映像が公開されている作品もありましたが、島根会場は福岡会場と同じような形式に戻り、全て液晶モニターでの展示でした

しかし、複数の作品を一つのスクリーンで使用していた神戸会場とは違い、島根会場では作品ごとにモニターが用意されている箇所もあり、観たい作品の映像をよりスムーズに観れるようになっていました(例:ガンダムF91 (約18分)とVガンダム(約17分)が、別のモニターで展示されるようになっていた)


さらに『ガンダム Gのレコンギスタ』エリアでは、1シーンごとに個別で液晶モニターが使われる贅沢っぷり

モニター横に展示されている該当シーンの絵コンテと照らし合わせながら見れる配置にされていて、最新作である本作に対しての熱い思いを汲み取りました

 

ホビーから見る富野由悠季の世界

島根会場で大きく変わったのがホビー関係の展示であります

他会場でもプラモデルの展示がありましたが、プラモデルのパッケージも同じショーケース内に展示されています

その中でも極めつきは、クローバー社から発売されたおもちゃ、【クローバー ダイカストザンボット3 合体セット コンビネーションプログラム 」】や【クローバーダイカスト機動戦士ガンダム DX合体セット」】がパッケージと中身も展示されており、自分も初めて拝めて大興奮でありました

ホビーを通して富野作品に思い入れのある方にも充分に楽しんでいただける展覧会になっております

 

名曲「哀・戦士」はこうして生まれた

そして今回の島根会場の大きな目玉でもある「井荻麟作詞生原稿」

そこには「劇場版 機動戦士ガンダムⅡ」の主題歌「哀・戦士」の第3稿原稿と完成稿原稿が展示されています

特に注目していただきたいのは第3稿原稿

完成稿では使われなかった衝撃の歌い出し、次第に歌詞が出来上がっていく過程には感動すらもおぼえました(是非、島根会場でご覧ください)

 

島根会場限定の和菓子「シャア専用源氏小巻」

神戸会場では『富野由悠季の世界』限定グッズを扱った特設ショップが展覧会場内の出口後にありましたが、島根会場では福岡会場同様に展覧会の外に開設されております(入場なしでお買い物ができます)

さらに島根会場限定商品として、地元の老舗和菓子店「三松堂」とのコラボしたシャア専用源氏小巻」があります

f:id:satatomio:20200122205846j:imagef:id:satatomio:20200122205850j:image

シャアとその愛機たちが刻印されたグラントワでしか買えないスペシャル限定な和菓子です(シャアをイメージした赤い箱も良いですね)

即日完売のお菓子なので、在庫状況は『富野由悠季の世界』展公式ツイッター又はグラントワにあるミュージアムショップ「コンアモール」公式ツイッターで確認してください

富野由悠季の世界展 (@tominoexhibiti1) | Twitter

con amore(コンアモール) (@conamore11) | Twitter

 

島根会場限定オリジナルコースター

富野由悠季の世界』島根会場では地元の空港・飲食店とのタイアップ企画として、特製オリジナルコースターが貰えるキャンペーンがあります

オリジナルコースターA

羽田〜萩・石見空港間の飛行機搭乗券と本展観覧券又は半券をグラントワ総合カウンターで見せると貰うことができます

羽田〜萩・石見区間は約2時間と非常にアクセスがいいので関東圏の方は是非ご利用下さい!

 

オリジナルコースターB

島根会場入場時に貰える『石見グルメでプレゼント』引換券を参加店で飲食し、渡すと貰うことができます

(萩・石見空港を利用される方は、空港内にある「キッチンそらら」さんでも使用できます)

f:id:satatomio:20200122185107j:image

                                 私が食べたハンバーグカレーです

参加店はこちらのページで確認することができます

 島根県芸術文化センター グラントワ

 


 

もちろん、本会場でもトイレ休憩・食事休憩などで途中退出しても、半券を提示すれば再入場は当日のみOKです

是非じっくりと『富野由悠季の世界』島根会場に浸ってください

 

地元の力溢れる、島根会場

今回の展覧会も福岡・神戸会場とは全く違う展覧会であることを感じました

もちろん一部の展示物の違い・作品配置場所の違いなどの細かな違いを挙げればキリが無いのですが、一番に違うと感じたのは"土地の持つ力"です


今までに開催された福岡・神戸会場は、どちらとも周りに住宅地が少ない都会の中にある美術館での開催でした

しかし島根会場である島根県立美術館は、出るとすぐに住宅地があります

 

島根県立美術館に面している道路(通称:グラントワ通り)には富野展特製タペストリーが灯籠のように町を華やかに照らし、町を歩けば至るところに『富野由悠季の世界』のポスターが貼ってあります

f:id:satatomio:20200122123037j:image

コースター配布による地元飲食店・萩・石見空港とのタイアップ、地元の企業や住民参加のプラモデル作品展示、地元の老舗和菓子店とコラボした和菓子など…

地元の人の協力・応援で、他の会場とは違った素晴らしい展覧会になっているのであります

 

それは、益田市そのものが『富野由悠季の世界』島根会場と言っても差し支えないはずです

町全体で『富野由悠季の世界』展をつくり上げている…これこそが富野監督が開会式や開幕イベントでも話させていた"地の力"でもあり、島根会場の最大の魅力だと感じました

 
決して展覧会の規模や立地だけで、その会場の良さが決まるわけではございません

そこに込められたスタッフの方の思いや小さいなりに満足していただこうという工夫の数々が『富野由悠季の世界』島根会場をより豊かな世界へと導いてくれたと確信しました

また細やかな会場の違いに目を向け、その意図を自分なりに考えることが巡回展を回る意味なのではないでしょうか

 



