80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

【監督のハグあり⁉️】『富野由悠季の世界』内覧会&2ショット撮影📸レポート

富野由悠季の世界』島根会場が1月11日(土)、遂に開催されました

神戸会場が終わってから一カ月も経たずの開催だったのであまり寂しさは無かったかのように思えます


そして私は内覧会&開幕イベントに繰上げ当選ではありますが見事当選し、島根会場の内覧会にお邪魔してきました

 

私が最も尊敬の念を抱くお方"富野由悠季監督"にお会いできて大変光栄であり、今でも鳥肌が立っております


今回のブログ記事は『富野由悠季の世界』島根会場 内覧会(1/10)レポート及び富野監督との記念撮影(1/11)についてを書いていきます

 



イベントへの参加条件が羽田〜萩・石見区間の飛行機を往復路使用することであり、関西在住の私は…【大阪→東京→島根→東京→大阪】という壮絶な3泊3日のおバカ旅プランで参加してきました(マジで自分でもバカなことをしていると思います)

これも富野監督への愛だと笑ってくださいw

そんなおバカ旅の記録は #島根をたずねて三千里 というハッシュタグでツイートしておりますので良ければ見てください(Twitterもフォローしてね♪)

twitter.com

 

というわけでレポート記事は萩・石見空港に到着したところからスタートします

 

1月10日(金) 開会式&内覧会

空港に着くなり『富野由悠季の世界』展のスタッフに迎えられ、専用バスで島根県立石見美術館(グラントワ)に移動しました

バスでの移動は希望者のみで、当選者20人中15人ぐらいが専用バスを利用していました

グラントワ到着後、スタッフの誘導で美術館のバックヤードにある部屋へ通されます

そして希望者のみ、グラントワ内にあるレストラン「レストランポニィ」で昼食を取ります

こちらのレストランは羽田〜萩・石見区間の飛行機を利用したプランの特典として配られる1000円分の「石見の神楽めし」クーポンが利用できて、【日本海式海鮮どんぶり 1,360円(税抜)1,495円(税込)】がいただけます

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鯛・マグロ・サーモン・タコらの刺身を彩りよく並べられたスペシャルな丼飯でした

昼食後、参加者受付を済ませて【内覧会ツアーのしおり・内覧会ツアーの首掛けパス・『富野由悠季の世界』島根会場のチラシ一式・飛行機利用で頂けるオリジナルコースターAセット・萩・石見ぶらり手形クーポン】などをいただきます

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そして前日から島根旅をされていた方々も合流し、内覧会ツアー当選者20名は開会式・内覧会参加への注意事項のレクチャーを受けます

今回の羽田〜萩・石見空港区間を往復路利用する内覧会ツアーの応募総数は108名!…当選定員が20名なので、およそ5倍の確率です!

さらに自分は当選者の方が辞退され、再抽選の結果で選ばれた繰上げ当選した人間…

 

めっちゃラッキーじゃんか‼︎(今更)

 

もちろんどれほど幸運なことかも分かってはいたつもりですが、改めて自分が多くの人の想いを背負ってこの場にいるのだと身が引き締まる思いになりました

レクチャーを受けた後は少しの休憩を挟み、開会式会場へ移動しました

開会式では120名前後の席が用意され、我々内覧会ツアー当選者20名は、なんと!最前列2列を用意していただいておりました

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関係者の方々よりも前の高待遇に鳥肌が立ちました

開会式が始まり、島根県益田市山本浩章市長の挨拶→島根県立石見美術館澄川喜一館長の挨拶(東京スカイツリーの設計監修をしたすごいお方)と続き、富野由悠季監督の登場です

 

富野監督の挨拶が終わり、来賓の紹介へ

富野由悠季監督→山本浩章市長と紹介され、島根県在住で数多くの富野作品にも参加されているメカデザイナー山根公利さん、『ガンダムUC』『Gのレコンギスタ』のプロデューサーである小形尚弘執行役員、【この世界を風景のーDive】(命名:海に陽にエリア)を制作した映像作家・八嶋有司さんらが参列しておりました

その後は主催者の紹介・巡回会場学芸員の紹介と進み、島根会場担当・川西由里学芸員の挨拶がありました

挨拶の後は、富野監督を含む来賓・主催者によるテープカットが行われ、開会式は終了しました

学生時代以来ぐらいのカッチリとした式だったこともあり、何をするわけでもないのに緊張してしまいました

 

そして内覧会か始まり、川西由里学芸員富野由悠季監督による生解説を少し(ガンダムエリアぐらいまで)聞くことができました

内覧会観覧時は、関係者同士が挨拶をしたり報道陣が解説する富野監督を撮影したりと、一般公開されている時には感じられない展覧会の空気を感じることができて貴重な経験になりました(富野監督がテレビの取材を受けてる様子も後ろから見てました)

約1時間半ほどで内覧会は終了し、ロビーに集合した内覧会ツアー当選者はバックヤードへと戻り、翌日(1/11)に行われる富野監督の記念撮影へについてのレクチャーを受けます

そこで富野監督との記念撮影の持ち時間が一人3分もある事を聞き、雷に打たれるほどの衝撃を受けます


いくら自分が富野監督と話す『心』の準備💚というブログ記事を書いて準備してきたらといっても3分間なんて想定外でした

機動戦士ガンダム』に登場するコンスコン部隊の12機のリック・ドムですら3分持たなかったのに…アムロの乗るガンダム以上に巨大な存在である富野監督に3分持つ訳がない

レクチャー終了は自由解散となり、美術館内と館外周辺を調査して宿泊先のホテルへと行きました

ホテルに着くなり、すぐに富野監督と話すべきことをメモにまとめ始めました

ブログ記事内にも書いたように80年代アニメが好きな自分のことを話すのと、ブログで同年代の若い人にも80年代アニメを見てもらえるように活動していることなど10個以上の話題を1時間半〜2時間かけて考えたのです

80sanime.hatenablog.com


そして翌日(1/11)。。

 

1月11日(土) 島根会場・開幕&富野監督との記念撮影

緊張からあまり寝付けないかと思っていたのですが、旅疲れの為かめちゃくちゃぐっすり寝ることができました

ぐっすり眠れたとはいえ、頭の片隅(というか全部)には富野監督との記念撮影の事でいっぱいです

いくらメモを書いて準備したとはいえ、面と向かってまともに話せる訳がないので、お酒様のお力を借りて富野監督の待つグラントワへ向かいました

 


 

富野監督との記念撮影は午前中(10:30〜)におこなわれ、当選者番号の1番の方から順番に行われていきます

1番〜12番の方と13番〜20番の方で部屋が別れ、後半グループである自分は昨日書いたメモの復習をするわけです

後半グループの参加者が全員集合した部屋にグラントワのスタッフの方とサンライズのスタッフの方が来られ、最終確認をされていかれました

待ち時間の間に、他の参加者の皆様ともお話しすることができました(ちょっとだけ書かせていただきます)

 

飛行機での参加が必須であるツアーの為、関東方面(特に神奈川)から来られている方が多く、中には北海道…自分と同じ関西圏・京都からも来られている方もいました

富野監督のサインが頂けて記念撮影まで撮っていただける…自分が一番過酷な旅をしているとは思っていませんでしたがお話しを聞かせていただき、そこまでして参加したいと思わせる富野監督の凄さ・ファンの熱意に心打たれました

皆さん他の会場にも足を運ばれる富野ファンの方々で、富野監督イベントについてもすごく詳しくて、話が弾んで楽しかったです(今までそういう経験がなかったので尚更)

富野監督との記念撮影イベントが始まって10分後ぐらい、富野談義に花咲かす後半グループの元にグラントワのスタッフの方が〈予定よりも進行が早く進んでいる〉と報告に来てくれたのです

そうです、皆さん持ち時間の3分を使い切れることなく進行していっているのです

今考えてみれば、3分なんて膨大な時間…使い切れる訳がないのです(富野監督を目の前にして)

そんなこともあり、想定したよりも15分早く呼ばれて撮影スペースへ移動(ここから【富野監督との記念撮影】編です)

富野監督との2ショット記念撮影

待合室では撮影の様子が見えていて、美術館スタッフ・サンライズのスタッフの方など、沢山の関係者が見守る中で撮影が行われていました

 

そして自分の出番直前に「富野ワールド」が炸裂…(これ以上は語りません、察してください)

 考えていたことは当然吹っ飛び、そうなることも予測して用意していたメモを出して話せる雰囲気も消え、ついに自分の番に…

頭の中は真っ白、ただ進行の方に従うままに富野監督の元へ

サインされた瓦を受け取り、相当緊張してぐちゃぐちゃになっていた自分の顔を察してくださり、富野監督は優しく微笑み自分の手を握り温かいハグで包んで下さいました

この時、どれほど救われたか…


その後の記念撮影でもずっと手を握っていただき、富野監督の懐を深さに浸からせていただきました(富野監督の手はめちゃくちゃ暖かかったです)

想定したことと全く違う光景に只々混乱し、目の前にいる富野監督に何か言わないと振り絞って言えたのが〔頑張ってください…〕という一言でした

監督はニッコリ笑ってくださり、そんな事しか言えなかった自分が急に恥ずかしくなり、逃げるように立ち去りました

これが自分の中でのメインイベント【富野監督との記念撮影】の全容でありました

 

自分は富野監督のことが好きで、ここ数年ではありますが追っかけてずっと見てきたつもりです

普段は滅多にしない男の人へのハグ…これがどのような意味を持つのかも理解しているつもりです

だからこそ言葉は要らず、それだけで充分なわけです

考えていたことを何一つ伝えられませんでしたが何の後悔もありません

逆に伝えれるチャンスをもう一度と掴んでやろうと燃えております

 

ちなみに今回頂いた富野監督直筆のサイン瓦と記念写真のUPはNGということなので、載せておりません

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(参考:これと同じデザインの瓦にサインが入っているものをいただきました)


 
記念撮影イベントが終わり次第、各自自由行動となり、13時まで展覧会を楽しみます

13時なると14時から始まる開幕記念イベント「元気のGはグラントワのG!富野由悠季×山根公利、島根で語る」の開場の為に集合します

ここでも内覧会ツアー当選者は、名札番号1〜20番がそのまま入場順となり、一番先に入ることができました

何からなにまで至れり尽くせりで、内覧会ツアー当選の旨みを存分に感じたのでした

一番先に入れたので当然ながら最前列付近を確保でき、開幕記念イベント参加者400人を収容するまでの長い時間を待つことになります

同じ内覧会ツアーに参加されている方が私の隣に座られ、そこでも熱い富野トークをさせていただきました(紳士的なお方で、楽しいお話しをありがとうございました)

暑い富野トークをしていると14時になり、いざ開幕記念イベントが始まると最前列ゾーンの中央に座っていた自分の視線のど真ん中には富野監督がのお席が!

