平成生まれの若者は、昔のアニメを「古い」と感じるのか
アニメでも「スマホ」というワードがタイトルに入る作品もあります
そういった新しいツールやテクノロジーが出てくると、80年代などの昔のツールなどは懐かしかったり、古くに感じる人も多いと思います
また昔のツールやテクノロジーは今の若い人には伝わないのが自然の摂理でもあります(例:黒電話、駅の伝言板、文通、カセットテープなど)
(自分もダイヤル式の黒電話とか使ったことないですからね)
その為、今の若い人は【80年代当時のツールが多用されている作品が古びていて観れないのでは?】と思われているかもしれません
そこで現在25歳(1994年生まれ)が考える"自分が生まれる以前のテクノロジー使用する作品は古くて観れないのか"というのを書いていきます
(「古い」という言葉はあまり好きではないですけど、記事をわかりやすくする為に強調して使っています…)
先に結論を言うと…観れます!
絵のタッチや言葉のニュアンスなどは今のアニメとは違うなという違和感を感じたり感覚的な古さは当然ありますが、80年代当時のツールやテクノロジーを「古い」と感じることがありません
むしろ5年前や10年前の作品に出てくるテクノロジーの方が「古い」と感じます…
ガラケーが古い!?
なぜ5年前や10年前の作品に出てくるテクノロジーの方が「古い」と感じるのかというと、先日こういったことを思ったからです…
テレビでCS放送を観ていたらアニメ「黒子のバスケ」の最終シリーズの最終回が放送されていて〔高校生の頃によく観ていたなぁ〕と思い観ていました
そしたら登場する高校生のキャラクターたちがガラケーを使っていることに衝撃が走りました
登場する高校生のキャラクターは完全にスマホ世代だと思っていたので思わず絶句しました
思えば「黒子のバスケ」が週刊少年ジャンプで連載が始まったのが2009年、自分が中学3年生の頃でした
その時代というのはまだガラケーからスマホに変わっていく移行期のちょっと前だったと感じます(当時はガラケーという言葉もありませんでしたね)
当時の学生にとってガラケーは最新のテクノロジーであったわけです
そして原作のラストまでを描いたアニメ最終回を迎えたのが2014年でした
その頃には自分も高校を卒業していて当たり前のようにスマホを使い、ガラケーが最新のテクノロジーではなくなっていたわけです
今の高校生でガラケーを使っている人はおそらくいないかなと感じます
というわけで5年前の作品で高校生のキャラクター達がガラケーを使っていることに衝撃を受けたのですが、それと同時に「古い」とも感じたわけです…
…これって、おかしな話ですよね
80年代のテクノロジー(黒電話など)に関しては「古い」と感じないのに、つい最近のテクノロジー(ガラケー)は「古い」と感じる
いろいろと考えた結果、至ってシンプルな答えにたどり着きました
それは…
めちゃくちゃ単純でした
日常的に見たことも使ったこともないツールやテクノロジーを「古い」と感じないのは当然といえば当然です
だって生まれる以前に使われていたものなんて知らないんですから
これは若い人に限った話でもなく、全員に当てはまる事ではないでしょうか
時代劇や大河ドラマを観て〔この作品古いな〜〕と思うことありますか?
作品よっては映像技術や出演されている役者さんを見て「古い」と感じることはあっても、作品の時代背景に「古い」と感じる方はほとんどいないと思います
やはりそれは当時を知らないからではないでしょうか
先程から「古い」「古い」と言ってきたガラケーも、何十年後にはガラケーを知らない世代が現れ、「古い」感覚もなく抵抗なしに受け入れられるものだと感じます
知らないなりの楽しみ方がある
中には共感できなかったり理解できないこともたくさんあります
駅にある伝言板とかも使ったことがないわけですからそういう感覚はもちろんあるわけです
ですがそれは作品内のシステムとして成立していることですから、受け入れて観ることは難しくないことです
むしろ自分の生まれる以前の知らない情景を学べるのは楽しいことなのですよ(車の運転手がシートベルトを着用していないことやバイクのヘルメットをかぶっていないことなど)
そういった昔の時代と現代の差を比較して観るという楽しみ方もできるわけです
若者のレコード人気の謎
若者が昔のテクノロジーを古いと感じないというのは、映像作品に限った話ではないと思います
最近若い人がアナログレコードを買い、注目をあつめていることをご存知でしょうか?
レコードブームなどと言われており、海外の方でもレコードの売り上げがCDを上回る見込みがされています
もちろん日本でも年々若い人のアナログレコード人気が上がってきていて、レコード店でも結構見かけます
最近ではアーティスト側がレコード人気に乗っかり、CD盤だけでなくレコード盤も発売するアーティストも少なくありません
自分もアナログレコードを20枚程度所持しています
(自分の場合はアニメ系ばかりでCD化されていないレコードやCD盤の価格が高騰しているレコードを中心に集めてます)
自分が所持しているアナログレコード
レコード人気の背景として【若者のデジタル疲れ】などがあるとされていますが、自分たちが生まれる以前から存在していた音楽メディアですので「古さ」を感じるどころか、むしろその「古さ」を楽しんでいるように思えます
そしてレコード人気と関連して80年代の音楽、その中でもCity pop(シティポップ)と呼ばれる音楽ジャンルも海外を始めとする若者に注目されています(山下達郎や竹内まりやなど)
そこにはVaporwave(ヴェイパーウェイヴ)やFuture Funk(フューチャーファンク)といった新たな音楽ジャンルの登場が関係しているわけですが、昔のモノだからといって決して若者が「古い」と感じているわけではありません
時代背景を知ってわかる、作品の良さ
これまでに書いてきたことで若者が当時のテクノロジーに抵抗がないことを分かっていただけたと思いますが、だからといって作品を観る上で当時のテクノロジーについて無知であるべきとは思いません
当時の【ツール・テクノロジー・流行・時代背景】など、それぞれの要素が組み込まれて初めて完成するのが作品だと思います
それを知らずに観るのと知った上で観るのでは全然違った印象を受けるはずです
今後の当ブログ方針としては80年代を象徴する【ツール・テクノロジー・流行・時代背景】などを当時生まれていない若造の観点から調べた記事というのも書いていけたらと思っています
乞うご期待というわけで…
素晴らしいモノに世代差はない
あくまで個人的に色々と書いてきましたが、どんなに年月が経とうと素晴らしいものは素晴らしい…この感覚に世代の差はありません
美術品が世代を越えて語り継がれていてるように、アニメもまた世代を越えて語り継がれていくべきものだと思います
その為に20代である自分のような若造がこれからも昔のアニメ(80年代アニメ)の良さを伝えていきたいです
(「古い」を連呼してすいませんでした)
【歴史が証明する】再構築で始まる、劇場版Gレコの魅力とは👑
ついに劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」が11月29日(金)より2週間限定上映でスタートします
やはり自分よりも若い世代の人に本作を観てもらう為に活動するのがオールドタイプである私の使命ではないかと感じています
