80年代アニメを知りたい! 伝えたい!

主に1980年代に制作されたアニメや関西で行われるイベントについてを20代の若造の視点で書いていこうと思います。

【平成生まれが解説】80年代アニメ史・前編🟢(1980~1984)

どうも、「80年代」と聞くと無意識のうちに体が反応するようになってしまったSATAトミオです

80年代アニメのことばかり考えていると関係のないジャンルでも、ついつい反応しちゃうようになりました(かっこ良く言うなら職業病というやつでしょうか)

 

私は今まで、1980年代に制作されたアニメを「80年代アニメ」という一つのジャンルとして語ってきました

 
しかし、一括りに80年代アニメといっても80年代前半と後半では全く違った特色があり、「80年代アニメ」という一言では言い表せない魅力があります


また、その当時に起きた出来事や流行りがアニメ作品に影響を与えているケースもあります


そこで今回、1980年代に制作されたアニメを年別に分けて、その年の特色やトピックスを20代の若造から見た視点で語っていきたいと思います

ちょっと長い文章になっていますが、お付き合いいただけると幸いです!

 

1980年(昭和55年) ガンダムの終わりから始まる80年代

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1980年制作の主なアニメ作品

・『あしたのジョー2』(TV)

・『ドラえもん のび太の恐竜』(映画)

・『ニルスのふしぎな旅』(TV)

・『宇宙戦士バルディオス』(TV)

・『釣りキチ三平』(TV)

・『伝説巨神イデオン』(TV)など

ガンダム】×【プラモデル】=ガンプラの誕生

80年代アニメの始まりは『機動戦士ガンダム』のTV放送終了から始まったといっても過言ではないでしょう

この昨年(1979年)4月から放送が始まった『機動戦士ガンダム』が1月下旬に終わり、そして7月には、ガンダムのプラモデル…『ガンプラ』が発売されるわけです

本放送終了後から各地で始まっていた再放送の効果もあり、ガンプラガンダムは大ブームとなり社会現象を巻き起こします

 

『映画 ドラえもん』の始まり

ドラえもん(大山のぶ代版)』の放送が始まったのが1979年からで、劇場版第1作目である『ドラえもんのび太の恐竜』が公開されたのが1980年であります(以後、2004年まで毎年新作映画が公開される)

80年代の始まりとは、『映画 ドラえもん』の歴史の始まりでもあるといえますね

 



1980年というのは、70年代の続きであり当然ながら前年代の匂いが残っている時代です

アニメは子どもの為の媒体であり、オープニングやエンディング曲も主人公や作品名を入れた学童向けの楽曲が多いイメージがあります

しかしロボットアニメに関しては、『ガンダム』の登場以降、『イデオン』や『バルディオス』などの作品で地球人VS宇宙人という構図の中にも敵の主義主張を描かれ、中高生が好む作品が増えていきます

1980年のアニメ以外のトピックス
ゲーム&ウォッチ発売

松田聖子デビュー

王貞治引退

山口百恵引退

ゲーム&ウォッチの発売に王さんや百恵ちゃんの引退も70年代の出来事だと思っていたのですごく驚きました

百恵ちゃんが引退するタイミングで松田聖子さんがデビューするのも、時代の変わり目を象徴するようで考え深いですね

 

1981年(昭和56年) アニメ新世紀の幕開け

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1981年制作の主なアニメ作品

・『Dr.スランプ アラレちゃん』(TV)

・『うる星やつら』(TV)

・『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』(映画)

・『機動戦士ガンダム』(映画)

・『機動戦士ガンダム哀・戦士』(映画)

・『六神合体ゴッドマーズ』(TV)など

アニメ新世紀宣言、新しい時代へ

ガンプラの登場から加速した『ガンダム』ブームは映画化をきっかけにさらに加速します

劇場版『機動戦士ガンダム』が3月14日に公開され、映画のPRの活動の一環として映画公開前の2月22日に監督・キャストが勢揃いするアニメイベントが新宿アルタ前で開催されました

そうです!、これがアニメ史を語る上で絶対に外すことができない伝説のアニメイベント『2.22アニメ新世紀宣言大会』であります


新宿アルタ前という駅のロータリーほどの空間に、1万以上のファンが全国から押し寄せて警察までもが出動する事態となったアニメイベント…本当に当時の熱の凄さを感じます

劇場版第1作目が公開され大ヒット、続いて7月に公開された第2作目の『哀・戦士』編も大ヒットして、1981年も『ガンダム』の年であったと感じます

(以前「アニメ新世紀宣言」について書いた記事がこちら↓)

80sanime.hatenablog.com

 

国民的アニメの登場

この年といえば、『Dr.スランプ アラレちゃん』と『うる星やつら』という二大長編TVアニメ作品が放送されたのも大きいです

Dr.スランプ』は「んちゃ」というアラレちゃんの挨拶が大流行し、最高視聴率36.9%(歴代3位)という驚異的な数字を叩き出しためちゃんこ凄い作品です

また夏休みシーズンになると毎年EDが盆踊りのテーマとした「アラレちゃん音頭」になります

作品自体の人気もあり「アラレちゃん音頭」は80年代の盆踊り曲の定番となり、令和になった今もなお使われている地域もあります(マジな話です)

 

最強のアマチュアアニメ

大阪で行われたSF大会(DAICON3)にて、当時大学生であった庵野秀明さんらがオリジナル8mmアニメを出展して注目をあつめたのもこの年です

庵野さんといえば、『新世紀エヴァンゲリオン』や『ふしぎの海のナディア』の監督としてお馴染みですよね

庵野さんらのようなアニメや特撮を観て育った世代がアニメ業界へ進出してきたのも80年代からであり、若手クリエーターの出現が80年代アニメ業界に新たな風を吹き込み活気を与えたといっていいでしょう

(DAICON3や大学生時代の庵野さんについて知りたい方は、当時同じ大学に通っていた島本和彦さんのほぼ自伝マンガ「アオイホノオ」をご覧ください)

 



1980年からの大きな変化はありませんが「アニメ新世紀宣言」により、"アニメ=子ども向け"という図式が壊され始めた年であることは間違いないことでしょう

 

 ガンダムブームをきっかけに、1981年は「マイアニメ」「アニメディア」といったアニメ雑誌が新たに刊行されます

アニメディア」は学習研究社(現・学研ホールディングス)より1981年6月に創刊され、現在も刊行が続く歴史あるアニメ雑誌

『マイアニメ』は秋田書店より1981年3月に創刊された雑誌ですが、1986年に廃刊します(創刊号の表紙がシャアであったことも当時の『ガンダム』の勢いを感じます)

1981年のアニメ以外のトピックス

初代タイガーマスクデビュー

後天性免疫不全症候群「AIDS(エイズ)」の発見

・「セーラー服と機関銃」公開

ピンクレディー解散

・「オレたちひょうきん族」放送スタート

新日本プロレス初代タイガーマスクがデビューしたことで、子どもたちの間でプロレスブームが巻き起こります

このブームにより、80年代アニメでもプロレスの影響を受けた作品が出てくることになります

80sanime.hatenablog.com

 

1982年(昭和57年) 若手クリエーターの台頭

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1982年制作の主なアニメ作品

・『さすがの猿飛』(TV)

・『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙』(映画)

・『戦闘メカ ザブングル』(TV)

・『超時空要塞マクロス』(TV)

・『伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇』(映画)

・『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(TV)など

アニメを観て育った世代が創るアニメ

今なお続く『マクロス』シリーズの第1作目『超時空要塞マクロス』が放送された年です

初代『マクロス』はアニメを観て育った若手スタッフが主力として制作された作品で、昨年(1981年)のDAICON3で脚光を浴びた庵野秀明さんや山賀博之さんらも参加されています

アニメにアイドルという要素を持ち込んだのも本作が初めてであり、劇中キャラ(ミンメイ)と歌手(飯島真理さん)がリンクするシステムも新しい試みでした

 

作品名を出さないロボットアニメソングの登場

1982年になり『魔境伝説アクロバンチ』という作品で、ロボットアニメのオープニングで初めて主役メカや作品名を歌詞に出さない作品が誕生します

アクロバンチ』の登場以降、ロボットソングで主役メカや作品名を歌詞に出さない作品は多く誕生していきます

1982年のアニメ以外のトピックス

中森明菜早見優小泉今日子など、花の82年デビュー組のデビュー

・CD(コンパクトディスク)発売

・「E.T.」公開

・「笑っていいとも」放送スタート

ザテレビジョン創刊

・500円硬貨登場

CDが登場したのが1982年ということですけど、約40年前のメディアが今現在でも第一線で活躍していると考えると本当に凄いことですよね

 

お昼休みはウキウキウォッチングしてしまう番組「笑っていいとも!」がスタートした年でもありますね

また同じフジテレビ系列で放送されていたTVアニメ『さすがの猿飛』では、始まったばかりの「笑っていいとも!」をネタにした回があります

 

1988年2月23日に放送された『きまぐれオレンジロード』第47話「さよならの予感 まどかの初恋を探せ」では、500円硬貨を使いタイムスリップネタに説得力をもたせる演出がされていました

 

1983年(昭和58年)  アニメソングの変化とOVAの誕生

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1983年制作の主なアニメ作品

・『クラッシャージョウ』(映画)

・『ダロス』(OVA)

・『幻魔大戦』(映画)

・『聖戦士ダンバイン 』(TV)

・『装甲騎兵ボトムズ』(TV)

・『魔法の天使 クリィミーマミ』(TV)など

J-POPアーティストによるアニメソング

1983年といえば、アニメソングにも変化の兆しが見られた年です

当時のアニメソングは子ども向けの楽曲が多く、J-POP系のアーティストとは無縁の世界でした

しかし、杏里が歌う作品と同名の楽曲「CAT'S EYE」はアニメ楽曲という枠を飛び越えていきます

80年代の音楽番組「ザ・ベストテン」「ザ・トップテン」では1位を獲得して、1983年年間シングルチャートでも第6位と輝かしい成績を残ります

この大ヒットをきっかけに、80年代TVアニメのOP・EDをJ-POP系アーティストが歌うケースが増えていきます(シティーハンター ED「Get WildTM Network」など)

 

世界初のOVAの誕生

初めてのOVAである『ダロス 』が発売された年であります

OVAとは【オリジナル・ビデオ・アニメーション】の略称で、ビデオソフトで発売されたアニメ作品のことを指します(80年代当初はOAV(オリジナルアニメーションビデオ)と呼ばれていました)

ビデオデッキの低価格化やレンタルビデオショップの増加、さらに1984年のロサンゼルスオリンピックの影響もあり、ビデオデッキは一般家庭へと普及していきます


バイオレス・お色気シーンの過激な描写やマニアックな路線など、TVアニメでは描けない挑戦的なシーンの数々に需要が高まり、ビデオデッキ普及と共にOVA作品は増えていくわけです

80sanime.hatenablog.com

 異世界転生アニメの始まり

この年に放送されたロボットアニメ『聖戦士ダンバイン』は、今流行りの異世界転生アニメの元祖として知られています(監督は富野由悠季)

更に翌年の1984年に放送された『ゴッドマジンガー』も異世界転生アニメであり、『ダンバイン』以降続々と登場します

異世界転生アニメも80年代から始まったのです

 



私が最も好きな年が1983 年であります

理由としては、1980年〜1982年にみられる子ども向けな作風も残りつつ、OVAの登場で徐々にオタクコンテンツとなっていくアニメ市場…その両方を満遍なく楽しめるのがこの年の良さであります

