80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

【不評を鵜吞みにするな!】『機動戦士ガンダムZZ』今こそ、再評価の嵐🌠

どうも、『機動戦士ガンダムZZ』がガンダム作品の中で一番好きだと叫び続けるSATAトミオです

 

一番好きなガンダム作品は?と聞かれて…〔『ガンダムZZ』が一番好きですね〕と答えると高確率で"えー なんで?"と変な奴を見る目で返されます……

 


いや、なんでじゃねぇーんだよ!!

一番好きな作品に何で?もクソもあるかッ!

 

というのは、『ガンダムZZ』好きの人のあるあるみたいな話なのでもう慣れました

しかし近年、若いガンダムファンの間でガンダムZZ』は観なくていいと風潮が何処かあるような気がします


いろいろと言われ続け、不遇の道を辿ってきた『ガンダムZZ』…

このままではいけません!

 


ガンダムZZ』を愛して十数年、ここまで感じてきた不遇と意味の分からない偏見を打破し、より多くの若い人にガンダムZZ』良さを伝える記事を書いていきます

(多少荒っぽい言葉遣いが目立つ記事になっております、ご了承ください)

 

トミオ、『ガンダムZZ』愛を語る!

まずは私が『ガンダムZZ』を愛するようになった経緯と愛してからの道のりを書いていきます

 


今は80年代アニメを広める活動をしていますが、10年ぐらい前まではあまりアニメを観たことがありませんでした

 

中学二年生だった私が初めて全話観たガンダム作品が『機動戦士ガンダムZZ』でした

 

思春期真っ盛りだった私は、大人の言うことが無責任で嘘ばかり言っているように聞こえ、大人が嫌いになっていた時期がありました(思春期にありがちなヤツです)

観ていた当時の年齢と同い年(14歳)のジュドーは、理不尽な社会や大人に立ち向かっていき、その姿勢に感情移入したのです

不思議と自分の言っていることを代弁してくれているかのように感じ、『ZZ』の世界にどんどん引き込まれていきました

14歳といえばまだまだ子どもだけど、背伸びしてでも何かできることがあるでは?と感じたものです

正しく【子どもはみんな、ニュータイプ!見せてやろうじゃないの、大人たちにさぁ】です

私が80年代アニメを観るようになったのは、間違いなく『機動戦士ガンダムZZ』の存在があったから…まさしく、恩人ような存在です


今見直した時は、ブライトさんに感情移入して〔自分は子どもたちを信じてあげられるだろうか…〕と考えながら観ております

ブライトさんが一番カッコ良いのは、『1st』でなければ『Z』でもなく、『ZZ』だと思っています

自分の詳しいアニメ遍歴の話などはこちらから↓

80sanime.hatenablog.com

 

ガンダムZZ』はとにかくイベント行事が少ない

毎年、夏から秋にかけて東京で開催される「サンライズフェスティバル」というアニメ制作会社サンライズ主体のイベントがあります

サンライズフェスティバル」とは、サンライズ作品を映画館で流すイベントであり、映画作品はもちろんTVシリーズ作品もセレクト上映されます

そして2016年の「サンライズフェスティバル」で『ガンダムZZ』30周年を記念したイベント上映があったわけです

 

ついにキターーと舞い上がった私は即東京行きを決意

上映話数は、#2「シャングリラの少年」#36「重力下のプルツー」#46「バイブレーション」#47「戦士、再び……」の4話

これを選んだのが『機動戦士ガンダムUC』の作者・福井晴敏さんというのはどういう人選からか分かりませんが、妥当な選出ではないでしょうか

 

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大画面で観る『ガンダムZZ』、何回も観た話ばかりなのに笑ったり・悲しんだりと、スクリーンを通して初めて観た中学生だったあの頃の自分と再会した気分でした

そして最終回のラストシーン、ひろえ純さんが歌う「一千万年銀河」が流れるシーンで目から涙粒がポロリポロリと

感動的なシーンではありますが今まで一度も泣いたことがないのに、今まで溜め込んでいた『ZZ』の思いが爆発して涙が止まりませんでした

顔を赤くして恥ずかしい思いをしましたが、今では良い思い出となりました(来場者抽選プレゼントでポスターもいただきました)

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トークショーもない、ただの上映会でこれだけ感動するぐらい『ZZ』のイベントに飢えているのです(また上映お願いします!)