常に視線の真ん中に富野監督が座られていたので、もう大満足!

濃厚な1時半を過ごさせていただきました

開幕記念イベントが終了後は各自で富野監督との記念写真を内覧会ツアーの首掛けパスと引き換えに渡して解散となりました

 



これにて今回の【内覧会&富野監督との記念撮影】ツアーは全行程終了となります…

  

数日が経ち、改めて富野監督と自分が写った写真を見返しても現実味がなく、夢を見ていたのではという錯覚が残っています

その旅の事をTwitterでツイートするたびに、「羨ましい」や「凄いね」というお言葉をたくさんいただきました


そうです!、これはとても「羨ましい」し「凄い」事なのです!!

当選したということは落選した人もいるし、日程・交通的にも行くことができなかった人もたくさんいる訳です

そういった多くの【憧れ】の上にいるのだと、改めて感じました

だからこそ全力で挑み、楽しんできたつもりです

少しでも内覧会ツアーの雰囲気を味わっていただけたらと、このレポート記事を書かせていただきました

(自分が当選したのは、そういった使命的な意味もあるのではと感じております)


今後も別会場で同じような内覧会ツアーが開催されるかは分かりません

しかし、もし開催されることがあるなら絶対に応募して参加すべきです!

富野監督と記念撮影できるという点もありますが、同じように全国から集まってきた富野愛に溢れるファンの皆様と交流することで自分を肯定的に捉えることができます

この内覧会ツアーで、自分の中にある富野愛を再確認することが出来ました

 



では最後に、今回の内覧会ツアーを企画・実行、又携わっていただいた全てのスタッフの方々にお礼申し上げます

同じく富野愛に溢れる素敵な参加者の皆様、富野トークができて最高に楽しかったです

そして今回の記念撮影イベントに快く承諾していただき、たくさんの愛と夢をくださった富野監督にありがとうございました!


この旅で得た経験や思いを最大限に活かせるように、今後も精進して参りたいと思います

どうぞ、よろしくお願いします

見てくれた君に、感謝の心を!

 


富野由悠季の世界』島根会場では2月.3月にも富野監督登壇のイベントがあります

また、島根会場を効率よく楽しめる情報も載せてあります

詳細はこちらから確認できます↓

80sanime.hatenablog.com 

 

富野由悠季の世界」島根会場

会期 2020年1月11日(土)〜3月23日(月)

《前期》1月11日(土)~2月17日(月) 《後期》2月19日(水)~3月23日(月)

会場 島根県立石見美術館
〒698-0022 島根県益田市有明町5-15

www.grandtoit.jp

  「富野由悠季の世界」公式サイト→https://www.tomino-exhibition.com/index.html

 

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 ㊙️ウラ話

内覧会ツアーが解散になった後は、残って翌日も展覧会を楽しむ人・島根観光をする人・夕方の便(飛行機)で東京に帰る人などに分かれていきます

参加条件が往復路の利用であり、東京行き(復路)のチケットがあるのならば、東京に帰って翌日観光してやろうと、自分は夕方の便を取りました

益田駅から萩・石見空港行きのバスに乗り、到着した後空港の食堂でカレーを食べていると富野監督を発見

二度見ならぬ何度見したから分かりませんが、富野監督と見たことのあるサンライズの関係者の方々が萩・石見空港に居られたのです

トークイベントに登壇されていた山根公利さんもお見送りに来られていて、自分には異次元の空間が広がっていました

まさか自分と富野監督が、同じ乗り物に乗る日が来ようとは夢にも思いませんでした

最後の最後まで『富野由悠季の世界』島根会場内覧会ツアーを堪能させていただきました

(富野監督はこの時のクワトロ大尉みたいな黒のロングコートを着ておられて、めちゃくちゃカッコ良かったとだけ報告させていただきます)

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-おわり-

富野監督と話す『心』の準備💚

いよいよ『富野由悠季の世界』島根会場が近づくにつれ、胸の高ぶりが抑えられないSATAトミオです

 

以前ブログ記事内で書いたように、自分は島根会場の内覧会参加の募集に応募し、繰り上げ当選しました

当選した時は、夢なのではないかと思いました

内覧会イベントの特典として富野監督との記念撮影があります

そして参加が決まってから身だしなみだけはしっかりとしていかないといけないなと思い、ヘアサロンを予約し、服装もジャケットなどを新調しました

 

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自分なりに準備していき、富野監督への思いを考えているうちに色んな感情がこみ上げてきて〔これは書いて残しておきたいな〕と思うようになりました

(会った瞬間に色々と考えてることが吹っ飛びそうなので…)

外面の準備はできましたが内面の準備…つまりは『心』の準備ができていません

富野監督へ思いを振り返ると、20代の自分がどのようにして80年代アニメへ導かれていったのかというのも見えてくるはずです

 

そこで今回は自分にとって【富野由悠季監督とは】ということを書いていきます

 

ガンダムZZ』から始まる80年代アニメへの道

まずは富野作品との出会いを書いていきたいと思います

出会いは中学2年生のときでした

ですので今から11年ぐらい前でしょうか(ファン歴が短くて恥ずかしい)

当時の自分は野球部に入っていて練習に明け暮れていました

小学生の頃もクラブチームに入ってて土日も練習に参加してアニメを殆ど観たことがない奴でした(なので00年代のアニメの知識は超浅いです)

そんな自分の富野作品との出会いはゲームでした

兄が友達から借りてきたゲームの中に「PS2機動戦士Zガンダム エウゥーゴVSティターンズ」というのがあり、そのゲームをただ楽しんでプレイしていたのが始まりです

そして当時『機動戦士Zガンダム』がケーブルテレビで放送されていて、ゲームの元ネタが気になったのが観るキッカケでしたね

といっても観始めたのが作品終盤(たしか「湖畔」)からだったので、よくわからないまま観ていたのを覚えています

Zガンダム』が終わり、その翌日から続編にあたる機動戦士ガンダムZZの放送が始まりました

なんとなく流れて観始めた『ガンダムZZ』でしたが、ここで私は覚醒しました

理不尽な大人の戦いに巻き込まれるジュドーたちの姿に、当時ジュドーと同い年だった自分を重ねて観ていました

昔のアニメがこんなに面白いのだと教えてくれたのは『ガンダムZZ』であり、富野作品でした

その為、今でも一番好きなガンダム作品といえば『ガンダムZZ』になります

この時は富野監督の存在も感じず、ただガンダム作品として観ていたと思います

 



そして私が富野監督を感じるようになったのは『ガンダムZZ』の放送が終わり、少し間が空き放送された『戦闘メカザブングルです

番宣CMでも富野監督のことに触れらていたように思いますし、お笑い芸人のコンビ名と同じ名前が使われていることに興味を持ったのもありますが、当時の自分は『ガンダムZZ』の影響から昔のアニメに飢えていたように思います

ザブングル』を観始め、三日間の掟、次第にわかるイノセントとシビリアンの格差…そしてシリアスな展開を忘れさせる程のハチャメチャな展開

何もかも夢中になって観ていました

そこでアニメ監督というポジションと80年代アニメの豊かさを意識し始めるようになりました

 


 

そこから『ダンバイン』 、『1stガンダム』 、『Zガンダム』と観ていき、高校生になると『∀ガンダム』、『Vガンダム』と富野ガンダムや他のガンダムシリーズを中心に観ていきました

 

そして自分が【富野由悠季】という人物そのものを好きになったきっかけが2014年に放送が開始したガンダム Gのレコンギスタであります(当時20歳の時ですね)

富野が新作アニメを手掛けられるのが劇場版Zガンダム以来(リングオブガンダムを除く)で、遂に富野監督の作品がリアルタイムで観れるのかとワクワクしたのを思い出します

そして特別先行上映の時に『Gレコ』に触れ、エンディングテーマの「Gの閃光」を始めて劇場で聴いたあの感覚は今でも忘れられません

 

『Gレコ』という作品を深く知ろうとする内に富野監督自身の魅力に気づかされました

周りに人を寄せつけない怖さというのがある感じがしていたのですが、実際にはとにかく真面目で仕事熱心が行き過ぎて怖く写るのだと分かったわけです

その上とてもお茶目で周りを常に気遣う姿勢を持った方だと解釈してます

今では富野監督の作品が好きなのか富野監督そのものが好きなのか分からなくなってきています(どっちも大好きなわけですけど)

 



そして『Gレコ』は大きな富野作品ロスとなり、『イデオン』『エルガイム』と富野監督作品をむさぼるように観て…更には富野監督がコンテマン時代の作品(母をたずねて三千里など)を漁るようになりました

現在、富野監督作品で視聴できていないのは『ライディーン』と『ラ・セーヌの星』ぐらいだと思います

 

チャンスを最大限に活かしきれなかった過去

初めて富野監督を生でお目にしたのは21歳の時でした

そこから数回お目にして富野監督の人柄というのを見て、好きになっていきました

ここで私が富野監督を生でお目にした記録を振り返ってみたいと思います

さぬき映画祭 2016/2/20

名古屋NHK講義 2016/9/11

宝塚×高橋良輔トークショー 2017/3/12

奈良逆シャア上映 2017/9/3


富野由悠季の世界 F91舞台挨拶 2019/10/11

富野由悠季の世界 神戸会場2日目来館2019/10/13

富野由悠季の世界 劇場版Gレコ関西最速試写会 2019/10/27

富野由悠季の世界 イデオン舞台挨拶 2019/11/1

 こうして見てみると自分で思っているほど富野監督を生で見ていなかったのだなと気付かされます(10回以上見ている気がしていました)

今思えばチャンスを最大限に活かすことのできなかった歴史でもあるなと感じます


それは初めて生でお目にした『さぬき映画祭』でのことです

『さぬき映画祭』ではガンダム三部作が劇場で上映され、富野監督が登壇されるということで香川に乗り込むしかないと思いで行ったのを思い出します

そこで運良ければサインもいただけるかなと期待しつつ、サインペンをカバンに入れて行きました


舞台挨拶が始まる寸前に、小さい子どもが持ってきたガンダム展の図録に快くサインする姿はめちゃくちゃ紳士だった富野監督(親が子どもに入れ知恵してサインをせがんだようにも見えましたけど…)


強面で近寄りがたいイメージのあった富野監督がすごくユーモアに溢れ愛すべきお方だと感じれた貴重な瞬間でした

(やはり富野監督の魅力は生でお目にしないとわからないですよね)


