どうも、今週は80年代の出来事ばかり調べていたSATAトミオです
今回の記事は『美味しんぼ』後編の記事です
あと、開幕から小ネタ劇場となっております
今回、当ブログ過去最長の記事になりましたが、楽しんで頂ければ幸いです(できれば、最後まで見てね♪)
前回のあらすじーー(栗田さんナレーション風)
Youtubeでアニメ『美味しんぼ』全121話の無料配信がスタートしたことを記念して書かれたSATAトミオさんのブログ『美味しんぼ』が教えてくれた、人生を豊かにする5️⃣つの調味料🍳【前編】
そのブログの完成披露パーティーに南北新聞社も招待され、文化部からは私,トミ田ゆう子とトミ岡さんが参加することになりました
でも…そのパーティーでトミ岡さんが〔欠番回を語らないアンタのブログは"出来損ない"だ〕なんてことを言ってしまったから、書かれたSATAトミオさんはカンカンに怒ってしまって大変!
トミ岡「いいでしょう、一週間お待ちください。一週間後、アニメ『美味しんぼ』の本当(欠番回)の魅力をお教えしますよ」
トミ岡さん!欠番回の魅力って一体何なんですか?
(始めに、前回のブログ【前編】を読まれることをオススメします↓)
(※今回のブログ記事は、トミ岡さんが語り部として書いております。cv.井上和彦でお楽しみください)
まず、アニメ『美味しんぼ』の欠番回についてご説明しましょう
『美味しんぼ』は1988年にTVアニメの放送がスタートし、1992年まで放送された全136話のグルメ(料理)作品です
その後再放送などもあり、近年では動画配信サービスや「AbemaTV」のようなインターネットテレビ局でも放送されています
しかし、動画配信サービスやインターネットテレビ局で配信されている『美味しんぼ』は全121話であり、つまりは15話分が配信サービスからは不足(欠番)して観れないということです
これこそが、『美味しんぼ』欠番回と呼ばれている幻のエピソードであります
次に、なぜ15話分ものエピソードが欠番回として動画配信サービスでは観れないかというと、原料・化学調味料に対する批判や過激な表現など今の時代にそぐわない表現があることから再放送時には放送禁止(欠番)となりました
『美味しんぼ』欠番回15話分については、私の友人であり『美味しんぼ』研究家でもあるshimako〈@shimako04985155〉さんが作成された〈配信欠番回リスト〉をご覧いただけるとよりわかりやすいと感じます
shimakoさんはアニメ『美味しんぼ』を深く考察しておられて、研究の結果を自身のTwitterで発信されているお方です
この度は貴重なデータをお貸しいただきありがとうございます
そして、こちらがその〈配信欠番回リスト〉です
美味しんぼ 配信欠番回リスト(全15話) 作成者:shimako様
それぞれのエピソードに対して、その回の注目すべきキーワードと欠番回になった理由が考察されております
そして、注目していただきたいのが【初登場人物】という項目です
アニメ『美味しんぼ』は、100話以上も放送されたロングラン作品であります
その為、作品内に何度も登場するサブキャラクターが豊富に存在して、作品に彩りを与えてくれます
故に初登場した時のインパクトが大事になってくるワケです
特に欠番回に指定されている第55話「しょうゆの神秘」で登場する三谷さんは重要なキャラクターであり、東西新聞・文化部随一の美貌の持ち主である花村さんと恋仲になる展開が描かれています
第55話「しょうゆの神秘」より、一部シーン抜粋
そして三谷さんが再度登場する第57話「フォン・ド・ヴォー」(配信サービスでは第44話表記)は、第55話の続きにあたるエピソードになっていますので、急展開に戸惑うことになる筈です
その他にも、欠番回には欠番回にしかない魅力があり、批判や過激な表現をしたことで生まれた傑作があります
今回は私がオススメする3つの欠番回エピソードをご紹介させていただきます
『美味しんぼ』欠番回BEST3
第95話「及第ガユ」(1991.2.26 放送)
