80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

名作プレイバック第7回『OKAWARI-BOY スターザンS』マイナー作品からの脱却🌲

皆さん、各地で緊急事態宣言が解けて気を緩めていませんか?

どうも、緊急事態宣言が解けても私の心中は全く解けていないSATAトミオです

 

めちゃくちゃブルーなのです

そのわけは、すごく仲良くさせてもらっている友人の方と先週の日曜日から連絡が取れない状態にあるからです…

こちらからのアクションにも反応なし

Twitter上では気丈に振る舞っているつもりですが、ここ一週間でメンタルはボロボロになっています…

何事もなければいいのですけど、考えれば考えるほど最悪のケースばかりを考えてしまいます


人の生涯、出会いもあれば別れもある…しかし、これが別れだとは思いたくない


いつかまためぐりあえると信じています

それまで、ずっと待ってますーー

(※現在解決済み、ご心配をおかけしました!)


…まぁ私の話など今回はどうでもいいのです!(すいません、開幕から暗いムードで…)

 
そんな辛い時ほど心の底から笑顔になれる楽しいアニメですよ‼️

 

名作プレイバック7回目の今回紹介するアニメはOKAWARI-BOY スターザンSでございます

f:id:satatomio:20200524200649p:image

 『OKAWARI-BOY スターザンS』と書いて、(オカワリボーイ スターザンス) と読みます


『スターザンS』は有名なタツノコプロ制作のアニメでありながら配信サービスにもなく、激レアな作品として扱われてきました


私も配信されることがないと諦めていたので、昨年の9月にBlu-rayを購入して観ました

 
しかし、そんな状況を変えたのがdアニメストアです!

 

3月末に突然の配信スタート、あまりの衝撃に腰を抜かしたのは私だけではないハズでしょう

80sanime.hatenablog.com

 

今もっと熱く・盛り上がっている『スターザンS』の魅力を語らないでどうするの?と思いませんか⁉︎

ということで、今回は多くの熱狂的ファンを持つ『スターザンS』について書いていきます!

 



OKAWARI-BOY スターザンSとは、1984年にタツノコプロ制作で全34話放送されたギャグアニメです

 

あらすじーー

八神ジュン(cv.高田由美)は行方不明になった父を探しに理想郷・パラトピアを目指して宇宙に出ます

キラキラ星に不時着したジュンは小人民族のセノビ族と出会い、父の消息とパラトピアの情報を探します

セノビ族と対立するロボット族の攻撃に遭ったジュンはセノビ族の守り神・スターザンS(cv.井上和彦)に救われるのです

一方、ジュンのことが大好きで地球から追いかけてきた狩上エビルス(cv.玄田哲章)とその家族"狩上ファミリー"もキラキラ星に不時着し、ロボット族と出会い、ひょんなきっかけから神様と崇めらることになります

パラトピアの存在を知った狩上ファミリーはジュンから情報を聞き出す為に捕まえようとします

 

"SF要素(スターウォーズ)×ターザン"という異色の組み合わせを大胆にミックスさせ、タツノコプロ特有のギャグセンスが光る作品であります

 
そして…

"ジュンちゃんのお父さんの行方は?""パラトピアは存在するのか?""そしてスターザンSとは何者なのか…?"


3つの謎が『スターザンS』のストーリーを動かしていきます

 



OKAWARI-BOY スターザンS』の【OKAWARI-BOY(オカワリ-ボーイ)】とは、二枚目と三枚目のスターザンSの容姿が変わることの「お変わり」を指した言葉です


始めはその意味が全く分からず、同じ食べ物をもう一度食べる言葉の「おかわり」のことだと自分は勘違いしていました(笑)

 
だって次回予告の時のスターザンSの決めゼリフが「キミもOKAWARI(オカワリ)するゥ~?」なんて、ご飯のおかわりを誘われている絵を思い浮かべませんか?


そんな茶番劇は置いといて。。。

早速、本作の魅力を紹介していきます…イェーイ!