そして上映終了後に劇場ロビーに富野監督が出てこられて記念撮影をしていて〔今がチャンスだ〕とサインペンとさぬき映画館のパンフレットを持ちました

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        私が撮った写真です

周りファンもサインを欲しさに監督を囲い、サインください!のアピール合戦

アピール合戦の末、監督がこちらに気づいて自分のサインペンを持っていただきました

〔やった!〕と思った矢先、横にいた人にサインをしてその人にペンを返されたのです…

唖然とした顔でその人と顔を見合わせ、そっとペンを返されたのです

これが人生の中でベストテンぐらいに入る悲劇「富野監督直筆サイン貰いそびれた事件」の全貌であります

(ちなみにその時のペンとパンフレットがこちら↓)

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自分のペンでサインを貰った人がツイッターで自慢している様子を見て〔ク○やろめー!〕と心の中での叫んだのが今では懐かしい記憶です

 



その後も富野監督をお目にする機会があり、『富野由悠季の世界』神戸会場の開催2日目に会場でお目にした時には誰もいない空間で自分の後ろを通り過ぎたのにも関わらず声をかけることができませんでした…(この後めちゃくちゃ後悔しました)

富野監督に会って伝えたいこと

自分が富野監督…富野作品を推す理由は、未来を見ているということです

環境問題など我々が目を背けたくなるようなことに対しても真っ正面から向き合い、誰よりも未来を生きる子どもの為にと考えながらアニメーション作りに取り組む姿勢はすごくかっこいいです

そして20代の自分よりもパワフルな姿を見ていると〔負けられないな〕と奮い立たせてくれます

今、自分がブログなどで80年代アニメの為に愛を捧げてられるのも富野監督が居てくれたからであり、感謝しても足らないぐらいのものをいただきました

時には80年代アニメが好きになったことでつらい経験をしたこともありましたが…

(詳しくことはこちらに書いてあります)

80sanime.hatenablog.com

辛いことをものともしないで80年代アニメが好きでいられるのは、富野監督の存在があったからだと思います

 


 

富野監督と直接お会いして話すことができる…これは望んでも誰しもが叶うことのない巡り合わせだと感じています

現在25歳の私、四半世紀を生きてきた自分にとって今後の運命を左右するターニングポイントになる出会いになるのではないでしょうか…

つまりは、これは"イデの導き"です

たとえ接する時間が数秒…数十秒だったとしても、その思い出は十年…二十年と生き続けるはず

何を話そうかと内覧会イベントに参加が決まってからずーっと考えています(書いている今もまだ悩んでいます)

そもそもお会いしても豆腐メンタルな自分は、話せずにモジモジしているだけの可能性が大きいわけです…

結局何をどう考えても、"今の自分があるのは富野監督のおかげであること""80年代アニメが好きな若者はいる"という、すごく個人的なことしか言えないのです

その気持ちをシンプルに伝えようと思います

 


富野監督と直接お話しできるのは最初で最後かもしれないので後悔の残る出会いにはしたくない!

チャンスは最大限に活かす…それが私の主義だ!というシャア大佐のようにビシッときめて、最高の思い出にしたいと思います

 

では富野監督に会ってきます!

 

 

富野由悠季の世界』展の情報(内覧会レポートなど)や80年代アニメについて随時更新おります

良ければ読者登録お願いします

 
 

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【謹賀新年🌅 】80年代アニメ・正月エピソード 大調査🌸

🎍新年あけましておめでとうございます🎍


新年を迎えたというのに全く新年感を感じない、SATAトミオです

最近『おはよう!スパンク』という港町が舞台のアニメばかり観ているからでしょうか?

子どもの頃に感じていた正月の特別感が年々薄れていく感じがします(お年玉を貰う歳ではないからなのか…)

 

アニメ好きの正月といえば、新年一発目に放送される正月をテーマにした【正月回】と呼ばれるエピソードを観ることですよね

最近は1年以上続く長寿番組も少なくなり、正月を取り上げる作品が減りましたが昔のアニメには沢山存在しました

 

というわけで今回は80年代アニメの古き良き正月エピソードを紹介していきます

 

Dr.スランプ アラレちゃん

#89「摘さん一家がやってきた」(1983.1.5)

Dr.スランプお馴染みのブタが新年の挨拶をして、ペンギン村の住民も正月を満喫します

そして餅が膨らみ、割れたところから作者鳥山先生が登場し、新年の挨拶からタイトルコールへと進む流れになっています

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さらにサブタイトルにあるように、この回は作品後半からレギュラーキャラとなる摘一家がペンギン村にやってくる(不時着する)重要な回でもあります


山吹先生がおせち料理を作ったり、アラレちゃん達が羽根突きや凧揚げで遊ぶシーンが描かれています

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#140「がんばれアラレ!地球最大の危機!!」(1984.1.11)

正月に放送された回ですが、原作エピソードが夏に描かれた為、着物を着ているが作品内の季節は夏となっています

その為、コタツなどで正月遊びを満喫しているが常に汗をかきながらしております

季節感を無視した作りは、ギャグ作品だからこそできる演出なのではないと感じます

また前年度は山吹先生がおせち料理を作っておりましたが、今回はオボッチャマン君がおせち料理を作ってくれます

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正月回ではありますが、Dr.マシリトからの刺客"キャラメンマン6号"(アラレそっくりのロボ)とアラレ達をもっとも苦しめた最強の"キャラメンマン7号"が登場する重要な回となっています

 

光速電神アルベガス

#40「宇宙からの年賀状」(1984.1.4)

ロボットアニメでありながら個性的なエピソードが多い『アルベガス』で、最も印象深くハチャメチャな回といえば、この「宇宙からの年賀状」ではないでしょうか


視聴者に対して新年の挨拶をする主人公・円条寺大作ら円条寺家

円条寺家の子ども達はお年玉を貰い、そして年賀状が届きます

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差出人は敵である"デリンジャー"

〈今までの遺恨は置いといて、新年を楽しまないか〉とデリンジャー本部への招待状であった

敵からの罠だと警戒するアルベガスメンバーでありましたが、敵本部へ堂々と入れる好機と考え、招待を受けて敵本部へと乗り込みます

デリンジャー本部にアルベガスロボで行き、喜んで迎えられます

普段笑わない男ならぬ"笑わないデリンジャー"として名を轟かせているミラーゼロでさえ、このにっこりスマイルであります

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そして和室に通され、【すごろく・トランプ・福笑い・凧揚げ】などの遊びを満喫します

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というよりデリンジャーの本部に畳の部屋があることに驚いた記憶があります

笑顔を取り繕いながらも、裏では相手を陥れようとする両陣営のアホみたいな腹の探り合い…そして最後にはとんでもないラストを向かえます

ロボットアニメ史上…いや全アニメ史上で最もぶっ飛んだ正月回を観ていただきたいですね

80sanime.hatenablog.com

 

『魔法の天使 クリィミーマミ

#27「フェザースターへ!」(1984.1.4)

玄関に門松が飾られ、主人公・森沢優がママに着付けしてもらうシーンからスタートします

着物姿になった優はさっそく恋心抱く大伴俊夫の元へ行きます

俊夫はおもちゃ屋でお年玉を使おうとしているのか、プラモデルを持って吟味しております

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優と俊夫は「フェザースター」という不思議な世界に行き、あることの為に冒険をします

そして最後は、「フェザースター」から帰えてくるなり、マミの新年ライブへ向かいます

マミが着物姿でステージに立ち、新年の挨拶をして終わります

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ただの正月エピソードに思えて、実は『クリィミーマミ』の中でもターニングポイントとなる重要な意味合いをもつ回なのです

どうターニングポイントになるのかは是非本編を観ていただきたいのですが、そのターニングポイント回を新年一発目にするあたり、正月回の重要性を感じます

 

ちなみにマミのライバルである綾瀬めぐみも着物姿を披露していますが、小さなカットと顔アップのみで肝心の着物が映えません

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めぐみさんらしい扱いですけど、ここはめぐみさんが主人公の公式コミカライズ「不機嫌なお姫様」(現在連載中)で掘り下げていただきたいですね

 

きまぐれオレンジ☆ロード

#39 「まどかに催眠術! 恭介あぶない正月」(1988.1.4)

物語は大晦日から始まります

主人公春日恭介が遊び半分で鮎川まどかに催眠術をかけるのですが、その催眠術が見事にかかります

催眠術によりまどかは恭介を【ご主人様】と呼び、恭介の思いのままになるのです

ちょっとムフフなイベント満載のかなり特殊なエピソードとなっています

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年越し初詣にて、着物姿のまどかを追いかける恭介が印象的なシーンが描かれています

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(どうして追いかけているかは本編を視聴して確認してください)

 

そして最後に恭介のいとこ・一弥と犬のジンゴロが幕を開け、メンバー全員揃って新年の挨拶をします

八田が一人遅れてお辞儀するという、キャラクターの特徴を捉えた新年の挨拶でもあります

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美味しんぼ

正月といえば『美味しんぼ』というぐらい、料理に関する正月エピソードが描かれています

 

#54「江戸ッ子雑煮」(1990.1.9)

仕事始めを迎えた東西新聞文化部は、大原社主の新年の挨拶から始まります

栗田・田畑さん・花村さんの文化部三人娘も着物姿で参加しています

文化部のメンバーは盃で祝い酒を呑み、山岡と富井副部長はちょっと酔っ払い気味なのが昔ながらの緩さを感じます(祝い酒とはいえ、仕事中にお酒を呑むなんて自分には信じられない光景です)

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そして究極のメニューの取材として「江戸雑煮」について調べるべく、江戸火消しのお頭の家を訪ね、おせち料理をいただく山岡栗田の二人(お頭に結婚挨拶と間違えられて、弁解する山岡栗田がエモいです)

雑煮に入れる"かまぼこ"のことで元気のなかったお頭ですが山岡の機転により元気を取り戻し、最後はお頭が出初式で梯子乗りを披露して終わります

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この回はかまぼこに含まれる食品添加物について貶したことが原因なのか欠番回として、ネット配信などでは観ることができない回となっています

かまぼこに食品添加物が多く含まれていることをこの回で知りましたし、おせち料理などでかまぼこが出てきても偽物(大量の食品添加物入り)を食べているのかなと思うようになりました(食べないわけではないですけどね)

 

#88「おせちと花嫁」(1991.1.8)

お正月回というよりも、正月の必需品【おせち料理】を題材にした回であります


島高部屋の横綱力士・若吉葉に縁談があり、3人の花嫁候補から大原社主に選んでほしいという島髙親方からの頼みがあります

大原社主はその人の気配りや心遣いが分かる【おせち料理】を振る舞ってもらい、その人が横綱の花嫁としてふさわしいか審査するのはどうかと提案します


この回は山岡が島高部屋の呼び出し付きの娘・すみ子さんに黒豆の煮方の作り方を教える回にもなっており、黒豆の煮方がいかに手間暇かけて作られる料理ということがわかります

