皆さん、お元気ですの?
最近、大きな買い物をして〔もう後戻りはできない!〕と感じているSATAトミオです
80年代アニメを極める為には避けて通れぬ道…これを所持していなくては話にならないというアイテムを手に入れました
詳しくは次回のブログ記事にて書こうと思っておりますので、興味のある方には見ていただきたいと思います
以前に『魔法の天使 クリィミーマミ』の魅力を取り上げた記事、名作プレイバック第6回『魔法の天使 クリィミーマミ』マミの魔法は親から子へ🔮を書きました
その文末で、〔現在視聴中の『魔法の妖精 ペルシャ』の記事も書く予定をしていますので、乞うご期待!〕と書かせていただきました
そして先日『ペルシャ』を視聴完走したわけです
『魔法の妖精 ペルシャ』全48話完走しました
— SATAトミオ@80年代Lover(25歳) (@YTOSzjxpdHOjt9g) 2020年5月19日
長年待たされた分だけあって、数倍も楽しんで観ることができた♪(やっぱり素晴らしい作品でした😆🎶)
最終回前のエピソードの雰囲気が凄すぎる!
ペルシャファンが虜になるわけだ✨
あと「見知らぬ国のトリッパー」のピアノ版は反則❗️ありゃ泣くわ😭😭 pic.twitter.com/U3DuzvcrFj
というわけで、名作プレイバック第8回の今回は『魔法の妖精 ペルシャ』を紹介していきます!
『魔法の妖精 ペルシャ』とは、1984年にスタジオぴえろ制作で全48話放送された青沼貴子原案の魔法少女アニメです
また、ぴえろ魔法少女シリーズの第2作目にあたる作品でもあります(第1作目が『クリィミーマミ』)
あらすじーー
アフリカで育った11歳の少女・速水ペルシャ(cv.冨永みーな)は両親と暮らす為に日本へと帰国する飛行機の中で、ラブリードリームと呼ばれる不思議な国に導かれます
愛のエネルギーを集めてラブリードリームを救う為に、ペルシャは魔法の力を授かるのです
魔法の呪文を唱えることでペルシャは赤い髪の17歳の美少女へと変身できるようになり、お目付け役の三匹のカッパ(ゲラゲラ・メソメソ・プリプリ)を振り回して自由気まま直感的に魔法の力で愛のエネルギーを集めます
変身した美少女ペルシャの虜になっている年上の双子の幼なじみ・室井学(cv.難波圭一)と室井力(cv.水島裕)には自分の正体に気づいて欲しいと複雑な心境を見せながらも、ペルシャは室井兄弟のどっちが(恋愛対象として)好きなのかと悩む三人の恋模様も魅力的です
本作は『クリィミーマミ』で描かれたアイドル物とは違い、魔法の国を救う為にペルシャが様々な人と出会い・成長していくというオーソドックスな魔法少女作品となっています
また、大好きな相手が自分の変身後の姿に魅了されても正体に気づかない展開など、共通する点もございます("自分の正体に気づいてほしいけど言えない"展開が、もどかしくて良いですよね♪)
ペルシャは魔法の力で美少女ペルシャへと変身することで、女子プロレスラーやモトクロスのレーサー、人魚など様々な職業のスペシャリストになれるのも魅力です
そこで出会う人と心を通わせる事で、ペルシャが成長していくわけです
今回紹介している『魔法の妖精 ペルシャ』という作品は、『クリィミーマミ』の次作のぴえろ魔法少女シリーズ第2作目という知名度の高いポジションにありながら、レンタルDVDも動画配信サービスでも観ることができない作品として有名でした
観る方法としては国内版DVDとLD(レーザーディスク)とどちらも初見にはハードルが高いような気がします
私も本作の存在を知った3年前より、配信サービスなど色々と調べて視聴を試みましたが、手が届かず…
私自身もLDを購入して視聴しようとしていました…
しかし、そんな状況を変えたのが「dアニメストア」です!(前回に続き同じ展開です)
4月から配信がスタートして、配信予告が出た時には〔さすがに嘘だろ〕と思いました
だって3年も待っていてどこも配信されていなかった作品ですよ…そりゃ疑いますよ
前回の名作プレイバックで紹介した『スターザンS』といい、最近の「dアニメストア」はやばいです
(今後もよろしくお願いします!)