前回は関西最速試写会で観た感想をストレートに書きましたが、今回は劇場版Gレコを客観的に見て、【なぜ、劇場版Gレコを観る必要があるのか…】をさまざま視点から考えていきたいと思います
劇場版富野作品は総集編の歴史
まずは過去の劇場版富野作品の歴史を振り返りながら劇場版Gレコと比較していきたいと思います
劇場版富野作品は以下の通りです
・劇場版富野作品一覧
機動戦士ガンダム(1981)
機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士(1981)
機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙(1982)
伝説巨神イデオン 発動篇(1982)
ザブングルグラフィティ(1983)
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988)
機動戦士ガンダムF91(1991)
∀ガンダムⅠ 地球光(2002)
機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち(2005)
意外少ないなぁというの印象ですね
『海のトリトン(1979)』も映画化されていて一応富野作品であるのですが、富野監督は映画の製作には関わられていないらしいので除外しています
太字にしているモノとしていないモノの違いがわかりますでしょうか
2つの違いは…
太字にしているモノ→総集編(再構築)映画
太字にしていないモノ→完全新作映画
ということです
ここで注目すべきは、完全新作アニメ映画はたったの3本(イデオン発動篇は明確に言えば違いますが)であり、その他は全てTV版を元に作られた作品だということです
そして劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」もTV版を元に作られています
つまり劇場版富野作品の歴史は、【再編集・再構築】の歴史であり、最も得意とするフィールドだということです
TV版を再構築された作品を振り返り、改めて確認してみましょう
機動戦士ガンダム (TV版:#1〜12)
機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士(TV版:#13〜31)
機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙(TV版:#32〜43end)
ザブングルグラフティ(TV版:#1〜50end)
∀ガンダムⅠ 地球光(TV版:#1〜27)
機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち(TV版:#15〜32)
作品の上映時間が一時間半ぐらいで、収録話数が1クールを超えるものを再構築して作られています
その中でも「イデオン接触篇」や「ザブングルグラフィティ」は約3,4クール分を一時間半で駆け抜けるのでTV版を観ていない人には情報量が多くて大変ですね
そして『劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ』の第1章では、TV版の#1〜5に相当します(上映時間、約一時間半)
今までの劇場版富野作品にない異例の短さです
GレコのTVシリーズの放送が終了し、映画化が噂されていた頃、自分は二部作あるいは三部作でされると思っていました
ですが5部作と発表され、疑問に感じていたのですが第1章の収録話数の短さを聞いて腑に落ちました
今回の劇場版は、より濃厚に細かい部分にまでこだわりぬいて作られているのがわかります
声優の成長こそ、劇場版の真骨頂
劇場版になるということは、当然新規アフレコが行われるワケです
世の中に数多くの総集編アニメがあり、新規アフレコをされた作品がありますが、"声優の成長"というものをこれほどまで感じれるのは富野作品ぐらいだと思います
TVシリーズ作品というものは生モノであり、放送クールが長い作品だと徐々に変化し、作り上げていくものであります
特に新人声優の演技に関しては第1話と最終話ではまったくの別物であったりします
TV版のベルリ・ゼナムを演じられた石井マークさんの演技がそうでした
TV版に参加された時は、主演作品をされたことのない新人声優であり、第1話のアフレコ時に富野監督に愛のムチという名のダメ出しがあったと聞きます
第1話の演技もまだまだ未完成品という感じがありました
そこから徐々にイメージを作り上げ、素晴らしい主演声優へと成長していきます
そしてTV版が終わった後は、他の作品でも声優としての経験を積んでいきました
更に1年に一回はゲームなどでベルリを演じられ、より磨きがかかった状態で劇場版に帰ってきます…
それはまさに"強くてニューゲーム"状態です!
実際に劇場版(特にTV版第1話の部分)でのベルリの演技は感動するぐらい違います
声に覇気があり、自信に満ち溢れた演技をされています
TV版を観られた方は声優の演技の違い・成長というのも大きな見どころだと思いますので、是非注目してみてください!
冒頭3分に込められた思い
劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」の本編冒頭3分の映像が、現在Youtubeにて配信されています
冒頭シーンといえば物語の導入部分であり、作品のカラーを示す重要なポイントともいえます
そんな冒頭部分が劇場版では、TV版の第1話の印象から大きく変わる作りになっています
これが劇場版Gレコが、TV版とはまったくの別作品だと感じる象徴だと思います
自分も試写会で観た時に劇場版の冒頭シーンのインパクトが大きかったです
何よりも、冒頭で〔TV版と違うんだ〕と思わせてくれたのがすごく嬉しかったですね
劇場版冒頭3分↓
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」冒頭3分【ガンチャン】
この冒頭3分映像は富野監督たっての願いで公開されることになったそうです
富野監督は冒頭シーンのことを「スッと物語に入ってくるようにできた、TV版ではそれができなかった」と仰られていました
もし今回の劇場版Gレコってどうなの?と思っている方は、TV版の第1話の冒頭シーンと配信された劇場版冒頭3分映像を是非比較してみてください
TV版を観た人は違いを感じ、初めて観る人にはここから始まる世界にワクワクするはずです
観ていただけると今回の劇場版Gレコが別作品のように感じるという意味がわかっていただけると思います
TV版第1話前編↓
見なければ何もわからない
結局のところ感情的に押し切ったような記事になってしまいましたが、そんなに間違った事を書いているとは思っていません
『Gのレコンギスタ』は世界観の設定など一度観ただけでは全貌が掴めず、よくわからない印象を受ける作品です
TV版を観た方もよく分からずに終わってしまったという印象を受けている人も多いと思います
しかしそういう人にこそ劇場版は観ていただきたい!
知っているでしょうか、ガンダム作品や富野作品は二度目が一番面白いことを!(個人的感想です…)
一度目に観た知識と二度目に得る新たな知識がマッチして、作品への理解度を深め、初めに観たときよりも2倍も3倍も面白くなるわけです!