山岡と栗田は上司である小泉局長から、息子の紀男がグレてしまい夜遅くまで遊んでいることに悩んでいると相談を受けます
紀男は現在中学三年生で高校受験を控えている大事な時期だと話す小泉局長、グータラな山岡を反面教師にすれば公正するはずだ!と頼んだ理由もひどく面白いのです
その事を引き受けた山岡は、ヤクザと繋がりがある不良社員を演じて覚醒剤を勧めるという荒技で紀男を公正させる事に成功します
無事紀男を公正させる事に成功した山岡らではありましたが、グレていた理由が親子関係の亀裂にある事を小泉局長に報告するのです
エリート街道を歩んできた小泉局長は、無意識のうちに息子を追い込んでいたとショックを受ける…そこで山岡が仲直りさせる料理「及第ガユ」を伝授します
ある日の休日、家のキッチンで「及第ガユ」の下準備をする小泉局長
そんな父親の姿も知らず、紀男は本屋に出かけようと二階の自室から玄関に降りてくると家にゴルフクラブがある事に気づきます
休日はいつもゴルフ(接待)に出かけて家にない父親…そんな父親が家にいる事に違和感を感じながらも"親父がゴルフに行かないなんて、雪が降るぜ"と少し笑いながら出かけるのです
そして夜になると、紀男の言葉で導かれたかのようにポロポロと雪が降ってきます
雪降る夜のなか、受験勉強に取り組む紀男…珍しく勉強していると母(妻)から聞いた小泉局長は、下準備していた「及第ガユ」に最後の仕上げをします
出来上がった「及第ガユ」を紀男の部屋へ持っていく母(妻)、お腹空かした紀男は勢いよく食べていきます
そして母(妻)は「及第ガユ」にまつわるエピソードを話し頷く紀男に、"実はお父さんが作ったの"と最後に真実を打ち明けます
一階の階段の下から様子を伺う小泉局長…階段から降りてくる足音が聞こえると、慌ててリビングの定位置に戻り何食わぬ顔でソファーに座ります
階段を降りてきたのは母(妻)ではなく紀男、そしてリビングにいる父である小泉局長の前に立ち「及第ガユ」が入っていた小鍋を置いて立ち去ります
リビングから出ようとした紀男は立ち止まり「父さん、及第ガユ…また作ってくれよな」とだけ言い残し自分の部屋へと戻っていくのです
小鍋の中を覗き米粒一つ残さず食べてある光景に涙粒をうかべる小泉局長
部屋に戻った紀男は再び机に向かい、そしてリビングに戻ってきた母(妻)と小泉局長には笑顔…こうして雪降る夜は過ぎていきます
親子の絆を「及第ガユ」が修復した素晴らしいエピソードでありました
この回の素晴らしいエピソード自体を観てほしいのは当然なのでありますが、もう一つ注目していただきたいのが【雪の表現】です
部屋の中から窓を通して映る雪は、まるでスノードームの様に小さい粒子がゆっくりヒラヒラと降ってくる情景を演出してくれるのです
この回を演出されたのは寺東克己さん…元々はサンライズ作品を多く手掛けるアニメーターでありましたが、1988年以降から演出や絵コンテをされるようになります
『美味しんぼ』では86話「家族の食卓」より参加、絵コンテのみを含む8話分クレジットされています
独特な演出やカット割りから「寺東演出」と呼ばれ、アニメ『美味しんぼ』後期エピソードを支える名演出家です
雪の表現の他にも「及第ガユ」では、独特の寺東演出が見ることができます
小泉局長が無意識うちに山岡をディスるシーン、その時の栗田の表情に落差をつけて4段階にして表しているのは他のアニメでは中々見ることができない表現だと感じます
第95話「及第ガユ」より、山岡をディスる小泉局長に笑う栗田
そんな独特の演出をする寺東回で忘れてはいけないのが、第123話「究極VS至高 対決‼︎スパゲティ」のラストシーンであります
山岡・栗田の二人は、心は繋がっていてもそれを上手く表に出せない…そんな関係をエレベーターの開閉ボタンだけで表現し、山岡の心境を捉えた演出はエモいを超えて神々しいとすら感じます
第123話「究極VS至高 対決‼︎スパゲティ」より、一部シーン抜粋
こちらのエピソードも欠番回であり、配信サービスでは観ることができませんのでご注意ください!
