80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

【完全網羅!】80年代アニメが観れるYouTubeチャンネルを徹底紹介📱

どうも、最近YouTubeしか観ていないSATAです

YouTubeって不思議ですよね? 家に帰ったら用事をやろうと考えていても、気づいたらYouTubeで動画を見始め、軽く1時間経っていたりしますよね

ホント、時間泥棒であります

 

 

ここ最近、アニメ制作会社が公式YouTubeチャンネルを開設し、自社制作アニメを配信するケースが多くなってきました

これまでDVDをレンタルしたり動画配信サービス(サブスク)でお金を払って観ていたアニメが、今ではYouTubeで観れる時代がきたというワケです

その中には80年代アニメが観れるYouTubeチャンネルも多く、新たなファン獲得に繋がっていると感じています

 

今回は「80年代アニメが観れる公式YouTubeチャンネル」を紹介していきます

 

YouTubeを駆使すれば動画配信サービスを使わずとも、様々な80年代アニメに出会うことができるのです

 

Animelog アニメログ

株式会社アナライズログが運営しているアニメYouTubeチャンネル

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「アニメログ」はアニメ制作会社が運営しているチャンネルではなく、[シンエイ動画東映アニメーション日本アニメーション]などのアニメ制作会社と業務提携しており、権利元から正式に許諾を受けて運営されています

その為、動画配信サービスに近い雰囲気があるアニメチャンネルです

また「アニメログ」を運営している(株)アナライズログは、様々な声優が参加するYouTubeチャンネル「Say U Play」も運営しており、こちらでは声優さん同士によるトークなどが楽しめます

 

そして、今現在「アニメログ」で配信されている80年代アニメは…

トム・ソーヤーの冒険(1980)』『鉄腕アトム(1980)』『ふしぎの島のフローネ(1981)』『ドン・ドラキュラ(1982)』『ピーターパンの冒険(1989)』です


さらに「アニメログ」を運営している(株)アナライズログは、「NARUTO ナルト」や「幽☆遊☆白書」を手掛けたアニメ制作会社・スタジオぴえろと新たに業務提携を締結したことも発表しており、今後スタジオぴえろ作品が配信されるかもしれません

スタジオぴえろといえば、80年代に『魔法の天使 クリィミーマミ』などの魔法少女シリーズや『きまぐれオレンジ☆ロード』を制作された会社としても知られています

それらの作品も配信されることがあれば、さらに80年代アニメが盛り上がるはずなので、今後の展開に期待したいです!

 

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エイケン公式チャンネル

サザエさん」を制作していることで知られるアニメ制作会社エイケンが運営するYouTubeチャンネル

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配信しているアニメ本数は少なく、以前は80年代アニメ作品である『キャプテン(1983)』のTV版を配信されていました

現在のところ80年代アニメの配信はされておりませんが、エイケンは『ガラスの仮面(1984)』『六三四の剣(1986)』といった80年代アニメ作品を制作しています

個人的には『六三四の剣(1986)』がめちゃくちゃ観たいので、今後のYouTube展開に期待したいです

(なんてったて、オープニングがめちゃくちゃカッコいいですよ!)

 

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美味しんぼ 公式チャンネル【デジタルリマスター版】

シンエイ動画制作の『美味しんぼ』だけを配信しているYouTubeチャンネル

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一見『美味しんぼ』だけを配信しているチャンネルと聞くとコンテンツ数が薄いように感じますが、全然そんなことがありません

むしろ、80年代アニメを配信しているYouTubeチャンネルの中で一番人気があるのでは?と感じるほど、盛り上がり度はめちゃくちゃ凄かったりします

とにかく、企画力が凄すぎるのです


通常配信の他に季節や食材に合わせた様々な特集(まとめ)動画を配信し、またキャラクター人気投票なども行い、その結果に因んだエピソード特集なども配信されていました

その中でも特に「海原雄山登場シーンまとめ (2時間)」という特集が〔狂気じみている〕とSNS上でも話題になったこともあります


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ここまで80年代アニメに新たな話題を与え続ける『美味しんぼYouTubeチャンネルは、はっきり言って異常ですよ

何度も観た方でも新たな発見があり、アニメ『美味しんぼ』の楽しみ方を無限に広げてくれる…それが『美味しんぼ』 公式チャンネルの素晴らしさであります


美味しんぼ』という作品は基本的に1話完結なので、どこから観ても面白いというのが作品の強みです

その為、誰でも気軽に観れるYouTubeでの配信は『美味しんぼ』入門にはうってつけではないでしょうか?

YouTubeを通じて『美味しんぼ』に触れてみてください!

 


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それともう一つ、『美味しんぼ』には動画配信サービスやYouTubeでは観ることが出来ない【欠番回】(放送禁止回)というのがあります

そちらも是非観てください!

↓ (欠番回の魅力、視聴方法についてはこちらから)

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ガンダムチャンネル

ガンダム』40周年を記念して開設された『ガンダム』シリーズのみを配信するYouTubeチャンネル

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月ごとに作品ラインナップが変わったり、キャラクターの誕生日などの記念日にはセレクト配信などもされています

最近では登録者数が100万人を突破し、これらも『ガンダム』人気を支えることが期待できるアニメYouTubeチャンネルです

ガンダム』シリーズが観たい!となったら、まずはこのチャンネルを覗いてみてください!(あまり説明が不要なのでこれぐらいしておきます)

 

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サンライズチャンネル

ガンダム』シリーズを制作するアニメ制作会社サンライズが運営するYouTubeチャンネル

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元々あった公式チャンネルが2021年3月よりリニューアルされ、毎日サンライズ作品が期間限定で配信されています

配信される作品は毎クールごとに変更され、これまでに80年代アニメだと『太陽の牙ダグラム(1981)』『装甲騎兵ボトムズ ウド編(1983)』『クラッシャージョウ(1983)』『重戦機エルガイム(1984)』『蒼き流星SPTレイズナー(1985)』『聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler DUNBINE(1988)』が配信されてきました

 

そして現在は…『無敵ロボ トライダーG7(1980)』『装甲騎兵ボトムズ クメン編(1983)』『機甲戦記ドラグナー(1987)』が配信されています


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まさに、【ロボットアニメ黄金期】を牽引してきた80年代サンライズアニメを観る為に生まれてきたかのようなアニメYouTubeチャンネルです!

そして、登録者数25万人を記念して『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー(1985)』の配信も決定しました

今後も益々盛り上がるであろうサンライズチャンネルに注目してみてください!

 

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シンエイアニメーション【公式】

ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などで知られるアニメ制作会社シンエイ動画が運営するYouTubeチャンネル

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本チャンネルはシンエイ動画45周年を記念して2021年9月よりアニメ配信が始まり、懐かしの名作を配信中です

現在配信されている80年代アニメは、『ウルトラB(1987)』『ビリ犬(1988)』といった藤子不二雄Ⓐ作品を観ることができます

 

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また、シンエイ動画は同じく2021年9月より『プロゴルファー猿(1985)』『笑ゥせぇるすまん(1989)』の公式YouTubeチャンネルが個別に開設され、10月には『怪物くん(1980)』…11月には『忍者ハットリくん(1981)』のチャンネル開設が予定されています

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まさに、藤子不二雄Ⓐ アニメチャンネル・フィーバー って感じですね!

 

これは個人的な想像ですが、シンエイ動画YouTubeチャンネル進出のきっかけとなったのは、先程紹介した『美味しんぼ』公式YouTubeチャンネル(シンエイ動画制作)の好調ぶりが大きな理由ではないかと思っています

シンエイ動画がノリに乗っている感じがあり、今後更なるYouTube展開に期待したいです!(テレ朝版『ドラえもん』を第1話からYouTube公開とかなったら最高ー!)

 

プロゴルファー猿 公式チャンネル【デジタルリマスター版】


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笑ゥせぇるすまん 公式チャンネル【デジタルリマスター版】


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【公式】チャージマン研! ★株式会社ICHI

かの有名な伝説的カルトアニメ『チャージマン研!』を制作したアニメ制作会社ICHI(旧•ナック)が運営するYouTubeチャンネル

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本チャンネルは『チャージマン研!』をアーカイブ化する為に立ち上げられたクラウドファンディングをきっかけに開設され、現在はICHI(旧•ナック)制作のアニメ作品を配信されています

 

そして80年代アニメからは『まんが水戸黄門(1981)』が現在配信中です


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『まんが水戸黄門』は、その名の通り時代劇「水戸黄門」をTVまんが(アニメ)化した作品であり、毎回悪代官や盗賊などといった悪人を懲らしめる勧善懲悪なストーリーであります

また鈴置洋孝さん演じる助さんがカッコよく、「流星十文字斬り」といった必殺技も出すなど時代劇にはないアニメらしい演出も魅力です

ちなみに『シティーハンター』槙村 香役や『魔神英雄伝ワタル』虎王役で知られる伊倉一恵さんの初レギュラー作品でもあります

本作も動画配信サービスにはない作品でありますので、是非YouTubeで配信されている今ご覧ください!


『まんが水戸黄門』の配信終了後には、他のナック制作の激レア80年代アニメも観てみたいですね(『サイボット ロボッチ(1982)』とか『Oh!ファミリー(1986)』とか!)

 

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東映アニメーションミュージアムチャンネル

東映アニメーションが運営するYouTubeチャンネル

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チャンネル自体はずっと前からありましたが、「東映アニメオンデマンド」のサービス終了に伴い、2021年7月19日よりリニューアルがされ毎週アニメの配信がされております

 

そして今回、私が激推しする目玉YouTubeチャンネルです

その理由というのが…『がんばれ元気(1980)』の全話(35話)配信が始まったからであります

やる気・元気・『がんばれ元気』ですよ!

 


今回のYouTube配信は、『がんばれ元気 一挙見Blu-ray』の発売決定より実現しました

『がんばれ元気』といえば、東京オリンピック ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手がボクシングを始めるきっかけとなった作品として話題となり、注目を集めました

今回のBlu-ray化とYouTube配信は、その影響が大きいと思われます

まさに入江選手様々、東京オリンピック様々です


取り急ぎ配信された第1話を観てきたのですが、雰囲気がめちゃくちゃ良いです!


チンドン屋で盛り上がる縁日の雰囲気、路地裏にある大人の雰囲気が漂う下町のバー、自動改札でない駅など…あの当時の何気ない日常が主人公・元気の活躍と共に描かれています

ノスタルジーな昭和レトロの日本に憧れを感じている方や興味がある方には、是非観ていただきたい作品です

 

また本作は人気野球マンガ「MAJOR メジャー」のモチーフになった作品としても知られており、序盤の展開がめちゃくちゃ似ています

展開が似すぎいて笑えてくるぐらい同じなので、マジで「MAJOR メジャー」好きな方にも是非観ていただきたいです


今回配信された『がんばれ元気』は、毎週木曜日5話ずつ更新・各話2週間限定の配信になっています

今現在のところ、動画配信サービスにもなければレンタルDVDもない激レア80年代アニメである『がんばれ元気』…本作が観れるのはYouTubeだけ!