 

 

一度見たら忘れられないキャラクターたち

『スターザンS』には個性豊かなキャラクターが多く登場します

作品を盛り上げるキャラクター達を紹介していきましょう

 

スターザンS(cv.井上和彦)

f:id:satatomio:20200524204103j:image

キラキラ星に住み、セノビ族に育てられた謎多き青年

普段はひょうきんな三枚目の顔をしているが、愛しのジュンちゃんの前だと等身も変わりイケメンな二枚目キャラに大変身する(どういうメカニズムなんだろう…)

セノビ族の守り神として、相棒のミュータンと共にロボット族の脅威から守り続けている

 

イケメンな二枚目とショタな三枚目のスターザンSがいることで、どちらの需要にも対応しているあたり素晴らしいと感じますね

 

八神ジュン(cv.高田由美)

f:id:satatomio:20200524203553j:image

父親の消息を尋ねてキラキラ星に不時着した地球人

二枚目のスターザンSに一目惚れしています

パラトピアの情報やエビルスの結婚問題など、たびたび狩上ファミリーに誘拐される騒動を引き起こします

 

 ミュータン(cv.小宮和枝)

f:id:satatomio:20200524184501j:image

スターザンSと共に暮らす小動物

スターザンSの良き相棒であり、食事の時は底知れぬ食欲をみせる

ジュンちゃんがピンチになると「ピーポーピーポー」とサイレント音のように鳴き、スターザンSに危機を知らせる(この鳴き方が可愛いすぎるッ)

 


 

ここまでスターザンS側のキャラクターを紹介しましたが、『スターザンS』といえば敵も魅力的な作品です

ジュンちゃんを追ってキラキラ星へとやってきて、敵対するロボット族の神サマとなる"狩上ファミリー"についても書いていきましょう!

 

狩上エビルス(cv.玄田哲章)

f:id:satatomio:20200524184441j:image

ハチローとリズの息子

ジュンちゃんのことが大好きで、スターザンSと恋のライバル関係にある

祖母のマネコちゃんに溺愛されており、甘やかされて育ったことでボディーも性格もわがままなキャラクターになっています

マネコちゃんに頼りジュンちゃんとの結婚を狙います(見た目からはわからないが実は18歳)

"バカ息子"という言葉がピッタリハマるキャラクターではあるが、ジュンちゃん一筋なところや純粋な性格から憎めない存在です

 

狩上マネコ(cv.香椎くに子)

f:id:satatomio:20200524203607j:image

地球でも有数の大企業「狩上グループ」の会長

パラトピアの存在を知り、不老長寿の力を得ようとしている

ジュンちゃんに続きパンチラ率が高いキャラとして知られています(誰得)

あと家族で唯一の関西弁キャラなのですけど、出身は関西の方なんでしょうかね

 

狩上リーズ(cv.小宮和枝)

f:id:satatomio:20200524203622j:image

マネコちゃんの娘であり、ハチローの妻

ハッちゃんに対して鬼嫁な一面もあるが、根は優しくてしっかりとした芯のある女性らしさを持っています

あとマネコちゃん程ではないですが、とてもグラマーなキャラでもあります(太っているとは言ってはいけない)

ちなみに「狩上グループ」の社長です

 

狩上ハチロー(cv.青森伸)

f:id:satatomio:20200524190904j:image

マネコちゃんからは"ハッちゃん"と呼ばれるリーズの旦那

リーズと結婚したことで狩上ファミリーの養子に入るが、マネコちゃんやリーズからはぞんざいな扱いを受ける

"養子に入って19年…"と語り始めるセリフが毎回のお決まりとなっています(このセリフめちゃくちゃ好きです)

結婚する前はボクシングのチャンピオンであった経歴もあり、ハードボイルドにクールにキメるシーンがある(クールなハッちゃんが大好きです!)

f:id:satatomio:20200524203635j:image

 

その他にも、ロボット族の族長のダースベーロ鉄人ウルトラZなど個性的なキャラクターがたくさん登場します

 

 