第40話「真夏の氷」(1989.8.21 放送)
〔夏です!海です!〕という軽快な栗田さんのナレーションから始まり、海に訪れる山岡ら文化部メンバーたち
この回の魅力といえば、アニメ『美味しんぼ』の中で唯一文化部3人娘の水着が見れることだと感じます
しかし、それは表向きな魅力であり、この回の真のテーマは"水"です
海の家でかき氷を購入する際に栗田さんらはいちご味のシロップを選ぶ中、山岡は"かき氷の上に砂糖水をかける"ことでシンプル故に氷(水)本来の美味しさがわかる「スイ」を注文するなど、化学合成しているシロップやカルキ臭い水道水を徹底批判する山岡が印象的な回であります
この回で訪れるディスコの中にあるバーカウンターで水割りのカクテルを出されても飲まず、水道水で作った水割りは飲む気がしないとも語っています
そして、物語中盤より重要なシーンへと進んでいくのです
山岡が紹介するBAR「海神」へとやってきた文化部メンバー
静かで良い雰囲気と管理の行き届いた店内に惚れ込む一同であったが、オーナーである大月さんは今日でお店を閉めることを山岡らに打ち明けるのです
水割りを作る時の水を今まで文京区にある小石川の井戸から汲み上げていたが、井戸の地下水脈に工場(家庭)排水が混ざり込み汚染されたことで、"水の良いのが手に入らなくなってしまった"ことが閉店する理由だと語る大月オーナー
BAR「海神」の営業最終日を思う存分楽しんでほしいと大月オーナーは、最高のお酒と微かに残っていた最高の地下水で水割りを作り、山岡ら文化部メンバーに披露します
【名水ありてこその、名酒】だと語る大月オーナー…不純物のない自然の水にこだわり続けた男は、最後の客である山岡らに最高のおもてなしをして水の力の偉大さを伝えます
大月オーナーに笑顔で見送られ、店を後にした文化部メンバー…"これでまた我々は大事な宝を失った…"と本エピソードを的確に捉えた山岡さんの一言が胸に刺さるラストで終わります
『美味しんぼ』という作品は、ネオンの光やディスコなども登場することで、近年では"オシャレ"や"都会的な作品"として取り上げられることがあります
しかしそんな時代の代償として、自然や職人の心…そして不純物のないホンモノが失われていると感じました
そして、大月オーナーと栗田さんの会話の中で「日本も外国並みに飲料水を買わなきゃならなくなるんですね?」と問うシーンがあります
この証言から80年代当時は水を買うという考えはあまり浸透していなかったことが分かると同時に、ペットボトルの水(ミネラルウォーター)をコンビニなどで買うことを当たり前としている現代との価値観の違いに驚かされます
また、水道水をろ過する浄水器を設置する世帯も増え、家庭用浄水器の普及率も現在では40%となり年々増加傾向にあります
それだけ、日本の水が現在進行形でも失われているということであります
今の時代が悪いというわけではなく、失われたホンモノの上に今があることを忘れるな!というメッセージをくれるのが『美味しんぼ』という作品であり「真夏の氷」というエピソードです