 


2019年のゴールデンウィークNHK-FMで行われた「今日は一日“ガンダム”三昧」

約8時間の生放送で永遠とガンダムソングを流す本企画…当然私も『ZZ』ソングをリクエストしました

「アニメじゃない」をリクエストして、何と!生放送内で私の名前が読み上げられたのです

実はSATAトミオとして活動を始めたばかりだった頃なので、これが私のメジャーデビューとなりました(カッコよく言ってみました♪) 

 

そして名前を取り上げていただいたことを報告したツイートを、「アニメじゃない」を歌われた新井正人さんにリツイート&いいねしていただけたのも嬉しい思い出です

 

ガンダムZZの不評をぶった斬る!

ガンダムZZ』はガンダムシリーズの中でも不人気と言われている作品です

2018年にNHKBSで行われた「発表!全ガンダム大投票」で、作品部門で第22位という微妙な結果であったのが何より証拠です(そして主人公のジュドーは第43位…)

覚悟はしていたものの結果を突きつけられると苦しいものです(無論、私は『ガンダムZZ』に投票しました)


しかし、不人気と言われているのは観ないで判断されている結果にすぎないと思っております!

ここで観てない人が思う偏見を払拭したいと思います

 

・前半のコメディ色が受けつけられない

まず『ガンダムZZ』を観るにあたりぶつかる壁が、この前半コメディ問題だと思います

個人的にはこの前半コメディのノリがあるからこそ後半のシリアスが生きてくると感じています

コメディ部分も『ZZ』の魅力、しかしまずは作品全体を観ていただきたい…

そこで私が提案するのが、あえて前半部分を飛ばすということです!

ストーリーが多少分からなくなる分もありますが、挫折するぐらいなら面白いと感じる部分から観ていただきたいです

見始めるオススメポイントは、第11話「始動!ダブル・ゼータ」

まだまだコメディ色が残る回ではありますが、主人公メカの登場・長い日常パートが終了し、宇宙に進出してガンダムらしくなっている回であります


そこでもダメなら、第20話「泣き虫セシリア(前)」

『ZZ』がシリアス路線へと変わる変換期の名作回

この後から『ZZ』は地球編へ突入し、ドンドン面白くなっていきます


これはあくまで前半部分に挫折した人に送る提案です

途中から見始めて「ZZ面白いじゃん!」と最終回まで観ていただけた方は、前半に立ち返り、飛ばしたコメディ回を観ていただけたらと思います

最後まで観ていただけた方には、コメディ回が今までには感じなかった味があるものになると思います

 

アムロとシャアが登場しない

これもよく言われます

『1stガンダム』〜『逆襲のシャア』の初期宇宙世紀作品の中でアムロとシャアが出ないのは本作だけです

シャアならOPに登場しますよ(笑)、というネタは置いといて…そう思う方に言いたいのが、アムロとシャアが出ないからなんだ!ということです

二人がでない作品は、毎年のように新作が作られるガンダム作品において珍しくもなく、そんなことを言われるのは初期宇宙世紀作品である『ZZ』に課せられた使命のように感じます

これを逆に考えられないでしょうか?

アムロとシャアが出ないからこそ魅せれるストーリーがあり、そこに縛られない良さが『ZZ』にはあります

縛られないからこそ、ジュドーたち子供を全面的に押しだしたハートフルな物語が描けるのではないでしょうか

『1stガンダム』から続く大河ドラマということを意識せず、ガンダムZZ』という単発作品としての魅力を感じてもらいたいと思います

 

ガンダムZZの魅力、教えます!

不満ばかり垂れていても仕方がないので、作品を好きになってもらえる…『ガンダムZZ』だからできた魅力を語っていきます

 

 Zガンダムだけじゃ終わらない

ガンダムZZ』は前作の『機動戦士Zガンダム』の続編にあたる作品です

その為、前作の主人公であるカミーユたちの戦いは終わったわけではありません!

なのに、なぜ観ない!!

