どうも、結婚ってどうやったらできるのか…?と、27歳になり考え始めたSATAトミオです
気がつけば11月も中頃…もう年末なんだと実感させられます
11月というのは、記念日がもっとも多い月としても知られており日本記念日協会に登録されているモノだけでも、なんと363件もあるそうです(2020年11月1日現在)
そして、その中でも有名なのが11月22日の「いい夫婦の日」ではないでしょうか
「いい夫婦の日」(11 月22日)とは、コミニュケーションが苦手だといわれる日本人の「夫婦」が、お互いに感謝の気持ちをかたちにするきっかけを作る為に、1988年に提唱された記念日であります
つまりは、「いい夫婦の日」という記念日にお互いパートナーに"ありがとう"と伝えようという日です
そして、80年代アニメは家族で楽しめるファミリー向けの作品も多く、仲の良い夫婦関係であるキャラクターはたくさん存在します
ということで今回は、【いい夫婦の日 記念】80年代アニメに登場する、夫婦仲の良い「いい夫婦」キャラクターを紹介していきます
「いい夫婦」といっても関係性は人(キャラ)それぞれ…さまさまな夫婦の絆から新たな80年代アニメの魅力を探していきましょう
諸星夫妻 『うる星やつら』
夫:(諸星)あたるの父(cv.緒方賢一)
妻:(諸星)あたるの母(cv.佐久間なつみ)
『うる星やつら(1981)』に登場する、主人公・諸星あたるの両親
穏やかな家庭を望むなか、宇宙人のラムを居候させるなど、息子・あたるのせいでとにかく苦労の絶えない夫婦
常に不幸な騒動を招くあたるに対して〔産むんじゃなかった〕と嘆くのが母さんの口癖となっています
楽観的で女好き…とにかく迷惑を顧みないあたるに対して、[諸星さんところのバカ息子]と揶揄され常に世間の目を気にして不幸を背負い込む父さんと母さん…この夫婦は観ていて本当に不憫に思える時があります
ラブラブな新婚時代に念願叶って買ったローンが残っているマイホームも、劇中ではことごとく破壊され涙するシーンが描かれているぐらい不憫な夫婦なのです
さらにラブラブだったはずの夫婦間も今では冷え切っており、一般的なサラリーマンである父さんは一家の大黒柱的な存在なのですが、給料は安く家庭内では母さんに頭が上がらず威厳も何もないという悲しい事態であります
そんな母さんも、少ない父さんの給料で家族3人+居候(ラム、テン)の食事を作り、家事・洗濯をこなすなど、専業主婦として日々奮闘するのでありました
なんか書いているだけで辛い気分になってきますね…
ここまで不幸オーラしかない2人が「いい夫婦」なのかという問題なのですが、そんな夫婦だからこそ絆が深く繋がっていると感じる瞬間があります
例えば、洪水によりマイホームに水が浸水した時には夫婦で協力し合い、ローンがたんまり残るマイホームを守ろうとするのです
またその時の父さんは家庭を守ろうとするなどの絶大的な男気を見せ、母さんもまたそんな父さんを信頼し頼るのでありました
その他にもそういったエピソードはあり、見えないところで固く繋がれている夫婦関係が描かれています
夫婦の絆というのは、周りから見た表面的な関係だけでは分からないだなと感じた次第です
サンドーラ夫妻 『戦闘メカザブングル』
夫:プロポピエフ・サンドーラ(cv.斉藤豊治、龍田直樹)
妻:ローズ・サンドーラ(cv.石井成子)
『戦闘メカザブングル(1982)』に登場する、主人公 ジロン・アモスや雇い主 エルチ・カーゴが乗る戦闘艦・アイアンギアーで雇われている劇団員
劇団「プロポピエフ一座」の座長の夫・プロポピエフと花形劇団員の妻・(ラブリー)ローズの2人は、文化不毛の地・惑星ゾラに"文化の花を咲かせたい"というエルチから指示で、3人の劇団員と共に日々稽古に励んでいる
特にメインキャラではないサンドーラ夫妻ですが、主人公サイドに所属しよく登場するので印象深いキャラクターであります
夫・プロポピエフは気弱で物腰が低く、年下の妻・(ラブリー)ローズに〔アンタ〕と呼ばれるなど、ちょっと尻に敷かれる関係性も良いです
常に所属する劇団員にラインダンスの稽古を付けている印象が強く、非戦闘員の象徴として描かれています
しかし人手の少ないアイアンギアーが戦闘に突入すると、武器を持たされ戦闘にも参加させられることも多いです
その為、妻・(ラブリー)ローズからはアイアンギアーを降りるようと何度もせがまれますが、雇い主のエルチを慕うようにアイアンギアーに残り続けます
そういったプロポピエフの男気に(ラブリー)ローズが惚れたのでしょうかね
あと、2人は「歳の差夫婦」なのですが、どのように出会い結ばれたのかも非常に気になるところです
(ラブリー)ローズが「プロポピエフ一座」の劇団員として入団してから、2人は職場恋愛に発展したのかと色々と気になります
一つ言えるのは、若い奥さんと結ばれたプロポピエフはメンタルイケメンなめちゃくちゃいい男なんだろうな~と感じるところです(富野監督!2人の出会いを小説にしてください!)