第27話「激闘鯨合戦(前編)」(1989.5.15 放送)
『美味しんぼ』の欠番回といえば、誰もがこのエピソードを挙げるほど欠番回の中で一番の代表回であります
この回でテーマとなっているのが、タイトルにある鯨(クジラ)であり"捕鯨問題"です
捕鯨とは、名前の通り鯨を捕獲することでありますが、日本は古来より鯨を捕獲して食料資源としてきました
しかし、諸外国の乱獲などで鯨の数は激減…更に1970年前後からアメリカを中心に「絶滅に瀕している鯨を殺すな!」「人間の次に賢い生き物である鯨を殺すな!」と反捕鯨運動が過熱していきます
「激闘鯨合戦(前編)」は、アメリカの反捕鯨団体「鯨十字軍」のワット副会長が来日したところからスタートします
ワット副会長の来日をニュースで知った山岡ら文化部メンバーは、〔鯨料理が食べたくなった〕と富井副部長の誘いで鯨料理店へと向かうのです
そこで出合わせた海原雄山と一悶着あり、すでに商業捕鯨が行われていない現状を知る文化部メンバー
すると、鯨料理店に反捕鯨運動をする一団が乗り込んできて〔クジラは賢い生き物です!食べないでください!〕と抗議してくるのです
その中には第21話「包丁の基本」で登場した見習い板前のアメリカ人・ジェフの姿があり、鯨料理を食べる山岡らに〔鯨を食べなんて野蛮だ!見損なった〕と毒を吐きながら店から追い出されていきます
反捕鯨団体のやりたい放題な現状を変えたいと考える山岡…
まずは反捕鯨団体に関与していたジェフを説得させようと、山岡と栗田はジェフを連れて大阪にいる鯨愛好家の京極さんの元を訪ねます
山岡らは京極さんのおもてなしで、とある生き物の刺身をいただきます
刺身を食べて美味しいと唸るジェフだが、なんの刺身かも分からず、口の中で分析しながら食べます
次に同じ生き物の内臓を食べ、それら料理が鯨だと理解したジェフは「ひどい!」と激怒
初めて鯨料理を食べて困惑するジェフ…その理由を西洋(アメリカ)に鯨を食べる食文化がないからだと山岡はジェフに話します
京極さんも「鯨を食べるのも日本の文化の一つ。西洋人は牛豚羊などのいろんな肉を食べる…一方、日本人は牛豚羊などの肉を食べてこなかった」と昔の日本人の食文化を語ります
その上で「どうして鯨を食べることが野蛮になるのだ?、西洋人が鯨を食べなかっただけ、牛も鯨も獣である事には違いはないはず」だと話しをするのです
"鯨は賢い動物だ!牛や豚とは違う"と反論するジェフ
しかし、賢かったら殺さない、賢くなかった殺していいと決めること自体【人種偏見と差別】であると真っ向から対立する山岡
そんな山岡に対して「それじゃあ、山岡さんはなんなんですか!?」と声を荒げるジェフ
「魚を食べ、牛を食べ、鳥を食べ、それでウマいのマズいのと言っている…そんなの犯罪じゃないですか!」と遂には山岡の人間性まで非難します
山岡「そうだよ、俺はとても罪深い人間だ…」
「人間という生き物は、とても罪深い生き物なんだ。生命ある存在を食べていかなくては生きていけない」
"牛を殺してもいいが、鯨は殺してはいけないなんてあるもんか!両方有罪だ!!"
