どうも、若者の間で「昔のアニメ」ブームがマジで来るんじゃね?と最近ワクワクしているSATAトミオです
というのも先日、「90年代アニメにハマる若者たち」という記事が掲載され(自分の中で)大きな話題となったからであります
いゃ〜 ついに来たか!という感じでした
肌感覚では前々から感じていたのですが、この様に記事になるとより現実味が増す気分です
この記事には主に90年代アニメについて書かれていますが、個人的には80年代アニメにも同様の現象が起きつつあると感じております
マジな話「80年代後半〜90年代のアニメが好きな若者」というのが増えているのです!
なぜ、このような現象が起きているのか…80年代アニメが好きな平成生まれの私(26歳)が解説しないでどうする?
というわけで今回は、「なぜ今の若者は昔のアニメにハマるか?」というのを、平成生まれの私が感じた感覚と共に解説していきます!
まず、昔のアニメにハマる若者はどのような作品を観ているのか一部書いていきます
・シティーハンター (1987)・美味しんぼ(1988)・らんま1/2(1989) ・美少女戦士セーラームーン(1992)・スラムダンク(1993)・海がきこえる(1993) ・魔法騎士レイアース(1994)・耳をすませば(1995)・カードキャプターさくら(1998) など
主に80年代後半〜90年代前半に放送されていたアニメが、【Z世代】と呼ばれる20代前半以下の若者に今注目されていると感じます
私自身その感覚というのは1年以上前から感じており、Twitterでエゴサーチしていても〔80年代後半〜90年代前半のアニメが好きだ!〕とツイートする若者が増えてきているのです
昔のアニメの魅力を伝えたい!
ここで、現在26歳で平成(1994年)生まれの私がなぜ80年代アニメにハマったのか…その経緯を参考までに少し書きます
小学生の頃はアニメすらあまり観ておらず、そんなNOアニメな人生を変えたのがCS放送でした
このCS放送には「アニマックス」や「キッズステーション」など常にアニメだけを放送しているチャンネルがあったりして、その存在が大きかったです
そして中学2年生になると『機動戦士ガンダムZZ』が放送されドップリとハマったことが、私を80年代アニメ沼に入る原因となりました
当時に生まれていないからこそ昔のアニメの世界観が新鮮に見え、その輝いた時代に制作されたアニメ作品に惹かれていきます
しかし当時は、周りの同世代で80年代アニメが好きな友達などおらず、1人で楽しんでいました
自分が好きなモノを共有してもらいたくて、友達など当時のクラスメイトに80年代アニメのことを話したこともありましたが、〔何が面白いのだ、あんな古いの〕と絵のタッチやストーリーの時代観を否定されたり、〔昔のアニメって汚らしいよね〕とセル画の彩色に苦言をつけられ、〔なんかダサい〕…と一番辛い一撃を食らうなど
そう言ったことを言われたのが、今から10年ほど前…私の高校生時代でした…
こうした苦難があったおかげで「80年代アニメの魅力を同世代や次世代の若者に伝えたい!」と強く思うようになり、今ではアニメ雑誌やLDプレーヤーを購入したりと更に80年代アニメ沼にドップリとハマっております
あくまでこれは私の辿ってきた道のりであり、今の若者が昔のアニメにハマる理由というのは様々です
今回の記事では大きく4つに分けて紹介していきます
昔のアニメで育った、親の影響は偉大なり
今の若者が昔のアニメにハマる理由として、やはり一番は親の影響であると感じます
【Z世代】と呼ばれる20代前半以下の若者の親の年齢というのは、おそらく現在40代・50代ぐらいの方でしょう
現在40代・50代ぐらいの方というのは1970年代あたりに生まれた世代であり、80年代を10代の時に…90年代を20代の時に過ごしています
(いわゆる団塊ジュニア世代あたりの世代です)
つまりこの世代は、幼少・学生時代を90・80年代に過ごし、90・80年代アニメの影響を一番受けた世代とも言えます
そして今、90・80年代をリアルタイムに過ごし育った世代が大人となり…親となる…
自分が青春時代に観ていたアニメなどを自分の子どもに話したり一緒に観ることで自然と影響を与えます
またアニメ雑誌やレコードなど、当時のグッズがそのまま家に残っているケースもあり、そういった環境で育った子どもは必然的に昔のアニメにハマる可能性が高いです
リメイク作品は当時のファンだけの為ではない!