 

是非、YouTubeで観れるこの機会にご覧ください!(配信期間 第1話〜第5話 9月22日12時まで)

 


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MINI 4WDチャンネル[公式]

ミニ四駆シリーズ「LASER MINI 4WD」の発売を記念して開設された、タミヤコロコロコミックがおくる公式専門YouTubeチャンネル

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LASERシリーズのミニ四駆の最新情報からミニ四駆に関するバラエティ動画など、様々なミニ四駆の情報を配信しております


そして80年代アニメとしては、第1次ミニ四駆ブームの火付け役となった『ダッシュ!四駆郎(1989)』も毎週水曜日に配信されているのです

 


今、ミニ四駆業界はすごく波に乗っており、ガンプラ同様コロナ禍の影響から売り上げを伸ばしています

そこには第1次・第2次ミニ四駆ブームを体験した世代が親となり、親子でミニ四駆を楽しむようになってきたことから「第4次ミニ四駆ブーム」の到来も夢じゃありません!

この好機を逃さない為に出来たのが、新ミニ四駆シリーズ「LASER MINI4WD」であり、このMINI 4WDチャンネルです

 

当時のミニ四駆ブームを知らない子ども達が本チャンネルで配信されている『ダッシュ!四駆郎』を観て、ミニ四駆が更に盛り上がってくれたら嬉しいですよね

「第4次ミニ四駆ブーム」の到来を期待しています

 


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YouTubeでアニメを観る意味

YouTubeでアニメチャンネルを開設するアニメ制作会社が増えてきたのには、広告収入が大きな理由の一つに挙げられます

知っている方も多いと思いますが、YouTubeにはある一定の条件をクリアすると動画内に広告を付けることができるようになり、その広告から収益を得ることができるのです

つまり、YouTubeでアニメ観るということはアニメ制作会社に貢献できるということであります

アニメをYouTubeで観るだけで制作元に貢献できるなんて、最高のファン活動だと思いませんでしょうか?


またYouTubeでの再生回数がその作品の評価となり、再生回数が多ければそれだけ今後の展開が広がっていくはずです

そのようにしてYouTubeから80年代アニメが盛り上がっていき、新規ファンが増えていくと嬉しく思います

是非、皆さんもYouTubeで80年代アニメを観て、アニメYouTubeチャンネルを盛り上げていきましょう!

 

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【平成生まれが衝撃を受けた!】80年代アニメOPソング ロボットアニメ編🤖

どうも、最近心身ともに疲れ果てているSATAトミオです


お盆休みからの仕事への生活リズムの変動で、どうも疲れ易い体質になっていている感じがします

まるで『装甲騎兵ボトムズ』のプロローグでのキリコのセリフのように「俺は疲れた。 誰も彼もが疲れていた。」みたいな状態になっていました(仕事は 飽きたのさ~♪)

これから少しずつ体調を戻していき、またブログ活動に精進していきます

 


つい先日、心の回復を図るように80年代アニメのOP映像をひたすら観ていました

改めてOPのアニメ映像を振り返ってみると、80年代アニメのOPに衝撃を受けてばっかりだな~と感じたワケです

その衝撃を伝える記事を書くのも、ちょっと面白いかもしれないと思い立ちました

 

というわけで今回は

平成生まれが衝撃を受けた! 80年代アニメOPソングを紹介していきます

とはいえ、80年代アニメOPソングのは非常に多く語りたい作品もたくさんあるので、今回は【ロボットアニメ編】として書いていきます

 

平成6年生まれの私が、80年代ロボットアニメOPソングのどこに衝撃を受けたのか…是非ご覧ください!

(ほぼ熱い感情だけでゴリ押しした記事になっておりますが、どうか暖かく見守っていただけると幸いです)

 

銀河旋風ブライガー

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1981年に国際映画社制作により放送された『銀河旋風ブライガー』のOP

 

私のような学生時代にニコニコ動画を見て育った平成生まれからすると"ライガーおじさん"という名で知られており、いかにも興味をそそるようなサムネイルで動画再生させ、巧みに本OPを視聴させるという釣り動画が横行していました

そういう意味では、平成生まれからしたら悪名高き有名なOPかもしれません

まぁ、そんな話は別にどうでもいいですよ


本作のOPは「タイムボカン」シリーズでお馴染みの山本正之さんが作曲をされ、軽快なメロディと程よい熱さがグッときます


まずはイントロ、\ ブライガーという掛け声から本作のナレーションをされている柴田秀勝さんのセリフが入るのですが…これがめちゃくちゃカッコいい!!

まずこの柴田さんのセリフが無いとブライガーのOPとは言えません

 

そのセリフを書いてみます

夜空の星が輝く陰で 悪(ワル)の笑いがこだまする

星から星に泣く人の 涙背負って宇宙の始末

銀河旋風ブライガー お呼びとあらば 即参上


初めてこのセリフを聞いた時に〔なんじゃこりゃ!〕ってなったのを思い出します

渋いの一言! 〔ここから始まるだぞ!〕というワクワク感がホント堪りません!


そこからAメロへと突入するわけですが、ここの映像もすごいのです

本OPのアニメーションを手掛けてられるのが金田伊功さん…「金田パース」「金田ポーズ」と呼ばれる独自のアニメーション技術を編み出し、70年代後半〜80年代に一世を風靡し多大な影響を与えた伝説のアニメーターであります

 

銃をクルクル回しガニ股ジャンプを決めるキッド、独特なポーズで飛び上がるボウィーとお町、電子鞭を華麗に操るアイザック…そして真ん中に現れるJ9のマーク

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くぅ〜カッコ良すぎます!!

 

金田さんのアクションは、初見だと独特すぎて違和感を感じるかもしれません

しかし、緻密に計算されて描かれているカットである為、観れば観るほど痺れてくるハズです


そして「ひ ろ が る プ ラ ズ マ」からのサビ突入なのですが、ここもめちゃくちゃカッコええ!

ウ・ウ・ウルフのマーク ア・ア・アイツは」という歌詞も素晴らしく、歌われているたいらいさおさんの絶妙な歌い方がまた良いのです

 

そしてそして、宇宙を縦横無尽に駆け回り敵に一太刀入れるブライガーの顔アップ観てください!この顔!

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めちゃくちゃイケメンです

正しく「ア・ア・アイツは」言いたくなるぐらい華麗に登場し、超絶イケメン姿を披露していきます


そして最後に「ブライガー! ブライガー…」という歌詞と共にJ9メンバーが揃ってポーズ決め終わるわけです(ここもカッケェ!)

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ここまで『銀河旋風ブライガー』のOPの素晴らしさを語ってきました

ただ残念なのが、この最高なOPのクオリティが本編には全く反映されていないという点です

 

先ほど超絶イケメンだったブライガーの顔も本編ではおかしくなったり残念な感じもありますが、まぁそれも国際映画社の特徴であり魅力ってのが憎めない所でもあります

 

ストーリーもロボットアニメでありながらシリアスさが控えめで、〔イェーイ!〕って感じのノリで明るく観れる作品で面白いです

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是非OPと合わせてご覧ください!

 


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銀河旋風ブライガー

銀河旋風ブライガー

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ダンバインとぶ

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1983年に日本サンライズ(現•サンライズ)に制作により放送された『聖戦士ダンバイン』のOP

 

このOPで衝撃を受けたワケは、実にシンプルだったりします

それは、イントロ!

初めて聴いた瞬間、音楽素人の私でも分かるぐらい〔めちゃくちゃスゲェことをやってやがる!〕と身体の芯から震えました


一音目からフルスロット全開で音が一気に広がっていき、テンションが爆上がりします

例えるなら、全身の毛が一気に立って覚醒させられるようなイメージです

そして、ここのベース音も凄く、めちゃくちゃ存在感を主張してきます

ベース音がドンドン前に出てくるあの感じ…ホント狂わしい程に良い!!


そんな本OPのイントロは、なんと新日本プロレスの「前田のあっちゃん」こと前田日明選手も、1983年に入場曲としてイントロ部分をループさせた特別バージョンを一時期使用していました

プロレスの入場曲になるぐらい、かっこいいイントロということであります

 


ちなみに私も前田選手に肖り、本OP「ダンバインとぶ」を朝の目覚ましアラームの曲に設定しています!

朝の目覚ましアラームというのは、1日の始まるを告げる言わば入場曲みたいなものです


私は朝が弱い方で、これまで標準の目覚ましのアラームとかだと音が鳴っている事すら気付かず、中々起きることができませんした

それが「ダンバインとぶ」を目覚ましのアラーム曲にセットしてから、めちゃくちゃ変わったんです


ぐっすり眠っている中で、例の神イントロが聴こえた瞬間〔シャキーン!〕と一気に覚醒して飛び上がるように起きれるようになりました

まるで臨戦態勢に入るかのようにサッと起き上がり、眠気が一気に吹き飛んでしまいます

ホントこの効果は凄いです!

 

好きな曲が流れるからってもあると思いますが、コレは完全に神イントロのお陰だと思っています


朝、中々起きられないと悩んでいる方は是非お試しください!(「ダンバインとぶ」の神イントロ聴いてね♪)


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ダンバイン とぶ

ダンバイン とぶ

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Dreamy My Love

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1984年に東京ムービー新社(現•トムス・エンタテインメント)制作により放送された『ゴッドマジンガー』のOP

 

80年代ロボットアニメの中でもあまり知られていない作品でありますが本作のOPもまた素晴らしいのです

まぁ素晴らしいというよりも〔ロボットアニメでそんなことする?〕というのが本作に対する衝撃の受け方でした

 

ロボットアニメのOPといえば、言わば宣伝です

うちのロボットアニメこんなに面白いですよー〕と視聴者にPRする為にキャラクターやロボットの活躍を描き、視聴欲を刺激するのがOPの役割であります 普通はそうです

しかし、本OPは違います…全く動きません

ビックリするぐらいピクリとも動くことが無いのです


問題はそれだけでありません、OP映像も衝撃的であります

歯車が動く中に、波が立つ海面…そして電子回路がビッシリ…その正面にデジタル表示の時計?が「08:17:--」から1秒1秒時を刻んでいく謎の世界

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そこからゴッドマジンガーの立ち姿を脚から腰へ、腰から肩へと徐々にPANアップさせていきます

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そして、最後の最後に顔をアップに映して終わる…

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正直、はぁ?です

 

なんだ!?このOPは!〕とゴッドマジンガー』スタッフは正気の沙汰ではない!と思わせるOP映像に、衝撃を受けるのでありました


なぜこんなOPになったのか…? どんな意図があったのか…? 初めて観た直後…そればかり考える日々が始まるわけですが、それこそが制作スタッフの狙いだったのかもしれません

 

このように『ゴッドマジンガー』の謎のOPの魔力にハマった私は本編も完走し、未だにOPの意図を考え続けています

意味深な映像が宣伝になる…まさに逆転の発想にまんまとハメられた素晴らしいOPというわけです(多分深読みしすぎているだけだと思いますけどw)


まぁ本OPついて色々弄ってきましたが、なんといっても歌詞がすごく良いのですよ!(これが言いたかった)

歌われている須田翔子さんの声もめちゃくちゃ美しく、歌詞が心地よく頭の中に入ってきます

是非聴いてください!(ちなみにEDの歌詞も最強に素晴らしいです)


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水の星へ愛をこめて

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1985年に日本サンライズ(現•サンライズ)に制作により放送された『機動戦士Zガンダム』の後期OPです


言わずと知れた名曲でありますが…

全てが完璧!

 

これよりもカッコいいOPがあるのか⁉︎と感じさせるほど素晴らしく、初めて観た中学生の時は雷に打たらような気分でした

その凄さはイントロ前の映像から始まります


ガンダムMK-Ⅱが登場、バルカンを撃ちライフルをブッ放す→ミサイルが飛んできてシールドでガード→その爆煙の中からMK-Ⅱの顔アップ

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そして タイトル画面、ドーン! イントロ、ズバーーん!!