ショタ・スターザンS(三枚目)とイケメン・スターザンS(二枚目)

f:id:satatomio:20200524191335j:image

本作の見どころといえば、なんと言ってもスターザンSの二枚目キャラと三枚目キャラの変化です

普段は幼くひょうきんなスターザンSでありますが、ジュンちゃんの前では好かれる為にイケメンへと変化できる不思議な能力を持っています(そしてイケボにもなる)

ジュンちゃんにダラしない三枚目姿を見せると嫌われると思い、絶対に見せないようにしています…ここが本作のキーポイントであります

二枚目キャラは顔の筋肉などを極限までに整えている状態なので、活動時間はウルトラマンのように限られています

限られた活動時間の中でスターザンSはいかにして三枚目姿を晒さないかをアタフタして見るのが本作の楽しむポイントです

また二枚目キャラを維持する為に日々トレーニングしているシーンなどもあり、人間味のある姿も描かれています

f:id:satatomio:20200524190945j:image
二枚目と三枚目の2人のスターザンS…どちらにも素敵な魅力があり、またスターザンSを演じる井上和彦さんの演じ分けも素晴らしいので、演技にもぜひ注目していただきたいです(三枚目の演技も作品前半と後半では微妙に違うのもポイントです!)

ジュンちゃんの前でコロコロと顔色を変えるスターザンSを楽しんでいただきたいと思います

 

アニメ育ち世代が書くバラエティ豊かなギャグ展開

『スターザンS』の魅力、それはストーリーにあります

当時約24歳とまだまだ若手脚本家だった島田満さん、井上敏樹さんらの新しく若い力で作られた作品です

そのお二人の世代というのはTVアニメを観て育った若者がアニメ業界に入ってきた世代であり、TVアニメに影響を受けたユニークなストーリー展開が多く見られます

ジュンちゃんのダミーロボットを作りスターザンSを誘惑する回(第6話)やエビルスが二枚目スターザンS並みにイケメンになる回(第12話)や童話・シンデレラの展開をビキニのブラジャーで描いた回(第20話)など、バラエティに溢れています

f:id:satatomio:20200524190606j:image

その中でも光るのがパロディ要素です

巨人の星』をパロディにした第12話「めざせエビルス! 養子の星」、『あしたのジョー』をパロディにした第17話「燃える闘魂! 涙のハチロー」など、アニメを観て育った世代だからこそできるエピソードのように感じます

f:id:satatomio:20200524212323j:image

ストーリーの素晴らしさとキャラクターの個性が相まって、登場するキャラクター達も生き生きして動き回ります

80年代当時の活力を感じていただけると思います

80sanime.hatenablog.com

 

人の熱意は伝染し、次世代に繋がる

実は『スターザンS』という作品を観るのはまだまだ先の予定でした(正直2年後ぐらいを計画してました)

その計画を前倒しにして観るきっかけになったのは、Twitter上での異常なほどの盛り上がりでした

タイトル自体は聞いたことある作品でしたがマイナー作品というイメージがあり、自分にはその光景がすごく異様に思えたのです

そこまで熱意を持って語られる作品なら〔絶対に面白いはず!〕とBlu-rayまで購入してみたワケです

 

その結果…めちゃくちゃ面白かったですよ

 

だからこそ今度は私がその熱意を皆さんに伝える番だと感じ、今回紹介させていただきました

 

マイナーアニメという状況に置かれている作品を、平成生まれの観点から再評価するのが自分の役割とも感じています(痴がましいと思いますけど)

そういった連鎖反応が次世代に80年代アニメを伝える活動に繋がるはずです


今後はそういった作品を紹介していければと思います


 

『スターザンS』はBlu-rayが発売されている作品ではありましたが、長年配信されることがなかったタイトルです


現在は「dアニメストア」で配信されていますが、いつまた手軽に観れない状況になるかわかりません

 

手軽に視聴できる今こそ!『スターザンS』を観るときです

さぁ、皆さんも一緒にOKAWARI(オカワリ)するゥ~?

anime.dmkt-sp.jp

f:id:satatomio:20200524205631j:image

 

Facebookを開始しました!

ブログの更新情報などを投稿していきますので、フォローお願いします!

www.facebook.com

🌟-前回の記事-🌟

80sanime.hatenablog.com