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若吉葉の奉納土俵入りでは、観にきた栗田とすみ子さんが着物を着て、山岡も羽織袴を披露しています

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若吉葉とすみ子さんとの恋模様を描く話でもあり、正月と合わせてめでたいエピソードになっています

 

#126「タイのタイ」(1992.1.7)

東西新聞文化部のメンバーと共に初詣へ行く栗田、今回も着物姿を披露します

そこに二日酔いで遅れてくる山岡

初詣を終えた文化部のメンバーは、大原社主の家へお年賀(新年の挨拶)をしに行きます

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道中には獅子舞が踊り、社主の家には門松・玄関には正月飾りとザ・正月という雰囲気を感じます

山岡は社主の家にいた子ども達と羽根突きをしてコテンパンにやられ、顔に墨を塗られてます

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取り上げられた題材も鯛料理ということもあり、実にめでタイ正月回だと言えます

 

80年代アニメを通して見る、古き良き正月🌅

正月回とは一年の始まりであり、クール転換期でもあります

その為、新年の挨拶と合わせて、作品の流れを大きく変えるエピソードを導入してくる作品が多いように感じる結果になりました

また正月回はストーリーに影響しやすく、バトル物やSF物には見られませんでした


この正月エピソード記事を書き始めたきっかけは、『きまぐれオレンジロード』のようにキャラクターが整列し新年の挨拶をする作品を集めたら面白いのではと思ったからです

しかし、実際には自分が思っているほど整列しての挨拶はなく、我々が正月を満喫しているようにキャラクター達も正月のひと時を楽しむエピソードばかりでした


そこには古風ながらも、どこか忘れ去られた古き良き日本の正月が描かれているのではないでしょうか

懐かしの正月風情を思い出させてくれるのも、80年代アニメを観る楽しみになるのではと思います

 


ここで紹介した80年代アニメの正月エピソードはほんの一部に過ぎません

また来年、紹介できればと思います

 

2020年は80年代アニメを深く掘り下げ、若い人達に新たな80年代アニメの魅力を提供できるように努めていきたいと思います

本年度もどうぞよろしくお願い致します!

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私が観た、2019年下半期ベストアニメ80's

2019年、令和元年も残り一日となりました

人間というものは時には過去の行いを振り返り、明日への糧にしなくてはいけません

というわけで下半期もやります!

 


『2019年下半期ベストアニメ80's』

パチパチパチパチ//


することは前回の上半期と変わりません

前回(2019年上半期ベストアニメ80's)はこちら

80sanime.hatenablog.com

2019年下半期に観た80年代アニメを作品、キャラ、歌に分けて独自に勝手に大胆に語っていきたいと思います

個人的な記録という意味合いもありますので過度な期待はしないでください

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2019年下半期(7月〜12月)に観た80年代アニメ作品は以下の通りです(※完結まで観賞した作品を対象とする)

 


テレビ作品

機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ(1982)全52話

さすがの猿飛(1982)全69話

光速電神アルベガス(1983)全45話

ビデオ戦士レザリオン(1984)全45話

めぞん一刻(1986)全96話

陽あたり良好!(1987)全48話

きまぐれオレンジ☆ロード(1987)全48話

美味しんぼ(1988)全136話

魔動王グランゾート(1989)全41話


映画作品

ナイン《オリジナル版》(1983)

陽あたり良好! KA・SU・MI 夢の中に君がいた(1988)

機動戦士ガンダム  逆襲のシャア 4DX


テレビスペシャ

ナイン2 恋人宣言(1983)

ナイン 完結編(1984)


OVA作品

1ポンドの福音(1988)


複数回視聴済み作品

伝説巨神イデオン接触篇(1982)

伝説巨神イデオン発動篇(1982)

クラッシャージョウ(1983)

ザブングルグラフィティ(1983)

 

(制作年順)

 

・作品部門

さすがの猿飛(1982)

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忍者を育成する「忍ノ者(しのびのもの)高校」に通うポッチャリした主人公・猿飛肉丸(cv.三ツ矢雄二)と幼なじみ・霧賀魔子(cv.島津冴子)を中心にとりまくラブコメディであり、一流のスパイを育成する「スパイナー高校」との抗争を描いたバトルギャグコメディでもあります


放送局がフジテレビ系列ということもあり、当時番組が始まったばかりの「笑っていいとも」などのネタもあります

また【スターウォーズ幻魔大戦南極物語、少年ケニア】と言った放送当時に公開された作品をパロディしたエピソードもあり、当時の映画情勢を感じ取ることができます

 

きまぐれオレンジ☆ロード(1987)

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超能力一家の長男である主人公・春日恭介(cv.古谷徹)は引っ越し初日に、鮎川まどか(cv.鶴ひろみ)の赤い麦わら帽子を拾う

まどかと話すうちに惹かれていく恭介であったが、転校先の学校で再会したまどかは誰とも口を聞かない不良少女と噂される問題児であった

まどかを慕う後輩・檜山ひかる(cv.原えりこ)に恭介が一目惚れされ、【まどか・恭介・ひかる】の三角関係に発展し、どちらのヒロインも魅力的な作品です


エスケープ(授業を抜ける)〕や〔C体験〕と言った今の20代には馴染みないワードから、【ディスコ】といった80年代を象徴する施設が出てくるのも、この時代の作品を観る良さだと思います

恭介が超能力で暴発して起こすハチャメチャ展開も本作の魅力です

 

美味しんぼ(1988) 

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東西新聞社100周年の社運をかけた大企画「究極のメニュー」の担当者に選ばれた新人記者の栗田ゆうこ(cv.荘真由美)と、居眠り常習犯のグータラ社員・山岡士郎(cv.井上和彦)

二人は「究極のメニュー」を完成される為に日夜取材に繰り出します

そこで出会う人との衝突(主に勘違い野郎に山岡が喧嘩をふっかける)、士郎と絶縁関係にある父・海原雄山との親子対決も本作の魅力です

 

料理のウンチクを語り、ドラマ化などもされてる作品だったので【堅い作品】という認識がありました

しかし実際には料理のことだけでなく、恋愛・慈愛・家族愛・郷土愛といった様々な愛の形で構成されている作品であり、心に残るエピソードばかりでハズレがありません

特に山岡栗田の付き合ってもいないのに恋人を通り越して夫婦のような関係にキュンキュンさせられます(今で言う"エモい"というやつです)

また"残留孤児"や"捕鯨問題"など、当時の社会情勢を知ることができる作品でもあり、まさに【究極のアニメドラマ】だといえます

 

 

・男性キャラ部門

山中二郎/cv. 平野義和(ナイン2 恋人宣言)

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『ナイン2 恋人宣言』より青秀高校野球部に入部してくる武南高校エース山中健太郎の弟(主人公・新見克也より一学年後輩)

常に"山中の弟"と呼ばれ比較されてグレ、安田雪美に恋をして改心するあたり克也以上に主人公していると感じます

克也に惚れている雪美を振り向かせようと努力する姿をみると、応援したくなるキャラでもあります

短いストーリーの中に二郎ちゃんと雪美の関係性が発展していくのがすごく良いです

しかし続編の『ナイン 完結編』での二郎ちゃんの登場シーンが少ないのはちょっと残念でしたけど

あと【恋人宣言】というサブタイトルも80年代あだち充作品とマッチしていて大好きです

 

ガス/cv.松田辰也(魔動王グランゾート)

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風を司る魔動戦士

ドッシリとした体格に野生的なデザインから、観るまでは「ドラえもん」のジャイアンタイプのキャラだと思っていました

そしていざ観始めたら…ええ、ジャイアンタイプのキャラでした…ただし【きこりの泉】に落ちたきれいなジャイアンタイプでした!

なんですかあの好青年っぷりは!!

勝手に描いていたイメージと本編のギャップで萌え殺されそうになりました

 

美樹本伸/cv.塩沢兼人(陽あたり良好!)

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キリッとナイスガイな塩沢ボイスと好きな子の前ではふざけて甘える塩沢ボイスの両方を同時に聞ける贅沢なキャラです

#20での有山とケンカ騒動になった際の塩沢さんの演技がズバ抜けて凄かったですね

また塩沢さんは多くの80年代あだち充作品に参加されており、その全てのキャラがメガネをかけているという実にどうでもいいことに気づきました(わりと有名かもしれませんが…)

ちなみにキャラ名と作品名は画像の通りです

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全キャラわかりましたでしょうか?

 

・女性キャラ部門

加賀ハルカ/cv. 飯塚はる美(機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ)

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ラガー7を操縦する女性パイロット

黒眼でサラリとした黒髪が美しいアジアンビューティをアニメ化したようなキャラデザは素晴らしい

見始めた頃は主人公の安芸マナブと恋仲になるのではと、妄想して見ていたのですが、、、ただの女性サブキャラでした(勿体ない!)

しかし、『ダイラガーⅩⅤ』のヒロインポジションにいるのは加賀で間違えない(あるいはテレス司令か…)

また『ダイラガーⅩⅤ』という作品は戦いの中にも美を忘れない女性らしさが描かれている作品であり、ラガーチーム三人娘(パティ、キリガッス、加賀)の化粧直しするシーンがあり少し驚きました

80sanime.hatenablog.com

サハラ/cv.山田栄子(ビデオ戦士レザリオン)

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地球防衛の要である「シークレットホース」に所属し、G2のパイロットである頼れる姉御キャラ

「シークレットホース」に所属する前は傭兵をしていた

主人公のたかしのことを仲間のチャールズと共に【ガキッチョ】と呼ぶ(ニックネームで呼ぶ感じがとてもいいですね)

教官役を引き受けた時は、厳しくもありホロリとした優しさを見せ、上司にしたい女性キャラランキングがあれば自分はサハラを推したいですね

 

二木まり子/cv.島津冴子(美味しんぼ)

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アニメ終盤にレギュラー登場する女性記者

二都グループを経営する二木家の令嬢であり、パリ支部から移ってきたバリバリのキャリアウーマン

そして山岡を巡るヒロイン栗田とのライバルであります

山岡栗田というカップリングが好きな自分からすると邪魔な存在であり、逆にもっとイジワルなキャラなら(作品内だけで)嫌いになりきれるのにとヤキモキしながら観てました

井上和彦さんと島津冴子さんのコンビといえば『魔法の天使 クリィミーマミ』の立花慎吾と綾瀬めぐみの2人だと書いている今気づきました(だからといって山岡二木というカップリングは!…アリな気がしてきた)

 

特別キャラ部門

00893/cv.千葉繁・004989/cv.間嶋里美(さすがの猿飛)

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肉丸たち忍ノ者高校のライバル校「スパイナー高校」の落ちこぼれ2人組

