80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

【💥学生必見💥】dアニメストアで観れる80年代アニメ❹選

全国の小中高生の皆様こんばんは、SATAトミオです


新型コロナウィルスの影響による突然の臨時休校…色々と不安なこともあるでしょう

しかし、マイナスばかりに考えていてはせっかくの時間が勿体ないです!

物事は常にプラスに考えましょう♪


前回、臨時休校に伴い『アニマックス』と『キッズステーション』の平日無料放送に踏み切ったことについての記事を書きました

80sanime.hatenablog.com

その中でCS放送で出会う、"偶然の出会い"というものを書かせていただきました

しかし、別に偶然の出会いだけでなくても必然的に出会いに行ってもいいのです!


時間があるであろう今こそ、色んな作品に出会うとき…80年代アニメを観てもらう時です!

こんな時こそ80年代アニメ!

80年代アニメをじっくり観れるチャンスでございます


ということで、今回はオススメの80年代アニメを紹介します!

しかし、いくら臨時休校で時間があるとはいえ学生さんは色々と忙しいものです

そんなことも考えて、月額400円(税抜)と比較的安価で観れる動画配信サービスdアニメストアさんで、なおかつ2クール(約26話)ほどの短めで観やすい作品を選びましたのでご検討ください!どうぞ!!

 

超時空要塞マクロス(1982)

1982年に全36話で放送された『マクロス』シリーズの一作目であり、80年代に3作品放送された『超時空』シリーズの一作目でもあります("初代マクロス"という言い方もされますね)

 

今も続く『マクロス』シリーズの原点が詰まった作品というわけです

つまり、この作品を観ておけば『マクロス』シリーズの疑問点が全て解けます(先に『マクロスF』を見ていた自分は世界観に?でありましたが、『超時空要塞マクロス』を観てからだと結構理解できるようになったという経験があります)

そう言った点でも抑えていてほしい作品です

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あらすじーー謎の宇宙要塞が地球に不時着…それを地球軍は自分たちの戦艦として使用しようと改造します

そして迎えた進宙式、宇宙から現れた謎の生命体【ゼントラーディ軍】に対して突然「マクロス」が動き出し宇宙へと進出しまいます

マクロス」は宇宙に漂流し、そこに巻き込まれ遭難してしまう、一条輝(cv.長谷有洋)とリン・ミンメイ(cv.飯島真理)

奇妙な出会いから始まる恋の物語…そこに加わる早瀬未沙(cv.土井美加)との恋のトライアングル(三角関係)が魅力的な作品です

 

マクロスシリーズ伝統の恋の三角関係

マクロス』シリーズといえばやはり三角関係の恋模様ですよね

マクロスΔ』だとハヤテ・フレイア・ミラージュ、『マクロスF』だとアルト・ランカ・シェリル、『マクロス7』だとバサラ・ガムリン・ギギル…(違うw?)と作品を盛り上げてくれる重要な魅力であります

そして初代『マクロス』でも、飛行機乗りの一条輝、中華店の看板娘からスターへの階段を上るリン・ミンメイ、エリート育ちで恋に不器用な女性士官である早瀬未沙の三角関係が作品の肝でもあります

特に早瀬未沙は声を演じられた土井美加さんと共に私の大好きなキャラクターであり、語らせたらキリがないので今回は自重します

(過去に早瀬未沙の魅力を変態チックに書いた最高に気持ち悪い記事はこちら↓)

80sanime.hatenablog.com

 

バーチャルアイドルの先駆け

マクロス』シリーズのもう一つの魅力といえば、"歌"であります

今までに数多くの素晴らしい楽曲を誕生させてきた『マクロス』シリーズ

初代『マクロス』では、リンミンメイ役の飯島真理さんが歌われており、素晴らしい名曲が沢山あります

マクロスF』のランカちゃんも歌った「私の彼はパイロット」、イントロのリズムが最高な「小白竜」、感動的な場面で流れる「愛は流れる」など、まだまだたくさんありますので、是非本編を観てお気に入りの曲を見つけてください!