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はい、ありがとうございます!(謎の感謝)


バックミュージックが流れない中、この一連の動作を映像とSE(効果音)で伝える素晴らしさ!…初めて観た時、ホント衝撃を受けました!

もちろん当時観た方もこのカットに衝撃を受けたでしょうし、この始まり方にときめかない人はいないハズです

 

何から何まで素晴らしいので細かいところまで語っていたらキリがないので、好きな(衝撃を受けた)ポイントを幾つか書いていきます


後期OPの素晴らしさは、なんといってもアニメ映像ですよ

OPの映像を担当されているのは『A KITE』などの監督で知られる梅津泰臣さん…80年代アニメだと、OVAメガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い(1986)』のキャラクターデザイン・総作画監督を務められたアニメーターとしても知られています

梅津さんは前期OP 「Ζ・刻をこえて」でもアニメ映像を担当されているのですが、そのまま使わず既存のカットを新たに書き直して使用されているのです

もちろん前期OPの映像もめちゃくちゃカッコいいのですけど、書き直さられた後期OPの映像はとんでもないぐらい凄いことになっています


グラサンを外したクワトロ大尉(シャア)が流し目で見るカット…最高!

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Zガンダム の顔アップからの華麗に旋回して、アムロやブライト達らのカミーユを見守る熱い眼差し…サイコー!

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そこに突如現れるシロッコ

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3 1 5 0 ォォォ!!!

そして、この美形カット!

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やばくないですか!?このパプテマス様(シロッコ)!!

これぞ、梅津(泰臣)画ですよ!

 

あとこのシーンの「波間さすらう難破船のように」という歌詞…初めて聴いた時は〔難破船!?なんじゃそりゃ!〕ってなりました


まだまだ語りますよ

そして、初見時は皆が〔これ…誰?〕となるフォウの完全ヒロインカットにKOさせられるのです

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更にオーバーキルを仕掛けるのが、後期OPで初お披露目されるガンダムMK-Ⅱのパワーアップ形態!

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〔なんや!この武装!?〕

オタクというのは新OPで明かされる新メカだったり新キャラに弱いだよな~とつくづく気付かされました


最後には、カミーユのサムズアップからのZガンダム…ビームシャワーの中をウェイブライダーに変形して颯爽と駆け抜けた先には青く眠る水の星が映るのです

 

そして「ファァァーーー!!!」という迫真のSEで締められます

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なんやねん!最後もサイコー過ぎるでしょ!!!!!

 


ハァ ハァ ハァ … …やっぱり後期OP「水の星へ愛をこめて」の衝撃を書き始めたら、めちゃくちゃ感情的になってしまいました

 

今回はアニメ映像を中心に書いてありますが、もちろん作詞された売野さんのワードセンスも素晴らしく、ニールセダカ氏の楽曲とそれを編曲した馬飼野さんあっての「水の星へ愛をこめて」…

そして、歌われた森口博子ねえさんの歌唱力あっての『Zガンダム』のOPだと感じさせられます(さすが全ガンダム大投票1位を勝ち取った楽曲です!)

 

もし『Zガンダム』まだ観たことないんだよな~って方は、この後期OP 「水の星へ愛をこめて」をぜひ観ていただきたく思います

 

マジで凄いので!!

水の星へ愛をこめて

水の星へ愛をこめて

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新たなチャレンジに挑み続けた、80年代ロボットアニメ

80年代のロボットアニメは【ロボットアニメ黄金期】と呼ばれ、様々な試行が重ねられた意欲作が誕生しました

そしてまた、OPも新たなチャレンジに挑み続け、その輝きに平成生まれの私は衝撃を受けてばかりいます


今回、ロボットアニメ編を紹介してきましたが、他にも衝撃を受けた80年代アニメOPソングはたくさんあります

80年代アニメのOPは、ホント良いのが多いんですよ!

また別の機会に他のOPソングを紹介し、「平成生まれが衝撃を受けた 80年代アニメOPソング」をシリーズ化していければと思います

 

次は何編になるか楽しみにしていてください!

 

 

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【宝塚歌劇デビュー❄️】ミュージカル『CITY HUNTER』を観劇してきた。🕺

どうも、80年代アニメが更に広まる為には、新たなジャンルとのコラボが大事だと感じているSATAトミオです

やっぱりコンテンツというものは、常に新しいチャレンジをしていかないと風化していくものであります

なので当ブログとしては、80年代アニメの新たな可能性を広げてくれるコンテンツとの出会いは全力で応援していく所存です

 

先日、兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場にて、宝塚歌劇団 雪組公演 ミュージカル 『CITY HUNTER』 ショー オルケスタ 『Fire Fever!』を観劇してきました

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あの宝塚歌劇ですよ! それも『CITY HUNTERシティーハンター 〉』!!

情報が発表されたあたりからめちゃくちゃ気になっていた宝塚歌劇版『CITY HUNTER』…気になり過ぎて現地まで足を運び、観劇デビューしてきました

 

今回はミュージカル 『CITY HUNTER』の感想と初めて宝塚歌劇を生で観た感想を書いていきます

初心者なりの目線で宝塚歌劇の魅力を、まだ観劇されたことのない方に伝えることができれば幸いです

 



まず簡単に『CITY HUNTERシティーハンター 〉』の作品紹介をしましょう


CITY HUNTERシティーハンター 〉』とは、1985年に週刊少年ジャンプにて連載がスタートし、1987年にサンライズ制作によりアニメ化され全50話放送された作者・北条司のマンガ作品

その後も続編TVアニメシリーズの制作がされ、2019年には新作アニメ映画『劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』やフランスでも実写映画が公開されるなど連載から35年近く経った現在でも人気が高い作品です

 


最近でも、会社からの退勤と同時に本作のED曲「GET WILD」(歌•TM NETWORK)を聴くという、【GET WILD退勤】というのがSNSを中心にバズり大きな話題となりました


このように80年代アニメのなかでも現在も人気が高い『CITY HUNTER』が、今度は100年以上の歴史を持つ宝塚歌劇で公演され新たなムーブメントを起こしているという事であります

 


今回公演された ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ- ですが、その公演情報を知ったときは〔宝塚(歌劇)で舞台化?あのハードボイルドの世界をどの様に表現するのか?〕と全然想像が付きませんでした

自分自身、20数年か生きてきて宝塚歌劇を観劇したことがなく、以前からずっと興味があったわけです

テレビやメディアで取り上げられる情報しか持ち合わせていない全くの未知の世界…そして今回、80年代アニメ作品である『CITY HUNTERシティーハンター 〉』が宝塚歌劇団により舞台化される…こんな奇跡的な出会いは見逃すことができません

初めての期待と不安を抱きながら、宝塚歌劇を観劇することを決めたのでした

 

宝塚大劇場は、夢の中!

8月14日…公演が行われる宝塚大劇場を向かうべく兵庫県宝塚市に上陸

いざ最寄りの駅の阪急宝塚駅に到着するとめちゃくちゃ豪雨!…九州北部や中国地方での記録的な大雨の影響をもろに感じる幕開けでした

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それでも兵庫県の方は影響が少なく、初めての観劇を飾るべく宝塚大劇場へと足を運んでいたのですが、周りを見渡すと女性が多い!

女性人気が高いのは知っていたことですが、いざ会場近くにくると肌で感じるものがあり、なぜかめちゃくちゃ緊張していました

豪雨の中会場となる宝塚大劇場に到着、オーラのある気品な外観に魅せられ〔今からこの中に入るのか〕と思うと心臓のドキドキとした鼓動が凄かったです

 


入場時に消毒・検温を済ませて初の宝塚大劇場に入場…見渡した光景が凄まじ過ぎました

煌びやかな照明の中に広がるエレガントな世界…最上級ホテルに来たのかと錯覚するほど美しいかったです

大劇場内を進むとお土産ショップやレストランが並んでいました

それも1つ2つじゃありません!

お土産ショップだけでもお菓子・アクセサリー・ギフト店など、レストランも和食・ラウンジ・カフェテリアなどなど…そこは1つの町、town(タウン)ですよ!!夢に出てきた世界!

ホント初めての世界すぎて、頭の中がとんでもないことになっていました

(※ちなみに入場は無料なので、観劇予定がなくチケット無い方もフラッと入ることできます)

 


ショップの中を見たりロビー内を見渡すたびに舞い上がる中、劇場への開場が始まったわけですが、一瞬『CITY HUNTER』のことを忘れてかけている自分がいました(おい!)

期待値爆上がり状態でチケット改札を抜け、いざ劇場に入場…すると、またまた凄い世界に到着するのです

真っ赤な絨毯が広がるエントランス、自動ピアノによる演奏、壁にはズラっーと並んだタカラジェンヌの写真、そして中央には大階段がドーン!であります

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もはや映画の世界…ってか映画でも中々見ることがないエントランスは、一度見ると忘れらない迫力と優雅な空間でありました

そんなエントランスは、お客さんが各々に写真撮影が行い、インスタ映えするようなフォトスポットとして活用されていた様に感じます

 


ここまで宝塚大劇場の感動を書いてきましたが、ようやく本題である ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ- に触れていきます

少し作品内容についても書いていきますので、ネタバレ回避したい方は飛ばして読んでください

 

今回の上演は、ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ- と ショー オルケスタ 『Fire Fever!』の2部構成となっておりました

まずは、第1部 ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ- (上演時間:約95分)について書いていきます

第1部 ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ-

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始めは、新たな『CITY HUNTER』に出会えるだ~という期待もあったのですが、〔でも、やっぱりアニメのミュージカルってどうなの?〕という思いもありながら、上演開始を待っていました

自分が観た席も2階のA席・5000円ぐらいで、演劇の中では比較的安い方だと思うのですが決して安くもないです

期待はずれだったらやだなぁ~と不安もある中、いざ開演…

 

ごめんなさい、そんな不安5秒で消えました

マジで5秒!!5000円払って良いコンテンツだ!って、その一瞬のうちに魅了されたのです

導入からフルテンション、これが宝塚歌劇か!!?と驚くばかりでした

そして、ミュージカルという抵抗もなく、すんなりと『CITY HUNTER』の世界に入っていけたのも素晴らしかったです


ここからは、感動したポイントと魅力を少し書いていきます


まずミュージカル『CITY HUNTER』は、アニメ版の延長というよりか、原作要素が強い作品でありました

獠の元パートナー、ミック・エンジェルや獠の育ての親、海原神といったアニメ未登場のキャラクターも登場します

かといって、アニメ版だけを知っている方や『CITY HUNTER』を全く知らない方が置いてきぼりになる展開とかは全然なく、宝塚歌劇版としての演出の仕方でストーリーを把握することができる様になっていました(ストーリーテラーにピッタリなキャラが『CITY HUNTER』にいたんですよ!)

 

そして宝塚歌劇といえば、歌!

これも『CITY HUNTER』の世界観を上手く表現した演出がたっぷりありました

特に冴羽獠を演じらている雪組トップスター彩風咲奈さんによる「GET WILD」もミュージカル内で披露されており、この「GET WILD」がめちゃくちゃ美しい!

TM NETWORK好きとしてこれまでに色んな「GET WILD」のアレンジを聴いてきましたが、これほどまでに凛々しく華麗な歌声で歌われている本曲を聴くのは初めてであり、また「GET WILD」が新たなステージへ昇った様な気がしました

GET WILD」のようにアニメファンを喜ばせる楽曲展開もあれば、宝塚歌劇版としてのオリジナル楽曲も用意されています

これがめちゃくちゃ良い曲!!