スパイナー高校校長の命により、肉丸たちの邪魔をするが毎回返り討ちにあうやられ役

そんなやられ役が作品後半になると肉丸たちに協力するほどの主要サブキャラになるのがまた面白い

わかりやすく例にあげるとアニメ『ポケモン』に登場するムサシ&コジロウみたいなキャラです(映画ではサトシに協力しますからね)

さすがの猿飛』のシリーズ構成をされていた首藤さんは『ポケモン』に大きく関わっていた人物なので間違えなく繋がりがあると思います

 

歌部門

真夏のランナー/倉田まり子(ナイン・ナイン2 恋人宣言)・芹澤廣明(ナイン 完結編)

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作曲・編曲をされたのは『ナイン』の音楽も担当された芹澤廣明さんで、チェッカーズなどにも楽曲提供されているすごい方です

アイドル歌謡曲のような軽快なポップスとアニメソングならではの激しさを兼ね備えているのが芹澤サウンドの特徴のように思えます

芹澤さんでアニメといえば岩崎良美さんが歌う『タッチ』が有名ですが、本曲はそれに引け劣らぬ程優れた楽曲であります(甲子園で『真夏のランナー』のブラスバンドマーチとか聞いてみたいですね)

ナイン映画版の1とナイン2「恋人宣言」では倉田まり子さんが歌われていますが、ナイン「完結編」では芹澤さんご本人が歌われています

メロディーは全く同じ物ですがそれぞれのカラーがあり、また違った魅力を感じます

 

そして1987年放送の同じあだち充原作アニメ『陽あたり良好』#23にて、本曲は『愛が眠る日まで-真夏のランナーⅡ-』として再び使用されます

陽あたり良好』の音楽も担当されていて歌われたのも芹澤さんなのですが、まさか本編で流れるとも思っていなかったので完全に不意を突かれました

また流れる場面も最高のタイミングできます

夏の終わりを象徴する演出がたまりません

 

光速電神アルベガス/MoJo(光速電神アルベガス )

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80年代のロボットアニメには珍しいゴリッゴリのスーパーロボットアニメソングです

「ガンガンガン」とAメロの出だしからフルスロットル全開の熱いソングであります

作曲をされたのは渡辺宙明さん

宙明先生といえば70年代からアニメ・特撮と幅広く作曲されていて、御年94歳のでぇベテランでございます

いわゆる宙明サウンドというものが詰まった楽曲であり、オープニングにはSE(効果音)が追加されていて、中毒になるほど魅力的であります

80sanime.hatenablog.com

陽だまり/村下孝蔵(めぞん一刻)

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オープニングの始まりから響子さんの顔アップと桜吹雪の組み合わせがベストマッチしています(響子さん=桜、みたいなイメージがあります)

【早く会いたい】という歌詞の出だしも、五代くんと響子さんの近くて遠い距離感を演出しており、感情を揺さぶられます

一刻館の住人が曲に合わせて踊るのもこのオープニングの魅力の一つといえます

また歌われている村下孝蔵さんの歌声も素晴らしく、力強くもありどこか悲しげな歌声が『めぞん一刻』の世界観とも合い、この曲は村下さんにしか歌えない曲だと感じます

TVサイズもいいですがフルサイズでも聴いていただきたい曲です

 

2020年は80年代アニメ、40周年‼︎

下半期に観た自分の作品を振り返ってみるとマンガ原作ものを多く観たなという印象です

それに加えてAmazonプライム・ビデオ内の「マイ☆ヒーロー」チャンネルにて、『光速電神アルベガス 』や『ビデオ戦士レザリオン』といった中々観ることができない作品が観れました

80sanime.hatenablog.com

また今回は『富野由悠季の世界』神戸会場のイベントの一環として行われた「富野由悠季監督作品、7会場関西横断リレー上映」のインパクトも大きかったです

まさか「F91」、「イデオン」、「ザブングルグラフィティ」といった作品らが劇場で観れると思ってもいませんでした

さらにYoutubeでの配信も凄かったです

トムス公式チャンネルでの『名探偵ホームズ』、サンライズチャンネルでの『魔動王グランゾート』、バンダイスピリッツチャンネルでの『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ』など

そして今現在もバンダイスピリッツチャンネルでは『魔神英雄伝ワタル』が順次全話配信されています

2020年には『魔神英雄伝ワタル』の新作、『とんでも戦士ムテキング』のリブート作品など80年代アニメの流れはまだまだ止まりません



2019年というのは自分にとって激動の一年でした

4月にブログを始め、それに伴いツイッターも本格的に使い始め、多くのことが変わりました

7月に書いたシティポップの記事がアクセス数も多くすごく嬉しいかったです

80sanime.hatenablog.com

そして『富野由悠季の世界』展公式ツイッターで自分が書いた記事が二回も紹介していただけるとは、夢にも思っていませんでした

 
それに何よりも、昔のアニメが好きな同世代(平成生まれ)がこんなにたくさんいて、その人たちと出会えたというのが何よりも嬉しいかったです

周りの同世代で昔のアニメを観ている人はいなく、今までずっと一人で追いかけ"昔のばっかり観てどうするんだ"と思っていました

そんな自分に力を与えてくれるのは昔のアニメを愛するフォローさんの存在です

来年は繋がることができたフォロワーさんらと是非お会いして色々話しがしたいと思っています(よろしくお願いします♪)

 

2020年を迎えると80年代アニメ作品は40周年に突入していきます

若い世代が80年代アニメの良さを伝えていかないと作品は風化していきます…

駆け出しの自分ですが、色んなことにチャレンジして80年代アニメを盛り上げていきたいと思います

もちろん『富野由悠季の世界』展も全力で応援させていただきます

これからも当ブログ『80年代アニメを知りたい!伝えたい!』を宜しくお願いします

 


それでは皆さん、良いお年を!

 

今後も80年代アニメについて書いていきたいと思います

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【飛行機がお得⁉️】『富野由悠季の世界』島根会場 徹底攻略ガイド🌟

先日、12月22日(日)に『富野由悠季の世界』神戸会場が閉幕し、悲しみにくれるSATAトミオです


約二ヵ月という短い期間の中に、関西縦断リレー上映や劇場版『GレコⅠ』の公開とさまざまイベントがありました

会期中に5回ぐらい来館させていただき、夢のような時間を過ごさせていただきました

 


本当にお疲れ様でした

そしてありがとうございました!……

 

…と余韻に浸りたいところですが、刻(とき)は待ってくれません!

島根県島根県立石見美術館にて富野由悠季の世界』島根会場が開催されます

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開催期間は2020年1月11日(土)〜3月23日(月)

次の開催地、島根会場まで残り一カ月を切っているのです!

 


というわけで今回は『富野由悠季の世界』島根会場のイベント・交通情報などの超オススメな情報をたくさん書いていきます

島根会場に行かれる予定の方は是非参考にしてください!

 

島根会場の見どころは、初公開の「山根公利」のメカ原稿&「井荻麟」の作詞原稿


今回の島根会場の見どころといえば、なんといっても島根会場限定で公開されますメカデザイナー山根公利のメカ原稿&「井荻麟」(いおぎ りん)先生の作詞原稿の展示であります

 

メカデザイナー山根公利のメカ原稿の展示

代表作『カウボーイビバップ』が挙げられ、富野作品では『OVERMAN キングゲイナー』、『Gのレコンギスタ』などに参加されていました

山根公利さんは島根在住ということもあり、今回島根会場限定でメカ原稿が展示されることになったみたいです

 

・「井荻麟」(いおぎ りん)先生の作詞原稿の展示

井荻麟とは、『哀戦士』『月の繭』『Gの閃光』など、富野作品に多くの作詞提供をされている偉大な作詞家です

実は富野監督の作詞をされる時のペンネームが「井荻麟」であり、つまり井荻麟の作詞もれっきとした富野作品なわけです

『月の繭』などの歌詞の展示は今までの会場でありましたが、作詞原稿の展示はおそらく初めてではないでしょうか

さすが『富野由悠季の世界』!

一体、どの曲の原稿が展示されるのか今から楽しみです

 

富野由悠季の世界』初の前期・後期、展示品入れ替え制

先ほども書いたとおり、開催期間は2020年1月11日(土)〜3月23日(日)

しかし島根会場では前期・後期制が導入されており、一部の展示品が入れ替わるみたいです

【前期】1月11日(土)~2月17日(月) 

【後期】2月19日(水)~3月23日(月)

つまり今回の島根会場は、一回の観覧で全てを見れないということです

同じ会場で二度目の観覧を楽しめる仕掛けは素晴らしいと思います(完全コンプリートを狙ってる遠方マンはちょっと嬉しい悲鳴を上げていますが…)

 

前売り券情報

今回の島根会場でも『富野由悠季の世界』特製絵柄の前売り券が島根県立石見美術館で販売されています

一般前売り券は900円(当日:1000円)

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(写真提供:たつみ様)

島根県立石見美術館で取り扱っている前売り券は一般のみ

大学生、小中高生の前売券は、ローソンチケット、生協ひろしまでのみで販売されています(こちらは特製絵柄かわかりません…情報求ム)

大学生前売り券:500円(当日:600円)、小中高生前売り券:200円(当日:300円)


また島根県立石見美術館では前売り券だけでなく、展覧会の割引券が置かれています

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(写真提供:たつみ様)

こちらも特製絵柄になっておりますので欲しい方は会期前に美術館に訪れてGETしてください

 

今回、写真を提供して頂いた「たつみ様TwitterID:@tatsumisakata」、本当にありがとうございました

 また島根県立石見美術館のホームページにてWEB割引券をダウンロードすることができます

こちらも活用してください

www.grandtoit.jp

 

イベント情報

まず1月11日(土)会期初日に富野由悠季監督が来館され、開幕記念イベント「元気のGはグラントワのG!富野由悠季×山根公利、島根で語る」が開催されます

島根県立石見美術館のイベントホールの定員人数はなんとなんと400人!!

シネコン並みのキャパがあります(福岡会場の180人や神戸会場の250人と比べると涙が出るほど凄いキャパです)

今回は当選率がめちゃくちゃ高めなので是非ぜひ応募してください♪

 

開幕記念イベント「元気のGはグラントワのG!富野由悠季×山根公利、島根で語る」

[日時]2020年1月11日(土)14:00~15:30(13:30開場)

[会場]グラントワ小ホール

[料金]入場無料(事前申込制/定員400名)

※申込者多数の場合は抽選になります。 申込締切:2019年12月26日(木)

※企画展観覧券又は半券、ミュージアムパスポートが必要です。

 

・参加事項

1.参加イベント名「開幕記念イベント」、2.氏名、3.住所、4.電話番号、5.メールアドレス、6.参加人数(1通につき2名まで)

をご記載の上、以下のアドレスまでメールでお申込みください。

【富野展イベント受付専用アドレス】

  tomino-iwami@grandtoit.jp

※メール1通につき1イベントの申込としてください。同じイベントの同一人による申込は2通目以降、無効とします。

こちらのイベントは締め切り、間近!!