更には「dTV」でも配信がスタート!
手軽に視聴できるようになった今こそ『魔法の妖精 ペルシャ』の魅力を伝えていかなくていけない時です
というわけで、本作の魅力を簡単に説明していきます
2人のペルシャ
『ペルシャ』という作品にはとても魅力的なキャラクターが多く登場します
その中から主要キャラクターの紹介をしたい思います
速水ペルシャ(cv.冨永みーな)
幼い頃からアフリカで沢山の動物に囲まれて育った野生的な11歳の少女
日本にいる両親と暮らす為に日本へ帰国する
4歳年上の双子の幼なじみ・室井兄弟ことが大好きで、いつも引っ付いて行動しようとする
日本の生活に慣れていない為どんなことにも興味を示す女の子で、脱走犯を家に招いたり大金持ちの社長と友達になったり路頭に迷うおじさんを家に泊めてあげたりとハチャメチャなことをします
語尾が特徴的な"通称:ペルシャ語"を話す
美少女ペルシャ(cv.冨永みーな)
ペルシャが魔法の力で変身した姿
変身することで17歳の女の子になり、あらゆる職業のスペシャリストになることができる
登場しては突然消え去る彼女の姿に、室井兄弟の2人は虜になっている
シンバ
アフリカでペルシャと友達だったライオン
日本での生活に慣れないペルシャが寂しさのあまり、魔法の力で呼び寄せネコの姿へと変身させる
魔法の力を受けた影響で人間の言葉が話せるようになり、日々暴走するペルシャをサポートする
ゲラゲラ(cv.千葉繁)・メソメソ(cv.亀山助清)・プリプリ(cv.三田ゆう子)
ラブリードリームに住む妖精のカッパ
ペルシャが魔法の力を授かったことでお目付け役として人間界に移り、ペルシャをサポートする
ゲラゲラは関西弁でツッコミが激しく、メソメソはネクタイをしており美意識が高いロマンチスト、プリプリは三匹の中で一番のしっかり者であるが時々過激的な発言をする
室井学(cv.難波圭一)
双子の兄(15歳)
頭が良くて、生徒会長も務めるしっかり者
イケメンで学校内での人気も凄いが恋愛感情に鈍く、ペルシャの事も可愛い妹と思っている
室井力(cv.水島裕)
双子の弟(15歳)
運動神経が良く、ラグビー部に所属している
行動力があり、とにかく何事にも負けず嫌いな努力家
御友小夜(cv.島津冴子)という同い年のガールフレンドがいるが、ぶっきら棒な性格から度々衝突をする
その他にもペルシャのクラスメイトである、よよこちゃんや冬太(とうた)ちゃん…あと紀信など魅力的なキャラクターがたくさんいます
特に篠川紀信というキャラクターは一癖も二癖もあり、『ペルシャ』を視聴する際に大きな試練を与えます(はっきり言うと嫌なキャラクターです)
そんな紀カス.紀信ちゃんの行動にも注目していただければと思います
ペルシャが話す言葉【ペルシャ語】講座
『ペルシャ』の魅力といえばなんといってもペルシャが話す独特な言葉、通称【ペルシャ語】です
今現在でも特徴的な言葉を喋るキャラクターはたくさん存在しますが、それのどれともペルシャは違うような気がしますね
ペルシャの無垢な可愛さと冨永みーなさんの演技との合わせ技は芸術に近いと感じます
ここでは主なペルシャ語の解説をしていきます
① 〜の
ペルシャの話し方は基本的に語尾には「〜の」という言葉が付きます
例「いただきます」→「いただきますの」
「疲れました」→「疲れましたの」
そして応用編として語尾の「です」に「〜の」が付いた「〜ですの」という言葉を理解することが、ペルシャ語マスターへの重要なポイントとなります
例「大好きです」→「大好きですの」
②わーの
嬉しい時に使います。使い方としては「わーのわーの」という風に2フレーズ続けて使うことが効果的とされています(つまりは「わーいわーい」のペルシャ語版ということです)
③きゃーの
興奮する瞬間に使います。女性の甲高い声・黄色い声の「きゃー!」という言葉をペルシャ語にしたものですね
可愛いものを見てテンションが上がる瞬間などに使えます
④やーの
拒絶的な反応を示す時に使います。「嫌(いや)」という言葉を変換したものであり、「いやーの」と言う時もあります