森沢夫妻 『魔法の天使 クリィミーマミ』
夫:森沢哲夫(cv.村山明)
妻:森沢なつめ(cv.土井美加)
『魔法の天使 クリィミーマミ(1983)』に登場する、主人公・森沢優の両親
自宅前にある移動販売車でクレープ屋「クリィミー」を夫婦で営んでいる
2人はお互いを[てっちゃん(哲夫)]、[なっちゃん(なつめ)]と呼び合うほど夫婦間の中がよく、ケンカも時々しますが未だにカップルかのような関係であります
小学4年生の優が10歳ですから、10年以上もラブラブな関係の夫婦って良いですよね
そんな森沢夫妻なのですが、2人は「カミナリ族」というバイクチームからの付き合いであり、妻・なっちゃんが「カミナリ族」のリーダーで夫・てっちゃんが下っ端だったみたいです
要するにちょっとヤンチャな出会いだったんでしょうね
ちなみになっちゃんは「カミナリ族」のリーダーをする以前、少女時代に歌手を目指してレッスンを受ける日々を送っていた過去があります
(本編内で語られるエピソードですが、これがめちゃくちゃ良い回!)
歌手志望からバイクチームのリーダーって振り幅広過ぎませんか ww
そんな過去もある てっちゃんとなっちゃん、今ではひとり娘の優の立派な両親として明るい家庭を築いているわけであります
そんな2人の夫婦関係がすごく好きです
上杉夫妻 『タッチ』
夫:上杉信悟(cv.千葉繁)
妻:上杉晴子(cv.小宮和枝)
『タッチ(1985)』に登場する双子の兄弟、上杉達也(兄)・和也(弟)の両親
とにかく明るく笑顔が絶えない夫婦であり、〔チョイ♡〕と指でつつき合っていつも新婚のようなイチャイチャな関係を見せつけてきます
そんな2人の夫婦関係は、隣の家に住んでいる達也らの幼なじみ・南ちゃんも羨ましく思っているのですが、息子である達也は呆れて見ているのでした
また明青高校野球部に所属する弟・和也の活躍を誰よりも喜び、その一方でマイペースな兄・達也への扱いがぞんざいになる場面もあります
ホントに仲の良い夫婦で、些細なことでも笑って過ごせる関係は80年代アニメの中でも一番理想的な夫婦と言えるでしょう
しかし、そんな笑顔が絶えない夫婦にも一日だけ笑顔が消えた日がありました
それが上杉兄弟 高校1年の夏、地区大会決勝戦の日です
その日だけは笑顔が絶えない夫婦から笑顔が消え、無気力…ただただ、呆然と立ち尽くす姿が描かれているのです
初めてそのシーンを観た私は、上杉夫妻が初めて見せるその姿に衝撃を覚えました
普段は明るく笑顔な夫婦から忽然と笑顔消える…それがどんなに重い事態であるかがヒシヒシと伝わってきます
だからこそ、ときより見せる真面目な表情や言葉が激しく響くのです
そして翌日になると、昨日までの無気力な顔は嘘のように晴れやかになり、またいつもの明るく笑顔が絶えない(よう振る舞う)夫婦に戻ります
悲しみをグッと堪えながら達也らに接する姿は、ホント涙が出てますよ(ぞんざいな扱いをしている達也の気持ちを実は理解しているところもグッときます)
ただ仲が良い夫婦というだけでなく、同じ苦しみを共に分け合い明るく前向きに歩む姿もまた夫婦の絆があってこそ!