サビの部分も覚えやすく、見終わる頃にはついつい口ずさみたくなるほど素晴らしい曲でありました(CDが欲しい!!!)

 

今回、雪組公演の ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ - の上演時間は約95分…これは2019年に公開された新作アニメ映画『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』とほぼ同じ時間であり、それぐらいボリュームたっぷりのミュージカルでした

さらに獠が美女を見つけた時になる「モッコリ」表現も独自にアレンジされており、宝塚歌劇の伝統文化と下品コメディのコラボレーションは新たな化学変化を生んだと感じます

ホント、原作・アニメを読み込んだ上で最大のリスペクトを込めて挑まれているのがめちゃくちゃ伝わってきました


是非多くの方に観ていただきたく思います!

 

 第2部 ショー オルケスタ 『Fire Fever!』

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次に第2部 ショー オルケスタ 『Fire Fever!』(上演時間:約55分)について書いていきます

 

まず始めに伝えておくべきことがあります…

ホント宝塚歌劇ファンの方には申し訳ないのですが、正直に第2部の ショー オルケスタ 『Fire Fever!』についてはあまり期待も何もありませんでした

第1部の ミュージカル『CITY HUNTER』を観たらオマケに付いてきたみたいな感じで捉えており、〔見せてもらえるなら見て帰ろう~〕ぐらいの軽い気持ちで観劇したのです…

そしたら…ガチでめちゃくちゃ凄かった!(圧倒的な語彙力の無さ)

 

70名近くのタカラジェンヌが一同にステージに立ち、息のあったコンビネーションでダンス…そして『Fire Fever!』(ファイアー フィーバー)の名に相応しく熱く燃えるようなステージは、自分の様な宝塚歌劇を見たことのない人の為に第2部用意してやったんだぞ!と言わんばかりに、"ザ・宝塚歌劇"ショーを見せられて鳥肌の立ちぱなしでした

雰囲気がミュージカルの時とは全然違っている感じです

 

また客席の雰囲気もガラッと変わり、トップスターの彩風咲奈さんや(相手役である)娘役の朝月希和さんらがステージに登場するたびに拍手で迎えられ、楽曲に合わせて手拍子が自然と発生してすごい一体感を感じました

これも初日公演から回数を重ねることにより、観客と演者が一体となってショーが出来上がっていくのでしょうね

 

ショー自体もシーンの切り替わりが複数回あり、彩風咲奈さんと朝月希和さんのトップコンビ2人だけが登場する場面や男役スターだけが登場する場面やちょっとコミカルな場面まで、常に新鮮さのあるステージを楽しむことができました

あと宝塚歌劇といえば、華やかな豪華舞台セット(装置)も特徴的ですよね

特に宝塚歌劇名物?のステージいっぱいに広がる大階段も生で観れて、めちゃくちゃ感動しました

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第2部 ショー オルケスタ 『Fire Fever!』は、トップスターの彩風咲奈さんをはじめ宝塚歌劇スターたちが創り出す世界観が凄すぎて、"これがエンターテイメントだ"と魅せつけられた感じがします

オマケ程度に思っていた事をホント反省しないといけないぐらい凄かったです

是非、ショー オルケスタ 『Fire Fever!』にも注目してください!

 

ミュージカル『CITY HUNTER』を観劇する方法

ホントに感動しっぱなしだったミュージカル『CITY HUNTER』ショー オルケスタ 『Fire Fever!』…この感動をたくさんの方に観ていただきたい!

ですが、兵庫県にも発令された緊急事態宣言により、9月12日公演までの前売りチケットの販売は既に終了しております

そして、宝塚大劇場でのラスト(9月13日)…千秋楽公演の前売りチケットも既に完売しており、今チケットが手元にないと宝塚大劇場での観劇は出来なくなりました


しかし! しかしですよ、まだミュージカル『CITY HUNTER』を観劇する方法は残されております

 


 まず9月13日に宝塚大劇場で行われる千秋楽公演が、全国の映画館でライブビューイングされます

雪組トップスター彩風咲奈さん演じる獠の活躍が、迫力ある音響と大画面のスクリーンで楽しむことができます

 

liveviewing.jp


(※緊急事態宣言の影響により、急遽映画館の営業が休止となる場合がありますので、各映画館のホームページを確認ください)

 

 さらに宝塚歌劇の動画配信サービス「タカラヅカ・オン・デマンド」でも、千秋楽公演の模様がライブ配信されます

 コロナ禍のご時世、映画館に行くのはちょっと…という方は、動画配信サービス「タカラヅカ・オン・デマンド」のライブ配信をご利用ください!

 

www.tca-pictures.net


 そして9月13日に終演する宝塚大劇場公演後は東京に拠点を移し、2021年10月2日(土)〜11月14日(日)まで東京宝塚劇場で公演されます

一般前売りチケットの発売は9月5日からです

生の宝塚歌劇はめちゃくちゃ凄いので、是非劇場での観劇をオススメします!

 

kageki.hankyu.co.jp

 

色んな宝塚歌劇版「80年代アニメ」が観たい!

正直言って初めての観劇は不安だらけでした

マナー?服装?客層?どれとっても不安しかなく、男性の自分が行っても大丈夫なのかさえ分かりませんでした

しかし、全く心配いりません

思っているよりも何十倍もフランクな世界でした

服装も普段通りでいいですし、男性客もめちゃくちゃ多い、軽く映画館に行く気分で良いと思います

また、子供から老人まで楽しまれている光景は"街に溶け込むアットホームな劇場"という感じがしました

是非、気軽に宝塚大劇場に行っていただきたいです

 


 

今回のミュージカル『CITY HUNTER』は、伝統ある宝塚歌劇団が新たなチャレンジとして、宝塚歌劇を知らない層に届けるという目的もあったと思います

現に今回、『CITY HUNTER』をきっかけに初めて宝塚歌劇に触れて凄く興味を持つようになりました(最近ネットで宝塚歌劇の事ばかり調べてます)

また逆に、今回のミュージカル『CITY HUNTER』で初めて作品に触れて興味を持ってくれた宝塚歌劇ファンの方も当然いるでしょう

冒頭でも書いた様に、そういった異文化交流によって新たなファンが生まれるワケです

今回のミュージカル『CITY HUNTER』を観劇して、宝塚歌劇で出来る(観たい!)80年代アニメ作品がたくさんあることに気付きました

今後も宝塚歌劇を観劇し、80年代アニメ作品が公演されることがあれば全力で応援していければと思います

 


www.youtube.com

 

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kageki.hankyu.co.jp

 

 🌟-前回の記事-🌟

80sanime.hatenablog.com

名作プレイバック第15回『夏への扉』思春期を殺した少年の愛と絆💔

どうも、夏になるとわけもなく更新頻度が下がるSATAトミオです

何故か夏シーズンになると更新頻度が下がる習性があり、夏の暑さは文章を書くのに影響を与える!と謎の言い訳を自分に言い聞かせています

 


少し前の記事で、80年代のアニメ映画『ボビーに首ったけ』を紹介させていただきました

反響もそこそこあり、〔観たい〕や〔気になる〕などと好印象のコメントをいただき、本作に興味を持ってくれる方が少しでも増えてすごく嬉しかったです

ただ本作は、今のところ動画配信サービスで配信はおろかDVD化すらされていないほどの滅多に観れない作品であります

 


紹介するだけしておいて観れないというオチをブチかまし、『ボビーに首ったけ』に興味を持っていただいた方には申し訳ありませんでした(ホントすいません!)

 

80sanime.hatenablog.com

 


というわけで今回はお詫びも兼ねて、に観たい80年代アニメ映画をもう一つ紹介させていただきます

 


もちろん今回紹介する作品は動画配信サービスで観ることができて、しかも【視聴時間:59分】とサクッと手軽な時間で観れる中編作品でもあります(素晴らしい!)

 


そのタイトルの名は…『夏への扉』です!

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夏への扉とは、1981年に東映動画(現・東映アニメーション)によりアニメ映画化された漫画家・竹宮惠子の中編作品

 


20世紀初頭のフランスが舞台となっており、子どもでもなく大人にも成りきれない思春期の少年マリオンが妖艶な女性サラと出会い、愛を知ることで大人への階段を登っていき次第に狂わされていく作品であります


作品タイトルの中に""ってワードが入ってますし、それだけでも夏にピッタリな作品だと思いませんか⁉︎


本作は1981年に公開された映画作品なのでありますが、公民館・ホールなどの小規模で公開されただけの作品であります

なので、当時会場で観ることができた人は少なく、もしかしたらあまり知られていないマイナーな作品かもしれません

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しかし、作品としてのクオリティは圧倒的であり、59分の中編映画でありながらラスト15分ぐらいからのクライマックスに向けての怒涛の展開は大作映画にも負けないほど凄まじいです

もうねぇ、次から次へと襲いかかってくるスピード感のあるストーリーは圧巻であり、見終わった後には放心状態になってしまいます

 


是非、そんなアニメ『夏への扉』をたくさんの方に観ていただけるよう作品の魅力を書いていきたいと思います

 

 

あらすじーー

誰も愛さず愛されることを望まない「合理党」のリーダー マリオン(cv.水島裕)と、そのメンバーであるジャック(cv.古谷徹)、リンド(cv.古川登志夫)、クロード(cv.三ツ矢雄二)、4人の少年らは固い友情で結ばれていた

ある夏の始まりの日に、市長の娘・レダニア(cv.潘恵子)を巡る上級生の喧嘩の仲裁に入ったマリオンは上級生と決闘することになる

堂々たる振る舞いで決闘に勝利したマリオンは、森のはずれに住む妖艶な女性サラ(cv.武藤礼子)と出会い恋の手ほどをうけ、マリオンは1人大人への階段を上り始める

レダニアからの愛も拒んできたマリオンの変貌に驚く仲間たち…そして、その出来事をきっかけに固い友情で結ばれていたハズの4人の絆は脆く崩れてゆき、思春期の少年らが秘めていた感情は抑えることができなくなり、夏は終わりを迎える…

 

 

 

80年代トップ声優4人が演じる少年たち

まず本作といえば、複雑な人間で織りなすドラマが魅力の作品です

ということは、登場するキャラクターたちがとても重要な作品であり、【マリオン・リンド・ジャック・クロード】の4人のメインキャラクターそれぞれに少年らしい個性があります


そして本作はメインキャラクターを演じられている声優陣もすごく、水島裕さん・古谷徹さん・古川登志夫さん・三ツ矢雄二さんといった、1981年当時【アイドル声優】として主役キャラばかりを演じられ大活躍されていた方たちが集結しており、声優ファンにはたまりません

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そんな声優陣も素晴らしく本作を彩るメインキャラクター4人と女性キャラクター2人を紹介します

 

マリオン・フィエス(cv.水島裕)

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ルックス、頭脳共に完璧な少年であり、大人や上級生に対しても堂々とした態度をとる合理党のリーダー

レダニアや多くの女性からも恋心を寄せられる存在であるが、母親との確執から女性を苦手としており、誰からも愛されることを拒んでいる

 


マリオンは母親が新しい男と再婚したことに大きなショックを受けており、母から届いた手紙を破り捨てるなど繊細な心の持ち主です

その為、女性を純粋に愛せなくなったマリオンは、レダニアからひそかに恋心を抱かれていると知りながらも素直に受け止めことができません

愛することが汚らわしくと感じているのが実に思春期らしく、そこからマリオンは妖艶な女性サラと出会い、愛に触れ1人大人への階段を登り始めることになります

そこからの展開が素晴らしいので、マリオンの変貌共ども観ていただきたいです

 

ジャック(cv.古谷徹)

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地方育ちの陽気な少年

ガサツな性格でありながら、正義感も強く生真面目な一面もある

正反対な育ちのリンドからは「山猿」と呼ばれている


とにかく明るいキャラクターであり、作品内でのムードメーカー的な存在です

またそのギャップとして、ときより見せる正義感がある姿がカッコよくジャックの見どころであると感じます

また、古谷徹さんのあまり見ることができない陽気なキャラクターの演技も必見です

 

リンド(cv.古川登志夫)

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お坊ちゃん育ちのクールな少年

女性に対しては紳士的であるが同性に対してはニヒルな言動も多く、誰もが憧れるマリオンに対して嫉妬心のような感情を抱いている

 

時折見せる冷徹感がたまらないキャラクターです

また演じられている古川登志夫さんの声もビッタりとハマっております

マリオンへの嫉妬心メラメラなリンドがどのようにストーリーを動かしていくのかに注目して観てください!