2月には富野監督とゲストにMIQさん奥井亜紀さんが登壇されるイベントトークショー&ライブ「井荻麟の世界」】、3月には富野監督登壇の【劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」特別上映会&アフタートークが開催されます

島根会場は前期と後期と分かれており、一部展示物の入れ替えがあります

後期の展示物入れ替えの際に、グラントワ内に展示されているガンプラも入れ替えされるらしいので、"もう観覧された''という方も後期開催に合わせてもう一度来館されることをオススメします

島根会場のイベント・オススメ情報はこちらから↓

80sanime.hatenablog.com

 

"地の力"というのは写真や文面だけでは感じとることは不可能です

自分の足で大地に立ち、その地を360°見渡して初めて何かを感じ取ることができるはずです


何度でも言います…!

福岡・神戸に行かれた方、是非島根会場にお越しください‼︎

絶対に違って見えます!!

 


今後も『富野由悠季の世界』の情報や80年代アニメについての記事を更新していきます

ぜひ、読者登録お願いします

 

 

f:id:satatomio:20200122183518j:image

 

富野由悠季の世界」島根会場

会期 2020年1月11日(土)〜3月23日(月)

《前期》1月11日(土)~2月17日(月) 《後期》2月19日(水)~3月23日(月)

会場 島根県立石見美術館
〒698-0022 島根県益田市有明町5-15

www.grandtoit.jp

「富野由悠季の世界」公式サイト→https://www.tomino-exhibition.com/index.html

 


 過去の会場レポートはこちらから

80sanime.hatenablog.com

80sanime.hatenablog.com

【監督のハグあり⁉️】『富野由悠季の世界』内覧会&2ショット撮影📸レポート

富野由悠季の世界』島根会場が1月11日(土)、遂に開催されました

神戸会場が終わってから一カ月も経たずの開催だったのであまり寂しさは無かったかのように思えます


そして私は内覧会&開幕イベントに繰上げ当選ではありますが見事当選し、島根会場の内覧会にお邪魔してきました

 

私が最も尊敬の念を抱くお方"富野由悠季監督"にお会いできて大変光栄であり、今でも鳥肌が立っております


今回のブログ記事は『富野由悠季の世界』島根会場 内覧会(1/10)レポート及び富野監督との記念撮影(1/11)についてを書いていきます

 



イベントへの参加条件が羽田〜萩・石見区間の飛行機を往復路使用することであり、関西在住の私は…【大阪→東京→島根→東京→大阪】という壮絶な3泊3日のおバカ旅プランで参加してきました(マジで自分でもバカなことをしていると思います)

これも富野監督への愛だと笑ってくださいw

そんなおバカ旅の記録は #島根をたずねて三千里 というハッシュタグでツイートしておりますので良ければ見てください(Twitterもフォローしてね♪)

twitter.com

 

というわけでレポート記事は萩・石見空港に到着したところからスタートします

 

1月10日(金) 開会式&内覧会

空港に着くなり『富野由悠季の世界』展のスタッフに迎えられ、専用バスで島根県立石見美術館(グラントワ)に移動しました

バスでの移動は希望者のみで、当選者20人中15人ぐらいが専用バスを利用していました

グラントワ到着後、スタッフの誘導で美術館のバックヤードにある部屋へ通されます

そして希望者のみ、グラントワ内にあるレストラン「レストランポニィ」で昼食を取ります

こちらのレストランは羽田〜萩・石見区間の飛行機を利用したプランの特典として配られる1000円分の「石見の神楽めし」クーポンが利用できて、【日本海式海鮮どんぶり 1,360円(税抜)1,495円(税込)】がいただけます

f:id:satatomio:20200115212213j:image

鯛・マグロ・サーモン・タコらの刺身を彩りよく並べられたスペシャルな丼飯でした

昼食後、参加者受付を済ませて【内覧会ツアーのしおり・内覧会ツアーの首掛けパス・『富野由悠季の世界』島根会場のチラシ一式・飛行機利用で頂けるオリジナルコースターAセット・萩・石見ぶらり手形クーポン】などをいただきます

f:id:satatomio:20200115223422j:image

そして前日から島根旅をされていた方々も合流し、内覧会ツアー当選者20名は開会式・内覧会参加への注意事項のレクチャーを受けます

今回の羽田〜萩・石見空港区間を往復路利用する内覧会ツアーの応募総数は108名!…当選定員が20名なので、およそ5倍の確率です!