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機甲創世記モスピーダ(1983)

1983年に全25話で放送されたタツノコプロが製作したロボットアニメ?…というよりもバイクアニメというのが正しいように思います

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あらすじーー異星人・インビットに制圧された地球を救う為にスティック(cv.島田敏)たち地球軍は地球降下作戦を開始します

しかし、スティックはインビットの攻撃を受けて目的ポイントから離れてた地に不時着するのです

そこで地球生まれの青年・レイ(cv.大山尚雄)と出会い、インビットの本拠地を制圧する為に仲間たちが集まるレフレックス・ポイントへ共に向かう物語


レフレックス・ポイントを目指し各地を訪れるロードムービーでありますが、荒廃した町で様々な人と出会い、悲しくもコミカルに描かれる世界観が特徴の作品であります

 

仲が良いだけがチームじゃない

真面目な軍人のスティックと自由奔放なレイの凸凹コンビの絶妙な掛け合いも魅力的です

さらに、ヤンキー娘感がある女性・フーケ(cv.土井美加)、常に結婚のことばかり考えているキャピキャピ少女・ミント、大柄な体型のわりに気が弱い元軍人・ジム(cv.西村知道)、普段は男性の姿をしているが女装して各地を回る人気シンガー・イエロー(cv.鈴置洋孝/松木美音(女装時)と個性的な仲間たちがいます

そして番組後半からは言葉もまともに話せない謎の女性・アイシャ(cv.高橋美紀)が加わり、作品をより面白いものにしてくれます

 

仲間と書きましたが、それぞれのキャラ同士がそんなに仲が良いわけではありません

喧嘩は日常茶飯事でバラバラになるシーンも珍しくありません

しかし、仲が良くなくても不思議な絆で繋がっているのが素晴らしく本作の魅力であります

 

伝説のアニメーター・金田伊功が送る最高のオープニング

モスピーダ』で忘れていけないのは音楽であります

ジブリ音楽で知られる久石譲さんが本作の音楽をされていて、劇伴・挿入歌ともに幅広い音楽が『モスピーダ』の世界を魅力を引き立たせてくれています

その中でもOP「失われた伝説を求めて」は80年代アニメ史の中でも外せないオープニングであります

オープニング映像を、金田パースなどで70・80年代のアニメ業界に多大な影響を与えたアニメーター・金田伊功さんが担当

キャラクターの捉え方や独特のアングルなど、本編とはひと味も二味も違う金田流の映像作りが斬新で癖になります

オープニングを歌われているアンディさんも素晴らしく、熱くハートを燃やす歌い方に誰もが心を滾らすでしょう

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ガラスの仮面(1984)

現在も連載中?の言わずと知れた少女マンガであります

本作は2005年のアニメ版の方が有名な気がしますが、実は1984年にも全23話と短いですがアニメ化されています(エイケン版とも呼ばれています)

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あらすじーー主人公・北島マヤ(cv.勝生真沙子)は演劇が大好きで貧しい家庭に生まれながら舞台に立つのを夢見る少女

かつて「紅天女」という舞台で主役を演じ大女優と呼ばれた月影千草(cv.中西妙子)に才能を見出されたマヤは演劇の道へと進んでいきます

紅天女」の主役の座を巡り、ライバル・姫川亜弓(cv.松島みのり)との戦いを描いた作品です

 

本作はとにかく演劇への思い入れの強いキャラクターばかり登場します

演劇の魅力を様々な角度から教えられる作品であり、本作を観る前と観た後では演劇への考え方や見方がまるで変わってきます

演劇に興味がある方はもちろん、演劇に興味ない方も楽しく観れる作品です

 

意外な配役が面白い!

主人公・北島マヤを演じるのは勝生真沙子さん

勝生真沙子さんといえば『NARUTO』の綱手役、80年代アニメでは『機動戦士Zガンダム』のレコア・ロンド役や『ハイスクール!奇面組』の伊狩増代役でお馴染みであり、姉御気質のあるキャラクターを多くされているイメージがあります

しかしマヤは、演劇が大好きなどこにでもいるような普通の女の子

そんな普通の女の子を勝生さんが演じられているのが、見始めた当初は衝撃的でありました


そしてマヤと紅天女を座を争うライバル・姫川亜弓松島みのりさんが演じます

姫川亜弓は女優の母と映画監督の父の間に生まれた、いわば"サラブレッド"でありお嬢様です

松島さんは『キン肉マン』のミートくんのような小さい子ども役のイメージが強かったので、亜弓のようなお嬢様を演じられていて驚いたのを憶えています

 