その姿を含めて、私の中では80年代アニメNo.1夫婦です
ノア夫妻 『機動戦士Zガンダム』
妻:ミライ・ノア(cv.白石冬美)
『機動戦士Zガンダム(1985)』以降、複数シリーズに登場し、ガンダムシリーズ内でも有名中の有名な夫婦
元々は前作『機動戦士ガンダム』(1stガンダム)から登場している2人であり、地球連邦軍の戦艦「ホワイトベース」のクルー(艦長と操舵手)として戦火を共にしたことがきっかけで、"一年戦争"と呼ばれる戦争あとに結婚されました
そして息子は現在、 映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021)」公開で絶賛再ブレイク中なハサウェイ・ノア君であります
(娘のチェーミンもお忘れなく)
息子(兄)・ハサウェイと娘(妹)・チェーミンの2人の子どもが生まれ、まさに理想的な家族であり夫婦なのです
しかし、地球連邦軍の軍人であるブライトさんは地球で暮らす家族の元を離れ、宇宙を拠点に日々任務に励んでおります
つまりは単身赴任というやつでありますが、会いに行くのも難しいので子どもの成長が見れないわけです(これは辛い)
また夫・ブライトさんが宇宙で働くなか、ひとり地球で2人の子を育てる妻・ミライさん…こちらも実質、女手ひとつで子育てする辛さがあります
遠距離で中々連絡も取れないということもあり、気持ちもどこか離れそうな怖さもある夫婦関係…
それでもミライさんはニュータイプの感性で夫・ブライトさんの考えが手にとるように分かると夫の仕事を尊重し、またブライトさんの方もそんな妻・ミライさんに子育てを任せ絶対的な信頼を託しています
仕事に対して理解が強い奥さんってすごく良いですし、遠く離れていても繋がっている…この関係がめちゃくちゃ堪らなく好きです
(時に、続編『機動戦士ガンダムZZ(1986)』では奥さんの目が行き届いてないからといって、宇宙でドック艦「ラビアンローズ」の艦長代理・エマリーさんに言い寄られ、若干不倫関係っぽいなるのには目に瞑りましょう)
そんなノア夫妻(一家)で好きなエピソードをご紹介しましょう!
宇宙で戦艦「アーガマ」の艦長として単身戦うブライトさんに地球から戻ってきたクワトロ大尉(シャア)から一本のビデオテープを受け渡されます
それは家族からのホームビデオであり、そこには子どもたちの成長が納められていました
妹・チェーミンは〔テストで100点を取ったよ〕と報告し、兄・ハサウェイも〔毎日走ってるんだよ〕と近況を伝えます
それを見たブライトさんは涙をボロボロと手にこぼし、もう〔〔ありがとう…父さん頑張るよ〕〕というセリフが聞こえてきそうですよ(実際には言ってませんよ!)
そしてビデオの最後には、ハサウェイが〔チェーミンと母さんは僕が守るから〕と漢と漢の誓いを立てるのですが、このハサウェイのセリフは最新作の映画「閃光のハサウェイ」を観ていると、より一層胸に込み上げてくるものがあります
それも含めて、映画「閃光のハサウェイ」も観ていただきたいです(小説通りならブライトさんもヒゲを生やして登場します)
ハサウェイよ、お父さんとお母さんを泣かすんじゃないよーー!!!
(※ちなみ、80年代富野作品だとザマ夫妻(『聖戦士ダンバイン』)やビダン夫妻(『機動戦士Zガンダム』)などの夫婦も有名ですが、とてもいい夫婦とは呼べる関係ではないので今回、選考外とさせていただきました。)
パートナーを信頼し合える絆
今回、80年代アニメに登場する「いい夫婦」を紹介していて分かったのが、多種多様な夫婦像が誕生した時代だったのかと感じます
例えば、歳の差婚や単身赴任による夫婦生活や妻に尻に敷かれる夫など、それぞれが全く違う夫婦像を描き、その中で円満な夫婦仲を築き上げる…当たり前のようで、実にこれはホントに凄いことです
そこには互いに想い合い、協力し信頼し合える絆がある…これは今回紹介した80年代アニメ夫婦に全てに共通して言える事だと思います
どんなに時代が変わってもそれでも変わらないモノは、パートナーを想う愛なのかもしれません
今回紹介した80年代アニメの「いい夫婦」というのはごく一部であり、まだまだ紹介したい80年代アニメ夫婦はたくさんいます
そちらの方は、また来年の11月22日…「いい夫婦の日」で紹介できればと思います
(或いは「(仲の)わるい夫婦」というのも紹介してみたいです)
「いい夫婦の日」という日をきっかけに日頃の感謝を伝え、そして80年代アニメに登場する「いい夫婦」の活躍を夫婦揃って是非観てください!
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