洗礼され過ぎていない荒さや熱も1983年の素晴らしいである気がします

まあ、単純にこの年のアニメが自分の肌に一番合うということなんですけどね

1983年のアニメ以外のトピックス
・TSUTAYA1号店、開店

アクエリアスカロリーメイトG-SHOCKが発売

・「おしん」放送

東京ディズニーランド開園

ファミコン発売

PL学園KK(桑田・清原)コンビ(高一)、夏の甲子園優勝

・「スター誕生」放送終了

・日本初の体外受精

・「フラッシュダンス」公開

東京ディズニーランド開園に「おしん」の放送とアニメ以外にもすごい時代ですけど、ファミコンの発売が1983年というのには一番驚きました(自分のイメージでは1985年ぐらいでした)

ゲーム&ウォッチの登場からわずか3年後というのも、80年代特有の激しい時の流れを感じます

 

アメリカで公開された映画「フラッシュダンス」は、80年代に流行りつつあったエアロビクスブームを確固たるものにして、80年代アニメでもレオタード衣装が多く見られるようになりました

 

1984年(昭和59年) 80年代を象徴する三大アニメ映画

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1984年制作の主なアニメ作品

・『BIRTH(バース)』(OVA)

・『ルパン三世 PARTⅢ』(TV)

・『風の谷のナウシカ』(映画)

・『重動機エルガイム』(TV)

・『名探偵ホームズ』(TV)など

それぞれのアニメ監督

風の谷のナウシカ』や『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』や『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(以後、愛おぼ)などの大型映画タイトルがしのぎを削った年であります

風の谷のナウシカ』の監督をされたのは宮崎駿さん、『ビューティフル・ドリーマー』の監督されたのは押井守さん、愛おぼを監督されたのは当時弱冠24歳の若手であった河森正治さん

 

80年代アニメを象徴する作品であり、それぞれの監督にとって転機になった年であることは間違いないでしょう(皆さん今も活躍されている方ばかりですごいですよね♪)

 

オリジナルアニメ以外のOVAの在り方

昨年の『ダロス』の発売以降注目を集めるようになったOVA

1984年になり『BIRTH(バース)』『街角のメルヘン』など完全オリジナルのOVA作品がリリースさせる中で、1983 年放送された『クリィミーマミ』の続編『魔法の天使 クリィミーマミ 永遠のワンスモア』がリリースされたことも大きな意味をもちます

OVA作品として発展はでアニメ市場を更に活発とさせ、TVシリーズの続編をOVAとして出す新しいスタイルを生まれました(また『くりいむレモン』などのアダルトアニメが登場したのも1984年からです)

 

新人歌手とアニメソング

新人歌手がアニメ主題歌をきっかけにデビューするケースが増えていくのもこの年からです

1984年でいうと『重動機エルガイム』後期OP「風のノーリプライ」を歌われた鮎川麻弥さん、『風の谷のナウシカ』のイメージガールに選ばれ同名の曲でデビューした安田成美さんなどがいます

なぜ新人歌手がアニメの主題歌を担うケースが増えたかというと、新人歌手のプロモーションとしてアニメ主題歌を歌うことが宣伝になると判断されたからです

更に、この年をきっかけにアイドル歌手がアニメを主題歌を歌う作品もみられるようになっていきます

1984年のアニメ以外のトピックス

東京芝浦電気東芝に商号変更

植村直己消息不明、国民栄誉賞受賞

・『キャプテン』の作者、ちばあきお自殺

マハラジャ麻布十番店オープン ディスコブームへ

ロサンゼルスオリンピック

 TOSHIBA(東芝)という名前が略称されたものだと初めて知りました

現在も日常的にあるものでも、意外と知らないことや変わり変わって今の形があるのだと感じさせられました

1984年以前でもディスコ描写のあるアニメ作品がありましたが、この年から本格的にブームになっていったのでしょうかね

 

アニメの制作年度は当時を知る貴重な資料

もしかしたら、リアルタイム世代の方は当時のアニメの制作年度とかはあまり気にしないのかもしれません(自分自身リアルタイムで観ていた2000年代のアニメの詳細な制作年度を知りませんからね)

しかし80年代当時を知らない私としては、制作年度も当時を知る為の貴重な資料となります

特に80年代は一年ごとの移り変わりが激しい時代ですので、今回のように年度別にまとめてみて改めて素晴らしい時代であったことを理解できました


あと、80年代のことはアニメを通じて知っているつもりでも、当時のニュースなどまだまだ知らないだらけであることを痛感するのと共に約40年の月日が流れていることを感じます

そんな奥深さに私は惚れているのかもしれません



今回の記事は80年代前半(1980〜1984年)5年分の記事になりましたが、始めの予定としては一つの記事だけで80年代の10年分を振り返るつもりでした…

しかし…とてもじゃないですけど、できませんでした

だってアレですよ!書いているうちにアレも書きたい・コレも書きたいとドンドン膨らみ、今回調べた一年一年がどの時代の主役になれるほどの輝きがあるのですから長くなるのは当然ですよ(これでも抑えた方です)

このような長い記事に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!

 


もちろん今回の記事は前半部分だけであり、80年代後半(1985〜1989年)のアニメ史をまとめたものも近いうちに更新できればと思います

 

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🌟-前回の記事-🌟

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名作プレイバック第6回『魔法の天使 クリィミーマミ』マミの魔法は親から子へ🔮

どうも、最近『魔法の妖精 ペルシャ』を観てハマりにハマっているSATAトミオです

 

嬉しいことがあると〔わーのわーの♪〕、相手に腹が立った時は〔うっすらぱー!〕と、ペルシャがよく使う言葉を心で呟いています(『魔法の妖精 ペルシャ』はdアニメストアとdTVにて配信中です)

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始めは『ペルシャ』の魅力ついて書こうと思ったのですが、まずはぴえろ魔法少女シリーズの始まりであり魔法少女作品に革命をもたらした『魔法の天使 クリィミーマミ』を紹介するべきではないかと感じました

 

というわけで、名作プレイバック第6回で紹介するのは『魔法の天使 クリィミーマミです

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よく[クリィーミーマミ]や[クリィーミマミ]と、棒線の数や位置で間違えられる作品であります(『クリィミーマミ』"魔法のステッキは1本"だけと覚えましょう♪)

 

 

『魔法の天使 クリィミーマミとは、1983年にスタジオぴえろ制作で全52話放送され、テレビシリーズ終了後には『ロング・グットバイ』などOVAが4本も制作された人気シリーズであります

さらに本作品はぴえろ魔法少女シリーズの第1作目であり、その後の『魔法の妖精 ペルシャ』『魔法のスター マジカルエミ』など全5作も続くロングシリーズを築きました

 

あらすじーー

小学生の森沢優(cv.太田貴子)は幼なじみの中学生・大伴俊夫(cv.水島裕)が大好きな女の子

ある日フェザースターという箱舟に遭遇した優は、ピノピノという妖精に助けたことからお礼に魔法のコンパクトとお目付け役として猫の姿をした妖精二匹(ネガ、ポジ)を授かります

呪文を唱えると17歳の女の子・マミに変身することができます

魔法が使えるのは1年間のみ、魔法のことを他人に話したり知られるとその力は失われます

その後、マミとして街を歩いていたところをパルテノンプロの社長・立花慎吾(cv.井上和彦)にスカウトされ、"クリィミーマミ "というアイドルとしての道を歩みます

誰にも正体を明かせない【小学生の優】と【アイドルのマミ】の二重生活が始まります…

 

"魔法少女"×"アイドル"といった女の子が憧れる2つの要素を合わせもった作品です

 

クリィミーマミ』のアニメ本編を観たのは3年前ぐらいでしょうか

女性の支持が多い作品なのでいい歳した野郎が観てもいいのかなと思いつつ観たのですが、女性男性問わず楽しめる作品でした(この世に女性向け・男性向け作品なんてないのですよ♪)

優の大好きな俊夫はクリィミーマミに一目惚れして、マミのファンになりますが"マミは自分(優)だ"と気づいてほしいけど言えない複雑な三角関係も本作の魅力です

 

ストーリーも基本的に1話完結で観やすく、コミカルな作風と夢あふれる世界観をすごく楽しみながら観たのを覚えていますね

コミカルだけでなく、同じプロダクション所属のアイドル・綾瀬めぐみやゴシップ記事のスネークジョーなどの、マミの秘密を暴こうとするキャラクターの登場にハラハラして観てました

 

私が今までに観たアニメの中で、ベスト10には確実に入ってくるぐらい好きな作品です

 


大阪阪急うめだ本店で「高田明美展」が開催された時には『クリィミーマミ』の版画を買いました

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会場で一目惚れして、結構高かったのですが買ってしまいました(だいたい3万円ぐらいです)

購入する時にスタッフさんと何故か優ちゃんの魅力について語り合い、最終的に〔パトレイバーの野明(のあ)って優ちゃんに(髪型が)似てますよね〕という話まで発展したのを思い出します

 

いったい何の話をしているのか…

まぁそれぐらい好きな作品というわけです!


そんな好きな作品を今回は紹介していきます

 

なんてったってアイドル

クリィミーマミ』といえば、マミ役の太田貴子さんが歌う楽曲の数々です

今ではアイドルアニメというジャンルが当たり前に存在して、声を当てられている人の歌声がそのまま劇中で流れています

80年代前半はそういった作品も少なく、歌に特化した作品もあまりありませんでした(マクロスのミンメイぐらいでしょうか…)

また番組後半からは、各回ごとにステージ衣装が違っていて、すごく気合いの入っていた作品です

ミュージック・ビデオのOVAが2作発売されているのも、当時として珍しいことだと思います

 

最終回は、ほとんどライブシーンで構成されており、その演出も神がかっていますので、是非観ていただきたいですね


素晴らしい『クリィミーマミ』の楽曲はたくさんありますが、個人的なベスト3を発表したいと思います

 

第3位 デリケートに好きして

言わずと知れた『クリィミーマミ』のオープニング曲であり、マミのデビュー曲にあたる曲です

歌われた太田さんにとっても本曲がデビュー曲であり、新人アイドルさながらの初々しい歌い方がときめきを与えてくれます

初めて聴いた時に、女の子向けのアニメのオープニングでなりながら、少し大人びた歌詞だと思ったのを覚えています

俊夫を愛する優の気持ちが詰まっている楽曲にも思えます


魔法の天使 クリィミーマミ OP1 [STEREO]

 

第2位 BIN・KANルージュ

作品後半からマミの新曲として登場した楽曲でポップなメロディが特徴的なナンバーです

"デジタル時計の波サーフィンして"というオシャレな歌詞と"実はテレホンが二日こないのよ"という乙女心溢れる歌詞がミックスして歌われているのがいいですよね

最終回のライブシーンでポジとネガが踊っていたことでも印象的な曲です

BIN KANルージュ

BIN KANルージュ

  • provided courtesy of iTunes

 

第1位 囁いてジュテーム-Je t'aime-

最終回のライブシーンでちょっとだけ披露された曲

しっとりとしたバラード調で、『クリィミーマミ』の楽曲の中ではあまり知名度がないかもしれませんが大好きな一曲です

サビ始めの"恋に落ちた途端に 誰もがヒロイン"というフレーズがすごく好きですね

(「アニメージュ魔法少女・コレクション」に収録)

 
今回、自分なりの順位をつけましたけど『美衝撃(ビューティフル・ショック)』『ハートのSEASON』など、どれも心に残る素晴らしい曲ばかりです

クリィミーマミ』の楽曲は恋する女の子の気持ちを歌った曲が多く、その素晴らしさは当時のアイドルソングと遜色ないと感じます

 

『魔法の天使 クリィミーマミSONGBOOK・カーテンコール』にはTVアニメ・OVAで使用された楽曲を12曲収録したアルバムもあります(囁いてジュテームは未収録)

また『クリィミーマミ』30周年の時にサントラやアルバムが収録されたCD5枚組の豪華BOXが発売されました

 

音楽から『クリィミーマミ』の世界に触れるのも良いかもしれませんね

 

クリィミーマミ×太田貴子 二人の成長物語

優とマミの声を演じるのは、本作のオープニング・エンディング曲でデビューした太田貴子さん(当時16歳)です

太田さんは作品開始当初は、声優経験はおろか役者経験もゼロの"普通の女の子"でありました

その普通の女の子はやがて作品・キャラクターを通して、役者として、アイドルとして成長していきます

それはアイドルへの階段を上がるマミの姿とクロスオーバーして、作品と共に成長していく姿が多くの支持を得たのではないかと思います

デビュー当時の話や『クリィミーマミ』の思い出話などは後ほど紹介する『完全保存版 ぴえろ大解剖』の太田貴子さんのインタビューでも語られていますのでチェックしてみてください!