TV版にはTV版の魅力があり、劇場版には劇場版の魅力がある…
2つの違いを感じながら観れると思えばこんな幸せなことはありません
また劇場版Gレコの公開期間中には兵庫県立美術館にて『富野由悠季の世界』展が開催されています
劇場でGレコを観た足で『富野由悠季の世界』神戸会場を観覧するというのもオススメできます(ここで過去の劇場版富野作品を振り返るとすごく面白いですし、また劇場版Gレコの新しい魅力に気付いくかもしれませんね)
いよいよ、公開間近…
【再構築】・【声優の成長】というのは今までの富野作品が辿ってきた歴史です
それに加えて【冒頭3分への思い】という要素が加わった新しいGレコを是非劇場で体感してください!
元気のGは 劇場のG!
ロボットアニメで目指すだ‼︎
Gのレコンギスタ‼︎
ベルリとアイーダの冒険はすごいぞ‼︎
見てくれる君へ、感謝の心を!
劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」
上映期間:11月29日(金)〜12月12日(木)【2週間限定上映】
また劇場版公開当日より各動画配信サービスにて配信(セル版・レンタル版)もされます
詳しくは公式ホームページを確認ください
映画館と配信…どちらでもお楽しみください!
【まだ間に合う】『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ』今こそ観る、切なすぎるドラマ💧
現在、Youtubeのバンダイスピリッツ公式Youtubeチャンネルにて順次全話配信されている
『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ(1982)』
レアな80年代アニメで観とかないといけないなという程度で観始めた本作でしたが…とんでもなくすごい作品でした
まだ全話観ていませんが今、記事を書いておかないと配信が終わってしまう気がするので、視聴途中ではありますが書いていきます
『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ』は1982年に放送された東映動画(現・東映アニメーション)製作のロボットアニメです(全52話+総集編4話)
あらすじーー
地球人類が宇宙へ進出する時代に、銀河天体図を完成させる為にダイラガーを要する「ラガーガード」は惑星の探査活動を始める。探査活動中に、母星の滅亡が近く移住できる惑星を探す「ガルベストン帝国」と遭遇する。両者の目的は違うのにも関わらず、お互いの誤解から戦闘へと突入する。
まず本作のセールスポイントといえば、15体のメカが合体して一つのロボットになる15体合体ロボでしょう
自分もそれがメインだと思い、視聴し始めました(合体はロマンですからねぇ)
しかし、これは完全なるフェイクでありました!
良い意味でダマされた
ダイラガーが活躍するどころか、出てきて戦わない話もあります…
でも、ストーリーがめちゃくちゃ面白いのです!
そんな『ダイラガーⅩⅤ』を20話まで観た時点での魅力を書いていきます
ダイラガーの登場がテンションを下げる…?
『ダイラガーⅩⅤ』はロボットアニメですが、ロボットがほとんど活躍しません…
というより活躍する必要がないのです
両軍とも不要な戦闘は避けたいと考えています
その為、お互いに話し合いなど、歩み寄ろうとするのですが、相手を疑うことで歯車が狂い、戦闘に突入したりします
戦闘になるとダイラガーが合体して出てくるわけです
しかし、これがただ虚しいです
〔ダイラガー、出てこないでくれ!〕と思うぐらいです
かつて、ここまで戦闘シーンを望まない作品があったでしょうか!
そしてラガーガードのメンバーに沈んだ暗いムードを残しつつ、エンディングを迎えるのがパターンになっています…(視聴者も暗いムードになります…)
さらに恐ろしいのが、今回のYoutubeで配信では次回予告がついてないのです
その為沈んだ暗いムードのまま、なんの救済もなく終わります
そして、次回はもっと恐ろしい事態になるのではないかと変に勘繰り、よりその暗さが増すわけです(次の話が気になることはいいですけど…)
主人公は誰だ!?
おそらく本作の主人公はラガー1のパイロットであり、(合体後の)ダイラガーのメインパイロットである安芸(あき)マナブ(cv.古川登志夫)でしょう
合体メカのメインパイロットというのは花形ですからね
安芸マナブ
しかし、本作ではどう考えても違うように思えます
決して安芸の存在感が薄いわけではないのですが、単純にメインストーリーに絡んでこないということです
もう途中から制作スタッフもわかりきってやってるなと思うぐらいです
真の主人公と思われるのが、安芸らラガーチームをまとめるキャプテン・伊勢シンジ(cv.田中秀幸)さんです
伊勢シンジ
この伊勢さんがまぁストーリーを動かす鍵を手放しません
伊勢さんはキャプテンでありますが最高責任者ではなく、その上にラガーガードの艦長や司令本部が存在するのです
いわば中間管理職です
ラガーチームの不満を解消しつつ、司令本部から無理な要求もされたりと苦労が絶えません
ほんと、キャラが立ち過ぎです(安芸にも分けてやれ!)
そんな伊勢の声を演じるのが田中秀幸さんで、最近だと『サザエさん』の新マスオさんとして注目を浴びた声優さんです
個人的には同時期に演じられた『伝説巨神イデオン』のベスの声優さんというイメージがあります
そういえばベスと伊勢さんってなんか似ていますよね(作品内でのポジションとか)
なんか対談とかしたら面白そうですね(部下の不満を抑えるテクニックの交換とか)
ちょっと話が逸れましたが、視聴される際は是非伊勢キャプテンに注目して観てください♪
今後のストーリー展開によっては安芸が大活躍して立場が逆転するかも…(ガンバレ安芸!負けるな安芸!)
他にも、個人的に今後が気になるキャラを紹介します
出雲タツオ(cv.大浜靖)
ラガーチームの一員であり、これといって特筆することもないですが、出雲の声を演じられているのが、現在も若い女性に大人気の「ヒプノシスマイク」などで大活躍中の速水奨さんなのです
実はデビュー当初は本名で活動されていたのです(本作を観て初めて知りました)
第11話は出雲が注目される回ですので、速水ファンの方には是非観ていただきたいですね(今後の活躍にも期待してます!)
敵、2つの派閥が魅力
そして覚えていてほしいのが「ガルベストン帝国」のキャラクターです
ガルベストン帝国の人達は、母星が消滅寸前までに迫っていて、移住できる可住惑星を探し求めて宇宙を航海しております
始めはラガーガードに攻撃を仕掛けてくる敵という存在ですが、ストーリーが進むにつれ印象が変わってきます
あれ?ガルベストンが主役のアニメだっけ…となります!
