シティーハンターと塚口サンサン劇場から学ぶ 🔷ファンの熱い思いが映画を作る🔷 - 80年代アニメを知りたい! 伝えたい!で書いたようにファンの熱い思いが作品を作り上げることを学び、作品に多くの力を与えること知りました
今回『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』がなぜ今の時代にヒットし、今なおロングランが続いているのか…
それを解明追求する、名付けて
『シティーハンター成功論』を語っていこうと思います
そして研究の結果から第2のシティーハンター旋風を巻き起こせる作品を発表したいと思います
かっこつけてみましたがただ良かった点を挙げていくだけなのであんまり深く考えないでください
ポイント① 女性ファン
最新作がヒットしたのは間違いなく女性ファンの後押しがあったからでしょう
青春時代の憧れや獠に恋したファンの方たちが今回の最新作を観て、覚醒したのが大きいと思います
そして女性の方は男性よりも共感性を大切にしてると思います
熱狂した思いを友達などと共有し、その友達も劇場に足を運ぶ流れになっていると考えられます
口コミってやつですね
シティーハンターをきっかけにツイッターなどのSNSを始めたという女性ファンが多いと感じる背景にはやはり共感性があるのではないでしょうか
ポイント② 若者への認知度
若い人とってシティーハンターというのは名前は知っているけどどんな話なのかわからないというのが一般的な反応だと思います
ゲームなどにゲスト参戦していて獠のことは知っているけど自分たちの親世代が観ていたものという認識
というのも数年前までの自分がそうでした
ここで大きなポイントなのが全く知らないわけじゃないということ
ポイント①で語ったように女性ファンのSNS上での口コミ、両親がシティーハンター世代など
なんとなく知ってる…けど深くは知らない
そして映画の評価が良いとなると"じゃあ観に行ってみる?"という話しになり若者を取り入れることができたと思います
あと若者は作品内で登場する伝言板の存在を知らない世代です
しかしそれを逆手にとった演出や最新テクノロジーを入れることにより若者に支持されたのではないでしょうか
ポイント③ 変わらない声優
劇中内でも語られている"変わらないでいたい"という思いにはキャスティングにもあると思います
当時テレビ放送を観ていたファンの方からして獠の声は神谷明さんでないといけないもの、他の人など考えられない!
そういう思いがあったはずです
その他のキャストにも香や海坊主、変わらないことへの安心感はあるはずです
しかしお年的にも当時の声が出せないとインタビューで語る神谷さんの姿などもありましたがファンはオリジナルキャストであることに意味を感じ、それがヒットの要因の一つになったと思います
あと神谷さんのツイッターなどでの神対応や積極的なアピールも作品にプラスのイメージと動員に影響を与えているはずです
ポイント④ 長年新作がなかった
シティーハンターは1999年のテレビスペシャル以降、プライベートアイズが公開されるまで新作がありませんでした
ファンは新作を待ち続けていてようやくの新作、それが劇場公開…行くでしょ、そりゃ
毎年新作が出る作品と違い、もしかしたら今回が最後かも…という思いが動員に拍車をかけたと思います
そういった反動が大きなバネになったでしょう
ポイント⑤ 音楽の力
今回の映画において一番のセールスポイントといったらやはりTM NETWORKの『Get Wild』でしょ
制作決定を知らせる一番最初の特報で本曲が使用され、宣伝に貢献しました
Get Wildはシティーハンターを象徴する曲でありますし、この曲がEDに流れるからという理由で観に行った人もいるのではないでしょうか
実は自分がそうで"映画のクオリティはどうでもいい、EDのGet Wildをカッコよく決めてくれたら満足"と思いながら観に行きました
その他にも「Angel Night〜天使のいる場所〜」や「STILL LOVE HER(失われた風景)」など歴代のOPEDが劇中内で使われ、モッコリ上映などの応援上映で熱唱されています
上映後に一番初めに感じたのが音楽のパワーってスゲェ‼︎ってことでした
ここまでポイントを語ってきて全体的に言えることなんですが"変わらない"というのが最新作『新宿プライベート・アイズ』が成功した最も重要なポイントだと思います
獠や香が昔と変わらず活躍している姿に当時観ていたファンは忘れていた何かを感じ、初めて触れた人は今の時代にない格好良さを感じたのではないでしょうか
ここまでは他のブログでも書かれていることだと思います
ですが問題はその次です…
シティーハンターの成功により80年代アニメの良さが伝わった今、おそらく他の作品も映画化されるはず
そしてどの作品が映画化し、ヒットすると思われるのか…
それはズバリ
『うる星やつら』です‼️
テレビアニメは1981年から1986年で全218話、劇場作品は6作品
《新作》
今でも絶大的な人気を誇る本作ですが2008年製作のOVA「うる星やつらザ・障害物水泳大会」以降新作がなく、それを除けば1991年公開の映画「うる星やつらいつだってマイ・ダーリン」となります
OVAからだと11年、劇場作品からだと28年製作されていないことになります
全く製作されていないということもないですがそれでもファンにとっては新たな作品は観たいというものです
《声優》
キャストですが諸星あたる役は古川登志夫さん、ラムちゃん役は平野文さん、テンちゃん役は杉山佳寿子さん、三宅しのぶ役は島津冴子さん、メガネ役は千葉繁さんなど今でも健在な方々がいます!
その声は今でもしっかりと維持されています
6月に稼働される新作のパチスロ機の紹介PVからもわかります
パチスロでは面堂終太郎役が子安武人さんですが当時と"変わらない"という意味で映画化される時には神谷明さんに演じていただきたいですね
チェリー役の永井一郎さんなどすでにお亡くなりになられている声優さんもいますがそれでもやる意味がある作品だと思います
人に与えられた時間は有益であり、だからこそ当時の香りが残っている今、やらなければならないのです
《音楽》
そして音楽はうる星やつらには「ラムのラブソング」をはじめ、作品を彩った思い出深いOPEDがあります
当時と”変わらない”楽曲が劇中に流れるだけでテンション上がること間違えなし!
《女性ファンと若者》
うる星やつらはもちろん高橋留美子作品には女性ファンが数多くいると感じます
それは最近、全国各地で行われている「うる星やつらカフェ」からも伺えることだと思います
若者にもファッションブランドとのコラボや他の高橋留美子作品経由などで名前は知られていますのでシティーハンター同様、公開されれば化ける可能性はあります
獠のように女性に目がないあたるや香のようにお仕置きするラムなど「シティーハンター」と「うる星やつら」、どことなく似てる雰囲気があるような気がします
うる星やつらを今の時代ならではの描き方で観たいと思いませんか?
さらに「新宿プライベート・アイズ」に同じ作者・北条司先生の作品である『キャッツ・アイ』が友情出演したように「うる星やつら」と同じ作者・高橋留美子先生の作品である「犬夜叉」や「らんま1/2」などのキャラが友情出演したら盛り上がりそうですね
あたるとラムちゃんの二人の関係をニヤニヤしながら映画館で観たい!
そしたら過去の劇場作品が脚光を浴びて、塚口サンサン劇場さんなどが上映してくれるかもしれません
成功論などと大げさに言いましたが結局のところ「うる星やつら」の新作を劇場で観たいだけだったりします
でもこれだけは言えます
公開されれば大ヒット間違いなし‼️
うる星やつらの新作を待ち続けるファンがいる限りこれは絶対であります
そしてあの頃と"変わらない"うる星やつらが劇場で流れることを待ち続けています