 

さらに、太田貴子さんがデビュー当時所属していた徳間ジャパン時代の全ての音源&全ての映像を一挙に収録したCD&DVDボックス『TAKAKO OHTA TOKUMA JAPAN YEARS 1983-1988 CD&DVD COMPLETE BOX』が2020年4月に発売しましたのでそちらもチェックお願いします

TAKAKO OHTA TOKUMA JAPAN YEARS 1983-1988 CD&DVD COMPLETE BOX

TAKAKO OHTA TOKUMA JAPAN YEARS 1983-1988 CD&DVD COMPLETE BOX

  • アーティスト:太田貴子
  • 発売日: 2020/04/29
  • メディア: CD
 

 

令和の今も続く『クリィミーマミ』ブーム

1983年に放送された『クリィミーマミ』ですが今現在でもその人気は衰えず、様々なメディア展開がされています

ここで少し紹介したいと思います

 

マミが主役じゃないコミカライズ

公式スピンオフ『魔法の天使クリィミーマミ 不機嫌なお姫様』が、2018年12月よりWEBマンガサイト「コミックタタン」で現在も連載されています

2020年5月20日にはコミックス第3巻も発売されます

本作はマミの所属するパルテノンプロの先輩であり、ライバルの綾瀬めぐみが主人公として描かれています

パルテノンプロのトップアイドルであっためぐみですが、マミの登場により二番手どころかマミの引き立て役としてぞんざいな扱いを受けます

アニメ本編のストーリーを展開しながらも、めぐみのトップアイドルとしての誇りや責任感、裏での努力など…アニメの慎吾と夫婦漫才をしているめぐみのイメージとはちょっぴり違う魅力が詰まったマンガであります

現在は、アニメ本編にはなかっためぐみがトップアイドルへの階段を登り始めた頃のデビュー当時のエピソードが描かれています

マンガを先に読み、『クリィミーマミ』の世界を体感していただくのもいいかもしれませんね

 

アパレルメーカーとのコラボ

クリィミーマミ』はアパレルメーカーとのコラボグッズが多く発売されており、最近だとサンキューマート、アパレルブランドのCharles Chaton(シャルル シャトン)からはロングTシャツが発売されました

Charles Chaton(シャルル シャトン)から発売されたロング Tシャツは、現在若者に大人気の音楽ジャンル・City pop(シティポップ)の人気火付け役として知られるNight Tempo(ナイト・テンポ)さんとコラボした商品となっています

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80sanime.hatenablog.com

本編を観ていなくてもグッズなどで本作に馴染みのある方もおられるかもしれませんね

是非、そういった方にも観ていただきたい作品です

 

当時のスタッフたちの現在の活動

キャラクターデザインをされた高田明美さんは個展や展覧会で、今なお『クリィミーマミ』の新作イラストを出展されています

太田貴子さんもイベントやご自身のライブでも『クリィミーマミ』の楽曲を歌われています

最近だと、『クリィミーマミ』を製作したスタジオぴえろ40周年を祝うイベントで俊夫役の水島裕さんと一緒にステージに立ち、楽曲などを披露しました

また綾瀬めぐみ役の島津冴子さんも毎年朗読劇を開催しており、太田さんや水島さんら『クリィミーマミ』の声優さん達を集めて行われたりもしています

 

高田さんが描き、太田さんも曲を歌い続ける

今なお、当時のキャスト・スタッフに愛される『クリィミーマミ』…

放送当時から観ているファンの方が一番嬉しいことだと思います

 

スタジオぴえろ40周年記念本

2019年11月には『完全保存版 ぴえろ大解剖』というムック本が発売されました

こちらのムック本は"スタジオぴえろ40周年"を記念して発売された本で、主に80年代のぴえろ作品である『うる星やつら』『クリィミーマミ』『きまぐれオレンジロード』の3作品が特集されています

この本で特集された3作品のキャラクターデザインをされたのが高田明美さんという方で、実質「高田明美大解剖」ではないかと思ったりもしましたね

スタジオぴえろの歴史と80年代スタジオぴえろ作品の魅力が詰まった素晴らしい本なので、是非お買い求め下さい♪

 

Youtubeチャンネルの開設

クリィミーマミ』の公式Youtubeチャンネルが開設され、エクササイズ動画が公開されています

公開された動画は3本、「デリケートに好きして」「パジャマのままで」「LOVEさりげなく」の楽曲に合わせてマミがエクササイズするという動画です


初級編「デリケートに好きして」クリィミーマミダンス動画


魔法の体操「パジャマのままで」クリィミーマミダンス動画


中級編「LOVEさりげなく」クリィミーマミダンス動画


今回のマミの3DCGモデルの監修には、キャラクターデザインをされた高田明美さん自らが担当されています

さらにエクササイズ動画のナビゲーターもマミの声を演じられた太田貴子さんがされている力の入れよう…『クリィミーマミ』というコンテンツの本気ぶりを感じます

当時の声優・スタッフやこのような形で集まり作り上げていくコンテンツだからこそ、今なお人気がある作品の証拠かもしれません


現在、新型コロナウィルスの影響で外出自粛が行われている今…

当時観ていた世代の方が、懐かしい気持ちで子どもたちと一緒に運動できるという点でも素晴らしいことです

今後のYoutube展開にも注目していきましょう!

www.youtube.com

 

現在も続く、マミの魔法

クリィミーマミ』という作品は今から35年以上も前の作品です

にもかかわらず、公式スピンオフ漫画やYoutubeチャンネル開設などの新規コンテンツが生まれ続けています

こんな作品は滅多にありません


まだまだ現在進行形で続く『クリィミーマミ』ワールド…

昭和(1983年)にマミがかけた魔法はテレビの前で観ていた子どもたちを夢中させました

そして令和(2020年)を迎えた今、当時観ていた子どもは親になり、その魔法は息子・娘へと受け継がれていきます

その連鎖が絶えず続いていくことが、80年代アニメを次世代に伝えていく真の道であると信じています


(現在視聴中の『魔法の妖精 ペルシャ』の記事も書く予定をしていますので、乞うご期待!)

 

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 前回の【名作プレイバック】↓

『スローモーションをもう一度』平成生まれ昭和育ちの人生を変えたマンガ🎤

どうも、アニメだけでなく80年代アイドルソングも勉強中のSATAトミオです

 

今回は80年代アニメに関する記事ではなく、私のバイブルと呼ぶべきマンガについて書いていきます(といっても80年代に関する作品ですけど)


先日、TBS系列で放送されている『マツコの知らない世界』という番組で、平成生まれながら昭和ポップスをこよなく愛する2人がマツコさんにプレゼンする「昭和ポップスの世界」という回が放送されました


近年、平成生まれの若者の間で昭和ポップスが流行ってきたとされており、ひそかに注目を集めています


そういった人たちのことを、最近では【平成生まれ昭和育ち】と呼ばれる流れがあります


平成生まれ昭和育ちとはーー言葉の通りの意味で、平成に生まれながら昭和のカルチャーの影響を受けて育った人のことを指したものです

この言葉の使われ方としては、主に昭和歌謡曲や80年代のアイドルブームやテレビ番組に影響を受けた平成時代の人に対して広く使われています

まぁ、自分はそれのアニメ版だということです(その為、今まで当ブログでは扱いませんでした)


平成生まれの方で昭和カルチャーに趣味を全振りしている人というのはものすごく少数で、その大半が同年代の友達の会話やノリについていけず、苦労した(している)経験を持っています

 

そんな平成生まれ昭和育ちの誰もが共感し、心を射止めるオススメなマンガがございます!

 

それは…『スローモーションをもう一度』です


『スローモーションをもう一度』とは…2016年から2018年かけて「週刊ビックコミックスピリッツ」で連載されていた加納梨衣さんによる恋愛作品です(コミックス全7巻)

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こちらは私が購入したコミックであります

特に注目していただきたいのが、コミックに付いている帯です

80年代を彩った楽曲の歌詞が入っているのが、実にチャーミングであります

あらすじーー

一見リア充な高校一年生・大滝くんには誰にも言えない「秘密」があった…

それは、アイドルや歌、おもちゃなどの

「80年代文化」が大好きだということ!

 

自分が大好きなものを誰とも共有できず、一人だけで楽しむ毎日を送っている大瀧くん。

そんなある日、クラスメートの薬師丸ちゃんが自分と同じ「秘密」を持っていることを知る。


生まれて初めて

「同じ趣味を持った同年代」と出逢った二人は、徐々に一緒に遊ぶようになってーー(第二巻STORYより引用)

 


スマホ世代でありながら80年代カルチャーが好きな現代の高校生が出会い、その恋愛を描いた作品であります

キャチコピーは

80年代が大好きな現代の高校生が織りなす、いま一番尊い純愛。


私が本作と出会ったのが3年前(2017年)の22歳の頃、コミックスが3巻まで発売されていた時ぐらいだったはず

元々1巻が発売されたあたりで気になっていたのですが、当時の自分は同じ80年代でもアニメにしか興味がなくスルーしたのを憶えています

それから何回も本屋で見かけるうちにドンドン気になり、とりあえず1巻だけを購入しました

恋愛作品としても素晴らしいですが、80年代カルチャーについての描写や平成生まれ昭和育ち特有の悩みを的確に捉えられていて、ズドォーンと胸に刺さりました

そうだ…こんな作品を待っていたんだ!と思うぐらいに自分の中でハマり、翌日には発売済みの巻を全て揃えていました


今まで理解されなかった自分の趣味に共感してくれる同世代がいる…それは自分が憧れていた世界であり、高校生の頃に出会いたかったと本気で思った作品です


そんな本作の魅力を、平成生まれ昭和育ちの自分が紹介していきたいと思います

 

高校生2人による、尊い純愛物語

『スローモーションをもう一度』という作品は、どこまでいっても大滝くんと薬師丸ちゃんの二人の世界を描いた作品です

その二人を紹介しないと始まらないわけです

 

大滝くん

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中森明菜などの80年代のアイドルや歌が好きな高校一年生

母子家庭で遊ぶ物も少なく、母親が子どもの頃に遊んでいたモノで育った為に、80年代カルチャー好きへと成長する

運動神経も良くてクラスの中でも中心的人物であるが、小学生の頃に趣味を「ダサい」と否定されたことから、高校では自分の趣味を隠して周りに合わせるようになる

 

薬師丸ちゃん

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大滝くんと同じクラスで真横の席に座る、前髪が目元まで伸びている地味系の高校一年生

運動オンチでドジっ子要素も持ち合わせている

クラスでも話し相手がおらず、影を薄い存在

大滝くんと同じように80年代のアイドルや歌が好きで、家の離れにレコードなどの80年代グッズが大量にある部屋を"自分の居場所"としている

裁縫が得意で、ステージ衣装を自分で作って着ては一人で楽しんでいる

 