 

クロード(cv.三ツ矢雄二)

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引っ込み思案で内向的な少年

臆病な一面もあり争いごとを苦手としている

マリオンとサラの関係に大きなショックを受け、自分の中で抑え続けてきた葛藤に苦しむ


本作における一番のキーパーソンとなるキャラクターのように感じます

このキャラクターを40年前の作品で描いていたことに驚き、今の時代にこそ輝く存在ではないでしょうか

 

 

レダニア(cv.潘恵子)

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市長の娘

綺麗な容姿から男性の誰もが憧れ恋心を抱く美少女であり、彼女を巡る男性間の争いも多い

ひそかに一つ下のマリオンに好意を抱いている


サラ・ヴィダール(cv.武藤礼子)

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森のはずれに住む大人の女性

傷つき愛に臆病なマリオンに心を分け与え、優しく包み込む

 

 


物語を大きく動かし衝撃のラストへと導くメインキャラクターたちに是非注目してください!

 

壮大すぎるメインテーマ

本作は音楽も素晴らしい作品です

音楽を担当されているのは羽田健太郎さん、代表作に「渡る世間は鬼ばかり」のテーマ曲や『超時空要塞マクロス 』などがあります

いわゆる"ハネケンサウンド"が素晴らしいのです


特に作品タイトルがドーンと出るオープニングで流れる「メインテーマ」が素晴らしく、ピアノ伴奏を中心に構成された楽曲は優しくも儚さを感じされるメロディにこれから始まる壮大なストーリーを物語るよう作品を包んでいきます

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この「メインテーマ」を聴いているだけでも作品としての存在感はヤバいです(はっきり言って「渡る世間は鬼ばかり」のテーマ曲級の名曲!)

「メインテーマ」だけでも聴いていただきたい!


なお、羽田健太郎さんは1981年の「第4回 日本アカデミー賞」で音楽賞を受賞しており、その翌年の1982年には音楽を担当された『超時空要塞マクロス 』が制作・放送され大ヒットするなど、充実としたキャリアの中で本作のサウンドは生まれました

是非、その流れを含めて本作のハネケンサウンドに注目してみてください!

 

 

見放題で観れるぞ!!

さあさあ、問題なのは動画配信サービスでの配信状況です

 

本作は、YouTubeAmazonプライム・ビデオ、ビデオマーケットなどでもレンタル配信が行われております

 

そしてそして、つい先日よりdアニメストア」での定額見放題配信がスタートしました!!


待望であった見放題サービスでの配信が始まったのです(だからこそ、今回の記事を書いているわけですよ!)

dアニメストア」での配信が始まり手軽に観れることになりましたので、思う存分『夏への扉』をお楽しみください!!

anime.dmkt-sp.jp

 

戻りたい…夏の始まりの日に…

今回、『夏への扉』を夏に観るべき作品として紹介しましたが、特別"夏"を感じれる作品というわけではありません

青く広がる海があるわけでもなく、涼しげな食べ物が出てくるわけでもなく、夏の風物詩的なモノが出てきません

しかし、子どもでもなく大人でもない思春期の少年らが苦悩した日々は、紛れもなく夏の香りを感じさせる暑く太陽が照りつける日々であり、本作は間違えなく夏のアニメなのです


夏というのはあっという間に過ぎ去っていきます…

戻りたいと願っても夏は待ってくれず、夏の終わりを迎える頃には夏の始まりの日が輝かしいく感じさせらるわけです


というわけで、学生の方々には夏の始まりの日(夏休み初日)に戻りたいと思わないような、悔いの残らない夏休みをお過ごしいただきたく思います

その教訓を『夏への扉』から学んでみてください

 

 

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⬇️ dアニメストアで配信されてますので観てね!

anime.dmkt-sp.jp

 

🌟-前回の記事-🌟

80sanime.hatenablog.com

【視聴率サバイバル💥】80年代TVアニメ裏番組・名勝負🆚

どうも、最近持っているアニメ雑誌を毎日のように読み漁っているSATAトミオです

 

80年代アニメ雑誌を読んでいるとやっぱり平成生まれの自分の知らないことがドンドン頭に入ってきて面白いですよね

これからはアニメ雑誌ネタも多く取り入れていければと思います

 

 

皆様は【裏番組】という言葉をご存知でしょうか?

 

自分が観ているTV番組の裏(他局)で放送されているTV番組のことを「裏番組」と呼びます

例えば2020年大晦日NHKでは「紅白歌合戦」が放送される裏で、日テレでは「ガキ使」の笑ってはいけないシリーズ…フジテレビでは「格闘技RIZIN」が放送されるなど、放送各局がそれぞれ強力なカードをきり毎年視聴率争いが話題となります

 


視聴率というのはテレビ業界においてとても重要であり当然、視聴率(数字)が悪ければ番組は即終了…放送打ち切りです

特に80年代は視聴率に対してシビアであり、人気番組の裏に強力な新番組を打ち出すなど各局間で熾烈な【視聴率サバイバル】が繰り広げられていました

そして80年代当時は「一家にテレビ1台」…まだまだ録画レコーダーも普及し始めた時代なので、放送時間が被っている場合はどちらか一方の番組は観ることが出来なくなります(よく言う家庭内での"チャンネル争い"ですね)

だからこそ、視聴率が重要になってきます


それは80年代アニメも同じで、人気アニメ作品同士の戦いや人気アニメ作品に挑み敗れマイナー作品の烙印を押された打ち切り作品など様々なドラマがありました


今回はそんな80年代TVアニメの裏番組事情について調査して、平成生まれの観点から語っていきたいと思います


(※平成生まれの勝手な見解で書いています。ほぼ妄想で展開していますので史実との違いがあればご了承ください)

 

 ゴッドマーズvsダグラム

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同じ1981年10月から放送が始まった『六神合体ゴッドマーズ』と『太陽の牙ダグラム』でありますが、まさかこの2作品が同じ放送枠で視聴率争いしていたとは驚きました


だって同じロボットアニメじゃないですか!?

 

視聴層モロ被りだったんじゃないの?って謎の不安感が襲ってきました

そんなロボットアニメ同士の戦いを見ていきましょう!

六神合体ゴッドマーズ

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◼️全64話

◼️1981年10月2日(金)よりO.A.スタート

◼️放送・日テレ 金曜18:00

◼️制作・東京ムービー新社


ーあらすじー

地球を守るコスモクラッシャー隊のひとりとして活動していた明神タケル(cv.水島裕)は、宇宙の支配を狙うギシン星・ズール皇帝によって地球に送り込まれたギシン星人・マーズだと知る。超能力と6体のロボットを六神合体させた"ゴッドマーズ"でズール皇帝らに挑む


主人公・タケル(マーズ)と主人公のライバル・マーグ(cv.三ツ矢雄二)の人気が凄かった、横山光輝の漫画「マーズ」を原作とした作品

 

太陽の牙ダグラム

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◼️全75話

◼️1981年10月23日(金)よりO.A.スタート

◼️放送・テレ東 金曜18:00

◼️制作・日本サンライズ


ーあらすじー

地球連邦評議会議長のドナン・カシム(cv.山内雅人)の息子・クリン(cv.井上和彦)は、地球の植民惑星・デロイアで独立運動の指導者デビット・サマリン博士(cv.宮内幸平)と出会い、「ダグラム」のパイロットとしてゲリラ部隊の一員となりデロイア独立の為に父・ドナンと闘うことを選ぶのでした


地球からの植民惑星の独立運動を描いた政治色も強い監督・高橋良輔神田武幸によるオリジナル作品

 

女性人気が高い『ゴッドマーズ』、男性人気が高い『ダグラム』…

今の時代から見たら、腐女子(ゴッドマーズ)vsモデラー(ダグラム)の戦いにも感じます

それ故に同ジャンルでも視聴率を争うことなく、上手く棲み分け出来ていたのかもしれません

それでも『ゴッドマーズ』なら超合金…『ダグラム』ならプラモデル…互いに小中学生の男子層をターゲットとした当時の商品展開から考えても強力なライバルであったことは間違いなく、視聴率的にも同じ放送枠に居られるのは邪魔に感じていたでしょう

そして、更に詳しく調べるとやっぱり視聴率争いをしていた痕跡を感じされるポイントが見えてきました


まず動き出したのが『ダグラム

放送が始まって約半年が経過した1982年3月(第20話)より、『ダグラム』は放送時間を5分繰り上げた17:55〜に放送時間を変更します

『ゴッドマーズ』 より放送時間を5分早めることで、新規ファンの獲得と視聴者を『ゴッドマーズ』側に流さない作戦に出たのかもしれません

 

すると『ゴッドマーズ』側も動きを見せるのでした

1982年4月から始まった新シリーズ・マルメロ星 編のスタートに合わせて第27話より、放送時間を30分繰り上げた17:30〜に放送時間を変更します

結果、1982年4月以降は『ゴッドマーズ』が金曜17:30〜枠へ、ダグラム』が金曜17:55〜枠の放送となり、5分間は被るものの2作ともに観れる放送になりました

そういった効果もあったのか、『ゴッドマーズ』は女性ファンの熱狂的な署名活動もありアニメ映画化され、『ダグラム』も予定していた放送期間を延長されることになり単体のサンライズオリジナル作品としては最長の6クール(全75話)放送されます


まさにWin-Win終結であったのではないでしょうか?

