80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

20代の若者が『クラッシャージョウ』に救われた話🌟

どうも、ブログ記事を4つほどお蔵入りにして大迷走中のSATAトミオです

最近、調子が悪くてブログ活動自体乗れていないなと感じることが多々あります…

このままではいけない!

そんなわけで今回は、私にとっての原点であり救世主と呼ぶべき80年代アニメクラッシャージョウについて書きます

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わたくしSATAトミオは、現在25歳の若造であり、同世代や次世代の若い方に80年代アニメを広める為にブログ活動を行なっております

しかし、そんな私も初めから80年代アニメを広める活動をしていたわけではありません

80年代アニメを若い世代に広めなくてはいけないと思ったきっかけがあり、そして一度は80年代アニメを観るのをやめようと思った大きな過去があるからです

クラッシャージョウ 』に救われた過去があるから今の私が存在しているのです

80sanime.hatenablog.com

 

80年代アニメを観るのをやめようと思った事…

今(2020年)から4年ほど前に『クラッシャージョウ』を映画館で観れる機会があり、初めて劇場で観れることにワクワクしていた時の話です

その日はなんとアルフィン役の佐々木るんさんの舞台挨拶があり、しかもサイン会もあるということで楽しみに当日を迎えました

クラッシャージョウ』の舞台挨拶&サイン会がある日は別のイベントが午前中にあり、そのイベントというのも80年代アニメに関する行事(トークイベント)でした

こちらのイベントは事前に抽選があり、高い倍率を潜り抜けて掴んだ切符であったのです

 

そして当日、会場に向かったわけですけど…周りを見れば40代50代の方ばかり、同世代の若い人がいない…

トーク内容も80年代をリアルタイムで過ごしてきた方に向けてという感じで…まるで同窓会のようなムード

 


中学生になって衝撃を受けた80年代アニメ…当時は同世代で同じ趣味の友達もおらず、自分一人の世界でした

そこから高校へ進学してからも一人だけで楽しんできたわけです

30年も前の作品…それが当たり前だと思って観てきました

ですが、このイベントに参加したときに〔(平成生まれの自分は)ここに居てはいけないのではないか…〕ということを感じたのです

例えるのなら、「スイミー」や「みにくいあひるの子」…自分だけが違う存在に見えるのであります

"80年代アニメを好きな20代なんておかしい"という感情が自分の中で芽生え始めて、そんな事を考えている自分も嫌で…

 


そして、、、

80年代アニメを観るのを、やめよう〕と思ってしまったのです

 


今思えば、なんでそんなにも思いつめたか分かりませんが、イベントに参加した当時は酷く真剣に考えたものです

イベントが終わってからも近くにあったベンチで半時間以上動くことができず、同世代がいない辛さに苦しんでいました

そんなことは昔から分かっていた…それでも好きでいたモノの価値観が頭の中で崩壊していく苦しさといったら、この世の終わりに近い感じなのでしょうか

 

ずっとベンチにいるわけにもいかず、ある程度して落ち着いてきて家に帰ろうとしましたが、既に『クラッシャージョウ』の舞台挨拶とサイン会のチケットも取っていたのです

観に行ける気分ではありませんでしたが、せっかく取ったチケットを無駄することにもなるので、"これを最後の一本にしよう"…という思いで映画館に向かいました

 


 

映画館に向かうとやはり周りにはリアルタイム世代の方しかおらず、せいぜい若くても30代後半が数人(もしくは一人)いるという感じでした

"やっぱり20代の自分がいるべき世界ではないな…"という感じが私の中でありました

 

上映が始まる前に佐々木るんさんのサイン会があり、整理券がある以上は並ぶわけです

「子どもの頃に観てました!」とリアルタイム世代の方がるんさんと楽しそうに話している中でも、自分の存在が浮いているなと思いつつ列に並び見つめる状況…

そして自分の番になりサインを頂こうとするわけですが、ブルーだった自分は特に話すこともなくサインを描き終わり、受け取ろうとしたところ私の顔を見るなりるんさんは沈み込むように下を見て「若い…」と小さく笑いながら呟いたのです

若いと言われた瞬間、ブルーだったハートに火が入り、とっさに「「(当時)22歳です!」」と身を乗り出して返している自分がいました

「「えぇー!?(『クラッシャージョウ』が)公開された時、君どこにいたの?」」と聞かれたので「まだ生まれていなかったです」と答えるとすごく笑ってくれたのを覚えています

そして帰ろうとすると「どこで(『クラッシャージョウ』の事)知ったの⁉︎」と呼び止められて、「ガンダム』から見始めて安彦さんの作品を観るようになりました」と答えるとすごく頷いてくれました

そこから自分に興味を持ってくれていると思った若造は暴走し始めて「マクロス』も『バイファム』も『レイズナー』も見ました!」と聞かれてもいないことをペラペラ語り出したにも関わらず優しく「ありがとう」と言ってくださいました


沈んだ気分でサイン会に参加してわけですが、るんさんとの会話は"このまま昔のアニメを好きでいてもいいだ!"と思わせてくれました

そして、るんさんの何気ない対応にすごく救われ、ホントに感謝してもしきれません

重ねてお礼申し上げます!ありがとうございました!!

 



るんさんとの会話で少し明るさを取り戻した私はサイン会の後、舞台挨拶付きの『クラッシャージョウ』を初の劇場で鑑賞

大画面で活動するジョウ達と大音量で聴くオーケストラの素晴らしい…TVで観ていた本作とはまるで別物でありました

そして、観ているうちに悩んでいた事をすっかりと忘れ、"やっぱり自分は80年代アニメが好きなんだ!"という事を強く思いました

 

周りがどうであれ、自分が好きなモノを塞ぎ込む必要なんてない

 

そして、この時に思ったことがもう一つあります

周りに同世代がいない事を悔いても仕方がない…ならば、自分が80年代アニメの魅力を若い世代に伝えていけばいいのだと感じたわけです

一度は80年代アニメを観るのはやめようとすら思った若造が、若い世代に80年代アニメを伝えようと決意する…これは相当硬い意志でやっております

 

このようにして出来上がったのが当ブログです

 

ホントに『クラッシャージョウ』という作品と佐々木るんさんに助けられて、そして今の自分があると感じます

 

気持ちをストレートに書く

最近の自分は、〔何か良い文を書かなくては〕と焦ったり〔中身のある内容を提供しなくては〕と硬くなって、本来の文を書けていなくてスランプ気味になっていました

80年代アニメの魅力を伝えようとあれこれと考えていたことが、自分へのプレッシャーとなり楽しむ事を忘れていたのだと思います

だからこそ、自分を80年代アニメに引き戻してくれた原点である『クラッシャージョウ』について今回は書きました

今後はあまり文章の繋がりなど綺麗な記事作りを気にせずに、自分が伝えたいことを"ストレート"に書けるようになりたいと思います

 

今回は少し暗い話で申し訳なく思っております

自分も25歳の若者なんで、これからはもう少しフレッシュな記事を提供できるように精進します

(今度『クラッシャージョウ』の紹介記事も書きます)

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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🌟-前回の記事-🌟