 クラス中心人物の大滝くん、クラスでは地味な薬師丸ちゃん…このアンバランスな関係の2人が「同じ趣味を持った同年代」として繋がっていくのが魅力であると感じます


そして注目してほしいのが、薬師丸ちゃんの表情のバリエーションです

学校にいるときは目元が隠れるぐらい前髪を下ろして影を薄めていますが、大滝くんの前では前髪を分けて喜怒哀楽の表情をコロコロと変えます

学校の時の表情と大滝くんの前でしかみせない表情…心を開いている人にしか向けられないこのギャップこそが『スローモーションをもう一度』の隠された魅力といえるでしょう

更に、物語が進むにつれて薬師丸ちゃんの表情もドンドン豊かになり、キュン度が上昇していきます


2人にしかわからない世界を楽しんでいただけたらと思います

 

80年代カルチャーと中森明菜

『スローモーションをもう一度』の魅力といえば恋愛ストーリーだけでなく、80年代のアイドルや歌、おもちゃなどの80年代カルチャーへの愛で溢れているということです

毎回、物語に合わせた曲や作品がサブタイトルが起用されて、リアルタイム世代の方が懐かしく感じる仕掛けが随所に散りばめられています

その中でも中森明菜の存在は特別です(以後、"明菜ちゃん"と呼ばせていただきます)

明菜ちゃんのデビュー曲であり本作の作品にもなっている「スローモーション」、第1話のサブタイトルに起用され二人の出会いを演出する「少女A」

その他にも「ミ・アモーレ」「DESIRE」など、物語の重要ポイントでは必ず明菜ちゃんの曲が(サブタイトルも含めて)関わってきます

スローモーション

スローモーション

  • provided courtesy of iTunes
少女A

少女A

  • provided courtesy of iTunes

 本作を読むまでアニメ以外の80年代のアイドルや歌には興味がなかったのですが、本作をきっかけに80年代アイドルにも興味を持ち、徐々に勉強していきました

そして明菜ちゃんの歌(特に「少女A」)にハマり、「プロローグ〈序幕〉」「バリエーション〈変奏曲〉」のアルバムであるLPレコードも購入しました

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明菜ちゃんの魅力は「スローモーション」のような正統派なアイドルソングを歌うかと思えば、「少女A」のような大人びた曲をクールに歌い上げるところだと思います

だって、可愛らしい顔つきをした少女が大人の女性への階段を上がっていく感じとか興奮しませんか?(やらしい意味じゃないですよ)

そこから「DESIRE」を歌うようなアイドルからシンガーへと変化していく過程も魅力に感じます

 

明菜ちゃんの魅力は動画で見ていただくのが一番だと思いますので、是非見てください!

www.youtube.com


その他にも早見優さんの「急いで!初恋」や松本伊代さんの「センチメンタルジャーニー」など、曲を知っていたら思わず歌いたくなるシーンが満載です

急いで!初恋

急いで!初恋

  • provided courtesy of iTunes

 

平成生まれから見た本作の魅力

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本作は、不器用な高校生同士の恋愛を見守る"いわゆる普通の恋愛マンガ"でありますが、最大の魅力は「同じ趣味の持った同年代」と出会うというところにあります

ここでは平成生まれ昭和育ちである私の経験も踏まえた上で、本作の魅力を紹介していきます


本作の評価を見ていると"懐かしい"や"当時遊んでいたな"といったリアルタイム世代の方の声が多いように感じます

いくら高校生同士の恋愛とはいえ、周りを彩っているのが80年代カルチャーなのですから当然といえば当然ですよね


しかし、冒頭でも書いたように本作を一番読んでほしいのは、平成生まれ昭和育ちの方々だと思っています


平成生まれ昭和育ちの方というのは、周りとの趣味が噛み合わずに苦労した人たちばかりと感じています

中には友達にさえ昔のカルチャーが好きだと公言できなかった人もいると思います


自分も高校生の時は、80年代アニメ好きを公言することはありませんでした

別に隠していたわけではないのですが、一度80年代アニメを友達に勧めた時に〔古くて観れない〕と言われた経験があり、そこから自分からは語ることは無くなりました


趣味を周りに言えない大滝くんの境遇なんかは自分とまったく同じで、心の中で"わかる!"と何回も連呼しながら読んでいました

いや〜ホントに共感の嵐!

大滝くんの考えていることなんかは自分が高校時代に考えていた事とほぼ変わりなかったので、モデルは私ではないのかと思うぐらいに高校時代の悩みが描かれていました


悩んでいるのは自分だけではない!と思わせていくれたのがこのマンガでした

 

自分の好きを否定してはいけない!

本作の第一話に大滝くんの心のセリフで「おれの楽しみは…おれだけのものだ」というのがあります

このセリフは、周りの友達に受け入れてもらえないであろう自分の趣味を隠して押し殺す心境を語ったセリフであります

高校生の時の私も80年代アニメが好きなことを誰にも理解されなくても構わない…自分一人が楽しめればそれでいいと思っていました

でも疎外されるのが怖くなり、自分の好きな趣味を押し殺して周りに合わせている偽りの自分がいて、嫌いになったこともあります

 

しかし、この『スローモーションをもう一度』という作品に出会えて"自分の好きを否定してはいけない"ことを教えてもらいました

それと同時に、ただ昔の作品に憧れるだけでは何も変わらない…新しいことへ一歩踏み出すことも大事だとも気付かされたのです

(今思えば、この作品がブログ活動を始める起爆剤だったと思います)


そこから誰かに伝えたい!知ってほしい!という思いを胸にブログやTwitterを始めて、たくさんの「同じ趣味の持った同年代」がいることを知り合えて、更には実際にお会いしてる交流することもできました

そのことは過去の記事でも語ったとおりです

80sanime.hatenablog.com

80sanime.hatenablog.com

私の経験上、一番つらいのは"孤独"です

趣味を共有できる場所がなく、誰にも打ち明けれずに自問自答するのは苦しいことです

 

だからこそ知ってほしい

同じように悩み苦しんでいる人がいて、その人たちはあなたの味方であることを…

 

自分はこの作品に出会えてホントに救われました

 

今も自分の趣味について悩んでいる平成生まれ昭和育ちの方はたくさんいると思います

その人たちの希望になり得るマンガがこの作品です

 

どうかこの作品を得て、一歩踏み出す力になることを願っています…

 

湿っぽい最後になりましたが、80年代当時を知っているリアルタイム世代の方は懐かしくなり、また80年代に全く興味ない若い世代の方もドキドキする恋愛ストーリーでありますので、是非読んでいただきたい作品です!

 

スローモーションをもう一度 (1) (ビッグコミックス)

スローモーションをもう一度 (1) (ビッグコミックス)

  • 作者:加納 梨衣
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: コミック
 

piccoma.com

 

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【見放題サービス⭐️】激レア80年代アニメさんを連れてきた。【2020.春号】

どうも、外出自粛でもストレスに感じないインドア派のSATAトミオです

 

もうすぐ皆さんが待ち望んでいた大型連休・ゴールデンウィークであります

ただ、新型コロナ関係で外出ができない…

 

そんな時こそ、自宅に篭り80年代アニメをゆっくりと観ましょう!

 

最近は定額動画サービスでも80年代アニメが充実しており、アニメライフを快適に過ごす要となっています

しかし、定額動画サービスというのは種類が多く、どの作品がどの配信サービスであるかわからず選ぶのも大変です

その為、各サービスを定期的に確認していないと〔いつの間に配信されてたの?〕〔前に探した時はなかったよ〕といった経験は誰しもあるのではないでしょうか

 
中には特定の配信サービスでしか配信されていない【激レア作品】もあります

 

このようにアンテナを常に張っていないと知らず知らずのうちに見放題期間が終わり、また何年も待たないと配信されずに観れない作品が数多くあるわけです

 

 
そんな状況を救済すべく我がブログは以前に【見放題サービス⭐️】激レア80年代アニメさんを連れてきた。【2019.秋号】と題して、各配信サービスで単独配信されている作品を紹介しました

 
前回の調査より半年が経ち、激レア作品の配信状況にも変化が出てきました

ゴールデンウィークを迎える今回、激レア80年代アニメさんを連れてきた。【2020.春号】として、新たに配信された激レア作品を紹介したいと思います(某番組とタイトルが被っているのは気のせいです)

 

 激レア80年代アニメアニメさん、紹介!

 Amazonプライムビデオ :月間プラン500円(税込)・又は年間プラン4900円(税込)

言わずと知れたネット通販サイトが運営する動画配信サービス

アニメ作品以外にもドラマ・バラエティと様々なジャンルを配信しています

 


Amazonプライムビデオ』で配信されている激レア80年代アニメさんは


夢戦士ウイングマン(1984)』

激レア度⭐️⭐️

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ずっと前から観たいと思っていた作品だったので配信開始の情報が出たときはテンションが上がりガッツポーズをしたのを憶えています

そして現在『ウイングマン』を視聴中なのですが、主人公・広野健太を演じる堀川亮さんの演技に痺れております

堀川亮さんは本作が主役デビュー作なのですが、そんなことを全く感じさせない演技が凄いと感じます

ウイングマン』はDVDレンタルなどもなく、現時点で見放題プランで観れるのはAmazonプライムビデオだけ!


YouTubeチャンネル「週刊少年ジャンプ創刊50周年公式チャンネル」で1〜5話までが無料配信されていますので是非ご覧ください

www.youtube.com

 

夢戦士ウイングマン』:配信ページ➡Amazon.co.jp: 夢戦士ウイングマンを観る | Prime Video

 



銀牙流れ星 銀(1986)』

激レア度⭐️

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レンタルDVDなどで視聴できる作品ではありますが、見放題サービスで観れるのはAmazonプライムビデオだけだと思います

 

こちらの作品も、 YouTubeチャンネル「週刊少年ジャンプ創刊50周年公式チャンネル」で1〜5話までが無料配信されていますので是非ご覧ください

www.youtube.com

  

銀牙流れ星 銀』:配信ページ➡Amazon CAPTCHA

 

その他にも『キン肉マン(1983)』『北斗の拳(1984)』『聖闘士星矢(1986)』など、80年代ジャンプアニメが豊富にあります

www.amazon.co.jp

 

YouTube

様々な動画が観ることができるサイト(説明不要ですよね)


最近では公式チャンネルからアニメ配信がされており、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズや『セーラームーン』シリーズの無料配信が始まったりと盛り上がりをみせています

そんなYouTubeでも無料で視聴できて、更に全話配信されている激レア80年代アニメさんがあります

 


YouTube』で配信されている激レア80年代アニメさんは


『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ(1982)』

激レア度⭐️⭐️⭐️

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『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ』とは、1982年に放送された東映動画(現・東映アニメーション)製作のロボットアニメです(全52話+総集編4話)


15体のメカが合体するロボットアニメではありますが、そんなことがどうでもいいと感じるくらいストーリー展開が面白い作品です

とにかく切ないストーリーです…

 

こちらの作品は無料で視聴することができます

 

もう一度言いましょう

 『ダイラガーⅩⅤ』全52話は、YouTubeバンダイスピリッツチャンネルにて無料で視聴することができます

 

youtu.be

ホントに滅多に観れる作品ではありませんので配信が終わってしまう前に是非ご覧ください!

