どうも、最近は家にいることが多いので散財が抑えられているSATAトミオです
ホント出かけることが少なくなりましたね~
その為、最近はネットオークションや通販でアニメグッズを購入することが多くなってます
以前、平成生まれが80年代アニメの為に、LDプレーヤーを購入してみた。📀というLD(レーザーディスク)プレーヤーを購入紹介した記事を書きました
そしてその後、80年代アニメOVAを中心とした私が所持するLDソフトも紹介させていただきました
80年代アニメマスター道を進む者には
【LDを極めし者は、80年代OVAを制す】という格言があります!…(この格言を広めたいと思っているSATAトミオです)
あれから更にLDソフトを買い続け、記事を書く分だけの作品を観ました
というわけで、今回も今までに購入してきたLDソフトを紹介、そしてその作品の魅力について書いていきます
また、今回紹介するLDソフトの中には1本一万円するチョー!高額作品もありますので、楽しみに見ていただければ幸いです
今回紹介するLDソフトは配信やレンタルDVD化されていない作品を選んでいます(一部を除く)
JUNK BOY (ジャンクボーイ)
これは完全にジャケ買いですね!
本作のジャケット(特に裏面)を見た瞬間〔この作品は間違えなく当たりだ!〕と確信して購入しました
結果は(色んな意味で)めちゃくちゃ面白い作品でした
美女を見ると股間がモッコリしてしまうほど無類の女好きなスケベ主人公・山崎良平(cv.草尾毅)は、人気雑誌「ポテトボーイ」の面接を受け、面接官であった「ポテトボーイ」編集長・織田由貴(cv.藤田淑子)に素質を買われ働き始めることになるのです
グラビア(ヌード)撮影に風俗レポート、アダルトでディープな世界を取材する新米記者・良平の苦悩とガッツが描かれています
まぁ簡単に言えば、職場や特定の業界を舞台とした現在流行りの【お仕事系】(OVA)アニメという感じでしょうか
ですが、ただお仕事系アニメとして見るにはあまりにも過激で〔なんで、18禁アニメじゃねぇの!?〕と感じるぐらいアダルトな描写があります
OVAだから良いのでしょうけど、規制!規制!の現代から逆行している作品なので、楽しんで観るというよりも〔これ、(18禁じゃなくて)大丈夫なの?〕という不安の方が勝ってしまうぐらい際どいです
一応、アダルトシーンもライト?に描かれる対策がとられており、例えるなら『シティーハンター』でのモッコリシーンをより過激にしたような印象を受けます
そのように子どもには見せにくい作品でありますが、主人公・良平を演じられているのがブレイク前の草尾毅さんであったり、藤田淑子さんに皆口裕子さんに佐久間レイさん…そして本作のヒロイン・沢本亜樹を演じる鶴ひろみさんなど、幅広いキャラ属性をカバーできる女性声優陣も出演されています
特にヒロイン役をされている鶴ひろみさんは役柄的にも過激なシーンが多く、〔良くやってくれてるよな~〕という謎の感謝をしてしまいました
スケベな作品で人を選ぶ感じもありますが、EDの映像の作画を『Zガンダム』後期OPの作画でお馴染みの梅津泰臣さんが担当されてめちゃくちゃカッコ良かったり、ストーリー展開も割としっかりしていますので見応えはある作品です
※なお、本作のLDジャケット裏面にはこんな記載があります
確かに大人数で(女性と)観た方が楽しめるかもしれませんが…いや~攻めてますねw
バツ&テリー
1987年にサンライズ制作により劇場公開された、大島やすいちさん原作の漫画作品
この作品はLDプレーヤーを入手してから割とすぐに購入した作品だったと思います
本作は同じくサンライズ制作の劇場版『ダーティペア』と併映されていた作品だったこともあり、結構前から存在だけは知っていました
配信サービスでは観れないこともあり〔いつかは絶対に観たい!〕と思っていた作品であり、そんな小さな夢を叶えてくれるのがLDソフトであったわけであります
『バツ&テリー』は、名前の通り野球用語の"バッテリー"からタイトルが付けられていることがわかり、作品の名前を初めて聞いた時は〔野球アニメなんだ〕と思い込んでしまいました
ところがどっこい、話の流れは恋人を事故で失ったアンという女性を立ち直らせる為に、黒髪リーゼントで何事にも全力な高校生・バツ(cv.井上和彦)とインテリ風メガネをかけた冷静沈着な高校生・テリー(cv.塩沢兼人)があの手この手でナンパするという非常にコメディ色の強い作品であります
バツとテリーが喧嘩に、バイクに、女と、バカみたいに青春を謳歌する展開に少し騙された思いをしました
まぁ一応、野球アニメである事には間違えないのですが…相手ピッチャーの股間をめがけて、打球を飛ばしてブチ当てたりする超次元過ぎる展開!