このままではカミーユハマーン様も救われることがありません…

ゲームだけでストーリーを完結されるのではなく、キャラの生の声・表情を肌でかんじとり、作品と向き合っていただければ嬉しいです

 

子供はみんなニュータイプ

ジュドーらの仲間であるシャングリラの子供たちも大きな魅力であります

ゲームだけじゃ分からない、作品を観た人だから語れるキャラの魅力を書いていきます


妹のリィナを山の手の学校に入れてあげるために頑張る妹思いの主人公(しかし、大人の女性には弱い)、ジュドー・アーシタ(cv.矢尾一樹)

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ジュドーに対抗意識メラメラで迷惑ばかりかけたクソガキだったけど、作品終盤は常にカッコいい、ビーチャ・オーレグ(cv.広森信吾)

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ビーチャの金魚のフン的扱いをうけるが作品終盤のメイン回で好感度爆上げになる、モンド・アガケ(cv.塩屋浩三)

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Zザクと女装というイメージ以外にもナイスフォローの名人であることをZZファンは知っているぞ、イーノ・アッバーブ(cv.菊池正美)

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服装と金髪という見た目からギャルっぽいと言われるがシャングリラメンバーの中で一番の常識人、エル・ビアンノ(cv.原えりこ)

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やんちゃなシャングリラメンバーをまとめるお姉さん、グレミーにジュネと恋の波乱も多いが本命はジュドーなの?、ルー・ルカ(cv.松井菜桜子)

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可愛いと言われる人気キャラだが、砂漠編はウザくもあり名シーンが多いのは彼女のおかげ。エラいぞ、エルピー・プル(cv.本多知恵子)

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ジュドーよりも何倍も大人な妹。足長くないマザコンお兄さんの教育によりスキル的に一番成長し、ガンダム界・妹代表とも出会って太いパイプを獲得する、リィナ・アーシタ(cv.岡本麻弥)

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ガンダムZZ』には沢山の女性キャラが登場してハーレムアニメとして描かれることもあり、"ガンダム作品で不謹慎だ!"と言われる方を無視して、女の板ばみになるジュドーの姿を楽しんでいただけたらと思います

 

ガンダムタイプ満載の先駆け作品

前作の主役機である〈Zガンダム〉、〈ガンダムMK-Ⅱ〉に〈百式〉…それに加えて〈ZZガンダム〉、〈メガライダー〉といったメイン級の機体が勢揃いするのも本作を観る楽しいところだと感じます

 

百式に関しては、クワトロ(シャア)の愛機にビーチャというクソガキが乗っているから嫌い…と言われたこともあります

しかし、前半だけでビーチャを評価するのではなく後半も観ていただけたら好きなキャラになりますよと言いたいですね

 

今こそ、『ガンダムZZ』再評価の時代

ガンダムZZ』がなぜ不評のレッテルを貼られるのかは、前作の『 Zガンダム 』の存在があるからだと感じます

しかしそれは放送当時の評価です…

 

最近感じるのがガンダムZZ』を推してくれているのはリアルタイム世代ではなく、自分と同じ世代の若い方であるような気がします

それは『Zガンダム』から『ガンダムZZ』のリレーの空気をリアルタイムで感じていないから、2作品を比較して見ることがないのです

だからこそ、リアルタイムで観ていたの方には、今は当時の感覚だけで『ガンダムZZ』を評価する時代ではないと感じていただきたいのです

動画配信などで多くの人に作品を観ていただける時代、自分と同じようにファーストガンダムが『ガンダムZZ』になる方も多くいらっしゃると思います


ネット上に広がる低評価の嵐を鵜呑みにせず、自分の目で評価していただきたい‼️

 

"シリアスだけがガンダム"という固定概念を捨てて、明るくも大人や社会に立ち向かうジュドーたちを観ていただければと思います

 

一度観た人も、まだ観てない人も…

感動の嵐!!『ガンダムZZ』を観よう!

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現在、ガンダムシリーズ公式Youtubeチャンネルガンダムチャンネル』にて『機動戦士ガンダムZZ』が順次公開中!

最終話まで配信されるか分かりませんが、興味ある方は是非ご覧ください!

www.youtube.com