 
(『ダイラガーⅩⅤ』の1〜20話までの魅力をまとめた記事↓)

80sanime.hatenablog.com

 

『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ』:配信ページ➡『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ』YouTube配信リスト

 

dアニメストア :月額400円(税込)

 アニメ専門に特化しているだけあって、豊富なラインナップとマニア向けなOVA作品も多くあり、月額400円と安価で契約できる配信サービスです

しかし、他の配信サービスにもある作品が多くて、激レア作品がある配信サービスではなかったのですが…

 

最近の『dアニメストア』はヤバイ‼️

ホントにどうしたの?と少し引いてしまうぐらいに、今『dアニメストア』に激レア作品が進出してきています

私を驚かせた激レア…いや、ゲキ激レア作品もありました

 


dアニメストア』で配信されている激レア80年代アニメさんは


『魔法の妖精 ペルシャ(1984)』

激レア度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(ゲキ激レアです‼️)

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配信をずっーーーーと待っていた作品です!!

 

ぴえろ魔法少女シリーズの2作目で、知名度も高い作品でありながら今まで配信されることがありませんでした

本作はBlu-ray発売はおろか、レンタルDVDすら無い作品であり視聴難易度の高い作品として知られていたわけです

私も本作の存在を知った3年前より、配信サービスなど色々と調べて視聴を試みましたが、手が届かず…

高騰しているDVDやLD(レーザーディスク)を購入して、視聴することを決心した矢先に今回の配信スタートの情報を見ました


ホント、神様っているかなと心から涙を流すぐらい嬉しいですよ

 

配信が始まったことをきっかけに、私もdアニメストアに即加入して現在『ペルシャ』を観ております

3年前からの悲願が叶ったことの感動もあり、通常視聴の時よりも何倍も喜びを噛みしめて観れています

 

『魔法の妖精 ペルシャ』:配信ページ➡魔法の妖精 ペルシャ | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 


dTV :月額500円(税抜)

4月25日からは『dTV』でも配信がスタートし、『dTV』にはぴえろ魔法少女シリーズ3作目『マジカルエミ』のOVA魔法のスター マジカルエミ 蝉時雨』も配信されています(※『マジカルエミ』本編の配信はなし)

 

 『魔法の妖精 ペルシャ』:配信ページ➡動画を見るならdTV -公式サイト

 魔法のスター マジカルエミ 蝉時雨』:配信ページ➡動画を見るならdTV -公式サイト

pc.video.dmkt-sp.jp



OKAWARI-BOY スターザンS(1984)』

激レア度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(こちらも、ゲキ激レアです‼️)

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ついにきた『スターザンS』ー!!!!!!!!!!

 

配信が始まったのが3月末であったので、〔エイプリル・フールには早いよ〕と思いました

それぐらい配信されることがないと思っていた衝撃的な激レア作品です

『スターザンS』はBlu-rayが発売されている作品ではありましたが、長年配信されることがなかったタイトルでした

私も配信されることがないと諦めていたので、昨年の9月にBlu-rayを購入して視聴していました

 もう少し買うのを待っていれば…という思いもありますが、今回の動画配信スタートに貢献できたかなと思うことにします

そして何より、素晴らしい作品を多くの人に観てもらえることが最大の喜びです

皆様、おめでとうございます!!!!!

 

 OKAWARI-BOY スターザンS』:配信ページ➡OKAWARI-BOY スターザンS | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 


 

その他にも激レア作品がドンドン配信されている『dアニメストア

激レア作品を一気に紹介します

 


メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行(1980)』

激レア度⭐️?

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配信ページ➡メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行 | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 

メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行 総集編(1980)』

激レア度⭐️?

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配信ページ➡メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行-総集編 | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 

『オーディーン 光子帆船スターライト(1985)』

激レア度⭐️⭐️⭐️

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配信ページ➡オーディーン 光子帆船スターライト | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 

ボスコアドベンチャー(1986)』

激レア度⭐️⭐️⭐️

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配信ページ➡ボスコアドベンチャー | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 

ドテラマン(1986)』

激レア度⭐️⭐️

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配信ページ➡ドテラマン | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 

おらぁグズラだど(1987)』

激レア度⭐️?

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配信ページ➡おらぁグズラだど | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 

『オーディーン』はずっと前から観たいと思っていた作品なので嬉しいかったです

 

ボスコアドベンチャー』も前から存在を知っていて、Blu-rayも発売されているのでいつかは観たいと思っていた作品です

本作は、山寺宏一さんと皆口裕子さんのTVアニメデビュー作としても知られていますね

 

「⭐️?」の作品に関しては今回配信されて初めて作品の存在を知りました

逆に言えば、80年代アニメを勉強している自分ですら知らないぐらいの激レア作品であるということです

dアニメストア…恐ろしいです…


 

dアニメストア』にはまだまだレア作品が配信されていて

 

ムーの白鯨(1980)』

『レディジョージィ!(1983)』

『おねがい!サミアどん(1985)』

Bugってハニー(1986)』

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こちらの作品も他の配信サービスでは中々お目にかからない作品になっています

 

dアニメストア』に激レア作品が増えたワケ

dアニメストア』には自分の観たい作品をリクエスできる投書欄があります

自分もそこで『ペルシャ』をリクエストしたことがありますし、そういった皆様の熱い希望により、『dアニメストア』内に激レア作品が増えたと感じております

逆に、マイナーな80年代アニメでもリクエストを出したら応えてくれるのか!という希望が、今私の中で溢れています

熱いリクエストしてくださった皆様、リクエストに応えてくれた『dアニメストア』さん、ホントにありがとうございます!

 

anime.dmkt-sp.jp

 

【2019.秋号】で紹介した激レア80年代アニメアニメの現在の配信状況

今回紹介した激レア80年代アニメだけでなく、前回【2019.秋号】紹介した作品もよろしくお願いします!

Amazonプライムビデオ『マイヒーロー』チャンネル

宇宙大帝ゴッドシグマ(1980)』配信中(単独配信)

光速電神アルベガス(1983)』配信中(単独配信)

ビデオ戦士レザリオン(1984)』配信中(単独配信)

 

FODプレミアム

さすがの猿飛(1982)』配信中(単独配信)

 

Paravi

とんでも戦士ムテキング(1980)』配信終了

『海底大戦争 愛の20000マイル(1981)』配信終了


Paravi』での配信は終了しましたが、現在こちらの2つの作品は『dアニメストア』で配信されていています

 

U-NEXT

『おはよう!スパンク(1981)』配信中

『劇場版 おはよう!スパンク(1982)』配信中


4月下旬より『dアニメストア』でも配信がスタートしました

 

詳細はこちらから↓

80sanime.hatenablog.com

 

リクエストで激レア80年代アニメパラダイスへ

今、どの配信サービスがオススメか?と聞かれたら間違いなくdアニメストアをオススメさせていただきます

激レア作品とメジャー作品がバランスよく揃っていて低価格、今最もイチオシのサービスであります

またリクエスト機能をドンドン使って、皆さんの力で激レア80年代アニメを『dアニメストア』に増やしていきましょう!(個人的には『メモル』『飛影』『ビスマルク』あたりがきてくれる発狂して喜びます)

 

当ブログでは配信サービスを全力で推してきます

より多くの方に激レア80年代アニメを観ていただけるように、今後も定期的に紹介していけたらと思います

 

もちろん、今回紹介した配信サービスやそれ以外にも、80年代アニメ作品が充実しています

探している作品を自分一人で探すのは中々大変なことです

〔この作品はどこで配信してますか?〕という相談などもTwitterやコメントで受付けていますので、気軽にご連絡ください

 


 

外出自粛が続く昨今、貴重なゴールデンウィークを自宅で過ごすのはストレスになるかもしれませんが、長期休暇だからこそ普段できない特別なことができるチャンスでもあります

その特別な休暇を激レア80年代アニメを観る時間に当ててみてはいかがでしょうか

 

では皆様、素敵な80年代アニメをお過ごし下さい!

(私はゴールデンウィークに『ペルシャ』を観ますの♪) 

 

 

<※この記事は2020年4月25日時点のものです>

突然、配信が終わることがあるかもしれませんので気になる作品がある方はお早めに♪

 

 
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名作プレイバック第5回『愛してナイト』5才児が主人公の恋愛アニメ💖

皆さんノってるかい?、イェーイ!

どうも、"辛い時も悲しい時も、心にいつも80年代アニメを"を提唱するSATAトミオです

 

突然ですが皆さんは、胸の端っこがウズウズとウズいたり耳の後ろがムズムズと痒くなったりしたことはありますか?

 

私は先月ありました

それというのも『愛してナイト』というアニメを観たからです

 (↑現在は見放題対象外)

 

やっこちゃんや橋蔵ちゃんの可愛さ、剛さんやサミーらが所属する「ビーハイヴ」の歌のカッコよさ…

ただの恋愛作品と片付けるのには、惜しい作品である魅力を伝えていきます

 

というわけで
名作プレイバック5回目の今回紹介するのは、愛してナイトです

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それじゃあ、ミュージック・スタート!

 


 
愛してナイト』とは、1983年に全42話放送された多田かおる原作の恋愛作品です

 

あらすじーー

大学生の加藤剛(cv.佐々木功)と5才の橋蔵(cv.三田ゆう子)という兄弟が、ジュリアーノという猫と一緒に暮らしていた。 ある日、橋蔵とジュリアーノは隣町へ出かけ、迷子になったうえ雨に降られてしまう。そこに傘を差し出したのが、通りかかった三田八重子(cv.堀江美都子)だった。橋蔵は優しい八重子を好きになり、いつか兄と結ばれて欲しいと願うようになる。八重子と剛の出逢いも偶然だった。街角で衝突し、ケンカになった挙げ句に平手打ちを食らわせた男が、仲良しになった橋蔵の兄で人気ロックバンドのボーカルだとは知らなかったのだ。(東映オンデマンドより一部引用)

 

お好み焼き屋「まんぼう」の看板娘・三田八重子とロックバンドのヴォーカル加藤剛の恋愛を描いた作品です

そこに同じバンドメンバーの大川里美(cv.森功至)を交えた三角関係が物語の肝となります

 

恋愛作品なのに、5才児が主人公?

まず初めてに主要キャラクターの紹介をしていきます

 

三田八重子(cv.堀江美都子)

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お好み焼き屋「まんぼう」の看板娘、周りの人達から"やっこ"と呼ばれています

昼はお店の手伝いをして、夜は定時制高校に通う頑張り屋さん

父子家庭で育った為か、そそっかしい性格であり、お好み焼きを焦がしたりお皿を割ってしまうことも少なくないです


やっこを演じている声優さんがOPも歌われている堀江美都子さんということもあり、本編内でOPの「恋は突然」の鼻歌を披露するシーンもあります

 

加藤剛(cv.佐々木功・歌.アイ高野)

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ロックバンド「ビーハイヴ」のヴォーカル

派手な髪型をしているがしっかりとしている青年であり、バンド活動をしているのも弟の橋蔵ちゃんとの生活費を稼ぐ為でもあります

橋蔵ちゃんの親代わりを務め、ビーハイヴのメンバーからは"子連れ"と呼ばれてからかわれます

剛の声を演じているのは、「宇宙戦艦ヤマト」や「ゲッターロボ!」など、数多くの代表曲をもつアニソンシンガーのささきいさお(佐々木功)さんです

自分はひらがな表記の方が馴染みがあったので、初めは気付きませんでした

 

大川里美(cv.森功至)

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剛と同じくビーハイヴのメンバーでキーボード担当

周りからは"サミー"という愛称で呼ばれ、ビーハイヴの中でも剛と並ぶ人気です

剛とやっこが出会う前からやっこに気があり、お店に尋ねては赤いバラを渡すキザな男性でもあります

 


ここまで恋の三角関係として物語を動かす3人を紹介しましたが本作で最も魅力的なキャラクターが橋蔵ちゃんであります!

もうねぇ…橋蔵ちゃんが可愛すぎる!!

これだけ観る価値がある作品になっています!