さらに自分は当選者の方が辞退され、再抽選の結果で選ばれた繰上げ当選した人間…

 

めっちゃラッキーじゃんか‼︎(今更)

 

もちろんどれほど幸運なことかも分かってはいたつもりですが、改めて自分が多くの人の想いを背負ってこの場にいるのだと身が引き締まる思いになりました

レクチャーを受けた後は少しの休憩を挟み、開会式会場へ移動しました

開会式では120名前後の席が用意され、我々内覧会ツアー当選者20名は、なんと!最前列2列を用意していただいておりました

f:id:satatomio:20200115220144j:image

関係者の方々よりも前の高待遇に鳥肌が立ちました

開会式が始まり、島根県益田市山本浩章市長の挨拶→島根県立石見美術館澄川喜一館長の挨拶(東京スカイツリーの設計監修をしたすごいお方)と続き、富野由悠季監督の登場です

 

富野監督の挨拶が終わり、来賓の紹介へ

富野由悠季監督→山本浩章市長と紹介され、島根県在住で数多くの富野作品にも参加されているメカデザイナー山根公利さん、『ガンダムUC』『Gのレコンギスタ』のプロデューサーである小形尚弘執行役員、【この世界を風景のーDive】(命名:海に陽にエリア)を制作した映像作家・八嶋有司さんらが参列しておりました

その後は主催者の紹介・巡回会場学芸員の紹介と進み、島根会場担当・川西由里学芸員の挨拶がありました

挨拶の後は、富野監督を含む来賓・主催者によるテープカットが行われ、開会式は終了しました

学生時代以来ぐらいのカッチリとした式だったこともあり、何をするわけでもないのに緊張してしまいました

 

そして内覧会か始まり、川西由里学芸員富野由悠季監督による生解説を少し(ガンダムエリアぐらいまで)聞くことができました

内覧会観覧時は、関係者同士が挨拶をしたり報道陣が解説する富野監督を撮影したりと、一般公開されている時には感じられない展覧会の空気を感じることができて貴重な経験になりました(富野監督がテレビの取材を受けてる様子も後ろから見てました)

約1時間半ほどで内覧会は終了し、ロビーに集合した内覧会ツアー当選者はバックヤードへと戻り、翌日(1/11)に行われる富野監督の記念撮影へについてのレクチャーを受けます

そこで富野監督との記念撮影の持ち時間が一人3分もある事を聞き、雷に打たれるほどの衝撃を受けます


いくら自分が富野監督と話す『心』の準備💚というブログ記事を書いて準備してきたらといっても3分間なんて想定外でした

機動戦士ガンダム』に登場するコンスコン部隊の12機のリック・ドムですら3分持たなかったのに…アムロの乗るガンダム以上に巨大な存在である富野監督に3分持つ訳がない

レクチャー終了は自由解散となり、美術館内と館外周辺を調査して宿泊先のホテルへと行きました

ホテルに着くなり、すぐに富野監督と話すべきことをメモにまとめ始めました

ブログ記事内にも書いたように80年代アニメが好きな自分のことを話すのと、ブログで同年代の若い人にも80年代アニメを見てもらえるように活動していることなど10個以上の話題を1時間半〜2時間かけて考えたのです

80sanime.hatenablog.com


そして翌日(1/11)。。

 

1月11日(土) 島根会場・開幕&富野監督との記念撮影

緊張からあまり寝付けないかと思っていたのですが、旅疲れの為かめちゃくちゃぐっすり寝ることができました

ぐっすり眠れたとはいえ、頭の片隅(というか全部)には富野監督との記念撮影の事でいっぱいです

いくらメモを書いて準備したとはいえ、面と向かってまともに話せる訳がないので、お酒様のお力を借りて富野監督の待つグラントワへ向かいました

 


 

富野監督との記念撮影は午前中(10:30〜)におこなわれ、当選者番号の1番の方から順番に行われていきます

1番〜12番の方と13番〜20番の方で部屋が別れ、後半グループである自分は昨日書いたメモの復習をするわけです

後半グループの参加者が全員集合した部屋にグラントワのスタッフの方とサンライズのスタッフの方が来られ、最終確認をされていかれました

待ち時間の間に、他の参加者の皆様ともお話しすることができました(ちょっとだけ書かせていただきます)

 

飛行機での参加が必須であるツアーの為、関東方面(特に神奈川)から来られている方が多く、中には北海道…自分と同じ関西圏・京都からも来られている方もいました

富野監督のサインが頂けて記念撮影まで撮っていただける…自分が一番過酷な旅をしているとは思っていませんでしたがお話しを聞かせていただき、そこまでして参加したいと思わせる富野監督の凄さ・ファンの熱意に心打たれました

皆さん他の会場にも足を運ばれる富野ファンの方々で、富野監督イベントについてもすごく詳しくて、話が弾んで楽しかったです(今までそういう経験がなかったので尚更)

富野監督との記念撮影イベントが始まって10分後ぐらい、富野談義に花咲かす後半グループの元にグラントワのスタッフの方が〈予定よりも進行が早く進んでいる〉と報告に来てくれたのです

そうです、皆さん持ち時間の3分を使い切れることなく進行していっているのです

今考えてみれば、3分なんて膨大な時間…使い切れる訳がないのです(富野監督を目の前にして)

そんなこともあり、想定したよりも15分早く呼ばれて撮影スペースへ移動(ここから【富野監督との記念撮影】編です)

富野監督との2ショット記念撮影

待合室では撮影の様子が見えていて、美術館スタッフ・サンライズのスタッフの方など、沢山の関係者が見守る中で撮影が行われていました

 

そして自分の出番直前に「富野ワールド」が炸裂…(これ以上は語りません、察してください)

 考えていたことは当然吹っ飛び、そうなることも予測して用意していたメモを出して話せる雰囲気も消え、ついに自分の番に…

頭の中は真っ白、ただ進行の方に従うままに富野監督の元へ

サインされた瓦を受け取り、相当緊張してぐちゃぐちゃになっていた自分の顔を察してくださり、富野監督は優しく微笑み自分の手を握り温かいハグで包んで下さいました

この時、どれほど救われたか…


その後の記念撮影でもずっと手を握っていただき、富野監督の懐を深さに浸からせていただきました(富野監督の手はめちゃくちゃ暖かかったです)