非道すぎるのです
なんでもアリな展開ながら熱く燃える熱血漢ある野球シーンも本作の魅力でございます
本作の監督を担当されたアミノテツローさんは、『超力ロボ ガラット』や『蒼き流星SPTレイズナー』や『シティーハンター』などのサンライズ制作の80年代アニメで演出家として活躍し、90年代には『疾風!アイアンリーガー』『マクロス7』などで監督をされている方です
また超次元的で熱血漢ある野球シーンは、その後監督されるロボット同士の熱い友情を描いたスポーツアニメ『アイアンリーガー』へと受け継がれていると感じます
この作品を観ていると改めて当時はヤンキー(不良)漫画が流行していていた時代であるかのように思えて、そういった時代背景を感じれるのも面白いです
ペリカンロード クラブ・カルーチャ
五十嵐浩一さんによるバイク漫画を1986年にOVA化した作品
ガリ勉ながら親に隠れてバイクに乗る高校生の主人公・渡辺憲一(cv.堀川亮)がプロのプレスライダーとして働く岡崎かな子(cv.小山茉美)に助けらたことをキッカケに様々な人と出会い、恋・ケンカ・友情と思春期の青春全てをバイクを通じ成長していく作品です
そして、助けられたお姉さん・かな子さんと同じ屋根で暮らすことになり、かな子さんのことを好きになっていくというよくありがちな設定も心地良かったりします
ただ、憧れのお姉さんに恋する展開というのは波乱が付き物…
本作を観ているとねぇ、ホント渡辺くんの淡い恋心というのがグサっ!って突き刺さり、青春のほろ苦さを感じるワケです
観られる際は、是非渡辺くんの心情に注目して見ていただきたく思います
本作は1986年に製作されたOVA作品ということもあり、今では規制される様な80年代当時を感じれる描写があります
バイクでの飲酒運転は普通に描かれていたり、ケンカシーンではカミソリの刃を使い顔面を切ってかかるキャラクターがいたりと中々に過激です
また、かな子さんの職業であるプレスライダーというのも、ネット文化の確立により人員も減ったらしく今の時代にはあまり聞かない職業となりました
プレスライダーとは、新聞社やテレビ局などに依頼された原稿や写真フィルムなどをいち早く輸送するオートバイ乗りの仕事であったみたいです
(ちなみに私は、プレスライダーという職業を本作で知りました)
本作は音楽も中々イカしている感じの仕上がりとなっており、特に「THE BUDOKAN」が歌う主題歌は凄く良くて耳に残ります
モノローグの後に流れるOP曲「8 BEAT TEENAGER」は、これから始まるストーリーへの希望と高揚感を与えてくる青春チックなロック曲です
アニメで使用された楽曲という思い出補正を引いてもマジでカッコいい楽曲なので、いつかレコード盤を入手できればと思ってます(当然CD発売なんてされてないでしょうから…)
夢次元ハンター ファンドラ
永井豪原案により1985年〜1986年に制作されたファンタジー作品であり、OVA草創期を代表する作品の一つです
赤い宝珠「ルピア」を持つ次元ハンターのファンドラ(cv.堀江美都子)とパートナーのクエ(cv.神谷明)が、宇宙に隠れる賞金首を捕まえながら行方不明となっている青い宝珠「エンドラン」を探すというストーリーです
本作はPART Ⅰ「レム・ファイト編」、PART Ⅱ「デッドランダー編」、PART Ⅲ「ファントス編」の3つのOVA作品で完結するシリーズ物であり、それぞれに監督・キャラクターデザイン・作画監督が違う珍しい作品でもあります
自分が購入した『ファンドラ』のLDは、OVA3作品が2枚組に収めれたLD-BOX仕様のモノだったのですが、ジャケットを眺めるという意味では単品買いの方が良かったのかなと思えます(永井豪さん画のファンドラ様もいいですけどね)
先ほど3作品ともキャラクターデザインが違うと書きましたが、そのことで生まれたメリットもあります
それがファンドラ様のコスチュームです
本作ではPART Ⅰ「レム・ファイト編」、PART Ⅱ「デッドランダー編」、PART Ⅲ「ファントス編」それぞれに別々のコスチュームが取り入れられています
どのファンドラ様のコスチュームも良いのですが、私が一番好きなのはPART Ⅱ「デッドランダー編」であります
何というか、白いロンググローブってエロくないですか?