参加予定の方は是非応募を!

 



2月24日にはMUSEUM×THEATER ミューシアvol.11 トークショー&ライブ「井荻麟の世界」が開催されます


井荻麟の世界」全く考えつかなかったです!

富野監督自身、自分の作詞活躍のことを語られることは多くありません

これはそれだけレアなイベントだということです

井荻麟としてお話しが聞けるだけでもお腹いっぱいなのに、さらにさらにゲストとしてMIQさん(「ダンバインとぶ」『聖戦士ダンバイン』、「エルガイム-Time for L-GAIM-」『重戦機エルガイム』など)、奥井亜紀さん(『∀ガンダム』後期エンディング「月の繭」など)が登壇され、ミニライブも開催されます

MUSEUM×THEATER ミューシアvol.11 トークショー&ライブ「井荻麟の世界」

[日時]2020年2月24日(月・祝)14:00開演(13:30開場)

[会場]グラントワ小ホール

[出演]富野由悠季MIQ(歌手)、奥井亜紀(シンガーソングライター)

[司会]藤津亮太(アニメ評論家)

[料金]入場無料(事前申込制/定員400名)

※申込者多数の場合は抽選になります。 申込締切:2019年2月7日(金)

※企画展観覧券又は半券、ミュージアムパスポートが必要です

 

 ・参加事項

1.参加イベント名「トークショー&ライブ」、2.氏名、3.住所、4.電話番号、5.メールアドレス、6.参加人数(1通につき2名まで)

をご記載の上、以下のアドレスまでメールでお申込みください。

【富野展イベント受付専用アドレス】

  tomino-iwami@grandtoit.jp


※メール1通につき1イベントの申込としてください。同じイベントの同一人による申込は2通目以降、無効とします。

なんなのだよ、このイベントはさぁ!(富野節)

 

MIQさんと奥井亜紀さんのライブと考えるだけでもお金を払うのに、まさかの入場無料(企画展観覧券又は半券、ミュージアムパスポートが必要)…

お近くの方は是非!遠方の方も遠征費ど返しで行く価値がありますゼ!

 



そして3月15日には、MUSEUM×THEATER ミューシアvol.12 劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」特別上映会&富野由悠季監督によるアフタートークが開催されます

島根県では劇場上映が行われなかった劇場版『GレコⅠ』

その悲しみをここ、『富野由悠季の世界』島根会場で晴らしましょう!

今回は特別上映会だけでなく、上映後には富野監督によるアフタートークもございます

3月ですと『GレコⅡ』の全国上映も終わっている頃に、果たして富野監督が何を語るのか注目ですね

MUSEUM×THEATER ミューシアvol.12 劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」特別上映会&富野由悠季監督によるアフタートーク

 

[日時]2020年3月15日(日)13:00~16:00(12:30開場)

[会場]グラントワ小ホール

[料金]入場無料(事前申込制/定員400名)

※申込者多数の場合は抽選になります。 申込締切:2020年2月28日(金)

※企画展観覧券又は半券、ミュージアムパスポートが必要です。

 

・参加事項
1.参加イベント名「特別上映会&アフタートーク」、2.氏名、3.住所、4.電話番号、5.メールアドレス、6.参加人数(1通につき2名まで)

をご記載の上、以下のアドレスまでメールでお申込みください。

【富野展イベント受付専用アドレス】

  tomino-iwami@grandtoit.jp

※メール1通につき1イベントの申込としてください。同じイベントの同一人による申込は2通目以降、無効とします。



その他にもイベントがたくさんあり、モデラーで有名なNAOKIさんとマスクド13さんが実演、解説する、プラモデル製作実演「ガンプラをカッコよく仕上げよう!」や『∀ガンダム』第45話「白の宮殿」にちなんだティーサービス、グラントワteaガーデン「友チョコ茶」学芸員によるギャラリートークも開催されます

 

詳しくは島根県立石見美術館のホームページをご覧ください!

www.grandtoit.jp

 

 交通情報 飛行機がお得って本当かい?

関東方面からお越しになろうと考えている方は是非、羽田〜萩・石見便の飛行機のご利用されることをオススメします

島根県立石見美術館は萩・石見空港からも近く、お得なことが沢山あります

 

理由その①限定コースターが貰える

羽田〜萩・石見便をご利用し、航空券と本展覧会の半券を提示するとグラントワ総合案内カウンターでオリジナルコースターAが貰えます

飛行機を利用した人しか貰えないコースターなのでレア度はすごく高いグッズになるのではないでしょうか

オリジナルコースターBは島根県立石見美術館近辺のお店をご利用すると貰えます(羽田〜萩・石見便の利用の有無を関係なしに貰うことができます)

 

理由その②旅行プランでお得な旅へ

島根会場に来館されて、島根近辺で一泊される予定の方は航空券と宿泊がセットになったお得なプランがありますので飛行機の利用をオススメします

こちらプランで航空券を購入すると日帰り温泉が楽しめる「萩・石見ぶらり手形」や石見近辺で使える1000円クーポン「石見の神楽めしクーポン」が付いてきます

こちらのサイト内ではオススメの旅行プランなども掲載されていますので是非参考にしてください

www.kankou-shimane.com



関西からですと新幹線で新大阪〜広島、広島から益田行き(島根県立石見美術館の最寄駅)の高速バスが出ています

他のルートですと新幹線で新大阪〜新山口新山口からJR山口線特急といった行き方もあります(夜行バスを利用するというルートもありますよ)

 以前ルートについて悩んでいたところ富野由悠季の世界展公式ツイッター様より回答をいただいたのを貼っておきます

参考にどうぞ



また今回の島根会場である島根県立石見美術館は、山口県よりに位置しているので前々回の開催地・福岡会場からも近く、九州方面からアクセスしやすい位置にあるとも言えます

福岡会場に行かれた方も神戸会場以降に販売されている会場限定グッズを求めて来館するのも良いと思います


島根県立石見美術館の最寄駅「益田駅」からはバスもありますので是非ご利用ください



そして私ごとではありますが…『富野由悠季の世界』島根会場の内覧会の募集があり、応募したところ…

繰り上げ当選ではありますが内覧会に参加させていただくことに決まりました

や っ た ぁーー!!

 

私のツイートに書いている通り、このイベントに参加する人はなんと!富野由悠季監督との記念撮影があります……

ヤバイよ、、やばいよ、、、

どうしよう……

銀河上で最も愛してやまない創造主様と同じフレームに入るなんて…

今から震えが止まりません!

とりあえずヘアサロンの予定と当日着ていく衣装を買いにいこうと思います

もちろん内覧会についての記事、富野監督との記念撮影時の裏話を書いた記事を書く予定をしています

乞うご期待!……していただいて大丈夫だと思います…(緊張のあまり、当日体調不良になるかもしれませんが…)

 

 美術館が替われば、見える世界も変わる

福岡・神戸ときて、今回の島根会場で3場所目になります

福岡から神戸に会場が移り、2会場を比べた時に全く違うものを見たという感覚がありました

もちろん展示物の配置や展覧会内の作りの違いもありますが、個々の美術館全体の雰囲気がそうさせているのかと思います

美術館の外観や周りの施設(公園など)も重要な要素です

光の角度が変われば物の影のつき方も変わるように、一度見た物でも新たな角度から見れば印象は変わります

福岡・神戸会場に行かれた方もきっと新しい発見があるはずです

 

是非、1月11日(土)から始まる島根会場にお越し下さい!よろしくお願いします♪

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富野由悠季の世界」島根会場

会期 2020年1月11日(土)〜3月23日(月)

《前期》1月11日~2月17日(月) 《後期》2月19日(水)~3月23日(月)

会場 島根県立石見美術館
698-0022 島根県益田市有明町5-15

 

www.grandtoit.jp

 「富野由悠季の世界」公式サイト→https://www.tomino-exhibition.com/index.html

 

 

80's Anime(アニメ) の影響だけじゃない🟩日本でのCity pop(シティポップ)人気の裏側…🟩

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皆さん、City pop(シティポップ)は聴いていますか?

どうも、最近は杉山清貴&オメガトライブ(S.Kiyotaka & Omega Tribe)をずっと聴いているSATAトミオです♪

 

以前書かせていただいたCity pop(シティポップ)の記事が大変好評みたいで非常にありがたいです

自分のブログのアクセス数でもNO.1の記事ですし、それを考えると日本でのCity pop(シティポップ)人気が徐々に上がってきていることを実感します

 (⬇️こちらの記事を読む前にCity pop(シティポップ)第一弾の記事から読んでくださいね♪⬇️)

80sanime.hatenablog.com


前回は海外人気の謎というアプローチから記事を書きましたので、今回は現在の日本(国内)でのCity pop(シティポップ)人気について書いていきます

 


記事を読まれている方の中には"City pop(シティポップ)とは、何ぞや?"と思われている方もいらっしゃるかも知れませんので簡単に説明します…

City pop(シティポップ)とは

主に1970年代後半から1980年代に流行した、都会のイメージを連想されるポップスの事をさします

またその多くが洋楽の影響を受け、独自に進化したサウンドとも言われています

 


そして近年、Vaporwave(ヴェイパーウェイヴ)やFuture Funk(フューチャーファンク)といったサンプリングを使用した新たな音楽ジャンルの登場から元ネタとして使われていたCity pop(シティポップ)がYoutube上から海外を中心に人気を集めていたわけです

 


その中でも竹内まりや(Mariya Takeuchi)や山下達郎(Tatsuro Yamashita)の曲がアンセム(聖域)的な人気で、5月に公開された竹内まりやの「Plastic Love」の新たなPVは現時点で150万再生を突破しました

 

日本でのCity pop(シティポップ)人気も、ここ半年で大きく広がってきているように感じます

 ここで紹介したいと思います

 

City pop(シティポップ)レコードのCD化

当時のアナログレコードのリマスター化やレコードのみでしか発売されていなかったアルバムのCD化も増えてきています

最近だとタワーレコード限定で『シティ・ポップ復刻盤』が続々と発売されています

ラインナップには芦部真梨子(Mariko Ashibe)、村田有美(Yumi Murata)などがあります

 

その中でも芦部真梨子(Mariko Ashibe)さんのアルバム『ストリート・スキャンダル』には、1984年に放送された『ガラスの仮面(Glass No Kamen)』の作品名と同名のOPも収録されています(ボーナストラックにはEDの「パープル・ライト(Purple Light)」も収録)
tower.jp

 