想定したことと全く違う光景に只々混乱し、目の前にいる富野監督に何か言わないと振り絞って言えたのが〔頑張ってください…〕という一言でした

監督はニッコリ笑ってくださり、そんな事しか言えなかった自分が急に恥ずかしくなり、逃げるように立ち去りました

これが自分の中でのメインイベント【富野監督との記念撮影】の全容でありました

 

自分は富野監督のことが好きで、ここ数年ではありますが追っかけてずっと見てきたつもりです

普段は滅多にしない男の人へのハグ…これがどのような意味を持つのかも理解しているつもりです

だからこそ言葉は要らず、それだけで充分なわけです

考えていたことを何一つ伝えられませんでしたが何の後悔もありません

逆に伝えれるチャンスをもう一度と掴んでやろうと燃えております

 

ちなみに今回頂いた富野監督直筆のサイン瓦と記念写真のUPはNGということなので、載せておりません

f:id:satatomio:20200116122805j:image

(参考:これと同じデザインの瓦にサインが入っているものをいただきました)


 
記念撮影イベントが終わり次第、各自自由行動となり、13時まで展覧会を楽しみます

13時なると14時から始まる開幕記念イベント「元気のGはグラントワのG!富野由悠季×山根公利、島根で語る」の開場の為に集合します

ここでも内覧会ツアー当選者は、名札番号1〜20番がそのまま入場順となり、一番先に入ることができました

何からなにまで至れり尽くせりで、内覧会ツアー当選の旨みを存分に感じたのでした

一番先に入れたので当然ながら最前列付近を確保でき、開幕記念イベント参加者400人を収容するまでの長い時間を待つことになります

同じ内覧会ツアーに参加されている方が私の隣に座られ、そこでも熱い富野トークをさせていただきました(紳士的なお方で、楽しいお話しをありがとうございました)

暑い富野トークをしていると14時になり、いざ開幕記念イベントが始まると最前列ゾーンの中央に座っていた自分の視線のど真ん中には富野監督がのお席が!

常に視線の真ん中に富野監督が座られていたので、もう大満足!

濃厚な1時半を過ごさせていただきました

開幕記念イベントが終了後は各自で富野監督との記念写真を内覧会ツアーの首掛けパスと引き換えに渡して解散となりました

 



これにて今回の【内覧会&富野監督との記念撮影】ツアーは全行程終了となります…

  

数日が経ち、改めて富野監督と自分が写った写真を見返しても現実味がなく、夢を見ていたのではという錯覚が残っています

その旅の事をTwitterでツイートするたびに、「羨ましい」や「凄いね」というお言葉をたくさんいただきました


そうです!、これはとても「羨ましい」し「凄い」事なのです!!

当選したということは落選した人もいるし、日程・交通的にも行くことができなかった人もたくさんいる訳です

そういった多くの【憧れ】の上にいるのだと、改めて感じました

だからこそ全力で挑み、楽しんできたつもりです

少しでも内覧会ツアーの雰囲気を味わっていただけたらと、このレポート記事を書かせていただきました

(自分が当選したのは、そういった使命的な意味もあるのではと感じております)


今後も別会場で同じような内覧会ツアーが開催されるかは分かりません

しかし、もし開催されることがあるなら絶対に応募して参加すべきです!

富野監督と記念撮影できるという点もありますが、同じように全国から集まってきた富野愛に溢れるファンの皆様と交流することで自分を肯定的に捉えることができます

この内覧会ツアーで、自分の中にある富野愛を再確認することが出来ました

 



では最後に、今回の内覧会ツアーを企画・実行、又携わっていただいた全てのスタッフの方々にお礼申し上げます

同じく富野愛に溢れる素敵な参加者の皆様、富野トークができて最高に楽しかったです

そして今回の記念撮影イベントに快く承諾していただき、たくさんの愛と夢をくださった富野監督にありがとうございました!


この旅で得た経験や思いを最大限に活かせるように、今後も精進して参りたいと思います

どうぞ、よろしくお願いします

見てくれた君に、感謝の心を!

 


富野由悠季の世界』島根会場では2月.3月にも富野監督登壇のイベントがあります

また、島根会場を効率よく楽しめる情報も載せてあります

詳細はこちらから確認できます↓

80sanime.hatenablog.com 

 

富野由悠季の世界」島根会場

会期 2020年1月11日(土)〜3月23日(月)

《前期》1月11日(土)~2月17日(月) 《後期》2月19日(水)~3月23日(月)

会場 島根県立石見美術館
〒698-0022 島根県益田市有明町5-15

www.grandtoit.jp

  「富野由悠季の世界」公式サイト→https://www.tomino-exhibition.com/index.html

 