 

加藤橋蔵(cv.三田ゆう子)

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剛の弟で同じアパートに住んでいます

飼い猫のジュリアーノとよく行動を共にして、やっこちゃんらがいるお好み焼き屋「まんぼう」に遊びにきます

 

元々『愛してナイト』の原作はやっこちゃんと剛ちゃんの恋愛を主軸に描かれている作品らしいのですが、アニメ版では橋蔵ちゃんとジュリアーノを主点に描かれています

それは何故か?…決まっています、橋蔵ちゃんが可愛いからです!

(恋愛模様だけだとドロドロし過ぎて低年齢層に観てもらえないという観点から、子どもである橋蔵ちゃんをメインにおき楽しい日常と共に描かれています)

 

橋蔵ちゃんの何が可愛いかというと、橋蔵ちゃんの話し方がホント可愛いのです!

「えっとねぇ、うんっとねぇ」という子どもらしい無垢な言葉使いがたまりません!

また橋蔵ちゃんは誰にでも礼儀正しい言葉選びをするのもポイントが高いです


パツパツに張ってプニプニしている足に心を射止められます(特に白いソックスで覆われた足首らへんは反則級です)

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あの太くて短い足で駆け寄ってくる橋蔵ちゃんを想像してみてください、最高じゃないですか?


橋蔵ちゃんは真面目ばかりではなく、時には不良になることもあります

私の大好きな回、第39話「ちびっこ天使のロック」ではサングラスをかけ不良になった橋蔵ちゃんが登場します

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剛ちゃんのことを「おう、アニキ」と不良っぽく呼び、汚い言葉遣いに叱られてやっこちゃんに甘える橋蔵ちゃんには(わりとまじな話)失神しかけました

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橋蔵ちゃんが不良っぽくなったのは橋蔵ちゃんなりにも色々と考えがあり、この回で色んな悪事を働きます

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どうして橋蔵ちゃんが不良になっしまったのかは、是非本編を観ていただけたらと思います

 

作品を盛り上げるビーハイヴの楽曲

愛してナイト』を語る上で外せないのが、剛ちゃんやサミーが所属するロックバンド「BEEHIVE(ビーハイヴ)」です

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「BEEHIVE(ビーハイヴ)」

ビーハイヴのヴォーカルは剛ちゃんであり、その歌声は剛ちゃんの声優である佐々木功(ささきいさお)さんではなく、本格派のシンガー・アイ高野さんが担当されています

アイ高野さんの魂のこもった歌声は、"アニメに登場する劇中バンド"という括りに留めておくのには勿体ない存在です(普通にカッコイイ楽曲ばかりです)

当時デビューしたばかりのチェッカーズにも劣らないパワーのある楽曲だと感じています

 
また"アイ高野&ビーハイヴ"という名義でEPレコード1枚・LPレコード2枚が発売されました

その為なのか、レコードの宣伝です!と言わんばかりに毎エピソードに一回はビーハイヴの楽曲が本編で流れます

 
そんなビーハイヴの楽曲なのですが、作品の展開とリンクするように新曲がドンドン出てくるのも大きな魅力です

ここで、素晴らしい楽曲達を紹介するぜぇ!

 

FREE WAY

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ビーハイヴの代表曲といえば、EPレコードのA面にも起用されている「FREE WAY」ではないでしょうか

作品序盤ではビーハイヴ絡みのシーンになると毎回のように本曲が流れます

こちらも聴いているうちに自然に曲が刷り込まれていき、洗脳に近い感じでビーハイヴLOVEへと導かれていきます

 

FIRE

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やっことの出会いにより剛が歌詞を書き上げ出来上がった楽曲であり、恋のすれ違いが起きている状況化で多く使われます

悲しげなキャラクターの心情を最大限に引き出し、波乱な恋の展開を演出してくれるもの本曲の素晴らしさでもあると感じます

またサビの歌詞をサブタイトルに使っている第36話「愛の炎・ファイヤー」では、数話の間に溜まり溜まったモヤモヤを吹き飛ばすココぞ!という最高のシチュエーションで流れます

 

BABY, I LOVE YOU

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少年マンガのような展開から生まれた楽曲であり、作品の盛り上がりが最高潮に達したシーンで披露されます

本曲はビーハイヴの集大成という位置付けにあり、本編で流れた時の風格がすごい!

特に楽曲名がサブタイトルになっている第29話「ベイビー・アイラブユー」では、情熱的なシーンに最高のカタチで流れます

(ちなみに本曲の作詞・作曲・編曲の全てをされたのは久石譲さんです)

 


ビーハイヴの話をしたからには作品後半で登場するライバル「Kiss relish(キッスレリッシュ)」についても紹介させていただきます

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オネェ言葉が特徴的なヴォーカル・シェラ(歌・Gakuro)が歌う「LET ME FEEL」はしっとりとしたバラード曲でありながら、シェラの愛の叫びが熱く伝わってきます


初めてこの曲が劇中で流れた時、私は横に寝ながら観ていたわけですよ

それがイントロが流れてキッスレリッシュの世界観が広がると次第に姿勢を正され、気づけば食い入るように聴き入っていました

本編内でも異彩を放つシェラとキッスレリッシュに注目してください!

 


ここまでビーハイヴとキッスレリッシュの楽曲を紹介してきましたが……

CD盤が発売されておらず、現在のメディアでは聴くことができません!

 

本編で洗脳するだけしておいて、買わせてくれないとはどういう事だよ‼︎


一応CD化はされているのですが、2005年発売されたDVDBOXの初回特典として完全復刻されたCDが封入されていたみたいです

いやいや…初回特典とかじゃなくて一般流通品として出してもみんな買いますよ、てか当時聴いていた人はもっと声を上げていきましょう!

というわけで、この記事はビーハイヴの素晴らしいを広める為と、CD盤発売への期待を込めて書いています(皆さんで声を上げていきましょう!)

 

 

荒木伸吾・姫野美智コンビの描く『愛してナイト

80年代のTVアニメ作品といえば、作画監督の違いでキャラクターのタッチに独特の魅力が生まれるのも楽しみの一つであります

作画の違いというのは本作からも感じ取ることができ、第10話からは「ベルサイユのばら」などでも有名なアニメーター荒木伸吾さん・姫野美智さんのコンビが参加されています

荒木さんと姫野さんのコンビといえば「ベルサイユのばら」の様な少女テイストの華麗なタッチから「聖闘士星矢」の様なイケメン美少年まで描かれ、70年・80年代の美形キャラを牽引してきたお二人であります

その為、お二人が参加された回は一気に華やかになり、荒木さんが作画監督(原画は姫野さん)をされた回は一目みればわかります

それは下町風情溢れる人情作品から西欧の風が流れる街並みを感じれる作品へと変貌するぐらい違います(「ベルサイユのばら」に引っ張られすぎでしょうか…)

荒木回の特徴は、他の作画監督より全体的に目が大きく、瞳の中がキラキラと輝くハイライトが美しく描かれています

キャラクターの造形も大きく変わり、少女マンガテイストが強く表れるデザインに変わっています

 

キャラクター別に紹介しましょう!

やっこちゃん

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お好み焼きの看板娘からパリの街で花売りをしている様な可愛い少女みたいになります(同一人物です)


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髪を染めた日本人ロックヴォーカルから外国人みたいな顔立ちに変わっています

そしてライブシーンも艶めかしくて色気がヤバイです

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(同一人物です!)


サミー

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これは完全に「ベルサイユのばら」に登場してオスカルと禁断の恋をする貴族の人ですよね

艶やかな髪の毛・潤んだ瞳など、まさに荒木・姫野コンビの魅力が最大限に生かされているがサミーでありますね((同一人物ですから!!)

 
荒木・姫野回は作画クオリティもよく、キャラクターに美しさが溢れて魅力的ではあるのですが、有難がってばかりいてはいけません

 

全体的な水準が高いのを理解した上で敢えて言うのが、橋蔵ちゃんのデザインはあまり好みではありません

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太めの幼児体形から変わり、シュとしてデザインになっています

しかし、先ほども話した私の大好きなプニプニとしたシルエットが生かされていません

申し訳ございませんが、荒木回では橋蔵ちゃんのデザインにときめくことはないです(ホントに申し訳ない)


あくまで個人的な好みの話であり、それぞれの作画監督の良さがあります

是非自分好みの絵柄を見つけてください

 

むすめ愛こそ、『愛してナイト』の真の魅力

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やっこちゃんの父・茂麿さん(cv.青野武)のむすめ愛についても語りたいと思います


茂麿さんは江戸っ子気質のがんこ親父であり、演歌を好み・ロックが大嫌いであります

剛のことも髪型が気に食わないらしく「ギンギラ火事頭」と呼び、やっこちゃんに悪い虫が付かないように嫌味を浴びせます

やっこちゃんが外へ出かけるたびに「車と若けぇ男には気をつけろ!」と釘を刺す、本作の中で最も手強い相手なのです

 

しかし、そこまでやっこちゃんを激愛するのにも理由があります

男手一つでやっこちゃんを育ててきた茂麿さん、父親とって娘はいつまで経っても小さい子供のままです

親のそばを離れて欲しくない父親の願いと、いつまでも子どもじゃないという自立していこうとする娘の心境が描かれています

本作はやっこちゃんの恋愛ストーリーにメインな作品ではありますが、茂麿さんとやっこちゃんの家族の絆を感じ取り、そそっかしい少女が成長して親元を巣立っていく過程にフォーカスをして観ることもオススメします

 

恋は突然 やってくる

愛してナイト』という作品は恋愛以外にも橋蔵ちゃんの可愛さ・ビーハイヴの楽曲のカッコよさなど、たくさんの魅力がある作品です

 

そして本作は、お好み焼き屋「まんぼう」という下町が舞台になったり、ビーハイヴの活動拠点である「ルース」というライブハウスがある都会が舞台になったりと2つの世界を行き来します

下町的な日常都会的な日常、交わらないようで繋がっている2つの世界から恋愛ストーリーを楽しめるのが本作の魅力のように感じます

 

それ以外にも、ドロドロとした女性の戦い・男の友情・友人の結婚など、まだまだ語り切れない魅力はありますが是非ご自身の目で確かめていただければと思います

 

恋は突然 やってくる、前触れもなく やってくる、本作を是非ご覧ください♪

 

現在、東映アニメーションミュージアム公式Youtubeチャンネルで第一話が無料配信されています!

興味ある方は是非ご覧ください!


【公式】愛してナイト 第1話「坊やと猫とキザな奴」

 

 

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 前回の【名作プレイバック】↓

80sanime.hatenablog.com

 

【謝罪】ブログ一周年🎉80年代アニメ視聴記録、晒します🙇‍♂️…

皆様おはこんばんちわ、SATAトミオです


4月に突入したことで周りの環境が少しずつ変化していく季節ではありますが、私の80年代アニメ推しは平常運転でございます


来たる4月7日は、当ブログが本格的なブログ活動を開始した一周年記念日であります

ガンダム40周年の記念日であった2019年4月7日に発起して、さまざまな記事を書いて1年間続けることができました

 

これまでに書いた記事は60件…自分で言うのもなんですが、よく続けているなと感じます

私の人生、やるぞ!と決めたことは初めの3ヶ月ぐらいはもつのですが、そこから失速していくのがパターンとなっています

始めた当初は今回もそんな感じに辞めるのだなと思っていたのですが…ブログを書くのがまぁー楽しいのです

ブログを書くようになって、80年代アニメについて語りたいという思いが増幅したり、また始める前よりも知りたいという知識欲が向上してきました

 

さらにそれは行動にも現れ、昨夏から福岡・神戸・島根と全国を巡回をしている『富野由悠季の世界』展にも遠征して観覧してレポート記事を書いています

展覧会などのイベント行事は好きで近郊であれば見に行っていましたが、【大阪→東京→島根→東京→大阪】のような無茶苦茶な旅をすることはありませんでした

完全にこれはブログを始めた影響です

80sanime.hatenablog.com


 

ブログ継続一周年を記念して当ブログでは、さらに新しい取り組みをしていきます

その新しい取り組みとは、、、当ブログ公式のFacebookの開設です!