それはガルベストン内にも、話し合いで和解しようとする【穏便派】と戦いで駆逐しようとする【好戦派】の2つの考え方をもった人たちがいるからです
ここで、その主要人物らの名前と顔を是非覚えていただきたいです
テレス(cv.戸谷公次)
【穏便派】
ガルベストン帝国の前線基地の司令官。始めはラガーガードに対して好戦的であったが、話し合いで解決できる相手だと思いはじめ、話し合いでの解決を望んでいる
ドレイク(cv.山本竜馬)
【穏便派】
ガルベストン帝国の前線基地の隊長。始めはラガーガードに対して好戦的であったが、戦闘を通じて話し合いで解決できる相手だと思いはじめてから穏便派へと転身していく
テレス司令の良き理解者でもある
ラフィット(cv.広瀬正志)
【好戦派】
ガルベストン帝国の前線基地の隊長。ラガーガードに好戦的であるが、テレス司令の指示には渋々も従う男であった。しかし…
バラタリアン(cv.佐藤正治)
【好戦派】
ガルベストン帝国の前線基地の隊長。前線基地内で最も好戦的であり、テレス司令に意見してたびたび衝突する。やがて溜まり溜まった不満が爆発するときがくる…
ガルベストン内に2つの考え方をした人たちがいることを覚えておきながら観ると、より面白いと思いますね
全52話と少し長いですが観る価値ありの作品だと思います
東映動画のロボットアニメといえば先日紹介した『光速電神アルベガス(1983) 』とかもありますね
是非そちらもよろしくお願いします♪
気になったら今すぐYoutubeへ!
はっきり言って始めの数話はあまり面白くありません
登場人物は多いわ、戦いもあっさりしていたりと…
ですがストーリーが進むにつれ、双方の目的や主張が浮き彫りになり、そこでおこる衝突に毎回ワクワク・ヒヤヒヤさせられます
あと声優さんも80年代を代表する方々が参加されていますので、声優好きの方にも楽しんでいただけると思います
『ダイラガーⅩⅤ』は国内DVDや他の動画配信サービスでも扱われていないレアな作品です
Youtubeで全話観れる今だからこそ、是非観ていただきたいです!
Youtube配信での本編に次回予告がないように突然配信終了になる恐怖がありますので、早めに観てほしい!
これを逃したら何年後になるかわかりませんよ
現在(11/15)28話までYoutubeにて配信済み…まだ間に合います!
若い人よ、観てくれ!
Ep.1-4|DAIRUGGER XV:機甲艦隊ダイラガーXV 【BANDAI SPIRITS】
【劇場版Gレコ】TV版に幻滅した人こそ観てもらいたい3つの理由【関西最速試写会】
いよいよ、11月29日(金)から2週間限定で劇場公開される富野由悠季監督最新作…
劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」
劇場版の公開を記念して…というより盛り上げる為に、11月の当ブログは【劇場版Gレコ強化月間】としてGレコに関するさまざまな情報を発信していきたいと思います
まず第一弾として先日、『富野由悠季の世界』神戸会場の開催記念イベントの一つとして開催された、劇場版『ガンダム GのレコンギスタⅠ』の関西最速試写会のレポート【本編感想篇】を書いていきます
今回のイベントは定員250名に対して、応募総数は1000通を超える約4倍だったそうです
そのプレッシャーを跳ね除けて、見事に当選させていただきました
本当にありがとうございます!
🎉\ヤ ッ ホ ーーーゥ/🎉#Gレコ#富野由悠季#富野由悠季の世界 pic.twitter.com/ZzRhWYA181
— SATAトミオ@劇場版Gレコ強化月間 (@YTOSzjxpdHOjt9g) October 1, 2019
福岡会場でも行われた劇場版Gレコの試写会(その時は国内初お披露目でした)
そして応募総数が約1900通だったそうです
福岡会場の時は応募枚数に制限がなかったので、今回1000通近くの枚数差がでましたが、それでもすごい量のハガキですよね
そういった応募総数の結果が、大阪ステーションシネマや神戸国際松竹といった上映館数拡大に繋がったのではないでしょうか
TV版は、観なくていい
試写会を観て、感想を書いていく前に言いたいことがあります
富野ファンが何言っても聞いてもらえないかもしれませんが…
TV版で不満を抱いたり、幻滅した人にこそ観てもらいたい!
マジでTV版で感じた不満要素が、80%近く解消されていたから!(これでも控えめに言ってます)
TV版Gレコは、富野ファンである自分でも"よくわからん?"となった作品です
やがて二回目、三回目と観て、ある程度は理解していたつもりでした
それが今回の劇場版Ⅰ『行け!コアファイター』を観て、まったくの別作品の様に感じたのです
それだけ手直しがされているということです
ちょっと個人的な意見をさせていただきます…
もし今から劇場版の予習の為にTV版を観ていこうと考えている方がいたら、絶対にやめた方がいい!
話の筋書きはTV版と大して変わりませんが、はっきりいって参考になりません
むしろ邪魔になるのではないかと思います
TV版を観ていないというのは、大きなストロングポイント(強み)です
正直、Gレコの入り口が劇場版になる人が羨ましいです
是非、TV版の先入観なしに劇場版を観ていただければと思います
(劇場版を全作見終えた後にTV版と比較してしてみてね)
ここが変わった劇場版!!
さあ、ここから肝心の本編を観た感想について書いていきます
ネタバレになるようなことは書いてないつもりですが、新鮮な気持ちで観たい方はここで引き返すことをオススメします…
(もし良ければ他の記事も読んでね)
①劇場版はベルリの物語!
観終わった一番初めの感想、そして一番良くなったと思われるのが、劇場版はしっかりと【ベルリの物語】になっていたということです
TV版では作品の外観(世界観)を築こうとするばかりでキャラクター…特にベルリの存在が薄くなっていたと感じます
劇場版では、主にベルリにフォーカスが向けられ、ベルリの心情が読み取れる描写が随所に散りばめられていました
その為、ベルリがどのようなことを考え、誰のために動くのかがTV版よりわかりやすくなったと思います
そして、もう一人の主人公・アイーダの見せ方もTV版から変わっていたように感じます
アイーダというキャラもどこか心情が読み取りづらいTV版の印象から、姫様としてどのようにして成長していくのかという過程がしっかり描かれていました
劇場版公開が公式から発表される前から富野監督が仰っていた、「統治論」が生きていてるように思います
②宇宙と地球が繋がった…?