80sanime.hatenablog.com

 ㊙️ウラ話

内覧会ツアーが解散になった後は、残って翌日も展覧会を楽しむ人・島根観光をする人・夕方の便(飛行機)で東京に帰る人などに分かれていきます

参加条件が往復路の利用であり、東京行き(復路)のチケットがあるのならば、東京に帰って翌日観光してやろうと、自分は夕方の便を取りました

益田駅から萩・石見空港行きのバスに乗り、到着した後空港の食堂でカレーを食べていると富野監督を発見

二度見ならぬ何度見したから分かりませんが、富野監督と見たことのあるサンライズの関係者の方々が萩・石見空港に居られたのです

トークイベントに登壇されていた山根公利さんもお見送りに来られていて、自分には異次元の空間が広がっていました

まさか自分と富野監督が、同じ乗り物に乗る日が来ようとは夢にも思いませんでした

最後の最後まで『富野由悠季の世界』島根会場内覧会ツアーを堪能させていただきました

(富野監督はこの時のクワトロ大尉みたいな黒のロングコートを着ておられて、めちゃくちゃカッコ良かったとだけ報告させていただきます)

f:id:satatomio:20200116123728j:image


-おわり-

富野監督と話す『心』の準備💚

いよいよ『富野由悠季の世界』島根会場が近づくにつれ、胸の高ぶりが抑えられないSATAトミオです

 

以前ブログ記事内で書いたように、自分は島根会場の内覧会参加の募集に応募し、繰り上げ当選しました

当選した時は、夢なのではないかと思いました

内覧会イベントの特典として富野監督との記念撮影があります

そして参加が決まってから身だしなみだけはしっかりとしていかないといけないなと思い、ヘアサロンを予約し、服装もジャケットなどを新調しました

 

80sanime.hatenablog.com


自分なりに準備していき、富野監督への思いを考えているうちに色んな感情がこみ上げてきて〔これは書いて残しておきたいな〕と思うようになりました

(会った瞬間に色々と考えてることが吹っ飛びそうなので…)

外面の準備はできましたが内面の準備…つまりは『心』の準備ができていません

富野監督へ思いを振り返ると、20代の自分がどのようにして80年代アニメへ導かれていったのかというのも見えてくるはずです

 

そこで今回は自分にとって【富野由悠季監督とは】ということを書いていきます

 

ガンダムZZ』から始まる80年代アニメへの道

まずは富野作品との出会いを書いていきたいと思います

出会いは中学2年生のときでした

ですので今から11年ぐらい前でしょうか(ファン歴が短くて恥ずかしい)

当時の自分は野球部に入っていて練習に明け暮れていました

小学生の頃もクラブチームに入ってて土日も練習に参加してアニメを殆ど観たことがない奴でした(なので00年代のアニメの知識は超浅いです)

そんな自分の富野作品との出会いはゲームでした

兄が友達から借りてきたゲームの中に「PS2機動戦士Zガンダム エウゥーゴVSティターンズ」というのがあり、そのゲームをただ楽しんでプレイしていたのが始まりです

そして当時『機動戦士Zガンダム』がケーブルテレビで放送されていて、ゲームの元ネタが気になったのが観るキッカケでしたね

といっても観始めたのが作品終盤(たしか「湖畔」)からだったので、よくわからないまま観ていたのを覚えています

Zガンダム』が終わり、その翌日から続編にあたる機動戦士ガンダムZZの放送が始まりました

なんとなく流れて観始めた『ガンダムZZ』でしたが、ここで私は覚醒しました

理不尽な大人の戦いに巻き込まれるジュドーたちの姿に、当時ジュドーと同い年だった自分を重ねて観ていました

昔のアニメがこんなに面白いのだと教えてくれたのは『ガンダムZZ』であり、富野作品でした

その為、今でも一番好きなガンダム作品といえば『ガンダムZZ』になります

この時は富野監督の存在も感じず、ただガンダム作品として観ていたと思います

 



そして私が富野監督を感じるようになったのは『ガンダムZZ』の放送が終わり、少し間が空き放送された『戦闘メカザブングルです

番宣CMでも富野監督のことに触れらていたように思いますし、お笑い芸人のコンビ名と同じ名前が使われていることに興味を持ったのもありますが、当時の自分は『ガンダムZZ』の影響から昔のアニメに飢えていたように思います

ザブングル』を観始め、三日間の掟、次第にわかるイノセントとシビリアンの格差…そしてシリアスな展開を忘れさせる程のハチャメチャな展開

何もかも夢中になって観ていました

そこでアニメ監督というポジションと80年代アニメの豊かさを意識し始めるようになりました

 


 

そこから『ダンバイン』 、『1stガンダム』 、『Zガンダム』と観ていき、高校生になると『∀ガンダム』、『Vガンダム』と富野ガンダムや他のガンダムシリーズを中心に観ていきました

 

そして自分が【富野由悠季】という人物そのものを好きになったきっかけが2014年に放送が開始したガンダム Gのレコンギスタであります(当時20歳の時ですね)

富野が新作アニメを手掛けられるのが劇場版Zガンダム以来(リングオブガンダムを除く)で、遂に富野監督の作品がリアルタイムで観れるのかとワクワクしたのを思い出します

そして特別先行上映の時に『Gレコ』に触れ、エンディングテーマの「Gの閃光」を始めて劇場で聴いたあの感覚は今でも忘れられません

 

『Gレコ』という作品を深く知ろうとする内に富野監督自身の魅力に気づかされました

周りに人を寄せつけない怖さというのがある感じがしていたのですが、実際にはとにかく真面目で仕事熱心が行き過ぎて怖く写るのだと分かったわけです

その上とてもお茶目で周りを常に気遣う姿勢を持った方だと解釈してます

今では富野監督の作品が好きなのか富野監督そのものが好きなのか分からなくなってきています(どっちも大好きなわけですけど)

 