もし互いに放送時間を変えず金曜18:00の枠で戦い続けていたら、『ゴッドマーズ』の映画化や『ダグラム』の放送期間延長もなかったのかもしれません


互いが潰し合うことなく、80年代を代表するロボットアニメ同士の歴史に残る名勝負だったと感じます

 

ドラえもんvsバイファム

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1983年10月、当時金曜19時台で子どもから大人気な絶対的王者であった『ドラえもん』に挑んでいった、新番組『銀河漂流バイファム』とのドラマです

今では80年代ロボットアニメ黄金期に名を残す『バイファム』ですが、紆余曲折を経てたどり着いた道でした

ドラえもん』テレ朝版

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◼️現在放送中

◼️1979年4月2日(金)よりO.A.スタート

◼️放送・テレ朝 金曜19:00

◼️制作・シンエイ動画


ーあらすじー

ある日、なにをやってもダメな少年・野比のび太(cv.小原乃梨子)の前に、未来からネコ型ロボットのドラえもん(cv.大山のぶ代)がやってきて、未来のひみつ道具で願いを叶えてくれる

 
藤子・F・不二雄の原作をテレビ朝日でアニメ化し放送された2度目のアニメ作品

 

銀河漂流バイファム

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◼️全46話

◼️1983年10月21日(金)よりO.A.スタート

◼️放送・TBS 金曜19:00

◼️制作・日本サンライズ


ーあらすじー

植民星クレアドに突如襲来した異星人の攻撃により、主人公ロディ・シャッフルら13人の子ども達は両親とも離ればなれになってしまい、唯一の大人・考古学のケイトと共に練習艦ジェイナスで地球を目指し出航させる


13人の子ども達の友情と成長を描いた監督・神田武幸によるオリジナル作品


まず、1983年当時の『ドラえもん』はというと、1979年よりテレ朝系列で始まったTV放送が5年目を迎え映画作品も4作公開されるなど、国民的アニメへの道を歩み出していた磐石な人気を誇る作品でした

当時のファンからしても金曜19:00の枠は、『ドラえもん』を観る為の時間という印象が強いかと思います

そこに立ち向かっていたのが『銀河漂流バイファム』です


バイファム』は、両親と離ればなれになってしまった13人の子ども達が宇宙空間で漂流しながらも助け合い逞しく戦うSF作品であります

その為、視聴ターゲットとしては小学生を意識しているので『ドラえもん』と視聴層が被っていたのかもしれません


そして、いざ放送が始まると『バイファム』はアニメ雑誌でも大きく取り上げられるほど注目も高く、オープニング曲「HELLO,VIFAM」の全歌詞英語という衝撃もあり、アニメファンからも高い人気を得ます

しかし、やはり裏番組である『ドラえもん』の存在は圧倒的であり、その牙城を崩すことはできませんでした

ドラえもん』の影響により『バイファム』の視聴率は低迷していき放送から半年が経った1984年3月、ついに放送打ち切りの危機に瀕します

しかし打ち切りになると聞きつけたファンは、打ち切りを反対する声を手紙や電話などを放送局などに殺到させ、バイファム』は放送枠を移動して続けられることになるのです

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そして第24話より、TBS金曜17:00〜・毎日放送土曜17:00〜と前枠(19:00〜)よりも2時間早く放送されることになります

こうして『バイファム』は放送打ち切りを回避したわけですが、そのまま放送が打ち切られる地域や部活動の影響などで夕方から放送に間に合わない視聴者を生み出しことになり、戦いの傷が残る結果でもありました


それでも『バイファム』はめげず、感動の最終回まで全46話走り抜き、TV放送後も4本のOVA作品を制作するなど80年代を代表するロボットアニメとして語り継がれます

放送枠を移動したことで、13人の子どもたちは「いつまでも13人」であり続けることが出来たのでした

 

めぞん一刻vsワンダービートS

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1986年春、ほぼ同時期に放送がスタートしたのが『めぞん一刻』と『ワンダービートS (スクランブル)』です


めぞん一刻』は高橋留美子・原作の作品であり、一方の『ワンダービートS』は手塚治虫先生が企画監修を行ったオリジナル作品…

 

つまりは、高橋留美子vs手塚治虫という構図でも見れる戦いであります

マンガ史を牽引してきた漫画家2人の戦いをご覧ください!

めぞん一刻

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◼️全96話

◼️1986年3月26日(水)よりO.A.スタート

◼️放送・フジ 水曜19:30

◼️制作・スタジオディーン

 

-あらすじー

オンボロアパート「一刻館」に住む浪人生・五代裕作(cv.二又一成)は新しくやってきた管理人・音無響子(cv.島本須美)に一目惚れするが、彼女は結婚した夫を亡くしたばかりの"未亡人"であった…

 

高橋留美子・原作の漫画をアニメ化したラブコメ作品

 

ワンダービートS (スクランブル)』

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◼️全26話(TV放送のみ全24話)

◼️1986年4月16日(水)よりO.A.スタート

◼️放送・TBS 水曜19:30

◼️制作・虫プロダクション

 

ーあらすじー

父の友人ドクター・ミヤから体内医療救急隊「ホワイト・ペガサス」の一員に選ばれた主人公・ススム(cv.田中真弓)は、人体内で侵入する原因不明のウイルスを退治する為に、ミクロ化した身体で体内に入り治療(退治)する 

 

医療機器メーカー・テルモをスポンサーとし、手塚治虫が企画監修を行った医療とSFを組み合わせたSF医療アニメ

 

 まず『めぞん一刻』は、高橋留美子先生の代表作としても知られる作品であり、アニメ放送前から注目度が高い作品でした

そして『めぞん一刻』が放送されていたフジテレビの水曜19:30枠というのは、同じく高橋留美子先生の代表作であるうる星やつら』が4年半にわたり放送(1981年10月〜1986年3月)されていたのを受け継いだ枠でもあります

 

うる星やつら』で掴んだ高橋留美子ファンを逃がさぬよう、『うる星やつら』から『めぞん一刻』へそのままスライドされて放送がスタートしたわけです

もう既に本作が人気アニメ作品として語り継がれていくのは確定な状態で放送されたのでした

勝ち確ってやつです!

 

一方『ワンダービートS (スクランブル)』は、医療とSFを組み合わせるという斬新な設定を元に、2021年に創立100年を迎えた老舗医療機器メーカー「テルモ」をスポンサーとして、更に「鉄腕アトム」など数多くのヒット作品を生み出した"漫画の神様"・手塚治虫先生により企画監修が行われて制作された意欲作です


本編最後にあるミニコーナーでは医師免許を持つ手塚先生自らが毎回登場し、本編内で取り扱った器官など解説するなどユーモアな作品でもあります

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しかし、既に人気アニメになることが確約されている『めぞん一刻』には敵いませんでした

このままではまずい!と考えたのか『ワンダービートS』側も、1986年8月(第16話)より制作スタッフを入れ替え、キャラクターの等身を上げるなどテコ入れして視聴率回復を目指しますが結果は伴わず、予定されていた26話よりも早い24話を最終回として1986年11月に放送打ち切りとなります

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その24話の最終回も、打ち切りに合わせて放送予定であった24〜26話のストーリーを急遽TV版の最終回に再編集して1話分にする措置がとられるといった出来事があったそうです


その後、TV放送後に発売されたテレビシリーズを収録してビデオで26話まで収録され完結することになるのですが、裏番組に『めぞん一刻』が無ければ『ワンダービートS』は打ち切られることなく完結していなのかなと感じます

 



個人的な見方なのですが、『ワンダービートS』は時代を先取りし過ぎた作品にも思えるところがある気がします


少し前なら「ブラック・ジャック」、現代では「アニメで分かる心療内科」「はたらく細胞」など、医療アニメは教養を深めれる題材としてすごく人気が高く注目を集めるジャンルです

そういう意味では1986年に放送されたワンダービートS』は医療アニメの先駆者であり、時代が違っていたら人気作品になっていたのかなと思うところもあります

本編を観ている私の感想としてはそれだけの力がある作品だと思っていますし、このまま『ワンダービートS』がマイナー作品で終わるのは悲しいですね

1989年に亡くなられた手塚治虫先生が自ら企画監修をして残した本作を、機会があれば観ていただきたく思います

 

名作アニメの裏に名勝負あり

今回、80年代アニメの放送時間や裏番組について書いていきましたが、正直言って当時の放送時間なんかを調べたところでなんの意味があるのかは分かりません

もしかしたら、めちゃくちゃ無駄な行為なのかもしれません

しかし、そういった当時の雰囲気を知ることで新たに分かる魅力もあると感じています

現に80年代の『ドラえもん』ってヤバいな~と改めて実感でき、19時というゴールデンタイムにTVアニメがたくさん放送されていた時代のシビアさや豊かさを感じ取ることができました

今度は19時台に放送されていた80年代TVアニメについてフォーカスを当てて書くのも面白くなりそうですし、そこからまた新たな魅力が発見できるかもしれません

そして同じ平成生まれの方にその魅力を伝えることができれば嬉しいです


平成生まれの80年代アニメへの飽くなき探究は続いていきます

何か面白そうな題材とか調べてほしい事とかあれば是非教えてください

お待ちしております!

 

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【突然って、きらいですか?】『ボビーに首ったけ』夏に観たい角川アニメ映画🛵

どうも、最近角川映画にハマっているSATAトミオです

良いですよね、角川映画

 

というのも先日、Amazonプライム・ビデオ内にある「シネマコレクション by KADOKAWA」という有料チャンネルに登録して80年代の角川映画を見始めたからです

 

探偵物語」や「時をかける少女」など、80年代の角川映画は、80年代当時の日本が濃縮された作品ばかりで観ているだけであの時代に想いを馳せることができる様な気がします

もうねぇ、めちゃくちゃエモいのです!

80年代カルチャー好きとってあの時代というのは特別であり、80年代の日本を感じれる角川映画は平成生まれの自分にとってもすごく貴重に感じます

 

プライム・ビデオ: Prime Video:シネマコレクション by KADOKAWA


角川映画といえば、アニメ作品もたくさんあり、第1作目の『幻魔大戦(1983)』を始め、『少年ケニヤ(1984)』『カムイの剣(1985)』『時の旅人(1986)』など、どれも普通のアニメ映画にはない演出方法を取り入れた意欲作ばかりです

 

そんな中、今回は夏にピッタリな80年代角川アニメ映画を紹介します


それは『ボビーに首ったけ』です!

 

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『ボビーに首ったけ』とは、原作・片岡義男の小説をアニメ映画化し、1985年に角川春樹事務所・制作により公開された作品(同時上映は『カムイの剣』)


周りの友達や妹から「ボビー」と呼ばれる高校生・野村昭彦のひと夏の青春を描いた作品です


本作は『カムイの剣』と同時上映で公開された作品である為に「上映時間・44分」と映画としては短いですが、その中にボビーの青春が濃縮されており上映時間以上に見応えがあります

まず「突然って、きらいですか・・・?」というキャッチコピーにエモさを感じられずにはいられません!