富野監督によるアフタートーク内で気づかされたのが、世界観の広がりでありました
兵庫県立美術館の学芸員であり、今回の展覧会も担当された小林さんは「世界の広がり、高さ、深さ」がTV版よりも感じれたと仰っていました
富野監督も劇場版を観られた記者の方に"宇宙と地球が繋がった"と言われたそうです
まさに自分の中にも、その感覚がありました
元々、壮大な世界観を持つ作品ではありましたが、TV版では宇宙と地球が離れた世界ような感覚がありました
しかし、劇場版では新たに加えられたカットがあるおかげで宇宙と地球を繋げることができたと富野監督もアフタートーク内で仰っていました
そのカットがどの部分なのか、是非劇場版を観て探してみてくださいね
③簡略化されたセリフが世界を変える
試写会に参加され、TV版を2回以上観ている方ならこの感覚がわかっていただけると思いますが、セリフの言い回しが結構変更されています
特に世界設定を説明するようなセリフは簡略化されていたように感じました
それでも初見の方には情報量の多い作品だと思いますが、設定を気にせずストーリーやキャラクターの魅力を楽しんでいただける作品になったと思います
また展覧会内ではTV版第一話の冒頭映像が流れていますのでそれと見比べても、劇場版Gレコが別作品であることが分かるでしょう
劇場でGレコを観た足で『富野由悠季の世界』神戸会場を観覧するというのもオススメできます
映画館で見たって言いふらしてくれ!
富野監督はスマホのような小さい画面でなく、大画面(映画館)で観てほしいとアフタートーク内でも仰っていました
今回の劇場版は、特別先行上映やTV版とはまったくの違う、"新しいGレコ"というものを観た気がします
それは【キャラクターの心情】【世界観の広がり】【セリフの言い回し】など、細やかな手直しがされていたからだと思います
そういう意味でも、TV版を観てがっかりした人にはもう一度、新たなGレコとして劇場版を再評価しに映画館に行っていただけたら嬉しいです
またどうして劇場版公開期間に映画館に行かないという方は、劇場版公開当日より各動画配信サービスにて配信(セル版・レンタル版)されます
詳しくは公式ホームページを確認ください
映画館と配信…どちらでもお楽しみください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました
第二弾も乞うご期待ください♪
見てくれる君へ、感謝の心を!
劇場版Gレコブログ記事第二弾↓
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」第1弾PV【ガンチャン】
劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」
上映期間:11月29日(金)〜12月12日(木)【2週間限定上映】
『富野由悠季の世界』神戸会場
会期:10月12日〜12月22日(日)
会場:兵庫県立美術館
〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
「富野由悠季の世界」神戸会場特設サイト
名作プレイバック第2回『光速電神アルベガス』自分に打ち勝ち、成長する物語🏆
先日、『20代の自分が、80年代アニメを語るワケ』という記事で、自分の中にある、80年代アニメについての思いを書かせていただきました
若い世代に広める為に何が出来るかと考えた結果、結局のところ作品をアピールして観ていただくのが一番な道のように思いました
というわけで名作プレイバック、再始動です!!
そして第2回目の今回は先日、全話観終えたばかりの…
『光速電神アルベガス』を取り上げたいと思います
前回の名作プレイバック更新からだいぶ開いてしまいましたね
これも自分のルーズさが招いたことです…(これからは、もう少しテンポよく上げていければと思います)
『光速電神アルベガス』とは、1983年に放送された東映動画(現・東映アニメーション)製作のロボットアニメです(全45話)
あらすじーー
宇宙からの侵略者「デリンジャー」の地球襲来に対抗する為に青葉学園の生徒である円条寺大作・神哲也・水木ほたるの三人は、操縦するロボットが合体した「アルベガス」で立ち向かう
今まで東映動画が製作する80年代ロボットアニメを観たことがありませんでしたが、、80年代にはあまり見られない70年代スーパーロボット特有の熱さをビシビシと感じました
更に三体合体六変化(3つのメカが合体して、6つの形態へ変身できる)というのも、ほかの作品にはない、唯一無二のメカニズムだと思います
だいたいの話が1話完結なので、すごく観やすかったですね
話のネタも、タイムスリップ、ロボット相撲、プロレス、宝探しとバラエティに溢れています
特に第40話「宇宙からの年賀状」は、今までのロボットアニメ史上最もぶっ飛んでいる回といえましょう
普段敵対している両陣営が正月を理由に、仲良く【すごろく・福笑い・凧揚げ】などの遊びを満喫するわけです
両陣営のアホみたいな腹の探り合いは必見ですよ!
1983年のロボットアニメといえば、サンライズ製作の『装甲騎兵ボトムズ』や『聖戦士ダンバイン 』などがありますね
そして『アルベガス』視聴期間中にこんなツイートをしていました♪
アルベガス11話まで観終わった✨
— SATAトミオ@80年代Lover (@YTOSzjxpdHOjt9g) 2019年9月15日
こんなに面白い作品を知らなかったとは…😭
『アルベガス』の口が見えないタイプヘルメット、どこかで見たことあるなと思ったら『ボトムズ』と『ダンバイン 』だ😆✨
しかも全部【1983年】制作なんだよな
そういうブームがあったのかな🤔 pic.twitter.com/gPRn6ynnW4
作画コスト(口パク)の軽減を図る目的で行われているというのは想像できていたのですが、作画枚数が軽減することで動画スタッフの稼ぎが減るという問題もあったそうです
そういった経緯を知ると、作品を観る楽しみの一つになりますね
キャラ紹介にゲット・ディメンジョン!
『アルベガス』といえば、三体合体六変化というのが作品の売りかもしれませんが、個性豊かなキャラクターもまた見どころの一つです
ここで少し紹介したいと思います
円条寺大作(cv.古川登志夫)
α(アルファ)ロボのパイロットで、本作の主人公
円条寺家の長男
スケベでお調子者だが、正義感が強い
遅刻などをして、よく五郎と共に学校の廊下に立たされることがある
学校の成績は悪いが、弟・妹の面倒見はいい
神哲也(cv.堀秀行)
β(ベータ)ロボのパイロットで、アルベガスチームのクールキャラ
両親を幼い頃に亡くし、唯一の肉親である姉は、離島で医師している
青葉学園の寮に住み、夜にアルバイトして学費などを稼ぐ
一方、あまり物言わぬ性格から誤解され、あらぬ噂を立てられることもある
水木ほたる(cv.鶴ひろみ)
γ(ガンマ)ロボのパイロットで、アルベガスチームの紅一点
ロボットセンターの所長・水木教授の娘
成績優秀でテニス部に所属している
【かぐや姫・洗脳・戦闘恐怖症】と、何かとデリンジャーの企みに振り回されたりする女の子
熊井五郎(cv.塩屋浩三)
大作らのクラスメイトで熊井豆腐店の息子
ほたるを愛する情熱が強く、愛機ゴリロボでデリンジャーに立ち向かうがすぐに返り討ちにあう(たまに活躍するときもある…かな)
ここまで、アルベガスチーム+約1名の紹介をしてきましたが…
しかし!!