ちょっと駄々をこねる時などに使われます(こちらも「やーのやーの」と2フレーズにして使うことが多いです)
⑤ウッスラパー
今までに紹介したペルシャ語は、既存の言葉を変換したものでありましたが、こちらの言葉は完全なるオリジナル語です
「ウッスラパー」は相手への怒りが頂点まで達した時に使われる言葉で、「バカ」という意味合いがあります
ペルシャは室井兄弟に対して使うことが多く、子ども扱いをされたりすることへの怒りと悲しみを込めた言葉となっております
相手に対して「バカ」とは言えないけど、怒りの感情だけはぶつけたい時に「ウッスラパー」と叫ぶことをオススメします(相手には意味がわかりませんので)
ペルシャ語を理解することが本作をより楽しむポイントとなります
是非本編を観て、ペルシャ語を楽しみますの♪
(分からなくても本作を観ていれば徐々に理解出来てきますのでご安心を)
オープニング曲から惹かれた『ペルシャ』の世界
私が『ペルシャ』という作品を知るきっかけになったのも、その魅力に惹かれたのも前期OP「見知らぬ国のトリッパー/岡本舞子」があったからです
アニメのOPだけでこれほどまでに興味を持った作品は殆ど無くて、普段本編を観ていない作品のOPEDはあえて聴かないようにしている私も、この曲だけは何度もリピートして聴いておりました
それだけインパクトのある曲だということです
ちょっとだけ曲の解説をしていきましょう
まず、イントロ部分のピアノの神秘的な世界観にドンドン引き込まれていきます
ゆったりとしたメロディで奏でられていくかと思いきや、Bメロに入るあたりで転調してOPらしさが出てきます
サビに突入してからも少女らしい歌詞である「私の心さえ 知らずにいるの」とフレーズに心を奪われて、そしてサビ後半にはバックコーラスが参入してきて、曲の盛り上がりが最高潮に!(ここが一番好き)
イントロ部分からは考えられないほどの後半の盛り上がり…しかし熱血系のOPというわけではなく岡本舞子さんの幼くも透き通る歌声が響き渡る名曲です
やっぱり私の解説だけでは「見知らぬ国のトリッパー」の魅力は伝わりませんので、是非聴いてみてください!
更に作品中盤より、本曲のピアノアレンジが本編内で流れます
そのピアノアレンジが作品の鍵になり、それがそれがホントに素晴らしいのです(アレは反則級の素晴らしさ!)
私と同じように歌の魅力から本作を知るきっかけになればと思います
(今回紹介した「見知らぬ国のトリッパー」を含む『ペルシャ』のOPEDが全て収録されていて、他のぴえろ魔法少女シリーズの曲も収録されているアルバムが↓)
3年待って観れた喜び
本作は基本的に1話完結の作品であり、それぞれのエピソードに子どもの夢が詰まっていると感じます
そして最終回の4話前からは作品の雰囲気がガラリと変わり、この4話の為に『ペルシャ』という作品を観てきたのかと思うぐらい素晴らしいストーリーとなっております
ホントにね…"尊い"というのはこの事か!というぐらい世界観が美しく感じます
ペルシャという女の子が魔法の力を手にしていかに成長してきたのかを観れるエピソードなので、その4話の為だけにも是非観ていただければと思います
冒頭でも話したように『魔法の妖精 ペルシャ』という作品は中々観ることのできなかった作品です
私自身も観るまでに3年も待ったのです
待たされた分だけ喜びを噛みしめて、他の作品を観る時よりも何倍も楽しんで観ることができました
私がそれほどまで待たされた作品が、現在「dアニメストア」と「dTV」で配信されているわけです!
コレがどれだけ素晴らしいことか分かりますでしょうか⁉︎
手軽に観れる今こそ、是非観ていただきたいと感じています
長年配信されなかった『ペルシャ』…その封印が解かれたことによって、ぴえろ魔法少女シリーズはついに動き出したのです
これをきっかけに現在配信されていない他のぴえろ魔法少女シリーズである『マジカルエミ』や『パステルユーミ』も配信されることを願っています
前回の【名作プレイバック】↓