 

本作のキャラクターデザインには漫画家・吉田秋生さんが担当されており、代表作として2018年にアニメ化され話題となった『BANANA FISH』(バナナフィッシュ)があります

吉田さんがデザインしたボビーがすごく良く、80年代らしさ溢れるキャラクター性が素晴らしいです


そして本作の監督をされている平田敏夫さんは独創的な演出を数多くされている方で、80年代には『ユニコ(1981)』『グリム童話 金の鳥(1987)』『はれときどきぶた(1988)』など児童向けの作品も手掛けられています

80年代に活躍された名のある監督陣に比べればあまり知られていない方かもしれませんが、個人的にはめちゃくちゃ好きな監督の1人です

 

今回は、そんな『ボビーに首ったけ』の魅力について語っていきます

 


あらすじーー

高校3年生の夏、バイクが好きな高校生・野村昭彦(ボビー)のもとに一通の手紙が届く

それをきっかけに差出人の女の子と文通し始めたボビーは、夏休み前からアルバイトを始め学校を無断欠席して夢中で働くのでした

しかし、無断で学校を休んでいることが父親にバレてしまい衝突したボビーは、ついに家を出てしまう…


本作には80年代当時の日本がそのままアニメに落とし込まれており、そこでバイク・文通・アルバイトと青春を謳歌する中で将来への期待と不安に葛藤するボビーの心情が見事に描かれています

 

まずは本作の主人公であるボビーの魅力について書いていきましょう 

 

芸能人の声優起用が好きになったボビー役の演技力

ボビー(本名:野村昭彦)/cv 野村宏伸

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バイクが好きな高校3年生(17歳)

バイク旅の体験談を雑誌に投稿したところ見事に掲載され、それをきっかけに岡山に住む同い年の女性・中原咲美と文通するようになる

バイク旅など好きなことをしている分学校の成績は悪く、高校卒業後は就職を考えているボビーだが、大学に行ってほしい父親と進路について揉めている


親に縛られたくない自分がしたいことで自由に生きていく]という、あの当時…80年代の若者が描いていた若者像がそのまま投影されているかの様なキャラクターに感じます

 


そんなボビーの魅力といえば、やはり声を当てられている当時アイドル的人気があった野村宏伸さんの存在です

野村宏伸さんは、1984年公開の角川映画『メイン・テーマ』のオーディションに参加され優勝したことをきっかけに俳優デビューし、その年に日本アカデミー賞新人賞を受賞されるなど輝かしい成績を持って本作に出演されます

 

そんなボビー役の野村さんの声の演技というのは、声に勢いがなくお世辞にも上手いとは言えないいや、下手です

 

初めてボビーの声を聞いた時に、雷に打たれたような衝撃が襲いかかり、衝撃のあまり〔わー…〕と小さな声が漏れたのを憶えています

それぐらいの言葉に言い表せない演技でした


このように、声優でない方が起用される事で微妙な雰囲気になるのは、アニメファンの間でも長年の課題とされてきています

昨今でも、アニメ映画の主演に俳優が起用された際に〔声が合ってない〕だの、〔下手くそ〕だの、と不満の声が一部から出ているようですが、そういう人たちは『ボビーに首ったけ』を観た上で語っているのか…ボビーの演技はこんなもんじゃないぞ!と問いたい

 

ボビーの演技を観ているとそれ以外の全部、可愛らしくて仕方ありません
よって、どんなに下手でもボビーの声を受け入れることができたら大概の声の演技は呑み込めます

私は『ボビーに首ったけ』という作品との出会いをきっかけに、それ以降ボーダーラインならぬ、【ボービーライン】という声の基準を設定するようになりました

野村さんの演技を基準としていれば、どんな演技に対しても寛容的な心で観ることができます

 


ここまで色々と書いてきましたが、私は決して野村さんの演技を酷評しているわけではありません

むしろ自分はボビーの声は、大大大ダーーーイ好きです!!

(ここまでの無礼、誠にすいませんでした…)

 


見始めた序盤の頃は声に違和感を感じながら観るわけですが、ボビーの声の中に[未熟さの中で何かを掴もうとする少年の心がある]と見終わる頃に初めて気付かされます

ボビー=野村宏伸】に見える瞬間が訪れるのです

それはプロの声優には決して出せるものではなく、野村さんにしか出せないものではないかと感じています

そういった所に、声優でない方を起用する意味があるワケです


是非、魅力たっぷりなボビーと野村さんの演技に注目して観ていただきたく思います

 

手紙には人の心がある

『ボビーに首ったけ』という作品は、80年代の日本がリアルに描かれている作品です

その一つとして【文通】が登場し、作品に大きく関わってきます


文通というのは、手紙でやりとりをするコミニケーションツールであり、返事を書いても届いて返ってくるのに何日もの時間がかかります

SNSツールで素早く簡単にやりとりができる現代からしたら古典的過ぎるツールです

 


本作では、ボビーと岡山に住む中原咲美が遠距離の文通をするわけですが、ボビーの文通相手の中原咲美…めちゃくちゃ文才です

手紙を受け取った時の天気や心境を一人語りのように書かれており、巧みな言葉を繋ぎ合わせてあります

それに対して、ボビーが一言二言しか返さないので、よりその巧みさが伝わってくるのです

しかし、この一人語りが妙に心地よく〔当時の人ってこんな風に誰かを思いながら一語一句書いていたのかな〕と考えさせられます


だからこそ、文通の素晴らしさがあるのです

相手のことを考えながら筆を走らせて文を書くからこそ、一つ一つの言葉に想いがこもるのかもしれません

そんな文通の素晴らしさが詰まった二人のやりとりを観ていただきたく思います

 

バイクで駆け抜けたラスト

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本作といえば、やっぱりバイクシーンが目立つ作品であります

日本各地を巡るバイク旅、バイクが飾れている店でアルバイトをする…ボビーの心に火を灯すのはいつだってバイクです

特に終盤では、バイクで疾走するボビーの姿が、声をあてられている野村宏伸さんが歌う挿入歌と共に描かれています

 

セリフなんか一切ありません!

 

エンジンが震える音とタイヤのグリップ音の中に、ただ野村さんの歌声が添えられている不思議な世界観が4,5分間続きます(体感だと、もっと!)

しかし、そのシーンこそが本作の肝であり、ここにボビーの心情と青春の全てが詰まっていると言ってもいいでしょう


まだ何者でもない少年が色んな経験を積み、大人になっていく過程が一夏の思い出と共に描かれているわけです

そして少年が何かを掴みそうになったところでこの作品はエンディングを迎えるわけですが、結末はご自身の目で確かめてほしく思います

 

これだけは観た人だけにしかわからない感情があると思いますので、どうかボビーの青春を見届けてください

 

ボビーの生き方から学ぶ、若者へのメッセージ

本作は80年代に公開された作品でありますので、価値観など今の時代には受け入れがたい内容も多々あるかもしれません

しかし、ボビーの考えや境遇なんかは共感できる部分もあり、悩める時代を生きる若者の助け舟になるのではないかと思っています


バイク好きの高校生が父親への反発から家出し、ひと夏の青春をアルバイトに恋にバイクへと情熱を燃やす

実に80年代の日本映画らしく、個人的には『ボビーに首ったけ』を角川アニメ映画の中でベスト1に挙げたいです

それぐらい心を衝撃を与えた作品であり、心に残り続けています

是非、悩み苦しんでいる若い世代に本作を観ていただきたく思います!

 


ここまで『ボビーに首ったけ』について熱く紹介してきましたが…この作品……

配信サービスで観れません!

ってか、DVD化すらしておりません!!

 

紹介しておいて何だそれっ!て感じですけど、ホントに素晴らしい作品なので機会があれば是非観てください(配信とか放送されることがあれば、すぐ告知します!)


動画配信サービスでの配信、何卒よろしくお願いします

(※過去にVHSやLDで発売されていますので気になる方は探してみてください)

 

 

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80sanime.hatenablog.com

私が観た、2021年上半期ベストアニメ80's

2021年上半期を振り返れば「オリンピック」に「ワクチン」といった言葉が飛び交い、そして最近では、新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス【デルタ株】なんてものまで現れました

 
なんか笑えてきますねw

もう、いっそのこと[イデオン]というのが現れて「カンタータ・オルビス」を流して綺麗さっぱりに終わってくれないかなって思います

 


まあ、冗談はさておき…

まだまだ混沌とした時代が続く世の中ではありますが、明日を明るく元気に生きる為にもこの半年の行いを振り返る必要があります

 

そうです!

忘れた頃にやってくれる、半年に一度のお祭り企画『ベストアニメ80's』でございます

 

80sanime.hatenablog.com


2年前から半年周期で始め今回で第5回を迎えた『ベストアニメ80's』、やる事は今までと同じです


私が2021年上半期に観た80年代アニメを作品、キャラ、歌に分けて独自に勝手に大胆に語っていきたいと思います

個人的な記録という意味合いもありますので過度な期待はしないでください

 

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2021年上半期(1月〜6月)に観た80年代アニメ作品は以下の通りです(※完結まで観賞した作品を対象とする)

 


テレビ作品

とんでも戦士ムテキング(1980)全56話

メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行(1980)全26話

家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(1981)全50話

スペースコブラ(1982)全31話

ボスコアドベンチャー(1986)全26話

YAWARA!(1989)全124話


映画作品

FUTURE WAR 198X年(1982)

六神合体ゴッドマーズ(1982)

うる星やつら オンリーユー(1983)

少年ケニヤ(1984)

はれときどきぶた(1988)


スペシャル作品

メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行 総集編(1985)


OVA作品

エリア88(1985)全3話

天使のたまご(1985)全1話

夢次元ハンター ファンドラ PART2 デッドランダー編(1986)全1話

ペリカンロード クラブ・カルーチャ(1986)全1話

夢次元ハンター ファンドラ PART3 ファントス編(1986)全1話

デビルマン 誕生編(1987)全1話

赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲(1988)全1話


複数回視聴済み作品

クラッシャージョウ(1983)

ザブングルグラフィティ(1983)

ドキュメント太陽の牙ダグラム(1983)

 


(制作年順)

 

・作品部門

FUTURE WAR 198X年(1982)

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舛田利雄監督・勝間田具治監督により1982年に公開された劇場アニメ作品です

 


198X年、アメリカは宇宙空間から核ミサイルを迎撃できる戦闘衛星の開発に成功する

しかし、その生みの親であるバード・ゲイン博士がソ連のスパイに拉致されたことをきっかけに、米ソ間の緊張は一気に高まり、東西ドイツでも国境付近では一触即発の状況まで発展…やがて世界は核の炎に包まれいく…


1980年代といえば、冷戦真っ只中…そんな本作は"ボタン一つで(核)戦争が始まる"「第三次世界大戦」を想定したかのような作品であります

もうねぇ…終始、核ミサイルの撃ち合い!

"やられたらやり返す、核返しだ!"と言わんばかりに各国が核ミサイルをぶっ放すとんでもないストーリーです

当時も色々と物議を醸した作品らしくアニメでもやっていい事と悪い事があるでしょ!と言いたくなりますし、〔これって問題ないの?子どもたちに観せたら絶対にマズいでしょ?〕と観てる側を不安にさせる壮絶な展開が進んでいきます


しかし、逆に行き過ぎた展開が当時らしいとも感じますし、80年代アニメの見方が大きく変わる作品でもあると思うので、当時物議を醸した作品を是非ご覧ください!

 

(ちなみに自分は2021年の正月に本作をAmazonビデオでレンタル視聴して、新年一発目に観る作品じゃなかった…と一抹の後悔がありましたw)

 

FUTURE WAR 198X年 Amazonビデオ

 

エリア88(1985)

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1985年にスタジオぴえろ制作により、OVAとして全3話発売された原作・新谷かおるの作品

 


大手航空会社「大和航空」の飛行訓練生であった風間真(以後.シン)は、友人・神崎悟にダマされ中東・アスラン王国の外人(傭兵)部隊へと編入させられる

そして砂漠のど真ん中にある最前線基地・作戦地区「エリア88」に連れてこられ、地獄の戦場へと駆り出されるのでした

恋人・津雲涼子が待つ日本へ帰る為にシンは、敵機を撃墜し続ける…


本作は、まだまだOVAという媒体が手探り状態で制作されていた【黎明期】時代の中で、最高峰のクオリティーで作り上げられた作品だと思っています

航空機や迫力ある空中戦(ドックファイト)の作画も、劇場版作品並みにすごく細かく描かれているのです


そして、なんといっても最終話のACT.Ⅲ「燃える蜃気楼」が素晴らしく、日本に帰りたい一心で戦っていたシンがドンドン戦場に染まっていく姿が描かれており作品にのめり込むようにハマりました

また、風間真を演じる塩沢兼人さんの演技もハマっていて、めちゃくちゃ素晴らしかったです


しかし本作は動画配信サービスでの配信がなく、なかなか観るハードルが高い作品であります…

ホント、馬鹿でねぇの?〕と配信されていない不満を各所にぶつけたくなるぐらい素晴らしく壮大なストーリーなので、配信されることがあれば多くの方に観ていただきたい作品です

(一応、劇場版とACT.ⅢのみDVDレンタルとかもありますので是非!)