そして『Gレコ』は大きな富野作品ロスとなり、『イデオン』『エルガイム』と富野監督作品をむさぼるように観て…更には富野監督がコンテマン時代の作品(母をたずねて三千里など)を漁るようになりました

現在、富野監督作品で視聴できていないのは『ライディーン』と『ラ・セーヌの星』ぐらいだと思います

 

チャンスを最大限に活かしきれなかった過去

初めて富野監督を生でお目にしたのは21歳の時でした

そこから数回お目にして富野監督の人柄というのを見て、好きになっていきました

ここで私が富野監督を生でお目にした記録を振り返ってみたいと思います

さぬき映画祭 2016/2/20

名古屋NHK講義 2016/9/11

宝塚×高橋良輔トークショー 2017/3/12

奈良逆シャア上映 2017/9/3


富野由悠季の世界 F91舞台挨拶 2019/10/11

富野由悠季の世界 神戸会場2日目来館2019/10/13

富野由悠季の世界 劇場版Gレコ関西最速試写会 2019/10/27

富野由悠季の世界 イデオン舞台挨拶 2019/11/1

 こうして見てみると自分で思っているほど富野監督を生で見ていなかったのだなと気付かされます(10回以上見ている気がしていました)

今思えばチャンスを最大限に活かすことのできなかった歴史でもあるなと感じます


それは初めて生でお目にした『さぬき映画祭』でのことです

『さぬき映画祭』ではガンダム三部作が劇場で上映され、富野監督が登壇されるということで香川に乗り込むしかないと思いで行ったのを思い出します

そこで運良ければサインもいただけるかなと期待しつつ、サインペンをカバンに入れて行きました


舞台挨拶が始まる寸前に、小さい子どもが持ってきたガンダム展の図録に快くサインする姿はめちゃくちゃ紳士だった富野監督(親が子どもに入れ知恵してサインをせがんだようにも見えましたけど…)


強面で近寄りがたいイメージのあった富野監督がすごくユーモアに溢れ愛すべきお方だと感じれた貴重な瞬間でした

(やはり富野監督の魅力は生でお目にしないとわからないですよね)


そして上映終了後に劇場ロビーに富野監督が出てこられて記念撮影をしていて〔今がチャンスだ〕とサインペンとさぬき映画館のパンフレットを持ちました

f:id:satatomio:20200109195511j:plain

        私が撮った写真です

周りファンもサインを欲しさに監督を囲い、サインください!のアピール合戦

アピール合戦の末、監督がこちらに気づいて自分のサインペンを持っていただきました

〔やった!〕と思った矢先、横にいた人にサインをしてその人にペンを返されたのです…

唖然とした顔でその人と顔を見合わせ、そっとペンを返されたのです

これが人生の中でベストテンぐらいに入る悲劇「富野監督直筆サイン貰いそびれた事件」の全貌であります

(ちなみにその時のペンとパンフレットがこちら↓)

f:id:satatomio:20200109194629j:image


自分のペンでサインを貰った人がツイッターで自慢している様子を見て〔ク○やろめー!〕と心の中での叫んだのが今では懐かしい記憶です

 



その後も富野監督をお目にする機会があり、『富野由悠季の世界』神戸会場の開催2日目に会場でお目にした時には誰もいない空間で自分の後ろを通り過ぎたのにも関わらず声をかけることができませんでした…(この後めちゃくちゃ後悔しました)

富野監督に会って伝えたいこと

自分が富野監督…富野作品を推す理由は、未来を見ているということです

環境問題など我々が目を背けたくなるようなことに対しても真っ正面から向き合い、誰よりも未来を生きる子どもの為にと考えながらアニメーション作りに取り組む姿勢はすごくかっこいいです

そして20代の自分よりもパワフルな姿を見ていると〔負けられないな〕と奮い立たせてくれます

今、自分がブログなどで80年代アニメの為に愛を捧げてられるのも富野監督が居てくれたからであり、感謝しても足らないぐらいのものをいただきました

時には80年代アニメが好きになったことでつらい経験をしたこともありましたが…

(詳しくことはこちらに書いてあります)

80sanime.hatenablog.com

辛いことをものともしないで80年代アニメが好きでいられるのは、富野監督の存在があったからだと思います

 


 

富野監督と直接お会いして話すことができる…これは望んでも誰しもが叶うことのない巡り合わせだと感じています

現在25歳の私、四半世紀を生きてきた自分にとって今後の運命を左右するターニングポイントになる出会いになるのではないでしょうか…

つまりは、これは"イデの導き"です

たとえ接する時間が数秒…数十秒だったとしても、その思い出は十年…二十年と生き続けるはず

何を話そうかと内覧会イベントに参加が決まってからずーっと考えています(書いている今もまだ悩んでいます)

そもそもお会いしても豆腐メンタルな自分は、話せずにモジモジしているだけの可能性が大きいわけです…

結局何をどう考えても、"今の自分があるのは富野監督のおかげであること""80年代アニメが好きな若者はいる"という、すごく個人的なことしか言えないのです

その気持ちをシンプルに伝えようと思います

 


富野監督と直接お話しできるのは最初で最後かもしれないので後悔の残る出会いにはしたくない!

チャンスは最大限に活かす…それが私の主義だ!というシャア大佐のようにビシッときめて、最高の思い出にしたいと思います

 

では富野監督に会ってきます!