こういったワンポイントファッションに結構弱かったりしますw(完全に好みですね)
本作の主題歌は3作とも全て『ドラゴンボール』のED「ロマンティックあげるよ」で有名な橋本潮さんが歌われており、中でも『ファンドラ』の代表曲ポジションにある「心のとびら」は凄く良いです
きまぐれオレンジ☆ロード ジャンプスペシャル
さぁ、こちらが今回の記事のメインディッシュ…一番紹介したかった作品であります
本作は1987年にTVシリーズが放送される以前、1985年に「ジャンプスペシャルアニメ大行進」という全国を回るイベントで上映されたモノであり、パイロットフィルムに似た作品です(以後、本作を「ジャンプスペシャル版」と表記)
制作スタジオやスタッフに違いはなく、キャラクターデザインもTVシリーズ同様に高田明美さんが担当されています
では本作とTVシリーズの一番の違いはというと、出演されている声優さんでしょう
TVシリーズ又はOVAシリーズでは、恭介役を古谷徹さん、まどか役を鶴ひろみさん、ひかる役を原えりこさんが担当されています
しかしジャンプスペシャル版では、恭介役を水島裕さん、まどか役を島津冴子さん、ひかる役を小粥よう子さんが担当され、TVシリーズとは全く違ったキャスティングです
その為、ヒロインのまどかの演じ方にも大きな違いがあり、ジャンプスペシャル版で演じられた島津冴子さんのまどかにはオトナっほい感じがTVシリーズよりも深く出ている様に感じます
このジャンプスペシャル版は、配信サービスやDVDにもなっておらず、このLDソフトのような当時のメディアでしか観ることが出来ない作品であったりします
そんなこともありLDプレーヤーを購入してからずっと狙っていた作品でした
しかし問題なのが…とにかく高い!!
当時のメディアでしか観れないということは当然ながらその価値も増してゆき、30年以上前に発売されたソフトであってもプレミアな価値がつくのは必須ということです
(むしろ、30年以上前の作品だから価値があるのかもしれません)
その中でも本作はプレミアLDアニメの代表として君臨している存在であり、絶対に入手しておきべき作品でありました
本作の狙い続けること約半年…ついに購入!
値段は10,000円…一万円です!
まさか一枚のLDソフトを買うのに万札が飛んでいくとは夢にも思っていなかったです
LD沼に入るということは、こういうことなのか…と実感する瞬間でした
それぐらい本作が欲しかったということであります
しかし、大枚をはたいて購入した本作ですが…収録されてる時間は、わずか30分!
LDソフトって恐ろしい子
80年代アニメは面白くない?
前回紹介したLDソフト5作品で総額1万2000円ぐらいと書きましたが、今回は『きまぐれオレンジ☆ロード ジャンプスペシャル』があることで大きく跳ね上がり2万円となりました
やっぱりLD沼はヤバいです!!
もう5000円ぐらいするLDが可愛く見れるぐらい金銭感覚に狂いが出ています
しかしそれでも、収集して当時の空気感を体感したいと思えるメディアであることは間違いありません
80年代のアニメOVAというのは、正直に言えば面白い作品ばかりではありません
ストーリーが壊滅的に面白くない作品もあれば、続編を匂われる感じをして音沙汰がない作品など色んな意味でやりたい放題だったりします
その中で試験的に挑戦して失敗していた作品が80年代アニメがあり、今の作品の礎になっていると思うと熱くないですか?
おそらく、今後もLDソフトが増える一方で私のお財布からはお金が溶けていくでしょう
まだまだLD沼は暗く…そして深く続いていきますので、また見ていただけると嬉しく思います
皆様もLDプレーヤーを購入してLD沼を楽しみましょう!!
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