80sanime.hatenablog.com

 

・男性キャラ部門

フードマン/cv.銀河万丈(ボスコアドベンチャー)

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フォンテーンランドの王女・アプリコットを付け狙うスコーピオンの手下

手下のジャックとフランツを従えてアプリコット姫を何度も誘拐しようと試みますが、アプリコット姫を守るボスコ号のメンバーに阻まれ失敗し続ける無能なリーダーキャラクターです


キャラクターのビジュアル的にはめちゃくちゃ有能そうなボスキャラなのですが、手下のジャックとフランツのドジに引きづられて全然上手くいかないのもフードマンの魅力に感じます


フードマンの声を担当されている銀河万丈さんといえば、何かと有能なキャラクターを演じられているイメージがあります

そんな銀河さんがイメージとは真逆な無能リーダー役を演じられていますので、観ていてめちゃくちゃ面白いです

 

不動 明/cv.速水奨(デビルマン 誕生編)

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動物を思いやる内気な少年であったが、デーモン族の勇者アモンと合体し、悪魔の体と人間の心を併せ持った存在「デビルマン」となる


TV版では田中亮一さんが演じれていましたが、OVA版では速水奨さんが演じれています

速水さんといえば、『マクロス』シリーズでマックス・ジーナス役など美形クール系を多く演じられているイメージがあり、その方が不動明を演じらているのが意外に感じました

意外というか、カロリー消費が高く荒々しく叫ぶことも多い不動明(デビルマン)役は合わないのではないかと勝手に思ったわけです

しかし、そんな私の不安は見事に跳ね除けてくれました!

もう完璧です! なんなら作品が進んでいく中でドンドン進化しているとすら感じる演技力でした

それは、美形クール系を得意とする速水さんだからこそ、悪魔の力を手に入れる前と入れた後の不動明を上手く演じ分けられたんだと感じます

OVA作品ですが速水さんが演じる不動明は、めちゃくちゃカッコいいので是非観てください!

 

パッパラーおじさん/cv. 松尾銀三(YAWARA!)

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ユーゴスラビアで開催される世界選手権に向かう際、遅れてきた松田が出会ったタクシードライバー


常にマイペースで「パッパラー パラー ♪」と陽気に口ずさみながら運転することからアニメでは「パッパラーおじさん」と呼ばれ、世界選手権での柔の試合を観るため急ぐ松田をヤキモチさせます

このおじさんと松田のやり取りが個人的に凄く好きで、その後に起きるエモい展開も「パッパラーおじさん」無くしては語れないです


「パッパラーおじさん」はアニメでは登場回数も少ないですが、本作を語る上で外れせないキャラクターではないかと感じています

何より、私はこういった名脇役キャラクターが大好きなんですよ!

80sanime.hatenablog.com

 

・女性キャラ部門

エル・ド・ローゼンバッハ/cv.榊原良子(うる星やつら オンリー・ユー)

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幼い頃、地球に来たときに6歳のあたると影踏みをして遊び結婚の約束を交わした、エル星の888代目女王

その後もあたるのことを一途に思い続け、エル星で結婚式を挙げる為にラムからあたるを奪い去る


映画のメインキャラとして登場するキャラクターなのですが、本編序盤には登場せず驚いたのを憶えています

それでもキャラクターとして個性的であり、あたるのことを「ハニー」と呼んだりするなどインパクトを残しました

しかし、観る前までは全然思いもしなかったですけど…美人な見た目からは想像もできない裏の顔がすごいキャラなんですよ(一応ネタバレ防止)

まぁ、それもエルの魅力なんだなぁと本編を見終わった後には感じれたので良いんですけどね

 
あとエルは、演じらている榊原良子さんの声もいいですよね!

榊原さんといえば、『Zガンダム』のハマーン様のようなキツめなクールキャラを連想しますが、エルのような程よいクールキャラも良いなと感じさせられました

 

ケート/cv.原田知世(少年ケニヤ)

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父を探すアフリカ旅の道中で主人公・ワタルが出会い、原始人の部族から「白い神」と崇められている金髪の美少女


幼い頃に原始人の部族に拾われ育てられるケートは他人にあまり心を開くことがありませんでしたが、ワタルと出会うことで天真爛漫な少女へと変化していき、その過程も良かったりします


そしてケートを演じれているのが、女優・歌手の原田知世さんであります

原田知世さんといえば、『少年ケニヤ』と同じ角川アニメ映画の『幻魔大戦』でタオ役もされている方でありますが、なんといっても「時をかける少女」!

時をかける少女」で主演をされている時の知世ちゃんがバチくそに可愛いのです

ショートヘアで幼さが残る圧倒的な透明感、そして主題歌を歌う時のぎこちない感じ…めちゃくちゃ可愛い!!

(先日、原田知世ちゃん主演の「時をかける少女」を観て興奮を抑えられないSATAトミオ)… … …

 


えーと、少し脱線しました(すいません)

しかし、当時も原田知世さんに魅了される方は沢山をいたそうで、アニメ界にも原田知世旋風なるものがあったみたいです!

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やっぱり知世ちゃんは可愛い!

 

・特別部門

夜の女王/cv.美輪明宏(メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行)

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闇の世界を支配する女王、青い鳥を探すチルチルとミチルを阻もうと2人の前に立ちはだかる

まあ、ボス的な立ち位置にいるキャラクターですね


そして、このキャラクターの大きな魅力といえば、声優が美輪明宏さんであるということです

美輪さんの存在感がキャラクターそのまま乗り移り、演技と声に圧倒されます

一発で只者ではない!と分かるぐらい強烈なインパクトでした

あと本作はオペラ要素もある作品なので挿入歌も毎話あり、美輪さんも歌われております

それがめちゃくちゃ怖い!

あの代表曲「ヨイトマケの唄」のような世界観が作品内に響き渡り〔これ当時観ていた子ども、トラウマになってないかな~…〕って思うぐらい圧倒的な迫力がありました


美輪明宏さんの声優作品といえば、「もののけ姫」を浮かべる方も多いと思いますが、本作で演じられた夜の女王も素晴らしいキャラクターなので観られる際は是非注目してください!

 

・歌部門

幸せのバビラトラリラ/福原みどり(メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行)

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初見の時に〔どんなOPなんだろう~〕とワクワクして観たのですが、まさかの実写!

しかも、ファッションセンスが激ヤバな女の子が公園で子どもたちを従えるという映像に思わずゲラゲラと笑い転げながら観てしまいました

また曲の内容も「バビラトラリラ バビトーラ」という作中で使われる呪文を連呼し、児童向け音楽感がハンパないです(まぁ、1980年のアニソンなんで全然普通なんですけどね)

ですが、この曲…聞けば聞くほど中毒性を増していき、「バビラトラリラ バビトーラ」というフレーズが頭から離れなくなります!

隠れた80年代アニメの名曲ですので、是非OP映像共々観ていただきたいです

 

ときめきはForever/日髙のり子(ボスコアドベンチャー)

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本曲もまた世に知られていない隠れた80年代アニメの名曲ではないでしょうか?

 

なんといっても歌詞が素晴らしく、想いを抱いている相手に自分の気持ちを伝えようとする詞がめちゃくちゃエモく感じます

 

特に「強がりを言ったあと 自分が嫌いになる そんな想い 誰にもあるはずね」と始まるAパートがすごく詩的で良いです

またサビの歌詞も当然ながら素晴らしく、「今すぐに受けとめて 震えるこの想い 初めての予感だわ このときめきはフォーエバ」と始まり、愛する想いを伝えようとする歌詞にめちゃくちゃキュンキュンします

またこのOPの歌詞は『ボスコアドベンチャー』本編にも通ずるところがあり、ヒロインのアプリコット姫(アプリ)が主人公・フロークに抱く心情も少し含めれているのではないかと勝手に妄想しています

(本編を観た後に聴くと思わず泣きそうになります…)

 

本曲を歌われているのは『タッチ』浅倉南役でお馴染みの日髙のり子であります

80年代というのは、声優さんがアーティストとしてアニメの主題歌を歌うことがまだまだ珍しい時代であり、歌うとしてもキャラクター名義かレギュラー出演される作品のみでしか歌われていませんでした

しかし、本作のOPEDを歌われている日髙さんはレギュラー出演はされておらず、本作には2話だけにしかゲスト出演されていません

つまりはOPED以外、あまり作品に関わりがないのです

そういう意味では、現在のような作品に参加せずOPEDだけを歌う声優アーティストの礎を作ったのは日髙のり子さんであり、この『ボスコアドベンチャー』ではないかと思っています!

 
ちょっとオーバーな言い方かもしれませんが、本作のOPEDを歌われている日高のり子さんは元祖・声優アーティストの一人ですので、是非押さえていて欲しい楽曲です

(ED「晴れた日にも愛をください」もめちゃくちゃ名曲なので是非!)

 

昔のアニメが好きな平成生まれ同士が語り合える環境を作りたい!

今回、私が上半期に観た作品を振り返ると、ロボット作品を全然観ていなかったんだと感じます(強いていうなら映画『ゴッドマーズ』ぐらい)

理由としては、主要ロボットタイトルを見尽くしているということにあるのですが、『戦国魔神ゴーショーグン』や『特装機兵ドルバック』といった葦プロ制作のロボットアニメは観れていないので下半期はそっちも攻めていきたいと思います

 



2021年上半期は、やはり新型コロナウイルスのせいであまりイベントに行けず退屈な半年であったと感じます

唯一このコロナ禍で良かったと思えたことが、巣ごもり需要の影響で動画配信サービスを利用する人が増加し、昔のアニメにハマる若者を生み出したことです

そういった傾向は前々から[80年代アニメ]でエゴサーチしまくっているので感じていたのですが、まさかまさか流行の一歩手前までくるムーブメントになるとは思ってもいませんでした

いや~素晴らしい!なんか新たな時代の幕開けを感じますね

 


ここから平成生まれの若者が語り継いでいく80年代アニメの歴史が始まるのかとワクワクしております

その為にも当ブログでは、新たに80年代アニメを好きになってくれる若者たちの受け皿になれるよう、平成生まれに寄り添った記事を今後も書いていきたいです

80sanime.hatenablog.com


ここで、ちょっとした告知があります!!

昔のアニメにハマる若者が増えてきたということもあり、今後も同じ趣味を愛する平成生まれの方と交流していきたいと思っています

そして、昔のアニメが好きな平成生まれ同士を交流して親睦を深めれるような【コミニティーサークル】の立ち上げを予定中です

 


私が高校生の頃は周りに趣味を共有できる同世代の友達はおらず、辛いと感じることも多々ありました

ですので、同じ平成生まれの方と趣味を共有するのが夢であったワケです

そして、今もその気持ちは変わらず、同じ昔のアニメが好きな平成生まれ同士が語り合える環境を作りたいと思っています

 


【コミニティーサークル】を開設することが決まりましたら、またブログの方で告知させていただきます

現在参加者めちゃくちゃ募集中なので、昔のアニメが好きな平成生まれの方は是非参加してくれると嬉しいです

(興味ある方は私のTwitterまで連絡ください!)

twitter.com

 

明日より2021年下半期がスタートしますが、相変わらずコロナ禍は続いていくでしょう…

しかし、その中でも楽しいことを見つけ、80年代アニメを広めるために一歩づつ前進していければと思います

 

下半期もどうぞよろしくお願いします!

 

 

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