 

カッコいい感じに言っていますが、ただFacebookを始めますという紹介です

ブログを始め、それを宣伝する為にTwitterを本格的に始動した一年前

Twitterでは色んな方と交流でき、さらに同世代の同じ趣味の方とたくさん出会えることができました

きっとTwitter以外にも同じ趣味の同志がいるのではと、まずはFacebookに進出する次第です

 


Facebookを始めるのにはもう一つ理由があります

はてなブログの仕様として記事の最後にFacebookのシェアボタンがあります

たまにそのカウントが入ったりしていて〔なんだろうな?〕と疑問に思い調べてみると、Twitterリツイートに近い効果があるらしいです(詳しくことは理解していませんが…)

前回投稿したアニメ雑誌に関する記事「【アニメ誌特集】80年代OVAを知りたければ『アニメV』を見よ📖 」を書きTwitter上で多くの方に反応をいただいたこともあり、本記事のFacebookシェア数が50を超えております

 

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つまり、私の記事はFacebookにも通じる!ということです

通じるというのはオーバーな言い方ですが、更に多くの方に見ていただける為にFacebookという未知なる世界へ進み、今後も精進していきたいと思います

 


ブログの更新情報やFacebookだけの投稿もしていきますので、Facebookのフォローお願いします

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80sanime.hatenablog.com

 

謝罪…私の80年代アニメ視聴記録を晒します

しかし、ブログ一周年を迎えるにあたり見ていただいている皆様には謝罪しなければならないことがあります…

 


ブログ名にもあるように、私は同じ平成世代の若い方に80年代アニメを伝えるという目的でブログを書いております

Twitter上でも80年代アニメの話題を多く取り上げ、さぞ詳しいであろう振る舞いをしていますが本当は…全然知りません!

本当に申し訳ございません!

 

タイトルは知っていても全話観ていない作品というのが多すぎて今まで声に出せませんでした(中には観ていると嘘をついたこともあります…ごめんなさい!)

恥ずかしさのあまり語ってこなかった私のアニメ遍歴…

ブログ一周年という節目に皆様への謝罪と共に、私が今までに観てきた80年代アニメ作品(全話視聴作品のみ)を公開したいと思います

80年代アニメ視聴記録(TV編)

 

1980年

伝説巨神イデオン(全39話)』

『坊ちゃん』

宇宙戦士バルディオス(全35話)』

あしたのジョー2(全47話)』

 
・『トライダーG7』や『鉄腕アトム』などは半分ぐらいは観ているのですが…全話視聴となるとこれだけに限定されます(恥ずかしい)

 

 1981年

最強ロボ ダイオージャ(全50話)』

『おはよう!スパンク(全63話)』

Dr.スランプ アラレちゃん(全243話)』

六神合体ゴッドマーズ(全64話)』

太陽の牙ダグラム(全75話)』


・はい、80年代アニメ好きのくせに『うる星やつら』を観れていない愚か者です(話数が多いから…←言い訳)

うる星やつら』はいつか時間をかけてでも全部観ることを心に誓っているタイトルです

そして『Dr.スランプ』を全話観ているというのは、ちょっとした自慢に感じています

 

 1982年

戦闘メカ ザブングル(全50話)』

『機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ(本編52話)』

超時空要塞マクロス(全36話)』

ときめきトゥナイト(全34話)』

さすがの猿飛(全69話)』


・『パタリロ!』『ミンキーモモ』などの有名タイトルを観れていないのも隠したいほど恥ずかしい事実であります

 

1983年

未来警察ウラシマン(全50話)』

聖戦士ダンバイン(全49話)』

愛してナイト(全42話)』

光速電神アルベガス(全45話)』

『みゆき(全37話)』

装甲騎兵ボトムズ(全52話)』

魔法の天使クリィミーマミ(全52話)』

『キャッツアイ 1期(全36話)』

機甲創世記モスピーダ(全25話)』

銀河漂流バイファム(全46話)』

『ナイン2 恋人宣言』


・80年代アニメの中でも1983年前後に製作された作品が一番好きなので、他の年に比べて多く観ています

しかし『キン肉マン』は悪魔超人編までしか観ていなかったり、『キャプテン翼』や『ストップ!!ひばりくん!』などのジャンプ原作アニメを観れていません

 

1984

超攻速ガルビオン(全22話)』

重戦機エルガイム(全54話)』

ビデオ戦士レザリオン(全45話)』

巨神ゴーグ(全26話)』

ガラスの仮面(全23話)』

アタッカーYOU!(全58話)』

ゴッドマジンガー(全23話)』

『ナイン 完結編』

機甲界ガリアン(全25話)』

超力ロボ ガラット(全25話)』

『キャッツアイ 2期(全37話)』

 
1984年のタイトルも好きな作品が多くて、現在も『スターザンS』や『ウイングマン』を視聴中であります(4月中旬からはdアニメストアで配信される『魔法の妖精 ペルシャ』を観ていきます)

 

1985年

機動戦士Zガンダム(全50話)』

ダーティペア(全26話)』

蒼き流星SPTレイズナー(全38話)』

ハイスクール!奇面組(全86話)』

 
・『タッチ』も80話あたりまで観て止まっており、ロボットアニメの中でも有名作品である『ダンクーガ』も観れていません(本当恥ずかしい)

 

1986年

ドラゴンボール(全153話)』

機動戦士ガンダムZZ(全47話)』

めぞん一刻(全96話)』

あんみつ姫(全51話)』

 
・『宇宙船サジタリウス』も数年前に途中まで観ていたのですが止まってしまいました(再視聴したタイトルであります)

現在はGYAOで配信中の『ワンダービートS』を視聴しております

 

1987年

機甲戦記ドラグナー(全48話)』

陽あたり良好!(全48話)』

きまぐれオレンジロード(全48話)』

シティーハンター(全51話)』

エスパー魔美(全119話)』

『赤き光弾ジリオン(全31話)』

 
・1987年に関しては主要なTVシリーズは観れているかなと感じます

ただ『ミスター味っ子』を途中までしか観れていなくて、一度30話ぐらいまで観たっきりで2年ぐらいたってしまってます

 

1988年

シティーハンター2(全63話)』

美味しんぼ(全136話)』


・自分が観ているタイトルを書き出していき、今回一番驚いたのが1988年であります

うわぁ、全然観ていない!これは恥ずかしい‼︎

『キテレツ』や『魔神英雄伝ワタル』などちょこちょこ観ているタイトルが多くある1988年、今後はこの年を強化的に視聴していく必要がありそうです

 

 1989年

魔動王グランゾート(全41話)』

ドラゴンボールZ(全291話)』

機動警察パトレイバー(全47話)』

シティーハンター3(全13話)』


・『ドラゴンボールZ』が中学生の頃のバイブルだった私、話数がこんなに多いのに何故か2周しています(その時間を他の作品に当てていればとちょっと思ったりします)

らんま1/2』や『YAWARA!』も途中まで観て止まっていますね

 

ちなみに20歳以前までに観た80年代アニメに絞るとこうなります(TVシリーズ限定)

 

・『Dr.スランプ アラレちゃん(全243話)』

・『戦闘メカ ザブングル(全50話)』

・『超時空要塞マクロス(全36話)』

・『聖戦士ダンバイン(全49話)』

・『機動戦士Zガンダム(全50話)』

・『ドラゴンボール(全153話)』

・『機動戦士ガンダムZZ(全47話)』

・『ドラゴンボールZ(全291話)』

自分が思っていた以上に観ている作品が少ないですね…

この結果を見ていただければ分かるように、自分は20歳を超えてから本格的に80年代アニメを観始めました

そこには動画配信サービスの普及し、使い始めた影響が大きく関係していると感じます

 

あと、ご覧になって気づいた方もいるかと思いますが、80年代の名作劇場アニメを全く観ていません

70年代だと『母をたずねて三千里』や『ペリーヌ物語』を観ていて苦手なジャンルではないのですが、不思議と観ていません

今後は80年代名作劇場アニメにも手を出していきたいと思います

 

一応、80年代の映画&OVAアニメ作品の視聴記録も紹介させていただきます

 

80年代アニメ視聴記録(映画&OVA編)

 

1980年

あしたのジョー

『地球へ・・・』


1981年

機動戦士ガンダム

『キャプテン』

機動戦士ガンダム哀・戦士編』

さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅

宇宙戦士バルディオス


1982年

『おはよう!スパンク』

機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』

コブラ

伝説巨神イデオン 接触篇』

伝説巨神イデオン 発動篇』


1983年

クラッシャージョウ

ザブングルグラフィティ』

チョロQダグラム

『ドキュメント太陽の牙ダグラム

『ナイン』


1984

超人ロック

『名探偵ホームズ 青い紅玉の巻/海底の財宝の巻』

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか


『魔法の天使 クリィミーマミ 永遠のワンスモア』


1985年

『ボビーに首ったけ』

メガゾーン23

幻夢戦記レダ

吸血鬼ハンターD


銀河漂流バイファム 消えた12人』

『魔法の天使 クリィミーマミ ロング・グッドバイ

銀河漂流バイファム ケイトの記憶涙の奪回作戦‼︎』

『戦え‼︎イクサー1(全3話)』

ドリームハンター麗夢 惨夢、甦る死神博士

ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎』


1986年

タッチ 背番号のないエース

メガゾーン23 PARTⅡ 秘密く・だ・さ・い』

プロジェクトA子

天空の城ラピュタ

『名探偵ホームズ ミセス・ハドソン夫人人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦の巻』

『11人いる!』

タッチ2 さよならの贈り物

『時空の旅人』


ドリームハンター麗夢Ⅱ 聖美神 学園の妖夢

蒼き流星SPTレイズナー ACT-Ⅲ 刻印2000』


1987年

ダーティペア

『タッチ3 君が通り過ぎたあとに』


ドリームハンター麗夢Ⅲ 夢隠 首なし武者伝説』

重戦機エルガイムフルメタル・ソルジャー』

プロジェクトA子 大徳寺財閥の陰謀』

ダーティペア OVAシリーズ(全10話)』

 

1988年

銀河英雄伝説 わが征くは星の大海』

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

『映画 ドラえもん のび太のパラレル西遊記

火垂るの墓

AKIRA

陽あたり良好! KA・SU・MI 夢の中に君がいた』


聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler DUNBINE(全3話)』

機動警察パトレイバー OVAシリーズ(全6話)』

六神合体ゴッドマーズ 十七歳の伝説』

プロジェクトA子3 シンデレラ・ラプソディ』

吸血姫美夕(全4話)』

トップをねらえ!(全6話)』

1ポンドの福音

銀河英雄伝説 本伝(全110話)』


1989年

ヴイナス戦記

シティーハンター 愛と宿命のマグナム』

機動警察パトレイバー the Movie

ドラゴンボールZ


機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争(全6話)』

プロジェクトA子 完結編』

OVA作品も全然観れていないです…

もっと観ていかなければと思わされる次第です

 

 ブログ二年目、更に精進してまいります!