 

 

富野由悠季の世界』展の情報(内覧会レポートなど)や80年代アニメについて随時更新おります

良ければ読者登録お願いします

 
 

f:id:satatomio:20200109194845j:image

 

 

【謹賀新年🌅 】80年代アニメ・正月エピソード 大調査🌸

🎍新年あけましておめでとうございます🎍


新年を迎えたというのに全く新年感を感じない、SATAトミオです

最近『おはよう!スパンク』という港町が舞台のアニメばかり観ているからでしょうか?

子どもの頃に感じていた正月の特別感が年々薄れていく感じがします(お年玉を貰う歳ではないからなのか…)

 

アニメ好きの正月といえば、新年一発目に放送される正月をテーマにした【正月回】と呼ばれるエピソードを観ることですよね

最近は1年以上続く長寿番組も少なくなり、正月を取り上げる作品が減りましたが昔のアニメには沢山存在しました

 

というわけで今回は80年代アニメの古き良き正月エピソードを紹介していきます

 

Dr.スランプ アラレちゃん

#89「摘さん一家がやってきた」(1983.1.5)

Dr.スランプお馴染みのブタが新年の挨拶をして、ペンギン村の住民も正月を満喫します

そして餅が膨らみ、割れたところから作者鳥山先生が登場し、新年の挨拶からタイトルコールへと進む流れになっています

f:id:satatomio:20200103052519j:image

さらにサブタイトルにあるように、この回は作品後半からレギュラーキャラとなる摘一家がペンギン村にやってくる(不時着する)重要な回でもあります


山吹先生がおせち料理を作ったり、アラレちゃん達が羽根突きや凧揚げで遊ぶシーンが描かれています

f:id:satatomio:20200103134241j:image

 

#140「がんばれアラレ!地球最大の危機!!」(1984.1.11)

正月に放送された回ですが、原作エピソードが夏に描かれた為、着物を着ているが作品内の季節は夏となっています

その為、コタツなどで正月遊びを満喫しているが常に汗をかきながらしております

季節感を無視した作りは、ギャグ作品だからこそできる演出なのではないと感じます

また前年度は山吹先生がおせち料理を作っておりましたが、今回はオボッチャマン君がおせち料理を作ってくれます

f:id:satatomio:20200103134708j:image

正月回ではありますが、Dr.マシリトからの刺客"キャラメンマン6号"(アラレそっくりのロボ)とアラレ達をもっとも苦しめた最強の"キャラメンマン7号"が登場する重要な回となっています

 

光速電神アルベガス

#40「宇宙からの年賀状」(1984.1.4)

ロボットアニメでありながら個性的なエピソードが多い『アルベガス』で、最も印象深くハチャメチャな回といえば、この「宇宙からの年賀状」ではないでしょうか


視聴者に対して新年の挨拶をする主人公・円条寺大作ら円条寺家

円条寺家の子ども達はお年玉を貰い、そして年賀状が届きます

f:id:satatomio:20200102222529j:image

差出人は敵である"デリンジャー"

〈今までの遺恨は置いといて、新年を楽しまないか〉とデリンジャー本部への招待状であった

敵からの罠だと警戒するアルベガスメンバーでありましたが、敵本部へ堂々と入れる好機と考え、招待を受けて敵本部へと乗り込みます

デリンジャー本部にアルベガスロボで行き、喜んで迎えられます

普段笑わない男ならぬ"笑わないデリンジャー"として名を轟かせているミラーゼロでさえ、このにっこりスマイルであります

f:id:satatomio:20200102212336j:image

そして和室に通され、【すごろく・トランプ・福笑い・凧揚げ】などの遊びを満喫します

f:id:satatomio:20200103023607j:image

というよりデリンジャーの本部に畳の部屋があることに驚いた記憶があります

笑顔を取り繕いながらも、裏では相手を陥れようとする両陣営のアホみたいな腹の探り合い…そして最後にはとんでもないラストを向かえます

ロボットアニメ史上…いや全アニメ史上で最もぶっ飛んだ正月回を観ていただきたいですね

80sanime.hatenablog.com

 

『魔法の天使 クリィミーマミ

#27「フェザースターへ!」(1984.1.4)

玄関に門松が飾られ、主人公・森沢優がママに着付けしてもらうシーンからスタートします

着物姿になった優はさっそく恋心抱く大伴俊夫の元へ行きます

俊夫はおもちゃ屋でお年玉を使おうとしているのか、プラモデルを持って吟味しております

f:id:satatomio:20200103022635j:image

優と俊夫は「フェザースター」という不思議な世界に行き、あることの為に冒険をします

そして最後は、「フェザースター」から帰えてくるなり、マミの新年ライブへ向かいます

マミが着物姿でステージに立ち、新年の挨拶をして終わります

f:id:satatomio:20200103021915j:image

ただの正月エピソードに思えて、実は『クリィミーマミ』の中でもターニングポイントとなる重要な意味合いをもつ回なのです

どうターニングポイントになるのかは是非本編を観ていただきたいのですが、そのターニングポイント回を新年一発目にするあたり、正月回の重要性を感じます

 

ちなみにマミのライバルである綾瀬めぐみも着物姿を披露していますが、小さなカットと顔アップのみで肝心の着物が映えません

f:id:satatomio:20200103020511j:image

めぐみさんらしい扱いですけど、ここはめぐみさんが主人公の公式コミカライズ「不機嫌なお姫様」(現在連載中)で掘り下げていただきたいですね

 