一番注目していただきたいキャラがいます…
本作の主人公・円条寺大作でも無ければ、本作の紅一点・水木ほたるでもありません
それは大作らが通う「青葉学園」の教師…
ダン子先生であります!
木美(きび)ダン子(cv.つかせのりこ)
ダン子先生は〈〜ざんす〉という口癖が特徴的な【結婚を夢見る乙女】で、多少思い込みが激しい部分もありますがグラマー(本人談)で魅力的な女性なわけです(面食いというのもポイント高いです)
始めは〔クセの強いオバさんが出てきた〕と思っていましたが、次第にダン子先生の魅力に惹かれていき、作品が後半に差しかかるとダン子先生の活躍を心待ちにしている自分がいました
この作品の魅力の99%がダン子先生にあるのではないかと言っても過言ではありません!!(教頭先生が惚れるのも無理ないですね)
特にダン子先生が大活躍する第12話「ダン子先生の恋愛旅行」、第32話「必殺!裏町の玉三郎」は涙無しでは観れません!(笑いの涙ですよw)
総集編にゲット・ディメンジョン!
総集編いえば、1クール分あたりをダイジェストで振り返るものであり、観ている側からするとあまり面白い回ではなかったりします
しかし、本作の総集編へのアプローチがすごく良くできているのです
ただのダイジェストとして終わらせず、一つのエピソードとして成立させています
『アルベガス』は全45話中、3話が総集編にあたります
以下が、総集編エピソードです
第13話「アルベガス大百科」
第25話「アルベガス大放送」
第39話「アルベガス大集合」
各エピソードの魅力を、ひとつずつ紹介していきたいと思います
第13話「アルベガス大百科」
アルベガスのことが詳しく書かれている「アルベガス大百科」というものが発売され、書かれている記事を元に大作らが振り返り、回想へと入っていきます
"こんなことがあった"と振り返っていきますが、各キャラの失態について少し揉めたりするのも特徴的な総集編です
第25話「アルベガス大放送」
テレビ番組に出演するアルベガスチームのメンバー(大作、哲也、ほたる)
質問コーナーで、子どもからの質問を真摯に答える形で各エピソードを振り返ります
番組形式にすることで総集編でありながらも、生放送風に番組が進行しているので疾走感ある総集編となっています
第39話「アルベガス大集合」
水木教授の誕生記念パーティーに集まるアルベガスチームと五郎
五郎がほたるをアルベガスチームから外すしてほしいと、ほたるの父である水木教授に嘆願する
作品も佳境に入り、攻撃性を増してくるデリンジャーと戦う危険性について振り返ります
五郎のほたるを愛する気持ち、娘のほたるを戦いの場に送り出す水木教授の心情が深く分かる回になっています
3つの総集編に共通しているのが"キャラクターがその時の心境を振り返っている"ということです
心境を振り返ることで、キャラクターの成長も伺うことができます
本作を観られる際は、アイデアに溢れる総集編に是非注目して観てください!
『アルベガス』の基本的なストーリーの流れは、敵であるデリンジャーが人間の姿に化け、人間の弱みにつけ込むというものです
例えば、死んだはずの母親に成りすまして近づいたり、未練ある別れ方をした恋人に成りすましたりします
…人間とは不完全で弱い生き物です…
強い力や面影に惹かれるのが人間であり、そういった自分の弱さと戦い、打ち勝つことでより成長することができるというのが、本作が伝えたい最大のポイントではないでしょうか
またデリンジャーの中にも地球を愛するものいて、そこで生まれる愛も本作の大きな魅力です
東映動画の80年代ロボットアニメは『アルベガス』以外にも、『宇宙大帝ゴッドシグマ(1980)』『ビデオ戦士レザリオン(1984)』があります
今、名前をあげた2作品と『光速電神アルベガス』は、Amazonプライム・ビデオのチャンネル内の『マイ・ヒーロー』チャンネルから定額配信されていますので、是非登録して観てください!
また、同じ東映動画のロボットアニメ『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ(1982)』が現在、バンダイスピリッツの公式Youtubeチャンネルにて順次全話配信されています
『ダイラガーⅩⅤ』は権利上の関係で国内DVD化もされておらず、中々観れる機会の少ない作品です
また15機のメカが合体するロボットアニメもそうないので、是非お見逃しなく!(おそらく期間限定で、いつ無くなるかわかりませんのでお早めに)
80年代のロボットアニメはサンライズ作品を抑えていれば充分じゃないかと思っていました
しかし、この『光速電神アルベガス』を観て、まだまだ知らなければならない作品があると、自分の未熟さを知りました
そして80年代アニメの奥深さを痛感したのです
放送当時『アルベガス』は【三体合体六変化】という、今までになかった新しいコンセプトで挑んだ意欲作であったのかもしれません
しかし、それはあくまでも放送当時の話です…
時代が過ぎ、動画配信される時代になった今、作品を新しい観点から観ることができると思います
そこから何か学ぶのも、80年代アニメを今の時代に観る意味ではないでしょうか…
熱い戦いあり、ドタバタお笑いあり、親と子の愛あり、恋の駆け引きあり…
なんでもござれの『アルベガス』、みんなで一緒にゲット・ディメンジョン!しましょう
(次は『ビデオ戦士レザリオン』を観ようかな♪)
前回の【名作プレイバック】↓
次回の【名作プレイバック】↓
【福岡とは違うのだよ❗️】ここが変わった『富野由悠季の世界』🔷【神戸会場レポート】
10月12日(土)に開催初日を迎えた『富野由悠季の世界』神戸会場…
開催初日は台風19号の接近ということもあり、波乱の幕開けとなりました(私は交通網の規制を理由に初日を断念しました)
そして開催初日は富野由悠季監督も来館され、展覧会に訪れていた方と握手などの交流をされたそうです
はっきり言って初日に行かなかったことを後悔しております…
そんなことがあり、その次の日の10月13日(日)の朝一番にやってきました
会場入り口前には【1stガンダム・イデオン・∀ガンダム・Gのレコンギスタ】が描かれた福岡会場にはなかった立体物もありました
さらにロビーには富野監督の姿が描かれた巨大タペストリーがお出迎えしてくれます(ファン歓喜!)