また速水真澄を野沢那智さんが演じれています

速水真澄は、「紅天女」の上映権を月影から譲り受けようとあの手この手で迫ってくる少し悪役ポジションでマヤからも嫌われていますが、実は陰ながらマヤの事を気にかけ応援・支援する〈あしながおじさん〉の様なことをサラッとするイケメンなのであります

あとマヤのことを「おチビちゃん」と呼ぶのですが、このセリフには誰もがノックアウトするはずです(男性も確実にノックアウトしてしまいます〈実体験〉)

 

"センスの塊"なオープニング

本作はOPにも素晴らしくてレオタード姿で踊るマヤのインパクトがすごいです

OPを演出されたのは本作の総監督でもある杉井ギサブローさん、さらにOPの作画監督、オープニング原画をされたのは「聖闘士星矢」や「ベルサイユのばら」でお馴染みの荒木伸吾さんと姫野美智さん…センスの塊がえげつないです

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ガラスの仮面』OP映像より

本編とはまた違った魅力がある素晴らしいOPを是非ご覧ください!

(こちらでは別のアプローチから『ガラスの仮面』OPの魅力について書いてあります↓)

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次々に舞台公演などのイベントが中止になっている今、演劇が作品のテーマとなる本作を観て、観劇できないうっぷんを晴らすのも良いかと思います

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巨神ゴーグ(1984)

1984年に『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインで知られる安彦良和さんが原作・監督・キャラクターデザインを務め、全26話放送されたTVアニメ作品(『巨神ゴーグ』と書いて"ジャイアント・ゴーグ"とよみます)

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あらすじーー地図から消えた幻の島"オウストラル島"

主人公の田神悠字(ゆう)(cv.田中真弓)は、島の研究をしていた亡き父の友人ドクター・ウェィブ(cv.キートン山田)とその妹ドリス(cv.雨宮一美)と共に、島の秘密を探るためにオウストラル島へと向かう

島の情報を知った複合巨大企業・GAIL(ガイル)らが悠宇たちを襲うのですが、島の護り神であるゴーグの目覚めにより助けられます


ゴーグとの友情物語でもあり、船長(cv.今西正男)やロッド・バルボア(cv.池田秀一)など様々な大人たちに出会い成長する物語でもあります

 

劇場版クラスの作画が魅力

ある諸事情により放送開始前にほぼ全てのフィルムが出来上がっていたといわれている、今のアニメ業界では珍しい作品

本作は、安彦監督自らが率いる作画スタジオ"九月社"が参加していることもあり、繊細で美しい安彦デザインを崩すことはなくTVアニメーションとは思えないほどのクオリティの高い作画ができた作品となっています

要するに作画がえげつなくやべえぇ作品ということです

作画がヤバイのはOP映像を観てもらえば分かると思いますので是非観てください!

 

安彦監督の理想の少年像・田中真弓

本作の主人公・田神 悠宇を演じるのは田中真弓さん

田中真弓さんと本作の監督・安彦良和さんの組み合わせといえば、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(2015)』で、シャア・アズナブルの幼少期(キャスバル・レム・ダイクン)を田中真弓さんが演じたことで話題になりましたね

キャスバル役に田中真弓さんが起用されたのも『巨神ゴーグ』で悠宇を演じられていたという経緯があるからなのです

安彦監督の中で理想的な少年像を演じれるのは田中真弓さんであり、悠宇のキャラクターと田中真弓さんの声の組み合わせは最高に"ベストマッチ"なわけです

 

迂闊に外に出れない今、幻の島の秘密を探る悠宇たちと共に冒険に出てはいかがでしょうか?

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自分に合った80年代アニメを探す旅へ

ここで紹介したのは「dアニメストア」で配信されている80年代アニメのほんの一部です

他にも2クールものだと『ダーティペア』や『名探偵ホームズ』などがあります

 

臨時休校は突然のことで戸惑いなどもあると思います

しかし、こういったイレギュラーな事態がなければ新しいことへと踏み出す一歩というのは中々出ないものです

時間ができた今こそ、できなかったことへチャレンジできるのではないでしょうか

その一つに【80年代アニメの視聴】ということも選択肢に加えていただければ嬉しいです(小声)

 


80年代アニメは名作がたくさん存在します

その中で自分に合った80年代アニメ作品というのも絶対にあります

 

この機会に是非!自分の目で確かめていただければと思います

 

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🌟-前回の記事-🌟

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