きまぐれオレンジ☆ロード

#39 「まどかに催眠術! 恭介あぶない正月」(1988.1.4)

物語は大晦日から始まります

主人公春日恭介が遊び半分で鮎川まどかに催眠術をかけるのですが、その催眠術が見事にかかります

催眠術によりまどかは恭介を【ご主人様】と呼び、恭介の思いのままになるのです

ちょっとムフフなイベント満載のかなり特殊なエピソードとなっています

f:id:satatomio:20200103030950j:image

年越し初詣にて、着物姿のまどかを追いかける恭介が印象的なシーンが描かれています

f:id:satatomio:20200103030006j:image

(どうして追いかけているかは本編を視聴して確認してください)

 

そして最後に恭介のいとこ・一弥と犬のジンゴロが幕を開け、メンバー全員揃って新年の挨拶をします

八田が一人遅れてお辞儀するという、キャラクターの特徴を捉えた新年の挨拶でもあります

f:id:satatomio:20200103025544j:image

 

美味しんぼ

正月といえば『美味しんぼ』というぐらい、料理に関する正月エピソードが描かれています

 

#54「江戸ッ子雑煮」(1990.1.9)

仕事始めを迎えた東西新聞文化部は、大原社主の新年の挨拶から始まります

栗田・田畑さん・花村さんの文化部三人娘も着物姿で参加しています

文化部のメンバーは盃で祝い酒を呑み、山岡と富井副部長はちょっと酔っ払い気味なのが昔ながらの緩さを感じます(祝い酒とはいえ、仕事中にお酒を呑むなんて自分には信じられない光景です)

f:id:satatomio:20200102224059j:image

そして究極のメニューの取材として「江戸雑煮」について調べるべく、江戸火消しのお頭の家を訪ね、おせち料理をいただく山岡栗田の二人(お頭に結婚挨拶と間違えられて、弁解する山岡栗田がエモいです)

雑煮に入れる"かまぼこ"のことで元気のなかったお頭ですが山岡の機転により元気を取り戻し、最後はお頭が出初式で梯子乗りを披露して終わります

f:id:satatomio:20200102224713j:image

この回はかまぼこに含まれる食品添加物について貶したことが原因なのか欠番回として、ネット配信などでは観ることができない回となっています

かまぼこに食品添加物が多く含まれていることをこの回で知りましたし、おせち料理などでかまぼこが出てきても偽物(大量の食品添加物入り)を食べているのかなと思うようになりました(食べないわけではないですけどね)

 

#88「おせちと花嫁」(1991.1.8)

お正月回というよりも、正月の必需品【おせち料理】を題材にした回であります


島高部屋の横綱力士・若吉葉に縁談があり、3人の花嫁候補から大原社主に選んでほしいという島髙親方からの頼みがあります

大原社主はその人の気配りや心遣いが分かる【おせち料理】を振る舞ってもらい、その人が横綱の花嫁としてふさわしいか審査するのはどうかと提案します


この回は山岡が島高部屋の呼び出し付きの娘・すみ子さんに黒豆の煮方の作り方を教える回にもなっており、黒豆の煮方がいかに手間暇かけて作られる料理ということがわかります

f:id:satatomio:20200103122146j:image

若吉葉の奉納土俵入りでは、観にきた栗田とすみ子さんが着物を着て、山岡も羽織袴を披露しています

f:id:satatomio:20200102215120j:image
若吉葉とすみ子さんとの恋模様を描く話でもあり、正月と合わせてめでたいエピソードになっています

 

#126「タイのタイ」(1992.1.7)

東西新聞文化部のメンバーと共に初詣へ行く栗田、今回も着物姿を披露します

そこに二日酔いで遅れてくる山岡

初詣を終えた文化部のメンバーは、大原社主の家へお年賀(新年の挨拶)をしに行きます

f:id:satatomio:20200102213350j:image

道中には獅子舞が踊り、社主の家には門松・玄関には正月飾りとザ・正月という雰囲気を感じます

山岡は社主の家にいた子ども達と羽根突きをしてコテンパンにやられ、顔に墨を塗られてます

f:id:satatomio:20200102221939j:image

取り上げられた題材も鯛料理ということもあり、実にめでタイ正月回だと言えます

 

80年代アニメを通して見る、古き良き正月🌅

正月回とは一年の始まりであり、クール転換期でもあります

その為、新年の挨拶と合わせて、作品の流れを大きく変えるエピソードを導入してくる作品が多いように感じる結果になりました

また正月回はストーリーに影響しやすく、バトル物やSF物には見られませんでした


この正月エピソード記事を書き始めたきっかけは、『きまぐれオレンジロード』のようにキャラクターが整列し新年の挨拶をする作品を集めたら面白いのではと思ったからです

しかし、実際には自分が思っているほど整列しての挨拶はなく、我々が正月を満喫しているようにキャラクター達も正月のひと時を楽しむエピソードばかりでした


そこには古風ながらも、どこか忘れ去られた古き良き日本の正月が描かれているのではないでしょうか

懐かしの正月風情を思い出させてくれるのも、80年代アニメを観る楽しみになるのではと思います

 


ここで紹介した80年代アニメの正月エピソードはほんの一部に過ぎません

また来年、紹介できればと思います

 

2020年は80年代アニメを深く掘り下げ、若い人達に新たな80年代アニメの魅力を提供できるように努めていきたいと思います

本年度もどうぞよろしくお願い致します!

f:id:satatomio:20200103132300j:image