City pop(シティポップ)人気の火付け役、Night Tempoの存在

City pop(シティポップ)を取り扱った雑誌やウェブ記事が急増しました

雑誌では「ユリイカ」2019年12月号にVaporwave(ヴェイパーウェイヴ)の特集があり、「レコードコレクターズ」増刊号〔シティ・ポップ 1973-2019〕、「ギター・マガジン」2020年1月号、「昭和40年男」2020年2月増刊号で〔俺たちを背伸びさせた洋楽&シティポップ大全 〕などでCity pop(シティポップ)の特集が組まれています

シティ・ポップ 1973-2019

シティ・ポップ 1973-2019

 
(CD付き) ギター・マガジン 2020年 1月号 (特集:80年代シティポップ)
 
俺たちを背伸びさせた洋楽&シティポップ大全 2020年2月号 [雑誌]: 昭和40年男増刊 総集編

俺たちを背伸びさせた洋楽&シティポップ大全 2020年2月号 [雑誌]: 昭和40年男増刊 総集編

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: クレタパブリッシング
  • 発売日: 2019/12/16
  • メディア: 雑誌
 

 


記事の切り口は様々でCity pop(シティポップ)の名盤を紹介する記事も有れば、自分のように海外人気を紐解く記事も存在します

こうして色んな記事を読むことで見えてくるものがあります

それはCity pop(シティポップ)人気の火付け役として紹介されているFuture Funk(フューチャーファンク)アーティストであり韓国人プロデューサーのNight Tempo(ナイト・テンポ)さんの存在です

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Night Tempoさんは竹内まりや(Mariya Takeuchi)さんの「Plastic Love」をリエディットして、海外でCity pop(シティポップ)ブームを巻き起こしたとされる人物であり、公式リエディット第1弾『Wink - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』、第2弾『杏里- Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』をリリース

そして公式リエディット第3弾として『1986オメガトライブ- Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』が11月8日に配信リリースされました 


リエディットとは、全体的な音色はそのまま残しつつも曲を再編成し、ドラムビートなどの目立たない程度に演奏が追加してアレンジすること

 

1986オメガトライブの曲といえばやはり「君は1000%」が思いつくでしょう

サビ部分は誰もが一度は聴いたことがある曲だと思います

こちらの曲もNight Tempoさんによりリエディットされており、ライブ映像がYoutubeで公開されております


君は1000% (12/04 Shibuya Womb)

30年以上も前の曲でこれほど盛り上がる光景は当時を知らない自分ですら少し異様に感じます

しかし、昭和歌謡曲に新たなエッセンスを加えてここまで盛り上がれるダンスミュージックのように仕上げるNight Tempoさんの手腕はすごいと感じます


そして11月下旬から12月上旬には来日ツアーが行われ、日本凱旋で6都市(福岡・名古屋・京都・大阪・札幌・東京)を巡り、東京公演は即日完売につき追加公演がされるなどの大盛況でした


Night Tempoさんの影響はファッション業界までもを巻き込み、先日渋谷パルコにオープンした「Charles Chaton」ではNight Tempoさんと『魔法の天使 クリィミーマミ』がコラボしたグッズ(ロンTとパーカー)が発売されました

めちゃくちゃオシャレで自分でも欲しいくらいです

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baycrews.jp


2020年にも日本でのライブが予定されているらしいですので、Night Tempoさんを中心にCity pop(シティポップ)は更なる人気を集めるのではないかと期待しています

www.fujirockfestival.com

 


 

以上、現在の日本でのCity pop(シティポップ)人気についての記事でした…と言いたいのですが、あくまでも当ブログは80年代アニメについて書くブログ…

このままで終わるワケにはいきません!

 

ということで今回も80's Anime(アニメ)×City pop(シティポップ)が融合した"Anime City pop(アニメシティポップ)"を紹介したいと思います

あれからまたアニメシティポップについて勉強しまして、5曲をセレクトしてます♪

 

80's Anime シティポップ5選 PART②

NEXT MOVE/美穂(MIHO)

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OVAカルフォルニアクライシス(追撃の銃火)』の挿入歌

CHOCOLATE LIPSのリード・ヴォーカルの藤原美穂さんが美穂(MIHO)名義で歌われています

元々City pop(シティポップ)としての評価も高く、自分は曲を先に知り、後からアニメで使用された楽曲であることを知りました

美穂さんの透き通る歌声が『カルフォルニアクライシス』の世界とベストマッチしている楽曲です

また美穂さんは作品と同名のミニ・アルバムレコード『CALIFORNIA CRISIS』を発売されており、海外での人気もすごく一時期はネットオークションで1万円以上もするプレミアムレコードでした(現在は復刻LPが発売されており、価格レートが下がっています)

 

殿方ごめん遊ばせ(Tonogata Gomen Asobase)/南翔子(Shoko Minami)

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うる星やつら』の第6オープニング曲

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うる星やつら』の曲といえば、先日BS・NHKで放送された『全るーみっくアニメ大投票』の歌部門で第1位に輝き有終の美を飾った「ラムのラブソング」みたいな風潮がありますが、個人的にはこちらの曲を推しています

初めて聴い時、あまりの衝撃でずっとオープニング部分をループしながら〔マジか……〕と呟いていました

なぜそう思ったのかポイントにして説明していくと

・〈上等よ〉と歌詞のタイミングでかかってこい!ポーズをするラムちゃんがかわいい

〈ウィンク もう一つ押しよ〉という歌詞のところの、ラムちゃんのウィンクが可愛さよ

・サビのときの、ラムちゃんの顔アップの表情の多彩さ(歌詞に合わせて口パクするのも可愛すぎる)

要するにラムちゃんが可愛すぎる!というわけです

リズミカルなCity pop(シティポップ)メロディとラムちゃんの可愛さで完成されるオープニング映像を是非ご覧ください

 殿方ごめん遊ばせ(Tonogata Gomen Asobase)/南翔子(Shoko Minami)


うる星やつら』にはAnime City pop(アニメシティポップ)調の曲は他にもあり、第2オープニングの「Dancing Star/小林泉美(Izumi Kobayashi)」などがあります

City pop(シティポップ)というよりはディスコチックな曲であるかもしれませんが、こちらもまた違ったラムちゃんの可愛らしさがあるオープニング映像になっています

Dancing Star/小林泉美(Izumi Kobayashi)


Urusei Yatsura - Opening 2 - Blu-Ray - Re-mastered [HD] [CC]

 

 ガラスの仮面(Glass No Kamen)/芦部真梨子(Mariko Ashibe)

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芦部真梨子さんのアルバム『ストリート・スキャンダル』がリマスターCD化されるということでアルバム内に収録されている「ガラスの仮面(Glass No Kamen)」を紹介します

名前の通り『ガラスの仮面』のオープニング曲

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黒バックの背景の前で主人公の北島マヤがレオタード姿でダンスをする映像となっています(今見ると少しぎこちないダンスではありますけど)

本作の前年に公開された映画『フラッシュダンス』の影響をうけてるのかと思わされます

光と影の表現が特徴的なオープニング映像で、透過光を使った演出はスポットライトをイメージさせられます

ガラスの仮面(Glass No Kamen)/芦部真梨子(Mariko Ashibe)



また芦部真梨子さんが歌われるエンディング曲「パープル・ライト(Purple Light)」もCity pop(シティポップ)味があり、すごくいい曲です

横浜マリンタワーが見える港を止め絵にして、昼から夕方に…夕方から夜にと、時間経過型の映像がすごく印象的なエンディングです

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また映画のようなエンドロールも他の80年代テレビアニメ作品ではあまり見かけないように思えます

パープル・ライト(Purple Light)/芦部真梨子(Mariko Ashibe)

www.dailymotion.com

 

 一世紀めのエルジェル(Issikime No Angel)/HIT BOY

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忍者戦士飛影』のエンディング曲

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City pop(シティポップ)の明確な定義がないからこそ、この曲をCity pop(シティポップ)としてチョイスしたいと思います

しっとりしたメロディと艶めかしい歌い方が癖になる曲です

特にサビ部分の〈それは別離(わかれ)じゃないから〉というところのかすれ声がたまりません

エンディングの映像も素晴らしく、イントロ部分の宇宙船から上空に放射される光がネオンの光と似て、City pop(シティポップ)特有の映像美を醸し出しています

そしてサビ前のところで、涙目したロミナ姫(白髪の女の子)の顔がアップになり横を向き、涙の粒が弾けるシーンは涙がシャボン玉のような泡に見える演出になっていてオシャレですね

一世紀めのエルジェル(Issikime No Angel)/HIT BOY

 

雨にキッスの花束を(Ame Ni Kiss No Hanataba Wo)/今井美樹(Miki Imai)

『YAWARA!』の第2オープニング曲

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楽曲とアニメ映像がこれほどマッチングしているその破壊力たるや"Anime City pop(アニメシティポップ)の頂点"といってもいいと思います

イントロ部分の透過光演出、多彩なヘアー・ファッションチェンジなど、どのシーンを切り取っても都会的な雰囲気があり、City pop(シティポップ)の世界を作り上げています(はっきり言って反則級です)

このオープニングは高校生だった主人公の柔が短大へと進んた44話より使用されています(厳密に言えば90年代の曲なのですが細かいことは気にしてはいけません)

より美しい女性へと成長した柔の姿が見れるのがポイント高いオープニングですね

雨にキッスの花束を(Ame Ni Kiss No Hanataba Wo)/今井美樹(Miki Imai)



『YAWARA!』といえば第1オープニングの「ミラクルガール(Miracle Girl)/永井真理子(Mariko Nagai)」も忘れてはならない名曲です

こちらでも多彩なファッションチェンジが行われており、ショップ前で柔のおじいちゃん・治悟郎さんと一緒にダンスをするシーンは軽快なメロディと相まって素晴らしいカットです

また柔が座っているテーブル席へ治悟郎さんがパフェを運ぶシーンは、山下達郎(Tatsuro Yamashita)や大瀧詠一(Eiichi Ohtaki)らのジャケットイラストで知られる永井博さんや鈴木英人さんのようなタッチで描かれた背景がCity pop(シティポップ)の世界を連想させられます

ラクルガール(Miracle Girl)/永井真理子(Mariko Nagai)

www.dailymotion.com

 『YAWARA!』は柔道アニメで競技をするシーンが多く、普段オシャレができない柔が女の子らしくさまざま衣装に着替えて登場する姿は本編とギャップがあり、よりオープニングの存在が引き立つ演出になっているのがいいですね

 

 番外編

CAT'S EYE(NEW TAKE)/杏里(Anri)

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前回も紹介した言わずと知れた『キャッツ♥アイ(CAT'S♥EYE)』のオープニング曲