今回、これまでの80年代アニメ遍歴を公開したのは、いかに自分がまだまだ勉強中である身だと公表する為であります

知識ばかりを蓄えてばかりで中身を知らない25歳の若造であるということです

しかし、それは現時点での話です

昨年も様々な作品を観て、80年代アニメへの愛を深めてきました

80sanime.hatenablog.com

80sanime.hatenablog.com

そして今回の記事を書いたことで、自分がまだまだ未熟な存在であることも再認識できましたし、もっとたくさんの作品を知りたいという欲も膨れ上がってきています


 

二周年目に突入にする当ブログ

もちろん今後も継続していく所存でございますし、新しいことにもドンドン足を踏み入れていきたいと思っています

80年代OVA作品の視聴数が少ないので、まずはLD(レーザーディスク)を観れる環境を整えていきたいです

 

今のご時世、色々深刻な時期ではありますが自分が好きなモノにはとことん愛をもって接して、またその素晴らしさをたくさんの方に伝えていければと思っています

 

そんな2年目の当ブログ『80年代アニメを知りたい!伝えたい!』を宜しくお願いします!!

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🌟-前回の記事-🌟

【アニメ誌特集】80年代OVAを知りたければ『アニメV』を見よ📖

どうも、『富野由悠季の世界』青森会場が延期になり生きる希望を失いかけているSATAトミオです


新型コロナウィルスの感染拡大を考慮しての延期…初の東日本での開催であった青森会場を安心してより多くの方に観覧していただく為にも延期という決断は正しいと感じます

むしろ中止でなく、延期であったことにホッとしております

しかし延期の影響は大きく、私自身『富野由悠季の世界』青森会場の魅力を紹介するブログ記事を書いて公開する準備をしていましたが延期になったことで幻の記事となってしまいました…

 


突如ブログネタが無くなり困っていた私…

そこで急遽、Twitterでブログネタを募集させていただきました

 

そして投票の結果【当時のアニメ雑誌・ムック本の紹介】が選ばれた訳です

投票・反応していただいた方、ありがとうございました


とういうわけで今回は80年代アニメ雑誌について書いていきたいと思います


現在、80年代アニメ雑誌を集めている私

まず始めに2020年の令和2年になぜ80年代当時のアニメ雑誌を集めているのかという事を書いていきます

 

20代の私が80年代アニメ雑誌を集めるワケ…

私は、自分と同世代やそれよりも下の次世代に80年代アニメを伝える為にブログ活動などをしております

しかし伝えると言っておきながら80年代アニメに関する知識は乏しく、またネット上だけでは調べるのにも限界を感じる思いがありました

やはり、当時のことは当時のメディアから…

当時の匂いというのは当時のモノからしか感じられないと思い、80年代アニメ雑誌を集め始めました

(以前アニメ雑誌の事を書いた記事がこちら↓)

80sanime.hatenablog.com

まぁそれっぽい理由を書きましたが、単に80年代アニメをもっと詳しく知りたい!というそれだけの話です

これはわりとポピュラーな考え方で、Twitterで仲良くさせていただいている同世代の若い方の中にも3人に1人ぐらいは昔のアニメ雑誌を所持しています

 


まんだらけなどのアニメ関係のショップやネットオークションなどで購入・収集をしていて、現在の80年代アニメ雑誌所持数は163冊となっています!

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…今回初めて自分の所持しているアニメ雑誌を数えてみたわけですが、想像していたよりも多くて何故か震えています

内訳

アニメージュ』27冊

『ジ・アニメ』20冊

『マイアニメ』30冊

アニメディア』37冊

アニメック』24冊

『アニメV』25冊

計163冊


163冊所持しているといっても『月刊OUT』や『ニュータイプ』もまだ手に入れることができていませんので、もちろん今後も増えていくことでしょう(問題は置き場所ですね…)


最終的には80年代に発刊されたアニメ雑誌をコンプリートするのが目標です(道のりは長いですが…)

 


ここまで80年代アニメ雑誌の所持事情をお話ししましたが、では25歳の若造は何のためにアニメ雑誌を買うのかというのを簡単なポイントに分けてお話しします

 

・当時の作品の注目度・評価を知る

80年代アニメ雑誌を集める意味の50%ぐらいはこれにあたります

今の評価と当時の評価というのは決してイコール関係あるわけではございません

特に当時の人気が凄いと感じるのが『超力ロボ ガラット』です

前年に放送されていた『銀河漂流バイファム』の人気が凄かったのか同じキャラクターデザイナー芦田豊雄さんを起用したこともあり『超力ロボ ガラット』を特集にした雑誌がすごく多いこと

雑誌の表紙傾向などで、すごく期待されたタイトルであったのだなと感じさせられます

こういうことはやっぱり当時の雑誌を手にしなければ分からないことでしょう

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・インタビューなどで当時の考えを知る

監督のインタビューはもちろん、当時の作画監督や演出家さんのインタビューも載っているというのは大変読みがいがあるものです

特に自分が手がけた過去の作品をよく失敗作だとコメントする富野由悠季監督のインタビューなんかは、一貫性がありながらも現代の批評とは違う観点で語られていますのでそういったところをニヤニヤしながら見ています

 

・当時のイベント情報を知る

80年代アニメ雑誌を読んでいて一番面白いと言っていいのがコレです!

例えばアニメ作品のPRの為に全国各地で開催されるアニメイベントのレポートとかはすごく見ていて目頭が熱くなります

声優さんのトークイベントやセル画のプレゼントなど、いろんな催し物があり自分も当時会場にいたらどんな風に楽しんだであろうと空想の世界を旅する時があります

特に惹かれるのが『アニメトピア』

ラジオ大阪で放送されていた声優によるラジオ番組

初代パーソナリティの麻上洋子さん・吉田理保子さんを始め、二代目パーソナリティの田中真弓さんや島津冴子さんなど、女性声優さんのラジオ番組としても先駆け的な番組であり当時を知らない自分としてはめちゃくちゃ惹かれます

そういった公開収録にはどんなことをしても行けませんのでイベントレポートなどはすごくありがたいと思いながら読んでいます(いつか『アニメトピア』についても書いてみたいですね)

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・企画段階の仮タイトルが見れる

これぞアニメ雑誌を読む意味というのが放送前の作品の仮タイトルであります

現在、当たり前ように動画配信サービスで観られている作品にも企画段階があり、そこから何回も変わって今ある形として語られている訳です

それの変わっていく過程を追うことができるのがアニメ雑誌です

例えば、『超時空要塞マクロス』のスタッフが多く参加したとして80年代OVA作品の大ヒット作品として知られている『メガゾーン23

本作は何回も作品のタイトルを変えて現在の『メガゾーン23』という正式なタイトルに決まったわけです

ビデオ発売前のジ・アニメ1984年10月号では「オメガゾーン23として紹介されていました

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こういった企画段階の流れをWikipediaなどのネット情報で知るだけではナンセンスな気がしませんか?

 

80年代OVAの宝庫『アニメV』

紹介したいアニメ雑誌はたくさんあるのですが、今回は今一番力を入れて収集している『アニメV』を紹介したいと思います


『アニメV』とはーー1985年に『アニメディア』の姉妹誌として創刊され、のちに月刊された雑誌です

OVA作品が増え始めていた当時、それらのリリース情報などを紹介する〈OVA専門雑誌〉

として人気を博していたとされています

しかし90年代に突入するとTVアニメの作品本数が増えたことによりオリジナルのOVA作品が減少し、1998年に休刊しました

 

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現在所持している『アニメV』25冊を並べて写真を撮ってみたのですが…我ながら壮観な眺めに30分ほど凝視しておりました(しかし照明下に長時間晒すのは良くないので、スムーズに片付け)

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そもそもOVAというのは、80年代当時は【OAV(オリジナル・アニメ・ビデオ)】と呼ばれていました

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それがなぜOVAという表記に変わったかというと、AV(オーディオビジュアル)機器への配慮や、オスとメスの営みを収めたAV(アニマルビデオ)のイメージから変更したと言われています

 

そんな80年代OVAの記事満載の『アニメV』の魅力を語っていきたいと思います

 

視覚情報はイラストから

80年代OVAとは底無し沼のような未知の世界です

2018年に「オリジナルビデオアニメ(OVA) 80’s テープがヘッドに絡む前に」という80年代OVAを細かく取り上げた本が発売されましたが…絵がない!

人間の視覚情報というのは画像の方が残りやすいのは当然のこと、250以上もの作品を素晴らしく細かいレビューをされていますが絵がほとんどないので記憶に残りづらいのです

その為、名前は聞いたことあるけど画像を見て〔こんな作品だったの⁉︎〕と思うこともありますし、逆にパッケージ画像を見て作品に惹かれるということもあるわけです

 
そこで登場するのが『アニメV』

80年代OVA作品の情報がギッチギチに詰まっており、カラーで作品のカット画像がババーン!と大きく載っています

これぞ当時のアニメ雑誌を手にする意味!

もうね、知らない作品だらけで笑えてきますよ

しかし、そういった刺激が新たな作品への出会いとなるのです

 

当時のムフフな作品拝める貴重な雑誌

『アニメV』といえばムフフな作品もチラッと載っていてるアニメ雑誌であります

掲載方法も袋綴じという実にいかがわしさを掻き立てられる仕様であり、好奇心に訴えかけてくるものがあります

(一応言っておきますがそういった作品をやらしい目で観ていませんからね、純粋な映像作品として興味があるだけなんだからね、勘違いしないでよね)

しかし私が持っている『アニメV』は前オーナーが僧侶だったのでしょうか?未開封のものが多く、今更開封する気もないのですが見れないと思うと見たくなるのか人間の心理であります

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又野ユカルさんの書くファンアート

80年代の『アニメV』で取り扱っているのは80年代OVA作品であり、それに関する作品の読者から募集したイラストがたくさん掲載されています

今ではTwitterやpixivでイラストを投稿して手軽に見れるわけですが、80年代のタッチでイラストが拝めるのはアニメ雑誌の魅力

特に80年代OVA作品のイラストとなると中々お目にかかれるものではありません

その中でも私は、又野ユカルさんの書くイラストが好きで『アニメV』を買うと毎回探してしまいます(30年前の雑誌のペンネームだから名前は出してもいいよね?)

1987年9月号に載っていたキャミソールを着たセクシーなイクサー1のカラーイラストがめちゃくちゃ美しいのです

本当に30年前に描かれたのかというぐらい色の使い方が今風で、柔らかくもキリッとしたタッチに驚かされました


…ファンアートなので掲載できないのにこの熱さ…私の異常な熱意が伝わっているか不安なのでこの辺にしておきます(興味ある方は是非、1987年9月号の83Pをご覧ください!)

 

80年代アニメ雑誌はおもちゃ箱

今回『アニメV』に関して書いていきましたが、80年代のアニメ雑誌は奥が深い世界であります

『グロービアン』『BREAK・TIME (ブレーク・タイム) 』などまだまだ知られざる実態を秘めた雑誌がございます

『BREAK・TIME (ブレーク・タイム) 』は〈アニメスタッフが作る業界誌〉という触れ込みで発刊されていますが、何年に創刊されて何号出たかも把握できていないので情報求ム!という状態です…


80年代アニメ雑誌というのは私からしおもちゃ箱のような存在なのです

好きな作品をファン同士が語り合い、新作アニメの情報をワクワクするような文と構成で届けてくれる雑誌…当時を知らない自分のような若者を80年代の世界へと繋げてくれるメディアであります

雑誌の中にある空気感というのは、何年経とうが損なわれることがないのです

そして何より新たな発見をくれるということです

調べごとをするならネットで検索してみる方が、最短でたどり着き便利かもしれません

しかし、そこに当時の熱さを感じることはできません

遠回りしていろんな情報に触れることで、新たな発見を繰り返してまた新たな疑問にたどり着く

そういった出会いを愛おしく感じ、大事にしていければと思います

 


まだまだ紹介したいことはたくさんありますが、またアニメ雑誌を収集してストックが溜まったところで紹介できればと思います

 


ダラダラと長い文になってしまった記事を読んでいただきありがとうございました!

 
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