80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

若い昔のアニメ好きと出会い・生まれる化学反応🧪

最近、レコードなどの80年代アニメグッズを大量買いして財政難に悩んでいるSATAトミオです

 

ホント最近、色々と買いすぎです

EPレコード、セル画、アニメ雑誌にと…

それに加えて『富野由悠季の世界』島根会場までの遠征費など

金遣いの荒い性格がよく出ています


そんな状況になっているのには、ある理由があります

 

私のTwitterのフォロワー様でもあり、同世代の昔のアニメ好きの高校生・火鳥さん(@hato35101)リアル(現実世界)でお会いしたからです!


今回の記事は、80年代に生まれていない二人の交友とTwitterで知り合った同世代の若い方と実際にお会いして感じたことを書いた内容になっています

 

出会ったきっかけと実際に会って感じたこと

火鳥さんは、80年代90年代アニメを中心とした切り絵をTwitterに投稿している高校生の方です

 

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(↑以前ご好意でいただいた、火鳥さん作の切り絵)

めぞん一刻』に登場するヒロイン・音無響子さんの切り絵でありますが、晴れ着の模様(特に帯)の細かさと響子さんの持つ大和撫子な雰囲気がモノクロの切り絵に良くマッチしています

アプローチは違いますが、自分と同じように昔のアニメを愛して創作活動をされてる方です

ちなみに私自身も切り絵に挑戦した時期があるのですが、手先がスーパー不器用な自分には到底できない職人技だと感じ挫折…

故に切り絵をされている人は、ホントにすごい!と尊敬の眼差しでいつも見ております

 

twitter.com

 

ほぼ同世代で同じ昔のアニメ好きということもあり、Twitter上で仲良くさせていただておりました

火鳥さんが大阪(日本橋)に遊びに来るということになり、日本橋によく行く自分が〔大阪、案内しますよ〕という話しの流れから会うことになったのです


初めて会う自分と同じ昔のアニメ好きの若い方…

さらに自分(25歳)よりも約9歳も年下の高校生…

今までそんな存在がこの世にいるとは思ってもみなかったので、最初にお会いした時に確認するように〔本当に高校生ですか?〕と何度も聞いてしまいました


だって高校生ということは生まれてから20年経ってないのですよ!21世紀生まれなわけですよ!!

小学生の頃に遊んでいた携帯ゲームは?と聞くと「(ニンテンドー)3DS」という答えが返ってきて〈いや、ほぼ現行機種やないか!〉と感じぐらい世代差があります…(ちなみに私は「ゲームボーイアドバンス」世代です…)

こういうことを書くと、おっさん化が進んでいる自分の現状を痛感するので、この辺でやめておきます

 

大阪へ遊びにきた火鳥さんになんば・日本橋を案内したわけですが、日本橋にはアニメ好きの心を掴むお店が数多く存在します

アニメイトとらのあな?…私たち、昔のアニメ好きの心を掴むのはどちらのお店でもありません

レコード屋であります!!


最近レコードを集め始めたという火鳥さん

自分もアニメレコードを集めており、二人で日本橋にあるレコード屋を回り、アニメレコードを漁りに漁ってまいりました

その後も、日本橋近くにある「まんだらけ グランドカオス店」へ行き、アニメ雑誌を爆買い!

二人ともレコードにアニメ雑誌と、大量の荷物を手に持ち、同世代の方と昔のアニメについて語れる喜びを感じながら帰路についたのです

 

同じ趣味で平成生まれの同世代ということもあって話しも弾み、先日も名古屋で開催されているパトレイバー展へ二人で行き、名古屋のレコード屋も回ってきました(ここでも爆買い♪)

 


今思い出しても夢のような空間でした

同世代の方と昔のアニメについて語るのは、高校生の頃から夢見ていたことです

しかし、自分の趣味がおかしいと思っていたあの頃…ネットという広い海を超えた先に同じように昔のアニメを愛する若い人がいることなど全く考えていませんでした


80年代アニメを広める為のブログを開設し、そのブログを宣伝する為だけに始めたTwitter

そのTwitterという海を航海した先で出会った同じように80・90年代のアニメを観て、同じように80・90年代のアニメ誌を集めて、同じように80年代のレコードを買う同世代の若い人…

 

Twitterというツールは使い方によっては素晴らしいツールになることを再認識しつつ、出会えてよかったと心の底から思うわけです

 

今の高校生はヤバイ!

大阪・名古屋と火鳥さんにお会いして話しをしていると、驚かされる瞬間が何度もありました

今の高校生の昔のアニメ知識の深さを垣間見ましたので、ここで紹介させていただきます

 

どこで知った、そんな作品⁉︎

レコード屋を回っていると『さすらいの太陽』のレコードが出てきて、火鳥さんが作品の存在を知っていた時にはゾッとしました

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えっ!、何でこんな若い人が70年代前半に放送されていた『タイガーマスク』の裏番組であった超名作を知っているのかと震えました…

 

…でもこの感覚ってリアルタイム世代の人たちが私(SATAトミオ)に感じている感覚と同じなんだろうなと思うと、人のこと言えないなと再認識しました

 

『さすらいの太陽』は好きな作品で、〈もしもあなたが、生まれた時によその子供と入れ替えられたら〉という始まる方が印象的ですよね

ただ観ている途中で配信が終了してしまい、全話見れていないのですがいつかは全部観たいです

あと、ダ・カーポが主題歌を歌う『地球へ…』のドーナツ盤も買われていたりして〔どこで知ったんだよ、その作品〕というシーンが何度もあり、驚かせられました

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驚異の視聴スピード

無敵鋼人ダイターン3』全40話をわずか3日で観たという話を聞いた時はひっくり返りそうになりましたね

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他にも『シティーハンター 』全TVシリーズ(100話以上)を3週間足らずで見終えたりと驚きのスピードです