"Anime City pop(アニメシティポップ)の代表格"といっていいほどメジャーな曲を今更紹介されても…とお思いでしょうが、改めて紹介する理由があります

今回紹介するのは杏里(Anri)さんのアルバム『TIMELY!!』に収録されている「CAT'S EYE(NEW TAKE)」です

同じ「CAT'S EYE」でもアニメ版とは違う別の曲です

「CAT'S EYE(NEW TAKE)」を編曲したのは、角松敏生(Toshiki Kadomatsu)さん

City pop(シティポップ)を聴く者なら誰もが知っているのではないかとぐらい有名な方アレンジャーでありミュージシャンです

「CAT'S EYE(NEW TAKE)」は〔ワン.ツー.スリー.フォー〕という杏里さんがリズムをとる出だしから角松サウンドが一気に広がり、ビーチやネオンの光といった都会的なシーンを連想させられます

アニメ「CAT'S EYE」も充分にCity pop(シティポップ)として優れている曲ではありますが、よりCity pop(シティポップ)に特化した角松版「CAT'S EYE」を聴いた時の衝撃はものすごいです

アニメ版を聴いてから角松版を聴いていただけたらと思います

 


角松さんはアルバム『TIMELY!!』のプロデュースもされており、City pop(シティポップ)としてすごく良いアルバムなのです

昭和歌謡曲としても有名な「悲しみがとまらない I CAN'T STOP THE LONELINESS」や先ほど紹介したNight Tempoさんの公式リエディット『杏里- Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』にもリエディットされている「Remember Summer Days(リマスターCD盤のみボーナス・トラックとして収録)など、最高にオシャレなシティポップが満載です


"どれを聴いていいか分からない"というCity pop(シティポップ)初心者の方は、杏里さんのアルバム『TIMELY!!』か、角松敏生さんのアルバムや他のプロデュースアルバムを聴く事をオススメします

 

City pop(シティポップ)人気が80年代アニメブーム到来のカギ

80年代のCity pop(シティポップ)やアニメソングには多種多様の輝きがあり、聴いていつも驚かされてばかりです

そんな素晴らしい作品、楽曲に出会うたびに自分が知っていることなんてほんの一部でしかないと痛感させられます


Night Tempoさんの影響もあり、City pop(シティポップ)は日本でも浸透してき始めてきているのを実感しますが、まだまだCity pop(シティポップ)を聴ける環境(コンテンツ設備)が整っていないという現実もあります

City pop(シティポップ)人気の重要性をしっかりと考えていただいて、それに繋がるコンテンツを出していただきたいですね

コンテンツが充実し、City pop(シティポップ)が盛り上がれば80年代のコンテンツ全てに注目が集まります

これからもCity pop(シティポップ)ブームが継続的に続いていく為にも、ブログを通じて応援していけたらと思います

www.youtube.com

80sanime.hatenablog.com

【未CD化もある💿】80年代アニメレコードコレクション🎧VOL.❶

最近、ブログの記事をお蔵入りばかりにしているSATAトミオです


書いては封印、書いては封印ということをして空回りの連続です…

相変わらず自分の文章の構成力にはヘドが出る思いをしています

 

こんな時は音楽を聴いて気分を落ち着かせましょう!

というわけで今回は私が持っているレコードについて書いていきます(めちゃくちゃ突貫で書いた記事なので雑ですいません。先に言っておきます)

 

レコードを集める理由

80年代というのはレコードからCDへと移行していく時代のように思えます(正確には90年代が完全なる移行期とは思いますが)

その為、マイナーな80年代アニメだとCD化されていないタイトルも数多くあります

自分が集めているのはそんなCD化されていないレコードや廃盤されていたりしてCD盤の価格が高騰しているレコードを中心に集めています

 


 

一応我が家のレコードプレーヤーも紹介しておきます 

紹介しておこう、私のパートナーを!

AKAI Professional フルオート高品質レコードプレーヤー Bluetooth対応 BT100」君です

 

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価格はだいたい15000〜20000円ぐらい、自分が買ったのはAmazonからで丁度プライムセールで安くなっていたので15000円ぐらいで購入することができました

Bluetooth対応なのでオーディオ機器とも接続しやすく、またUSBからデジタル出力できてパソコンに音楽データを取り込み、iPhoneなどのプレーヤーに入れることも可能なモデルです

まぁ今の時代としては一般的なレコードプレーヤーな気がしますね

2、3年前購入したものなので今だともっと低価格で良いモノがあるかもしれませんね(ちなみに今紹介したのは現在販売されていないモデルです)

東映映画『宇宙戦士バルディオス』オリジナル・サウンドトラック

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バルディオス』の音楽をTV版に引き続き羽根健太郎さんが映画用に新たに録音したBGMなどが収録されたレコードです

ちなみに私が初めに買ったレコードがこちらのレコードでした

なぜこれが初めてのレコードなのかという理由もありませんが…

TONYさんが歌うOP「Sea Wind」とED「素顔のままで」が聞きたかったからですかね

A面の始まりが「Sea Wind」で裏返したB面の終わりが「素顔のままで」という構成もすごくお気に入りのレコードであります

どちらも良い曲なのですが「素顔のままで」は映画版のエンディングシーンとすごくマッチして良いシーンなので、本編を観てもらってから是非聴いていただきたい曲です

 

『ダンシング・ザブングル

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『戦闘メカザブングル』のちょっと変わったアナログレコード

ザブングルファンの間では結構有名なレコードだと思いますけど、本レコードは"ダンシング"という名の通りザブングルの楽曲をダンス・ミュージックに編曲したレコードなわけです

ジロンやエルチの衣装もダンススタイルになっている特徴的なジャケットも良いですね(ウォーカーマシンもダンシングなイラストになっていて素晴らしい!)

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ザブングルグラフィティ』のED「GET IT」を始め、ザブングルの世界を彩った楽曲が編曲されています

もちろんCD化はされていません

BGMを完全収録した【総音楽集】が発売される際には、是非『ダンシングザブングル』も収録していただきたいですね

 

アタッカーYOU!』音楽集

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作品の存在自体"なにそれ?"って感じになりがちな作品ですけど詳しくは以前私が書いたブログを見てください

80sanime.hatenablog.com

このレコードもCD化されていないわけですけど、本作の音楽を担当されているのが鷺巣詩郎さんで国民的アニメ『エヴァ』シリーズの音楽も担当されている方です

そして鷺巣さんが音楽を担当された初めてのアニメ作品がこの『アタッカーYOU!』なわけです

曲と曲の間にはバレーボールの練習音が挿入されていたりと独特の雰囲気があります

OPの「青春プレリュード」も軽快で爽やかなメロディのあり素晴らしい楽曲ですが、本作の挿入歌である「風のメモリー」も忘れてはならないすごい良い曲です(鷺巣詩郎さんのアルバム「アニ録プラス。」が発売されるまでCD化されていなかった曲です)

『レリック・アーマーレガシアム』音楽集

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最近購入したレコードの中で一番お気に入りなのがこちらのレコードです

『レリック・アーマーレガシアム』はOVAとして発売された作品であり、原作・監督は『ガンダムZZ』や『逆襲のシャア』のキャラクターデザインで知られる北爪宏幸さんがされた作品です

実はこの作品をまだ観れていないのです(観る方法が限られているというのがもっぱらの理由ですが)

その為、このレコードの購入目的はジャケット(特にインナージャケット)なわけです

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インナージャケット

ジャケット買いするのもレコードを集める楽しみの一つですね

 

そしてひろえ純さんが歌う本作の主題歌「WE NEED LOVE」がめちゃくちゃ良い曲なのです

歌詞が全て英語の曲で〔これはアニメソングなのか…?〕といわんばかりに終始アップテンポでめちゃくちゃテンション爆上げになります

本編を観てない奴がここまで熱くなる曲なので、本編を観たあとに聴くと一体どうなってしまうのだろうという要らぬ心配をしております

ちなみにひろえ純さんのアルバム「VOICE」には本曲の日本語歌詞版「愛に帰りたい」が収録されています(このアルバムも廃盤されていて中々買えない)

 

銀河漂流バイファム』"ケイトの記憶"涙の奪回作戦! 新BGM集

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バイファム』のTVシリーズ終了後に発売されたOVA4作目を元に構成されたアナログレコード

OVAのOPとして起用されている白鳥座が歌う「つばさ」は13人の子どもたちをすごく引き立てる味わい深い楽曲のように思えます


銀河漂流バイファム(VIFAM) OVA [ケイトの記憶" 涙の奪回作戦] OP

こちらのレコードはCD化はされているのですがCD盤は中々貴重であり、高騰しているのでレコードを買った次第です

 

このレコードといえば先日、12月7日に京都みなみ会館で行われた原えりこ&佐々木るん トーク&サイン会にてサインをいただいたモノでもあります

お二方はシャロン(cv.原えりこ)役とマルロ(cv.佐々木るん)役で『バイファム』に出演されています(『ヴイナス戦記』と『クラッシャージョウ』の上映会のイベントでしたけど共演作ということで『バイファム』にサインをいただきました)

というわけでここからはサイン会のレポートの様子をちょっと書きます

・サイン会レポート
まず始めに原えりこさんにサインをいただきました

バイファム』のレコードジャケットを渡して「お願いします」と言うと「すごいこれ!初めて見た」と言って驚いてくださり、ちょっとホッとしました(反応なかったらどうしようと思って…)

全員が写っているジャケットでスペースが小さかったので「どう書こうかな」と少し唸りながら書いていただいて〔シャロン❤︎〕という書き添えにテンションが上がってしまいました

「るんちゃん、すごいよ。見て!」と佐々木るんさんにジャケットが移り、「本当だ。すごい」とコメントをいただき、スタッフの方にも「こけしみたいで可愛いですね」と好評だったので気分を良くし、「ありがとうございます」と返した


そして最後に写真を撮っていただき「ありがとうございました」と後にしようとしたところスタッフの方に「お若いですよね」と聞かれ、「25歳です!」と食い気味に答えていました

年齢について聞かれると弱い自分…(完全にキターーと思ってしまいました)

るんさんから「どうして?親が観てたとか…?」と質問をいただいたので「親は全然関係ないです。安彦さん関係から色々と観てます…」と答えて「そうなんだ。やっぱり安彦さんはすごいね」と言っていただいてサイン会を終えました

昨日まで普通のモノとして扱っていたレコードが、お二方のサインが入ることで家宝級のレコードへとジョブチェンジいたしました

実はこのレコードを自慢したが為にこの記事を書いているようなものです(笑)

 

 80年代はレコード時代

とりあえず家にあるレコードを紹介しましたけど、広い80年代アニメの世界を見回せば自分の持っているレコードなどまだまだ米粒程度のように思えます

本当にレコードの世界は奥深い

データではない…レコードという現物を前に"音だけ"を楽しむという体験を是非味わって頂けたらと思います

 

 

またネタに困ったら今回のようにレコードを紹介したいと思います(できればしない方向性でいきたいものですけど…)

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