なぜか"ジーク・ジオン"と叫びたくなります(笑)
初日の台風の影響もあり、会場のチケット売り場に長蛇の列ができており、展覧会受付前でも長い列ができておりました
会場内には家族連れの方や外国人の方など、幅広い層の方が観覧されていて、富野ファンとしてすごく嬉しくなりましたね
そして自分も来場し、展示品を見ようとした矢先…
まさかまさかの富野監督、来館!!
昨日来ていたので、まさか今日もいらっしゃるとは思いませんでした!
いや〜朝一番に行ってよかったです!
(富野監督がどういう所を見て回られたか気になる方は、私のツイートを漁ってみてください)
開館から閉館までいて、とりあえず全体的に観るのとができましたがまだまだ時間が足りません!
福岡会場にも足を運んだ私ですが、それでも尚足りなかったです!
閉館ギリギリまでいてようやく見終わりました😅(しかしまだまだ見たい!)
— SATAトミオ@劇場版Gレコ強化月間 (@YTOSzjxpdHOjt9g) 2019年10月13日
富野監督に遭遇するサプライズもあり、最高の経験をさせていただきました✨
詳しくはまたブログで書かせていただきます❗️#富野由悠季の世界 pic.twitter.com/eLbSIiCjOT
自分は関西在住であと何回か行く予定をしていますが、一回限りの方は作戦を練ってから観覧することをお勧めします
(福岡会場のレポートから、福岡会場作品配置マップ図や展覧会のオススメの周り方を紹介しています。是非そちらも参考にしてください)
以前のブログ記事でも明言したように今回も作品配置マップ図を(勝手に)描かせていただきました
神戸会場の作品配置マップ図がこちらです!
こっ、これが神戸会場…圧倒的じゃないか!!
福岡会場に行かれた方は、このマップ図を見ていただければ分かると思いますが…
はっきり言って、まるで違います!!
全体的な作品の並びは変わりないのですが展示物の配置・エリアの空間など、一つ一つの要因が重なり、違う世界観を作り上げているように思います
実際に福岡会場で見たはずの展示物も〔あれ、前の会場にもあった…よな?〕という感覚が常にありました
神戸会場・福岡会場徹底比較!
では具体的にどこが変わったのか、福岡会場から神戸会場で変わった部分を書いていきたいと思います
・音声ガイドがヘッドホン式からイヤホン式へ
『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するベルリ(cv.石井マーク)とアイーダ(cv.嶋村侑)の2人が展覧会を回るという設定で、展覧会のさらに濃い情報を提供してくれる音声ガイド(富野監督監修のセリフ回しが最高にYESです!)
福岡会場ではヘッドホン式が使用され、映像を観るときに音声が聞き取りづらく、外すかズラすという方法で回られていたと思います
神戸会場からイヤホン式を採用されたことにより、音声ガイドを片耳で聞きながら映像を楽しめます
・大型スクリーン(モニター)と椅子導入
福岡会場でも話題になった膨大な映像作品の数(トータル2時間ぐらい)
福岡会場ではイデオンエリアにしか大型スクリーンと椅子が配置されていなかったと思います
神戸会場では様々な場所に大型スクリーンが配置されており、椅子が用意されているのでゆっくりと作品に集中して観ることができる(ライフ回復ポイントとしても有効的!)
・『海に陽に』エリアの変更
私の中で福岡会場・ベスト1エリアであった複数のプロジェクターから富野作品の映像を四方に飛ばして作り出される(通称:『海に陽に』エリア)が展覧会場内から受付より前の階段スペースで展開されています
以前にも『∀ガンダム』の黒歴史を観ているようだとツイートしましたが、階段スペースで展開されていることで神殿ような雰囲気を醸し出し、さらに神々しさが増したように思います
さらに本エリアが展覧会場外に配置されたことにより、展覧会を見終わった後にも訪れることができます(見終わった後に訪れると感慨深い感じがしました)
・特設グッズ売り場が展覧会出口に
福岡会場では展覧会入口前にありましたが、神戸会場では展覧会を見終えた後(出口)に変更されていました
つまり観覧チケットがなければグッズ購入はできません(図録のみは一階ミュージアムルームで購入可能)
グッズ購入を検討される方は、お財布(お金)をコインロッカーに入れず、観覧しましょう!(貴重品はご自身で管理ですね)
また神戸会場より新発売された、『富野由悠季の世界』オリジナルグッズもあります
神戸会場から発売されたパンフレットには、富野監督のインタビューや音声ガイドの内容を文字起こしがされているページなど、図録にない情報が満載です!(神戸会場から新発売されたグッズ情報も載ってます)
あと、【富野監督応援うちわ】という正気の沙汰とは思えないグッズもあります(もちろん、買いました♪)
ポストカードも新たに5種類(ライディーン・劇場版ガンダム・Zガンダム・∀ガンダム2種)が追加されています
他にも"展覧会場内、随所に公式図録が置いていた"り、"中間地点に大きめの休憩ポイントが配置されていた"りと、あげればキリがないですが、福岡会場で感じた不満点などは全体的にアップデートされていました
そういった点が、富野監督も仰られていた"福岡会場と神戸会場ではまるで違う"と感じる要因ではないかと思います
神戸会場開催中は会場周辺の映画館で富野作品のリレー上映が行われています
『イデオン接触篇/発動篇』や『ザブングルグラフィティ』といった滅多に劇場で観れない作品も上映されていますので、合わせてチェックしてください!
10月27日(日)には劇場版『ガンダム GのレコンギスタⅠ』の関西最速試写会や11月2日(土)には富野監督が質問に答えてくれるトークイベントも開催されます(応募締め切り済み)
自分はGレコの試写会に当選しましたので、感想をブログに書く予定をしています
🎉\ヤ ッ ホ ーーーゥ/🎉#Gレコ#富野由悠季#富野由悠季の世界 pic.twitter.com/ZzRhWYA181
— SATAトミオ@劇場版Gレコ強化月間 (@YTOSzjxpdHOjt9g) 2019年10月1日
どうぞ、ご期待ください!
福岡会場に行った人こそ…!
福岡会場と神戸会場を比較しましたが決してどちらがいいと言うわけでもありません
福岡会場で個人的によかったと感じた所が変わってしまった部分もあります
それは、その美術館を任されている学芸員さんの個性の差でもあり、他の会場に行く醍醐味でもあると思います
だからこそ、福岡会場に行かれた方にも是非見ていただきたい神戸会場です!