昔のアニメにハマるキッカケとなるのは、何も昔のアニメ観るだけではなく、昔のアニメをリメイクした作品が、昔のアニメと今の若者を繋ぐ架け橋となっています
近年、80年代後半〜90年代前半に放送されていたアニメのリメイクや新作アニメが制作されることが増えてきており、最近だと1991年に放送されていた『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のリメイク版が現在放送中です
その他にも80年代アニメでは、『シティーハンター』の新作アニメ映画、『魔神英雄伝ワタル』の新作アニメ、、『キャプテン翼』のリメイク版、『銀河英雄伝説』のリメイク版など、近年だけでも挙げ始めればキリがないほど昔のアニメ作品は今も制作され続けています
こういった昔の作品のリメイクは、主に当時のファンを中心としたコンテンツでありますが、旧作を知らない今の若者(新規ファン)までを取り込む効果を発揮します
旧作を知らない今の若者が新作リメイク版を観てハマり、じゃあ旧作の方はどうなのかと比較する為に旧作を観る…このサイクルが昔のアニメにハマるキッカケを与えるです
また新作リメイクが制作されることで、それまであまり日の目を見ることがなかった旧作が動画配信サービスなどで観れるようになり、再び旧作にも注目を集まることになります(『ダイの大冒険』も新作リメイク発表後に旧作がサブスク各種で配信されました)
自分自身、新作アニメの制作によりずっと観たいと思っていた旧作版が観れたという経験もありますので、新作アニメやリメイク版はもっともっと制作していただきたく思います
昔のアニメはオシャレで「エモい」
今若者の間ではレコードや昭和歌謡など、「昭和レトロ」と呼ばれる昭和カルチャーにハマる平成生まれが急増しています
SNSやスマホのない時代の心温かさや活気のある昭和の世界に、デジタル時代に生まれ育った若者世代が惹かれているのです
また「City pop(シティポップ)」と呼ばれる日本の80's音楽も世界中でリバイバルヒットしており、松原みきさんが歌う「真夜中のドア ~Stay With Me ~」は40年前の楽曲でありながら音楽ストリーミングサービス「Spotify」でグローバルバイラルチャート15日連続世界1位を記録ししました
アニメファンにとって松原みきさんといえば、劇場版『ダーティペア』のOP・EDや『ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のOP・EDを歌われた方といえば分かるでしょうか
80年代を彩った「シティポップ」は、オシャレな夜の都会を連想させ当時を知らない日本の若者にも影響を与えています
そして、中高生に人気のSNSアプリ「TikTok」では、※「エモい」という言葉と共に90・80年代のレトロアニメが今注目を集めています
ネオンの光溢れる光景や何気ない日常的なシーンを繋ぎ合わせた昔のアニメ映像が、TikTokユーザーから「オシャレ」や「エモい」といったコメントで溢れてるのです
(※ 「感情を揺さぶられる」「言葉言い表せない感情」といった意味)
以前にも当ブログの方で【TikTokで流行⁉︎】"レトロでエモい" 80年代アニメが今、若者に大人気なワケ🥂 という記事を書き、人気な理由などを書きました
そして、その記事が「週刊はてなブログ」というブログランキング(2021年2月第4週)で第20位になったりと、それだけ「エモい レトロ(80年代)アニメ」が今注目されているということでしょう
「週刊はてなブログ」のブログランキング(2021年2月第4週)で私の書いた「エモい 80年代アニメ」の記事が20位にランクインしました🎉🎉
— SATAトミオ@80年代Lover(26歳) (@YTOSzjxpdHOjt9g) 2021年3月2日
20位ではありますけど、結構スゴいことですよね✨
これからも80年代アニメをブログから盛り上げていきたいと思います!! https://t.co/MJ7D2tJOFU pic.twitter.com/LG1Zpnpnxb
つまり、今の世の中には「エモい レトロアニメ」に飢えた若者が多く存在するという、今世紀最大のビックバンが巻き起こっているワケです
そして最近…というか今まさに、『うる星やつら』のOPでおなじみの「ラムのラブソング」の楽曲に合わせて振り付けされた動画などがバズっており、これからも「TikTok」での流行は目が離せません!