 

しかし、よくよく考えてみると自分も学生時代に同じようなことをしていたなと懐かしく思うわけです

自分が高校生の頃は動画配信サービスもまだまだ定着していない時代だったので、レンタルショップでDVDを借りて観ていた生活を思い出しました(だいたいDVD1本(約5話分)を一日で観ていましたね)


また、初めてdアニメストアに加入した時は『巨神ゴーグ』全26話を2日で観たりもしていました

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高校生の頃は忙しいなりにも時間がありましたので、1日に沢山の話数を観ていたなと高校生時代の生活を思い出します(若くて疲れ知らずだったからというのもありますね)

 

自分と重なる学生時代特有の悩み

火鳥さんは現役の高校生であり、話していて感じたのが高校生の時の自分と同じことで悩んでいるということでした

 

それは、学校では自分の趣味を話せないということです


自分の高校生の時(2010年頃)もそうでしたが、今の高校生はアニメに関してわりとオープンです

深夜アニメを普通に観て、その愛を周りに公言することにも抵抗がありません

しかし昔のアニメとなると話は全く違います

 

周りに80年代アニメのことを話そうものなら〔何が面白いのだ、あんな古いの〕と絵のタッチやストーリーの時代観を否定されたり、〔昔のアニメって汚らしいよね〕とセル画の彩色に苦言をつけられ、〔なんかダサい〕…これが一番効きました…

そう言ったことを当時のクラスメイトに言われたのが私の高校生時代でした

もちろん昔のアニメに抵抗感のない友人もいますが、勧めても観るということはありません…

今の一般的な高校生が同じように感じているかはわかりませんが、大きな壁があることには変わりないと感じています

 

人と違うことを言うと変に見られ疎外されるのではないかという不安から、いつの間にか好きである事を言わない(隠す)ようになりました

周りが好きなモノを熱く語って共感を得られているなかで、自分は好きなモノを公言できず思いを殺し続ける…

これはとてつもなく苦しいことです

 

カラオケでもそうです

周りが最新アニメのアニソンを歌ている場で、自分は好きな80年代アニメソングを歌うことができない…

なぜなら、疎外されることを恐れているからです

異常者のような目で見られ、周りの空気を壊しているという感覚は耐えがたいものであります

 

本当の自分を晒せず周りに合わせる…それがいつしか本当の自分のように思えて、自分自身を嫌になったのが高校生の頃の私でした

 

それほどまでに苦しめるものならと、手放そうと80年代アニメ断ちをしていた時期もありましたが、好きなモノをやめられるわけがなかったのです

(「どんなに不愉快でも、どんなに憎くても、自分自身をやめることも、自分自身殺すこともできないのよ」という『機動戦士ガンダムZZ』のプルのセルフを今思い出しました)

80sanime.hatenablog.com

そんな高校生の頃の悩みと、現在進行形で悩んでいる火鳥さんの姿を重ね合わせて見ていた私


そういった若い人が苦しんでいる状況を変えてたくて始めたのが、このブログであったりもします

高校生の頃に苦しんだあの思いを今の若い人たちには味わうことなく、純粋に昔のアニメを楽しんでもらいたい…周りが深夜アニメを語るのと同じように、昔のアニメをオープンに語れる世界であってもらいたい

それが私の望みであり、若い人に80年代アニメを伝えるブログを書く真意でもあります

 

同じ趣味の若い人と話す意味

これまで私は、若い世代に80年代アニメを広めようとブログやツイッターで活動してきました

しかし、同世代の火鳥さんとお会いして、80年代アニメを広めるために書き始めていたブログが、いつからか自分の趣味を誰かに認めてもらいたくて書いている部分もあるのだと気付かされたのです

 

今まで同世代の誰にも理解されなかった80年代アニメ好きという趣味…

イベントや展覧会へも一人で行き、その感動を共有することもありませんでした

火鳥さんとお話しをして、同じような悩みを持ち・同じようなポイントにときめきを感じ・同じように喜ぶ

 

同じ思いを共有する…

 

それは、自分の愛するモノが間違いでなかったことを答え合わせするような空間でありました

誰かに趣味を肯定されるというのが、こんなにも心の奥に響くのだなと嬉しくて泣きそうになりました(書いている今もちょっと泣きそう…)


また相手が高校生ということもあり、忘れていた高校生の頃の感覚や今の高校生の考え方に気付かされたこともたくさんあります

そして何よりも、同世代の方と話したり買い物するのが楽しい!

シンプルですが、これが一番言いたかったことです

 



他にもTwitter上で仲良くさせていただいている同世代の昔のアニメ好きの方が何人かおり、今後機会があれば是非会ってお話しできればと考えています

はっきり言って出会い厨です(笑)

しかし、これは救済とも考えています

昔の自分と同じように、昔のアニメを好きになったことで周りの環境に合わず苦しんでいる人は絶対にいると思うのです

なので、その思いを共に語り合いましょう!

同じ思いをしている仲間がいると知ると心が少しは和らぎますし、また高校時代に苦しんだ経験者としてのアドバンスもできるはずです(たぶん)


出会うことでSNS上のやり取りだけでは感じられないこともあり、それが今後の活動の参考になると感じています


これからも同世代の方とお会いして、若い力で80年代アニメをドンドン盛り上げいきたいと思います

応援よろしくお願いします!

 

twitter.com

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20代の若造ならではの視点で書いた「若造語り」シリーズも見ていただけると嬉しいです♪↓

80sanime.hatenablog.com

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