「生命あるものを殺さなければ生きていけない、これこそ人間が生まれつき背負った罪なんだよ」
山岡は人間がどれほど罪深い生き物であるかをジェフに激しく問いかけます
山岡の考えに理解を示したジェフであったが、「鳥や牛は家畜として増やせるけど、鯨はどんどん減っていっている」と鯨が滅びる危険性にあることを伝えます
しかし山岡は「鯨の数は減ってなんかいないよ、むしろ増えているのだ」と衝撃の発言をするのです
"鯨は一度は絶滅しかけたが、捕鯨活動を縮小して20年…年々増えてきている"と国際捕鯨委員会(IWC)のデータを元に語る山岡
「しかし、アメリカはいくら鯨が増え続けても絶滅しかかっていると言う」と話し、反捕鯨運動の謎についても言及しています
"1988年より日本は一切の商業捕鯨を禁止されている"と山岡は語り、そして1990年に国際捕鯨委員会(IWC)の調査次第で今後の商業捕鯨活動が左右されるとして「日本の捕鯨関係者はそこに一縷の望みを託している」と商業捕鯨の現状をジェフらに伝えます
捕鯨問題の真実を知ったジェフは東京に戻り、反捕鯨団体・鯨十字軍のワット副会長に会います
しかし翌日、山岡らの元を訪ねてきたジェフは、下を向き涙を流していたのです…
ここで(前編)が終了します
後編は山岡vs鯨十字軍のエピソードとなっており、反捕鯨団体の実態が暴かれていきます
"鯨は増え続けているにも関わらず、なぜアメリカ(反捕鯨団体)は絶滅に瀕していると言うのか…"
そこには、ある政治的な理由があるのです
是非前編を観て、後編で衝撃の真実を確かめてください
このエピソードで取り上げられている捕鯨問題…これはフィクションでなければ過去の出来事でもありません
現実に、そして今現在も続く出来事なのです
1988年に禁止された商業捕鯨は、その後30年間…つまりは平成という元号では、生態調査などを行う調査捕鯨しか行われることがありませんでした
しかし、時が動き出したのは2018年12月…日本政府は国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を通告し、2019年7月に商業捕鯨を再開すると宣言します
そして2019年6月に国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退、2019年7月から商業捕鯨が再開されることになりました
31年の沈黙を破り令和という新たな元号を迎えることで商業捕鯨は再開され、ここから新たな捕鯨文化が始まるワケです…
だが問題はまだまだ多く、国際捕鯨委員会(IWC)を脱退したことで日本は領海及び排他的経済水域(EEZ)のみでの活動に限られており、今まで最大の漁場としていた南極海(南氷洋)での捕鯨ができなくなってしまい捕獲量が少なくなっていることが問題視されています
更に捕鯨禁止から31年経っているということは、40代よりも下の世代は鯨の肉をあまり食べてこなかったことになります(筆者である私も食べたことがありません)
今まで食べてこなかった世代が、果たして鯨の肉を食べるかどうか…問題は絶えません
それだけ現在も続く問題であります
欠番回から知る、80年代の社会問題
今回紹介したエピソードは、再放送や配信サービスで観れないことを重ねて申し上げます
しかしなぜ、これらのエピソードが欠番回として扱われ観れないのには批判や過激な表現のほかに、もう一つ理由があると考えています
それは…アニメ『美味しんぼ』の表現が的確でリアリティーがあり過ぎたことです
アニメ『美味しんぼ』は【究極のアニメドラマ】と謳った作品です
山岡・栗田が「究極のメニュー」を完成させようと日夜奮闘したように、アニメスタッフの方々もまた【究極のアニメドラマ】を目指し真摯に作品に向き合い制作されたわけです
だからこそ、80年代当時に問題視されていた社会問題にリアルに鋭く切り込み、批判や過激な表現で欠番回になったエピソードには歴史的な価値があるのです
そして、先程書いたように捕鯨問題のような今現在も続く社会問題も作品内で描かれています…
『美味しんぼ』の欠番回を観て、現代にも通じる食料問題(社会問題)について考えるきっかけになればと思っております
(※OP1「YOU」又は、OP2「Dang Dang気になる」の(終盤に流れる)ピアノアレンジ曲をイメージしながら読んでください)
SATAトミオ「…私は『美味しんぼ』の魅力を何もわかってなかったんだな…」
トミ岡「いえ、それは違いますよ。前回、トミオさんが紹介した『美味しんぼ』の魅力も素晴らしいものでした。ただ俺は、欠番回の存在を忘れてほしくなかっただけなんです。」
SATAトミオ「トミ岡さん…」
トミ岡「それに『美味しんぼ』…ひいては80年代アニメには、まだまだ語れていない未開拓な魅力がたくさんあります。それを共に開拓していきましょう!」
SATAトミオ「ええ、私も心を入れ替えて、もう一度80年代アニメと向き合ってみます!」