サブスクが無ければ、昔のアニメにはハマらなかった
「今の若者が昔のアニメにハマる」背景には、サブスクなどの動画配信サービスの普及が大きな要因となっている気がします
サブスクが登場する以前は、主に再放送やDVDレンタルをするのが昔のアニメを視聴する手段とされていました
それが現在では、動画配信サービスでアニメを観ることが当たり前となってきていますし、私自身これまでに観てきた80年代アニメ作品の殆どがサブスクを利用して観た作品ばかりです
逆にいえば、動画配信サービスの存在が無ければ、ここまで80年代アニメにハマっていなかったのではないかと感じています
サブスクの素晴らしいところは、少しでも気になった作品をすぐにチェック出来ることでしょう
お試し感覚で1話目を観て、それが面白ければ全話観る…この手軽さのサイクルこそが「昔のアニメにハマる若者」を生み出すワケです
またdアニメストアなどの一部の動画配信サービスでは製作年代やキャスト・スタッフらを関連づけて検索できるので、気に入った年代などを芋づる式に掘り下げて観ていけるのもハマる構造を作っていると感じます
さらに最近では『ガンダム』シリーズでお馴染みのアニメ制作会社・サンライズが自社で運営している公式YouTubeチャンネルにて、サンライズ作品の無料配信をしています
YouTubeでの無料配信により手軽に観ることができ、若い新規ファンの獲得が止まらないのです
ここから始まる、レトロアニメ黄金期
90・80年代アニメというのは今から30年・40年前ほどの作品であります…その為、今まで同世代の若者が昔のアニメにハマる筈がないとずっと思っていました
しかし、ブログ活動を始めてからTwitterもするようになり、ネットの世界には自分と同じように昔のアニメを愛する平成生まれの同世代がこんなにも多くいることを知ったのです
そして冒頭でも紹介した記事ように「昔のアニメにハマる若者たち」が今、ついに現れ始めた…この現象がこの上なく嬉しい!
当ブログとしても更に、平成生まれの為の記事を書いていきたく思います
今回、私なりに「昔のアニメにハマる若者たち」について書いてきましたが、この現象は偶然ではなく必然であったと感じています
親の影響により幼少期から昔のアニメに親しみがあり、それらの昔のアニメが作品が今リメイクされてきて、「昭和レトロ」などの昭和歌謡曲などが流行り「アナログ文化=オシャレ・エモい」という流れが若者世代に浸透し、そのオシャレな昔のアニメがサブスクなどの動画配信サービスで手軽に観れるようになった…
一つ一つは点のようにバラバラでも、線として繋がり、今ムーブメントが起きようとしています
そして今や、90・80年代のアニメは当時のファンだけが愛する"過去の"コンテンツではなく、平成生まれの若者すらを魅了する"今の"コンテンツと言えるのです
それは平成生まれとして数年間、昔のアニメの動向を見てきた私が自信を持って言えることであり、この流れはまだまだ始まったばかりの序章に過ぎないでしょう
だからこそ、最後に言いたいことがあります
今まで昔のアニメを好きでいた平成生まれの方…そして、これから昔のアニメを好きになる平成生まれの方…
ここから平成生まれの若者が語り継いでいく【黄金期】が始まります…そう!!
時は来た! …それだけだ。
↓ブログの更新情報はTwitterからも発信しております
🌟-前回の記事-🌟