まだまだ始まったばかりの『富野由悠季の世界』神戸会場…
お近くの方は是非何度でもご来場ください!
高校生以下は無料ですから!!(公式さまも、この事をもっと推していきましょう!)
「富野由悠季の世界」神戸会場
会期 2019年10月12日(土)〜12月22日(日)
会場 兵庫県立美術館
〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
「富野由悠季の世界」神戸会場特設サイト
「富野由悠季の世界」公式サイト→https://www.tomino-exhibition.com/index.html
「兵庫県立美術館」公式サイト
20代の自分が、80年代アニメを語るワケ…
最近、『富野由悠季の世界』神戸会場のことばかり考えてるSATAトミオです
2019年10月14日で当ブログ『80年代アニメを知りたい!伝えたい!』は開設一周年を迎えました(本格的にブログを始めたのは4月からですけど)
これも見てくれる方々がいてくれるおかげです
本当にありがとうございます!
シティポップ(City pop)と80's Anime(アニメ) の関係を書いた記事や『富野由悠季の世界』福岡会場のレポート記事など、たくさんの方に見ていただいて、感謝です!
初めはただ何となく始めたブログだったのですが、今は自分のライフワークの一部となっています
ブログを始めたことによりツイッターを本格化に活用するようになり、様々な方と交流できて本当に嬉しいです♪
ツイッター上でも自分を【生まれる時代を間違えた20代】といい、いつも80年代アニメついて書いてますが"こいつ20代くせに、なんで80年代アニメにこだわるだ?"と思われている方も居るのではないでしょうか?
今まで自分でも深く話したことなかったですからね
ちょうどいい機会なので今回は【なぜ20代である私が80年代アニメについてブログを書き、ここまで語るのか】を話させていただきます
80年代アニメにハマるきっかけ
自分は今年の9月で25歳になった、いわゆる80年代の空気を知らない人です
幼稚園児の時に観ていたアニメはデジモンですし、小学生の頃に一番遊んだゲーム機はPS2やゲームボーイアドンバンス、小学校高学年の頃に流行ったドラマは「女王の教室」…
そういう時代を見てきた世代です(まあまあオッサンですね)
自分が80年代アニメを観るきっかけになったのは、やはりガンダムの存在が大きかったです
始めは中学ニ年生の時にPS2の「機動戦士ZガンダムエゥーゴVSティターズ」をプレイし、ケーブルテレビで放送されていた『Zガンダム』の終盤(たしか#40〈湖畔〉)を観たことでした
そして次に放送された『機動戦士ガンダムZZ』にハマり、それから昔のアニメを意識し始めました
その後ガンダムシリーズを観て、やがて80年代サンライズアニメを観るようになり、80年代カルチャーへの興味を深めていきました
若い人は古いアニメを観ない?
20歳を超えたあたりから80年代アニメ系のイベントなどに参加するようになりました
そこで思ったのが自分と【同じ世代の人が、いない】ということです
よくよく考えたら当たり前ですよね
今から30年以上も前の作品ですから
ただイベントに参加するたびに、自分たちの物(あえてこう言います)ではないことを痛感させられます
それと同時に【なぜ、同世代がいない】のかということも考えるようになりました
自分が高校生の時にアニメ好きの友達に勧めても「最新のアニメじゃない、古い絵は嫌だ」と全く見てもらえなかった経験があります
それは80年代アニメ=古い・自分たちの物でないという感覚が今の若い人達にあるからではと思います
はっきり言って興味がないのでしょう
観てもらう為にはそれ以外の魅力を伝えなければならない…
ならば同世代に観てもらえる為に何ができるのかということを考えた結果が当ブログの開設です
その為、当ブログ又はツイッターでのツイートは基本的には同世代・それよりも下の世代を意識して書いています
自分が同世代らを意識して書いている理由は、もう一つあります
それは【20年後、30年後を意識している】からです
自分(25歳)が20年・30年後に、今の80年代アニメをリアルタイムで観ていた方と同じぐらいの年齢になった時(55歳ぐらい)に、果たして80年代アニメが今と同じ熱量で語られているかということです
また80年代アニメに関するイベントや展覧会が開催されているでしょうか
最近、80年代アニメ系の展覧会やイベント上映などが全国各地で頻繁に行われてきているのは、リアルタイムに観ていた子どもが育ち、企画を立てれる権限を持てるようになったからと言われています
そこには当然需要があり、利益になると思われているからこそ行われるわけですね
しかしそれが30年後だとどうでしょう
30年後でも需要があり、利益に繋がるでしょうか
動画配信サービスもそうです
30年後に動画配信サービスが残っているとは思えませんが、需要がない作品は配信されることはありません
だからこそ滅多に配信されていない作品を紹介する【見放題サービス⭐️】激レア80年代アニメさんを連れてきた。【2019.秋号】という記事も書きました
需要を生み出すにも新たな支持層(若い世代)に80年代アニメの魅力を伝えていなければならないと感じています
その為に私はこのブログを開設しました
こんな話をすると【変な責任感や使命感】を持ってやっているように思われかもしれません
しかし、これはただ純粋に自分が好きでしていることです(若者代表として語っているつもりもありません)
好きな若者が増えれば配信やイベント関係がさらに盛り上がるわけですから
それにブログに書くにあたり自分で情報を集めたりすることで、知らなかった事や間違えに気付けたりするので結構プラスになってます
正直なところ、80年代アニメを愛する同年代の方が増え、共通の話題で交流できたらと思っているだけです
またリアルタイムに80年代アニメを体験された方とも交流させていただきたいです
80年代を体験してないからこそ書けるモノ…
今後とも80年代アニメについて、あれこれと語っていきたいと思っています
しかし自分はあくまで20代の若造…
いくら何を語ろうとも、自分は80年代の空気を吸えなかった人間です
それに80年代アニメを特別詳しいわけでなく、知識と呼べるものも持ち合わせていません
そんな自分が"80年代アニメを我が物顔で語る?"など、できるわけがありません
自分も80年代に生きた人たちと同じ視点の記事が書けるとは思っていません
しかし当時を経験していない自分だからこそ書ける記事もあると感じています
またそういった記事を書いていくのが今後の目標ですね(技術が見合っていないですが…)
その為にもより多くのことを今後も知り、またそれを次世代に伝える…
まさに『80年代アニメを知りたい!伝えたい!』というブログ名に偽りない活動ができたらと思います
これからも80年代アニメを愛する方々に有益になる情報や若造ならではの新たな視点を随時発信していけたら思います
長くなりましたが今後とも、どうぞよろしくお願いします!